JPS61270132A - 成形型装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、可動型に付着さゼた状態で固定型から抜出し
た成形品とスプール部分とを一段の押出し動作により可
動型から抜出すことができるように改良した成形型装置
に関する。

［発明の技術的背景］ 例えばプラスチック成形型装置においては、成形機のノ
ズルから射出される樹脂をスプールを通じてキャビティ
内に注入して成形するようにしている。そして、成形後
の型開き時、上記スプール内で固化したスプール樹脂を
成形品と共に可動型に付着させた状態で固定型から抜出
し、次の成形に際してスプール樹脂を固定型から手作業
で扱出す手間を省略できるようにしている。

このようなものにおいて、成形品の可動型からの抜き出
しをストリッパプレートにより行なうようにしたものが
あるが、このものではスプール樹脂がストリッパプレー
トに付着しているため、成形品を可動型から抜出すため
のストリッパプレートの動作によってはスプール樹脂を
ストリッパプレートから抜き出すことはできない。この
ため、従来では、例えば押出し機構を二段動作させ、第
一段目の押出し動作によりストリッパプレートを動作さ
せて成形品を可動型から抜き出し、第二段目の押出し動
作により押出しピンを動作さゼてスプール樹脂をストリ
ッパプレートから押出すようにしていた。

［背景技術の問題点］ しかしながら、上記従来構成では、ストリッパプレート
と押出しピンとを順に動作させねばならないから、成形
型の構造が複雑化し、また全体の押出しストロークが長
くなって成形型が大形化する。

［発明の目的］ 本発明は、成形品及びスプール樹脂をストリッパプレー
トの一段の押出し動作及びその戻り動作により抜出すこ
とができる成形型装置を提供するにある。

［発明の概要］ 本発明は、型開き時にスプール内で固化したスプール樹
脂を成形品と共に可動型に付着させた状態で固定型から
抜出ずべく、ストリッパプレートに固定型と協働してス
プールの一部を形成する凹部を形成したものにおいて、
可動型の型本体にストリッパプレートを挿通して凹部内
に臨む押しピンを固定すると共に、この押しピンの先端
部に凹陥部を形成し、型開き侵：型本体から離反するス
トリッパプレートの押出し動作により成型品を可動型の
成形部から扱出すと共に、スプール樹脂のうち押しピン
の凹陥部によって形成された突起を凹陥部から抜出し、
その後のストリッパプレートの戻り動作により突起を押
しピンの先端面に当接させてスプール樹脂を凹部から抜
出すようにしたことを特徴とするものである。

［発明の実施例］ 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。型閉
め状態で示す第１図において、１は成形機の固定側取付
板２に固定された固定型、３は成形機の可動側取付板４
に設けられ固定型１からパーティングラインＰＬを境に
して分離可能な可動型である。固定型１には成形部とし
ての凹所５が形成されていると共に、後述するキャビテ
ィＡ内に成形機のノズル（図示せず）から射出される樹
脂を供給するスプール６及びゲート７が形成されている
。一方、可動型３において、８は二枚の板から構成され
可動側取付板４にスペーサ９を介して連結固定された型
本体であり、これには固定型１の凹所５とで成形品Ｂを
成形するためのキャビティＡを形成する成形部としての
入子型１０が固定されている。１１はストリッパプレー
トで、これは型本体８の固定型１側に位置するようにし
て型本体８に取付けられたガイドピン１２に移動可能に
支持されていて、型締め状態では固定型１と直接接触し
ている。尚、入子型１０はストリッパプレート１１に形
成した孔１３を貫通して固定型１側に突出しており、そ
のストリッパプレート１１の孔１３の周縁部がキャビテ
ィＡ内に臨んでいる。１４は二枚の板を結合して構成さ
れた押出板で、これは可動側取付板４と型本体８との間
に配置されており、型本体８に移動自在に挿通支持され
ストリッパ、プレート１１に連結されたリターンピン１
５に取付けられている。１６は型開ぎ後に押出板１４を
押圧する押出しロッドで、油圧シリンダ等によって駆動
される。１７は型本体８とストリッパプレート１１との
間に設けられ該ストリッパプレート１１を押出しロッド
１６による押圧方向とは反対の戻し方向たる可動側取付
板４側に向けて付勢する圧縮ばねである。

而して、１８は固定型１と直接接するストリッパプレー
ト１１に形成した凹部で、この四部１８は固定型１と協
働して前記スプール６の一部を形成するためのものであ
る。１９は型本体８に固定された押しピンで、この押し
ピン１９はストリッバブレート１１に１！１部１８に連
通して形成された貫通孔２０に摺動可能に挿入され、凹
部１８内に臨んでいる。そして、この押しピン１９の先
端部にはスプール６に連なるテーバ穴状の凹陥部２１を
形成している。

次に上記構成の作用を説明する。第１図に示すように型
閉めした状態で、溶融樹脂を成形機の図示しないノズル
から射出する。射出された樹脂はスプール６を通じてゲ
ート７からキャビティＡ内に注入され、やがて固化して
成形品Ｂとして成形される。これと同時にスプール６か
らゲート７までの間に充満した樹脂も固化しく以下これ
をスプール樹脂Ｃという）、且つこのスプール樹脂Ｃの
図示下部には押しピン１９の凹陥部２１によって突起り
が形成される。成形後、可動側取付板４が図示下方に移
動する型開きが行われ、この型開きにより、成形品Ｂが
入子型１０に付着したままの状態で固定型１の凹所５か
ら抜き出されると共に、スプール樹脂Ｃもその一部がス
トリッパプレート１１の四部１８内に嵌合していること
及び下部の突起りが押しピン１９のテーバ穴状凹陥部２
１に嵌合していることによってストリッパプレート１１
に付着したままの状態で固定型１から抜出される。この
ときスプール樹脂Ｃのゲート部分は固定型１からこじる
ように抜出されることによりゲート７部分で切断される
。

さて、上述の型開きが終了すると、次に押出しロッド１
６が図示上方に進出して押出板１４を押圧する。すると
第２図に示すように押出板１４が図示上方に移動し、こ
れと一体内にストリッパプレート１１が上方に移動し、
成形品Ｂの下端周囲部を押圧して入子型１０から抜き外
すと共に、スプール樹脂Ｃの突起りが押しピン１９のテ
ーバ状凹陥８１１２１から弾性変形強制的に抜出され、
そして成形品Ｂは所定の部所に落下貯留される。このよ
うにして成形品Ｂが入子型１０から央き出されると、押
出しロッド１６が侵返しこれに伴って押出板１４及びス
トリッパプレート１１が圧縮ばね１７のばね力により戻
り方向たる図示下方に移動する。そして、このストリッ
パプレート１１の戻り移動により、スプール樹脂Ｃの突
起りが貫通孔２０内を相対的に図示上方に移動してくる
押しピン１９の先端面に第３図のように当接し、この後
のストリッパプレート１１の戻り移動に５り突起りが押
しピン１９に押圧されてスプール樹脂Ｃの下部がストリ
ンパプレート１１の凹部１８から抜出され、スプール樹
脂Ｃがストリッパプレート１１から落下する。

このようにストリッパプレート１１の図示上方への一段
の押出し動作により成形品Ｂが入子型１０から抜出され
、その後のストリッパプレート１１の戻り動作によりス
プール樹脂Ｃがストリンパプレート１１の凹部１８から
抜き出されるので、二段の押出し動作をさせずとも済み
、それだけ型及びその駆動装置の構造が簡素化されると
共に、押出板１４のストロークが短くて済むので型の大
形化、複雑化を避けることができる。

尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定される
ものではなく、例えば押しピンの先端部に形成する凹陥
部としてはテーバ状或いは穴形状に限らず、要は凹陥部
から抜出たスプール樹脂の突起がストリッパプレートの
戻り動作により再度凹陥内に入らなければよく、またプ
ラスチック用の成形型装置に限らずアルミダイキャスト
用の成形型装置に適用してもよい等、要旨を逸脱しない
範囲で種々変更して実施することができるものである。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明は、ストリッパプレートの押
出し動作により成形品を可動型から抜出し、そのストリ
ッパプレートの戻り動作によりスプール樹脂を可動型か
ら抜出すことができるので、従来とは異なり複数段の押
出し動作とせずども済　　　　□むという優れた効果を
奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は型開め
状態で示す縦断面図、第２図はストリッパプレートの押
出し動作状態で示す縦断面図、第３図はストリッパプレ
ートの戻り動作状態で示す縦断面図である。 図中、１は固定型、３は可動型、５は凹所（成形部）、
６はスプール、８は型本体、１０は入子型（成形部）、
１１はストリッパプレート、１４は押出板、１６は押出
しロッド、１７は圧縮ばね、１８は凹部、１９は押しピ
ン、２１は凹陥部、Δはキャビティ、Ｂは成形品、Ｃは
スプール樹脂、Ｄは突起である。 出願人　　株式会社　　東　　芝 第１図 嬉　２　図 Ｉ＃！３　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、固定型及び可動型から成り、成形機のノズルから射
   出される成形用材料をスプールを通じて両型の成形部に
   より形成されたキャビティ内に注入して成形品を成形す
   ると共に、前記可動型を、前記成形部を有した型本体と
   、この型本体の固定型側に位置して設けられ型閉め時に
   固定型と直接接するストリッパプレートとから構成し、
   型開き時に前記スプール内で固化したスプール樹脂を成
   形品と共に可動型に付着させた状態で固定型から抜出す
   べく、前記ストリッパプレートに固定型と協働して前記
   スプールの一部を形成する凹部を形成したものにおいて
   、前記型本体にストリッパプレートを挿通して前記凹部
   内に臨む押しピンを固定すると共に、この押しピンの先
   端部に凹陥部を形成し、型開き後、型本体から離反する
   ストリッパプレートの押出し動作により成型品を可動型
   の前記成形部から抜出すと共に、スプール樹脂のうち押
   しピンの凹陥部によって形成された突起を凹陥部から抜
   出し、その後のストリッパプレートの戻り動作により突
   起を押しピンの先端面に当接させてスプール樹脂を凹部
   から抜出すようにして成る成形型装置。