JPH11333891A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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Publication number
JPH11333891A
JPH11333891A JP14175098A JP14175098A JPH11333891A JP H11333891 A JPH11333891 A JP H11333891A JP 14175098 A JP14175098 A JP 14175098A JP 14175098 A JP14175098 A JP 14175098A JP H11333891 A JPH11333891 A JP H11333891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
mold
undercut
molding
straight
Prior art date
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Pending
Application number
JP14175098A
Other languages
English (en)
Inventor
Reijiro Torii
礼二郎 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP14175098A priority Critical patent/JPH11333891A/ja
Publication of JPH11333891A publication Critical patent/JPH11333891A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】成形品のアンダーカット部を直上げブロックよ
り容易に離型させ、成形品の取り出しを容易にする射出
成形用金型を提供することを目的としてなされたもので
ある。 【解決手段】直上げブロック12に、突き出し方向と略
直交する方向のキャビティ内に突出するアンダーカット
部成形部121が設けられるとともに、アンダーカット
部成形部121の突出方向と同一方向に進退自在な離型
ブロック122が設けられ、直上げブロック12の突き
出し時には、離型ブロック122が可動型本体11の規
制から開放されてスプリング123の力により離型ブロ
ック122が成形品の端部を押圧してアンダーカット部
を前記アンダーカット部成形部121から抜くように進
出し、直上げブロック12の後退時には、離型ブロック
122が可動型本体11に規制されてスプリング123
を圧縮するように後退すようになされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンダーカット部
を有する成形品を製造可能な射出成形用金型に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】成形品のアンダーカット部を離型する金
型構造は、図4及び図5に示したように、突出板eが図
面情報に移動する際に、傾斜コアbが成形品cのアンダ
ーカット部dから離れていくようにした傾斜コア構造が
一般的であるが、作動構造が複雑で、コストも比較的に
高いという問題点がある。又、図6に示すように、成形
品gが袋状形状で傾斜コア構造が作動するスペースが確
保できない場合には、成形品gのアンダーカット処理が
不可能であるという問題点がある。その場合、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン等のオレフィン系樹脂の成形品で
は、図7に示すように、突出板i内に直上げブロックh
を設けた直上げブロック構造の金型を用い、図8に示す
ように、突出板iの移動時に直上げブロックhにより成
形品jを突き上げた後、図9に示すように、吸盤nにて
成形品jの頂部を引っ張ると共に、フックpにてその端
部をこじ上げるようにして、アンダーカット部kを直上
げブロックhの突起qから離型する方法もある。このよ
うな製品を無理に離型する構造は簡単で、コストは比較
的低い。しかし、アンダーカット部kの端末が変形する
という問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解消するためになされたもので、成形品のア
ンダーカット部を金型より容易に離型させ、成形品の取
り出しを容易にする射出成形用金型を提供することを目
的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形用金型
は、固定型と可動型とからなり、閉型時に両者間にキャ
ビティが形成される射出成形用金型であって、前記可動
型が開型時に可動型本体から突き出し及び後退可能な直
上げブロックを備えたものからなり、該直上げブロック
に、突き出し方向と略直交する方向のキャビティ内に突
出するアンダーカット部成形部が設けられるとともに、
該アンダーカット部成形部の突出方向と同一方向に進退
自在な離型ブロックが設けられ、該直上げブロックの突
き出し時には、前記離型ブロックが前記可動型本体の規
制から開放されてスプリングの力により前記離型ブロッ
クが成形品の端部を押圧してアンダーカット部を前記ア
ンダーカット部成形部から抜くように進出し、該直上げ
ブロックの後退時には、前記離型ブロックが前記可動型
本体に規制されて前記スプリングを圧縮するように後退
するようになされている。
【0005】成形品材質は、ポリプロピレン、ポリエチ
レン等の弾性の高いオレフィン系樹脂が好適に用いられ
る。
【0006】
【作用】本発明は、直上げブロックに、突き出し方向と
略直交する方向のキャビティ内に突出するアンダーカッ
ト部成形部が設けられるとともに、該アンダーカット部
成形部の突出方向と同一方向に進退自在な離型ブロック
が設けられ、該直上げブロックの突き出し時には、前記
離型ブロックが前記可動型本体の規制から開放されてス
プリングの力により前記離型ブロックが成形品の端部を
押圧してアンダーカット部を前記アンダーカット部から
抜くように進出し、該直上げブロックの後退時には、前
記離型ブロックが前記可動型本体に規制されて前記スプ
リングを圧縮するように後退するようになされているこ
とにより、成形品のアンダーカット部を離型ブロックが
スプリングの力により押圧して、直上げブロックより強
制的に離型させ、成形品の取り出しを容易にする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図1は、本発明の射出成形用金型の一
例の成形品を成形した後の状態を示した断面図。図2
は、図1の射出成形用金型の可動型本体より直上げブロ
ックを突き出した状態を示した要部断面図、図3は、本
発明の射出成形用金型の直上げブロックの断面図であ
る。本発明の射出成形金型は、固定型と可動型とからな
り、閉型時に両者間にキャビティが形成されるものから
なる。
【0008】図1に示したように、可動型1は可動型本
体11から直上げブロック12が突出し板13にて突き
出し及び後退可能に設けられたものからなる。
【0009】直上げブロック12には、その突き出し方
向と略直交する方向のャビティ内に突出するアンダーカ
ット部成形部121が設けられ、アンダーカット部成形
部121の突出方向と同一方向に進退自在に離型ブロッ
ク122が設けられている。
【0010】図3に示したように、直上げブロック12
は、離型ブロック122の進出時には、離型ブロック1
22の後端板がストッパーの役割をはたして、離型ブロ
ック122の後退時には、その後端板がスペーサー12
5をスプリング押さえ板124との間に挟着するように
して停止することになる。
【0011】又、離型ブロック122は、直上げブロッ
ク12を後退させることにより、可動型本体11に規制
されてスプリング123を圧縮するように後退するよう
になされている。
【0012】図2に示したように、直上げブロック12
が突き出された状態では、離型ブロック122が可動型
本体11の規制から開放されて、スプリング123の力
により離型ブロック122が成形品2の端部を押圧し
て、アンダーカット部21をアンダーカット部成形部2
11から抜くように進出する。従って、成形品2のアン
ダーカット部21の端末部分がだれたりすることなく、
成形品2の離型が容易となり、吸盤等の小さな吸引力の
みで、成形品2の取り出しが可能となる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上記のようになされているの
で、直上げブロック構造で、アンダーカット部端末がだ
れる事なく成形品の離型が出来、成形品の取り出しが吸
盤の吸引力のみで可能となり、取り出し構造が簡単とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形用金型の成形品を成形した後
の状態を示した要部断面図。
【図2】本発明の射出成形用金型の可動型本体より直上
げブロックを突き出した状態を示した要部断面図。
【図3】本発明の射出成形用金型の直上げブロックの断
面図。
【図4】従来の傾斜コア構造の金型を説明する断面図。
【図5】図4に示す金型の成形品の離型状態を説明する
断面図。
【図6】製品の形状袋状になっている時のアンダーカッ
ト処理が不可能な状態を説明する断面図。、
【図7】従来の直上げブロック構造の金型の例を説明す
る断面図。
【図8】図7に示す金型を用いて、アンダーカット部を
有する成形品を成形する工程を説明する断面図。
【図9】図7に示す金型を用いて、アンダーカット部を
有する成形品を成形する工程を説明する断面図。
【図10】図7に示す金型を用いて、アンダーカット部
を有する成形品を成形する工程を説明する断面図。
【符号の説明】
1 可動型 2 固定型 3 成形品 11 可動型本体 12 直上げブロック 121 アンダーカット部成形部 122 離型ブロック 123 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定型と可動型とからなり、閉型時に両
    者間にキャビティが形成される射出成形用金型であっ
    て、前記可動型が開型時に可動型本体から突き出し及び
    後退可能な直上げブロックを備えたものからなり、該直
    上げブロックに、突き出し方向と略直交する方向のキャ
    ビティ内に突出するアンダーカット部成形部が設けられ
    るとともに、該アンダーカット部成形部の突出方向と同
    一方向に進退自在な離型ブロックが設けられ、該直上げ
    ブロックの突き出し時には、前記離型ブロックが前記可
    動型本体の規制から開放されてスプリングの力により前
    記離型ブロックが成形品の端部を押圧してアンダーカッ
    ト部を前記アンダーカット部成形部から抜くように進出
    し、該直上げブロックの後退時には、前記離型ブロック
    が前記可動型本体に規制されて前記スプリングを圧縮す
    るように後退するようになされていることを特徴とする
    射出成形用金型。
JP14175098A 1998-05-22 1998-05-22 射出成形用金型 Pending JPH11333891A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14175098A JPH11333891A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 射出成形用金型

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JP14175098A JPH11333891A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 射出成形用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11333891A true JPH11333891A (ja) 1999-12-07

Family

ID=15299334

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14175098A Pending JPH11333891A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 射出成形用金型

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JP (1) JPH11333891A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7713603B2 (en) 2005-10-28 2010-05-11 Vitec, Llc Molded article method, and apparatus for providing an undercut molding feature in a mold tool

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7713603B2 (en) 2005-10-28 2010-05-11 Vitec, Llc Molded article method, and apparatus for providing an undercut molding feature in a mold tool

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