JP3241933B2 - 中空成形品の成形方法及びそれに用いられる金型 - Google Patents

中空成形品の成形方法及びそれに用いられる金型

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JP3241933B2
JP3241933B2 JP13988894A JP13988894A JP3241933B2 JP 3241933 B2 JP3241933 B2 JP 3241933B2 JP 13988894 A JP13988894 A JP 13988894A JP 13988894 A JP13988894 A JP 13988894A JP 3241933 B2 JP3241933 B2 JP 3241933B2
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0053Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
    • B29C45/006Joining parts moulded in separate cavities
    • B29C45/0062Joined by injection moulding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/50General aspects of joining tubular articles; General aspects of joining long products, i.e. bars or profiled elements; General aspects of joining single elements to tubular articles, hollow articles or bars; General aspects of joining several hollow-preforms to form hollow or tubular articles
    • B29C66/51Joining tubular articles, profiled elements or bars; Joining single elements to tubular articles, hollow articles or bars; Joining several hollow-preforms to form hollow or tubular articles
    • B29C66/54Joining several hollow-preforms, e.g. half-shells, to form hollow articles, e.g. for making balls, containers; Joining several hollow-preforms, e.g. half-cylinders, to form tubular articles

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂製の中空成形
品を成形する方法とそれに用いられる金型に関するもの
で、特に、射出成形機による中空成形品の成形方法及び
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 先に本出願人は、図14〜図15に示
されている中空成形品の成形方法およびその金型(特公
平2−38377号公報参照)を提案した。これを図を
用いて説明する。
【0003】すなわち、その中空成形品の成形方法は、
図14(a)に示めされているように、一方の金型であ
るスライド型3に、中空成形品を二つ割りした分割体3
1,32をそれぞれ成形する雄型15と雌型16とが設
けられ、他方の金型である可動型4に、それら雄型15
及び雌型16にそれぞれ対向する雌型17と雄型18と
が設けられた、一組の金型1を用い、それら互いに対向
する雄型15,18と雌型17,16との間に形成され
る一対のキャビティ19,20内に射出機11により溶
融樹脂を注入して、各分割体31,32を成形し、次い
で、図14(b)に示めされているように、可動型4を
スライド型3から離隔させ、一方の金型であるスライド
型3をスライドさせて、各雌型17,16に残された各
分割体31,32を互いに対向させ、各金型3,4を型
合わせすることにより、これら各分割体を互いに突き合
わせた後、その突き合わせ面31a,32aの周縁に溶
融樹脂を射出して、この周縁部樹脂34によって各分割
体31,32を互いに溶着するように構成している。
【0004】また、中空成形品の成形用金型は、図14
(a)に示めされているように、単一のスプルー12を
有する固定型2と、その固定型2に沿って二位置間で移
動されるスライド型3と、そのスライド型3に型合わせ
される可動型4からなっている。
【0005】前記固定型2は、射出成形機5のベット6
と一体の固定盤7に固定されている。この固定型2の上
面には、水平アーム8aを有する架台8が立設されてい
る。そして、その水平アーム8aの下面には、油圧ある
いは空気圧等によって作動されるスライド用シリンダ9
が取り付けられている。このシリンダ9のピストンロッ
ド9aは、スライド型3の上面に連結されている。こう
して、スライド型3は、固定型2の面に密着した状態を
保ちながら、シリンダ9が最も伸長した位置と、シリン
ダ9が最も収縮した上方位置との間で、上下にスライド
されるようになっている。
【0006】可動型4は、射出成形機5のベット6上に
水平移動自在に支持された可動盤10に取り付けられて
いる。この可動盤10は、図示されていない型開閉装置
によって、固定盤7に対して前後移動されるようになっ
ている。こうして、可動型4は、スライド型3に密着す
る型合わせ位置と、スライド型から離隔した型開き位置
との間で、前後に移動されるようになっている。
【0007】前記スライド型3には、中空成形品30を
二つ割りした分割体31,32をそれぞれ成形する雄型
15と雌型16とが設けられているとともに、前記二位
置において前記固定型2のスプルー12に連続するサブ
スプルー13,14が設けられており、前記可動型4に
は、前記スライド型3が一方の位置(図14(a)参
照)にあるときにその雄型15及び雌型16にそれぞれ
対向する雌型17と雄型18とが設けられ、その雌型1
7が、前記スライド型3が他方の位置(図14(b)参
照)に移動したときにそのスライド型3の雌型16に対
向するようにされており、前記サブスプルー13,14
が、前記固定型2のスプルー12に連続した状態にある
とき、これら雌型16,17の端縁部に連通するように
されているとともに、前記各雄型15,18に、前記分
割体31,32の各突き合わせ面31a,32a周縁に
溝31b,32bを成形する突起24,25が設けられ
ている。
【0008】また、図14(a)に示めされている分割
体31,32の冷却固化後、型開閉装置によって、図1
5(a)に示めされているように可動型4をスライド型
3から離隔させる。この型開き時、金型1のスプルー1
2、サブスプルー13及びランナ内21等で固化した樹
脂スプルーランナ部33は、金型から突き出され、その
ゲート22,23に対応する部分で分離されて落下す
る。
【0009】また、図14(b)に示されている周縁部
樹脂34の冷却固化後、図15(b)に示されているよ
うに、再び型開閉装置によって、可動型4をスライド型
3から離隔させる。
【0010】この型開き時、完成された中空成形品30
と金型1のスプルー12、サブスプルー14及びランナ
21内等で固化した樹脂スプルーランナ部35は、金型
1から突き出され、そのゲート22,23に対応する部
分で分離されて落下する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記樹脂スプルーラン
ナ部及び中空成形品の取り出しは、可動型が取り付けら
れている可動盤側に設けたエジェクターを金型に突出し
て行う。汎用の射出成形機において、エジェクターは金
型のスプルーに対向した可動盤側の位置に一カ所設けら
れている。前記従来例の中空成形品の製造において、エ
ジェクターは二度作動する。すなわち、一度目は樹脂ス
プルーランナ部、二度目は中空成形品と樹脂スプルーラ
ンナを取り出すためである。そして、その各々の取り出
し条件が異なっているので、その取り出し方法及び装置
には問題が生じていた。
【0012】また、一台の射出成形機に、中空成形品の
種類に応じて各種の金型を取り付けようとすると、エジ
ェクターの関係で取り付けられなくなるという問題が生
じてくる。
【0013】そこで、本発明は、中空成形品の種類に応
じた新規な中空成形品の成形方法及び単一のエジェクタ
ーを有する射出成形機に取り付け可能で、樹脂スプルー
ランナ部と中空成形品の取り出しが容易であり、ゲート
の寸法を最適とすることがでる中空成形品の成形に用い
られる金型を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による中空成形品
の成形方法は、可動盤に取り付けられる一方の金型であ
る可動型に、中空成形品を二つ割りした分割体をそれぞ
れ成形する雌型と雄型とが設けられ、スライド型ガイド
内に配置され二位置間で移動する、他方の金型であるス
ライド型に、前記雌型と雄型にそれぞれ対向する雄型と
雌型とが設けられた、一組の金型を用い、前記互いに対
向する雌型と雄型との間に形成される一対のキャビティ
内に、スライド型に設けた1次スプルーから溶融樹脂を
注入して、各分割体を成形し、次いで、可動型をスライ
ド型を配置したスライド型ガイドと共に固定型とスライ
ド型との間に設けたランナープレートから離隔させ、次
ぎに、ランナープレート(40)を固定型(2)から離
隔させて、1次スプルー内で固化した樹脂スプルーラン
ナ部を金型から突き出し、さらに可動型とスライド型を
配置したスライド型ガイドとを離隔させた後、スライド
型をスライドさせて、各雌型に残された各分割体を互い
に対向させ、各金型を型合わせすることにより、これら
各分割体を互いに突き合わせた後、その突き合わせ面の
周縁にスライド型に設けた2次スプルーから溶融樹脂を
射出して、この周縁部樹脂によって各分割体を互いに溶
着させた後、可動型の可動盤側に設けたエジェクタープ
レートを単一のエジェクターで突いて、前記2次スプル
ー内で固化した樹脂スプルーランナ部と中空成形品を金
型から突き出すようにしている。
【0015】
【0016】
【0017】本発明による中空成形品の成形用金型は、
単一のスプルーを有する固定型と、スライド型ガイド
と、スライド型ガイド内で二位置間で移動するスライ
ド型と、スライド型に型合わせされる可動型と、固定
型とスライド型との間に設けられるランナープレートと
からなり、前記スライド型には、中空成形品を二つ割り
した分割体をそれぞれ成形する雄型と雌型とが設けられ
ているとともに、前記二位置において前記固定型のスプ
ルーに連続する1次スプルーと2次スプルーとが設けら
れており、前記可動型には、前記スライド型が一方の位
置にあるときに前記雄型及び雌型にそれぞれ対向する雌
型と雄型とが設けられて一対のキャビティが形成され、
前記雌型が、前記スライド型が他方の位置に移動したと
きにそのスライド型の雌型に対向するようにされてお
り、前記1次スプルーが、前記固定型のスプルーに連続
したとき、前記一対のキャビティに連通するようにされ
ており、前記2次スプルーが、前記固定型のスプルーに
連続したとき、前記雌型の端縁部に連通するようにされ
ており、前記各雄型に、前記分割体の各突き合わせ面周
縁に溝を成形する突起が設けられており、 前記可動型
は、前記雌型と雄型とを有する金型部とエジェクターボ
ックスとからなり、該エジェクターボックスは、可動盤
に取り付けられる接続部と、金型部と接続部との間に一
定の隙間を設ける中間部材と、この隙間に設けられるエ
ジェクタープレートとからなり、該エジェクタープレー
トは、各分割体の突き合わせ周縁部に周縁部樹脂を充填
してなる樹脂スプルーランナ部と各分割体が互いに溶着
されて成形された中空成形品とを金型から突き出すエジ
ェクターピンを有し、前記エジェクタープレートは、単
一のエジェクターで作動されている。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】本発明による他の中空成形品の成形用金型
は、固定盤に取り付けられ、単一のスプルーを有する固
定型と、可動盤に取り付けられるガイド板に沿って二位
置間で移動し、前記固定型に型合わせされる可動型とか
らなり、前記可動型には、中空成形品を二つ割りした分
割体をそれぞれ成形する雄型と雌型とが設けられている
とともに前記二位置において前記固定型のスプルーに連
続するランナが設けられており、前記固定型には、前記
可動型が一方の位置にあるときに前記雄型及び雌型にそ
れぞれ対向する雌型と雄型とが設けられ、前記雌型が、
前記可動型が他方の位置に移動したときにその可動型の
雌型に対向するようにされており、前記スプルーが、前
記可動型のランナに連続したとき、前記雌型の端縁部に
連通するようにされていとともに、前記各雄型に、前
記分割体の各突き合わせ面周縁に溝を成形する突起が設
けられており、 前記可動型は、前記雄型と雌型を有する
金型部とエジェクターボックスとからなり、該エジェク
ターボックスは、可動盤に取り付けられるガイド板に沿
って摺動する接続部と、金型部と接続部との間に一定の
隙間を設ける中間部材と、この隙間に設けられるエジェ
クタープレートとからなり、該エジェクタープレートは
各分割体を成形するために各キャビティに溶融樹脂を充
填してなる樹脂スプルーランナ部を金型から突き出すエ
ジェクターピンを有するエジェクタープレートと、各分
割体の突き合わせ周縁部に周縁部樹脂を充填してなる樹
脂スプルーランナ部と各分割体が互いに溶着されて成形
された中空成形品を金型から突き出すエジェクターピン
を有するエジェクタープレートとからなり、両エジェク
タープレートは、単一のエジェクターで作動されてい
る。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【作用】本発明による中空成形品の成形方法及びそれに
用いられる金型では、スライド型と固定型の間に設けた
ランナープレートで、1次スプルー内で固化した樹脂ス
プルーランナ部を金型から突き出し、可動型の可動盤側
に設けたエジェクタープレートを単一のエジェクターで
突いて、2次スプルー内で固化した樹脂スプルーランナ
部と各分割体が互いに溶着されて成形された中空成形品
を金型から突き出している。
【0026】本発明による他の中空成形品の成形用金型
では、2組のエジェクタープレートを使用し、その一方
で、各分割体を成形するために各キャビティに溶融樹脂
を充填してなる樹脂スプルーランナ部を金型から突き出
し、他方で、各分割体の突き合わせ周縁部に周縁部樹脂
を充填してなる樹脂スプルーランナ部と各分割体が互い
に溶着されて成形された中空成形品を金型から突き出し
ている。なお、両エジェクタープレートは、単一のエジ
ェクターで作動する。
【0027】
【0028】
【0029】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付
して説明する。 (実施例1)図中、図1は本発明による中空成形品の成
形用金型を示す縦断面図である。図2〜図9は、この金
型を用いた中空成形品の成形方法を説明するための、各
工程における金型の状態を示す縦断面図である。
【0030】図1から明らかなように、この成形用金型
1は、固定型2、ランナープレート40、スライド型3
を配置したスライド型ガイド41及び可動型4から構成
されている。固定型2は、射出成形機5のベット6と一
体の固定盤7に固定されている。スライド型ガイド41
の上面には、水平アーム8aを有する架台8が立設され
ている。そして、その水平アーム8aの上面には、油圧
あるいは空気圧等によって作動されるスライド用シリン
ダ9が取り付けられている。このシリンダに代えて電動
モータを使用してもよい。このシリンダ9のピストンロ
ッド9aは、スライド型3の上面に連結されている。こ
うして、スライド型3は、スライド型ガイド41内でシ
リンダ9が最も伸張した下方位置と、シリンダ9が最も
収縮した上方位置との間で、上下にスライドされるよう
になっている。
【0031】可動型4は、射出成形機5のベット6上に
水平移動自在に支持された可動盤10に取り付けられて
いる。この可動盤10は、図示されていない型開閉装置
によって、固定盤7に対して前後移動されるようになっ
ている。こうして、可動型4は、スライド型3、ランナ
ープレート40(後述する)及び固定型2が密着する型
合わせ位置と、スライド型3、ランナープレート40及
び固定型2が離隔する型開き位置との間で、前後に移動
されるようになっている。
【0032】固定型2には、その中心部に、射出機11
から射出される溶融樹脂を導くスプルー12を有するス
プルーブッシュ42が設けられている。固定型2とスラ
イド型3の間にはランナープレート40がスプルーブッ
シュ42に摺動自在にはめ合わされている。
【0033】そして、スライド型3には、それが下方位
置にあるときにそのスプルー12と連続する1次スプル
ー43(図2参照)と、上方位置に移動したときにその
スプルー12と連続する下方の2次スプルー44(図6
参照)とが設けられている。
【0034】また、スライド型3の型合わせ面には、雄
型15と雌型16とが設けられている。この雄型15
は、目標とする中空成形品を二つ割りした分割体の一方
の内面側を成形するものであり、雌型16は、その他方
の分割体の外面側を形成するものである。一方、可動型
4の型合わせ面には、スライド型3が下方位置にあると
きにその雄型15及び雌型16にそれぞれ対向する雌型
17及び雄型18が設けられている。この雌型17は一
方の分割体の外面側を成形するものであり、雄型18は
他方の分割体の内面側を成形するものである。そして、
この可動型4側の雌型17は、スライド型3が上方位置
にあるときには、スライド型3側の雌型16に対向する
ようにされている。
【0035】こうして、スライド型3が下方位置にあ
り、可動型4がこれに型合わせされているときには、そ
のスライド型3と可動型4との間に、各雄型15,18
と各雌型17,16とによってそれぞれ囲まれる一対の
キャビティ19,20が形成されるようになっている。
このとき、雄型15と雌型16の中心部には、すなわち
これらのキャビティ19,20には、スライド型3に形
成された一次スプルー43及びゲート26,26aが連
通するようになっている。また、スライド型3が上方位
置にあり、可動型4がこれに型合わせされているときに
は、そのスライド型3及び可動型4の各雌型16,17
が互いに突き合わされ、その雌型16,17の端縁部
に、可動型4のランナ21及びゲート27を通して、下
方の2次スプルー44が連通するようにされている。
【0036】各雄型15,18の周縁部には、各雌型1
7,16の周端縁部にはめ合わされる小さな突起24,
25が設けられている。
【0037】スライド型3を配置したスライド型ガイド
41をランナープレート40に拘束する拘束手段71が
設けられている。この拘束手段71は、ランナープレー
ト40とスライド型3を配置したスライド型ガイド41
の同一の水平方向にそれぞれ設けられているピン45,
45aと、このピン45,45aに係合される長穴46
aを有する引き治具46とからなっている。また、ラン
ナープレート40を固定型2に拘束する拘束手段72が
設けられている。この拘束手段72は、固定型2とラン
ナープレート40の同一の水平方向にそれぞれ設けられ
ているピン65,66と、このピン65,66に係合さ
れる長穴67aを有する引き治具67とからなってい
る。なお、拘束手段は前記の構成に限らず、ボルトとナ
ツト等によっても構成することができる。また、可動型
4とスライド型ガイド41又はスライド型3との接触部
には、ある以上の力を加えないとはずれないパートロッ
ク47が設けられている。
【0038】また、可動型4は、雄型18と雌型17と
を有する金型部48とエジェクターボックス53とから
なり、該エジェクターボックス53は、可動盤10と接
続する接続部49と、金型部48と接続部49との間に
一定の隙間を設ける中間部材50と、この一定の隙間に
設けられる、中空成形品30と2次スプルー44内の樹
脂が固化してなる樹脂スプルーランナ部35を突き出す
エジェクターピン51,51aを有するエジェクタープ
レート52とからなっている。エジェクタープレート5
2は、エジェクターピン51,51aの周囲に配設され
たバネ81,82により、エジェクトの動作が完了する
と後退するようになっている。
【0039】次ぎに、前記金型1の動作を説明すると、
まず、スライド用シリンダ9を伸張させてスライド型3
を下方位置に位置させる。そして、射出成形機5の可動
盤10を固定盤7側に移動させて、可動型4とスライド
型3とを型合わせし、次ぎにスライド型3とランナープ
レート40と固定型2とを一体とする。この状態では、
図1に示されているように、スライド型3の中央の1次
スプルー43はスプルーブッシュ42のスプルー12に
連続し、スライド型3と可動型4との間には一対のキャ
ビティ19,20が形成される。そこで、固定盤7側に
設けられた射出機11から溶融樹脂を射出する。する
と、この溶融樹脂は、スプルーブッシュ42のスプルー
12及びスライド型3の中央の1次スプルー43および
ゲート26,26aを通って、両方のキャビティ19,
20に導かれ、図2に示されているようにそのキャビテ
ィ19,20内に充填される。こうして、各キャビティ
において、中空成形品の二つ割り分割体31,32がそ
れぞれ成形される。
【0040】分割体31,32の冷却固化後、型開閉装
置によって、図3に示されているように可動型4を移動
すると、スライド型3を配置したスライド型ガイド41
も、パートロック47の作用により一体となって移動
し、ランナープレート40から離隔する。可動型4がさ
らに移動すると、拘束手段71が作用し、ランナープレ
ート40に設けられたピン45とスライド型3を配置し
たスライド型ガイド41に設けられたピン45aが引き
治具46の長孔46aの両端と係合して、ランナープレ
ート40は、スプルーブッシユ42上を摺動して固定型
2から離隔し、所定位置で樹脂スプルーランナ部33は
金型1から突き出されて落下する。
【0041】次ぎに、拘束手段72が作用し、固定型2
に設けられたピン65とランナープレート40に設けら
れたピン66が、引き治具67の長孔67aの両端と係
合して、ランナープレート40は固定型2に係留され
る。さらに、可動型4を型開き方向に移動すると、スラ
イド型3を配置したスライド型ガイド41はランナープ
レート40に前記拘束手段71によって係留され、ラン
ナープレート40は固定型2に前記拘束手段72によっ
て係留されているので、スライド型ガイド41は固定型
2から一定の距離以上移動することができない。そこ
で、可動型4と、スライド型ガイド41又はスライド型
3に設けられたパートロック47がはずれ、図4に示さ
れているように可動型4はスライド型3から離隔する。
同時に、各雄型15,18がその分割体31,32から
離脱し、各分割体31,32はそれぞれ雌型17,16
側に残る。このようにして得られた分割体31,32
は、その各端面が、互いに突き合わされる突き合わせ面
31a,32aとなる。そして、その突き合わせ面31
a,32aの周縁には、雄型15,18の突起24,2
5によって溝31b,32bが成形されている。
【0042】次いで、図5に示されているように、シリ
ンダ9を収縮させ、スライド型3を上方位置に移動させ
る。すると、スライド型3の雌型16と可動型4の雌型
17とが対向し、その雌型16,17に残された各分割
体32,31が互いに対向する状態となる。そして、こ
のときには、スライド型3の下方の2次スプルー44が
スプルーブッシユ42のスプルー12に対向するように
なる。そこで、この状態で可動型4を固定型2側に最後
まで移動させ、図6に示されているようにこれらを型合
わせする。すると、各分割体31,32の突き合わせ面
31a,32aが互いに突き合わされる。そして、その
突き合わせ部の周囲には、溝31b,32bによる空間
が形成される。この空間は、可動型4に設けられたゲー
ト27及びランナー21を介して2次スプルー44に連
通している。
【0043】したがって、この状態で射出機11から溶
融樹脂を射出すると、その溶融樹脂は、スプルーブッシ
ュ42のスプルー12、スライド型3の下方の2次スプ
ルー44及び可動型4に設けられたランナ21及びゲー
ト27を通して、各分割体31,32の突き合わせ周縁
部に充填される。そして、その周縁樹脂34によって、
各分割体31,32が互いに溶着される。
【0044】周縁部樹脂34の冷却固化後、図7に示さ
れているように、および型開閉装置によって可動型4を
型開き方向に最後まで移動させ、スライド型4と可動型
3を離隔する。次ぎに図8に示されているように、可動
盤側からエジェクター54を作動させて、エジェクター
プレート52のエジェクターピン51,51aを移動す
ることにより、完成された中空成形品30及び樹脂スプ
ルーランナ部35は、金型1から突き出されて落下す
る。このようにして、中空成形品30を取り出した後、
図9に示されているようにエジェクター54を後退させ
るとエジェクタープレート52もエジェクターピン5
1,51aの周囲に配設されたバネ81,82の働きに
より後退する。次に、再びシリンダ9を伸長させ、スラ
イド型3を下方に位置させる。そして、可動型4を固定
型2側に最後まで移動させる。すると図1の状態に戻
る。こうして、次の成形品の成形工程へと移行する。 (実施例2)図10及び図11は、本発明の実施例2の
中空成形品の成形用金型を示す縦断面図である。図10
には中空成形品の二つ割り分割体31,32がそれぞれ
成形されている状態が示されている。また、図11に
は、各分割体31,32の突き合わせ周縁部に、周縁部
樹脂34が充填され、各分割体31,32が互いに溶着
されて中空成形品30が成形されている状態が示されて
いる。
【0045】すなわち、その中空成形品の成形方法は、
図10に示されているように、一方の金型である可動型
104に、中空成形品を二つ割りした分割体31,32
をそれぞれ成形する雄型15と雌型16とが設けられ、
他方の金型である固定型102に、それら雄型15及び
雌型16にそれぞれ対向する雌型17と雄型18とが設
けられた、一組の金型1を用い、それら互いに対向する
雄型15,18と雌型17,16との間に形成される一
対のキャビティ19,20内に溶融樹脂を注入して、各
分割体31,32を成形し、次いで、図11に示めされ
ているように、可動型104を固定型102から離隔さ
せ、一方の金型である可動型104をスライドさせて、
各雌型17,16に残された各分割体31,32を互い
に対向させ、各金型102,104を型合わせすること
により、これら各分割体31,32を互いに突き合わせ
た後、その突き合わせ面31a,32aの周縁に溶融樹
脂を射出して、この周縁部樹脂34によって各分割体3
1,32を互いに溶着するように構成している。
【0046】また、中空成形品の成形用金型は、図10
に示めされているように、単一のスプルー12を有する
固定型102と、可動盤10に取り付けられるガイド板
105に沿って二位置間で移動し、固定型102と型合
わせされる可動型104とからなっている。
【0047】可動型104は、雄型15と雌型16とを
有する金型部48とエジェクターボックス53とからな
り、該エジェクターボックス53は、可動盤10に取り
付けられるガイド板105に沿って摺動する接続部49
と、金型部48と接続部49との間に一定の隙間を設け
る中間部材50と、この一定の隙間に設けられる、エジ
ェクターピン151,151aを有するエジェクタープ
レート152と、エジェクターピン153を有するエジ
ェクタープレート154とからなっている。エジェクタ
ープレート152,154は、エジェクターピン15
1,151a,153の周囲に配設されたバネ84,8
5,83によりエジェクトの動作が完了すると後退する
ようになっている。
【0048】前記ガイド板105の上面には、水平アー
ム8aを有する架台8が立設されている。そして、その
水平アーム8aの下面には、油圧あるいは空気圧等によ
って作動されるスライド用シリンダ9が取り付けられて
いる。このシリンダに代えて電動モータを使用してもよ
い。このシリンダ9のピストンロッド9aは、可動型1
04の上面に連結されている。こうして、可動型104
は、ガイド板105の面に密着した状態を保ちながら、
シリンダ9が最も伸長した位置と、シリンダ9が最も収
縮した上方位置との間で、上下にスライドされるように
なっている。
【0049】可動型104は、図示しない射出成形機の
ベット上に水平移動自在に支持された可動盤10にガイ
ド板105を介して取り付けられている。この可動盤1
04は、図示されていない型開閉装置によって、固定盤
7に対して前後移動されるようになっている。こうし
て、可動型104は、固定型102に密着する型合わせ
位置と、固定型102から離隔した型開き位置との間
で、前後に移動されるようになっている。
【0050】前記可動型104には、中空成形品を二つ
割りした分割体31,32をそれぞれ成形する雄型15
と雌型16とが設けられているとともに、前記二位置に
おいて前記固定型102のスプルー12に連続するラン
ナ21a,21bが設けられており、前記固定型102
には、前記可動型104が一方の位置(図10参照)に
あるときにその雄型15及び雌型16にそれぞれ対向す
る雌型17と雄型18とが設けられ、その雌型17が、
前記可動型104が他方の位置(図11参照)に移動し
たときにその可動型104の雌型16に対向するように
されており、前記ランナ21aが、前記固定型102の
スプルー12に連続した状態(図10参照)にあると
き、これら雌型16,17の端縁部にゲート23,22
を介して連通するようにされていると共に、前記ランナ
21bがスプルー12に連続した状態(図11参照)に
あるとき、これら雌型16,17の端部にゲート27を
介して連通するようにされている。
【0051】また、前記各雄型15,18には、前記分
割体31,32の各突き合わせ面31a,32a周縁に
溝31b,32bを成形する突起24,25が設けられ
ている。
【0052】また、前記可動型104のエジェクタ−ボ
ックス53に設けられた一定の隙間には、図10に示す
ように、各分割体31,32を成形するために各キャビ
ティ19,20に溶融樹脂を充填してなる樹脂スプルー
ランナ部33を金型1から突き出すエジェクターピン1
53を有するエジェクタープレート154と、図11に
示すように、各分割体31,32の突き合わせ周縁部に
周縁部樹脂34を充填してなる樹脂スプルーランナ部3
5と各分割体31,32が互いに溶着されて成形された
中空成形品30を金型1から突き出すエジェクターピン
151と151aを有するエジェクタープレート152
とが設けられている。なお、エジクタープレート15
2,154は、可動盤10側に設けたエジェクター54
によって作動する。
【0053】次ぎに、前記金型1の動作を説明する。図
10に示めされているように分割体31,32を形成し
た後、型開閉装置によって、可動型104を固定型10
2から離隔させる。この型開き時、金型1のスプルー1
2及びランナ21a内等で固化した樹脂スプルーランナ
部33は、前記エジェクターピン153を有するエジェ
クタープレート154により金型1から突き出され、そ
のゲート22,23に対応する部分で分離されて落下す
る。落下後、エジェクター54を後退させると、エジェ
クタープレート154もエジェクターピン153の周囲
に配設されたバネ83の働きにより後退する。
【0054】また、図11に示されているように分割体
31,32を周縁部樹脂34により互いに溶着した後、
再び型開閉装置によって、可動型104を固定型102
から離隔させる。
【0055】この型開き時、完成された中空成形品30
と金型のスプルー12及びランナ21b内等で固化した
樹脂スプルーランナ部35は、前記エジェクターピン1
51,151aを有するエジェクタープレート152に
より金型1から突き出されて落下する。このようにし
て、中空成形品30を取り出した後、エジェクター54
を後退させると、エジェクタープレート152もエジェ
クターピン151,151aの周囲に配設されたバネ8
4,85の働きにより後退する。 (実施例3)図12及び図13は、本発明の実施例3の
中空成形品の成形用金型を示す縦断面図である。図12
には中空成形品の二つ割り分割体31,32がそれぞれ
成形されている状態が示されている。また、図13に
は、各分割体31,32の突き合わせ周縁部に、周縁部
樹脂34が充填され、各分割体31,32が互いに溶着
されて中空成形品が成形されている状態が示されてい
る。
【0056】すなわち、本実施例の中空成形品の成形用
金型は、下記の構成を除き従来例とほぼ同じである。す
なわち、可動型4は、雄型18と雌型17とを有する金
型部48とエジェクターボックス53とからなり、該エ
ジェクターボックス53は、可動盤10と接続する接続
部49と、金型部48と接続部49との間に一定の隙間
を設ける中間部材50とからなり、この隙間には、図1
2に示すように、各分割体31,32を成形するために
各キャビティ19,20にスプルー12、ランナ21a
及びゲート22,23を通して溶融樹脂を充填してなる
スプルーランナ部33と、図13に示すように、各分割
体31,32の突き合わせ周縁部にスプルー12、ラン
ナ21b及びスライド型に設けたゲート27を通して周
縁部樹脂34を充填してなる樹脂スプルーランナ部35
とを金型から突き出すシリンダ60と、図13に示すよ
うに、各分割体31,34が互いに溶着されて成形され
た中空成形品30を金型1から突き出すシリンダ61と
が設けられている。なお、シリンダ61,62は、油圧
あるいは空気圧等によって作動される。このシリンダに
代えて電動モータを使用してもよい。
【0057】次ぎに、前記金型1の動作を説明する。図
12に示されているように分割体31,32を形成した
後、型開閉装置によって、可動型4をスライド型3から
離隔させる。この型開き時、金型1のスプルー12及び
ランナ21a内等で固化した樹脂スプルーランナ部33
は、前記シリンダ60により金型1から突き出され、そ
のゲート22,23に対応する部分で分離されて落下す
る。
【0058】また、図13に示されているように分割体
31,32を周縁部樹脂34により互いに溶着した後、
再び型開閉装置によって、可動型4をスライド型3から
離隔させる。
【0059】この型開き時、完成された中空成形品30
は突き出しシリンダ61により、また樹脂スプルーラン
ナ部35は突き出しシリンダ60により金型から突き出
されて落下する。
【0060】また、前述の実施例1,2においては、各
キャビティに溶融樹脂を充填してなる樹脂スプルーラン
ナ部33の、単一のエジェクター54による突き出しの
有無の選択を、選択スイッチにより行うようにされてい
る。
【0061】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0062】請求項1および2に記載された中空成形品
の成形方法及びそれに用いられる金型では、ランナープ
レートとエジェクタープレートを併用したので、単一の
エジェクターを一回作動するだけでよい。また、スライ
ド型に設けた1次スプルーから溶融樹脂を注入して分割
体を成形するので、ゲートの寸法を各種成形品に応じ
て、最適なものにすることができる。また各分割体を互
いに突き合わせた後、その突き合わせ面の周縁にスライ
ド型に設けた2次スプルーから溶融樹脂を可動型に設け
られたランナー及びゲートを介して金型に射出するが、
そのゲートの寸法も前記と同様に最適なものとすること
ができる。
【0063】請求項に記載された中空成形品の成形用
金型では、2組のエジェクタープレートを使用し、いず
れのエジェクタープレートも単一のエジェクターで作動
できる。また各分割体を互いに突き合わせた後、その突
き合わせ面の周縁に可動型に設けたランナー及びゲート
を通して溶融樹脂を金型に射出するが、そのゲートの寸
法も前記と同様に最適なものとすることができる。
【0064】また、可動型は移動盤に取り付けられてい
るので、金型の保守・操作に優れている。
【0065】他の中空成形品の成形用金型では、2組の
シリンダを使用しているので、エジェクターを使用する
必要がない。また、各分割体を互いに突き合わせた後、
その突き合わせ面の周縁に可動型に設けたランナ及びゲ
ートを通して溶融樹脂を金型に射出するが、そのゲート
の寸法も前記と同様に最適なもとすることができる。
【0066】また、他の中空成形品の成形用金型では、
各キャビティに溶融樹脂を充填してなる樹脂スプルーラ
ンナ部の、単一のエジェクターによる突き出しの有無の
選択を、選択スイッチにより行うようにされているの
で、選択スイッチの切り替えで、例えば、実施例1又は
実施例2等の金型の使用が可能となる。
【0067】以上述べたように、本発明による方法及び
それに用いられる金型はいずれも、単一のエジェクター
を有する射出成形機に適用可能であり、中空成形品の種
類に応じた金型の採用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例1による中空成形品の成形金型の縦断
面図である。
【図2】本実施例1による中空成形品の成形工程を示す
縦断面図である。
【図3】本実施例1による中空成形品の成形工程を示す
縦断面図である。
【図4】本実施例1による中空成形品の成形工程を示す
縦断面図である。
【図5】本実施例1による中空成形品の成形工程を示す
縦断面図である。
【図6】本実施例1による中空成形品の成形工程を示す
縦断面図である。
【図7】本実施例1による中空成形品の成形金型の縦断
面図である。
【図8】本実施例1による中空成形品の成形工程を示す
縦断面図である。
【図9】本実施例1による中空成形品の成形工程を示す
縦断面図である。
【図10】本実施例2による中空成形品の成形金型の縦
断面図である。
【図11】本実施例2による中空成形品の成形工程を示
す縦断面図である。
【図12】本実施例3による中空成形品の成形金型の縦
断面図である。
【図13】本実施例3による中空成形品の成形工程を示
す縦断面図である。
【図14】従来例による中空成形品の成形金型の縦断面
図である。
【図15】従来例による中空成形品の成形工程を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 金型 2 固定型 3 スライド型 4 可動型 5 射出成形機 9 スライド用シリンダ 11 射出機 12 スプルー 13,14 サブスプルー 15 雄型 16,17 雌型 18 雄型 19,20 キャビティ 21 ランナ 22、23 ゲート 24,25 突起 30 中空成形品 31,32 分割体 31a,32a 突き合わせ面 31b,32b 溝 33,35 樹脂スプルーランナ部 34 周縁部樹脂 40 ランナープレート 41 スライド型ガイド 43 1次スプルー 44 2次スプルー 46 引き治具 48 金型部 49 接続部 50 中間部 51,151,153 エジェクターピン 52,152,154 エジェクタープレート 53 エジェクターボックス 54 エジェクター 60,61 シリンダ 71,72 拘束手段 102 固定型 104 可動型 105 ガイド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 22:00 B29L 22:00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動盤(10)に取り付けられる一方の
    金型である可動型(4)に、中空成形品(30)を二つ
    割りした分割体(31,32)をそれぞれ成形する雌型
    (17)と雄型(18)とが設けられ、スライド型ガイド (41)内に配置され二位置間で移動
    する、他方の金型であるスライド型(3)に、前記雌型
    (17)と雄型(18)にそれぞれ対向する雄型(1
    5)と雌型(16)とが設けられた、一組の金型を用
    い、前記 互いに対向する雌型(17,16)と雄型(15,
    18)との間に形成される一対のキャビティ(19,2
    0)内に、スライド型(3)に設けた1次スプルー(4
    3)から溶融樹脂を注入して、各分割体(31,32)
    を成形し、 次いで、可動型(4)を、スライド型(3)を配置した
    スライド型ガイド(41)と共に固定型(2)とスライ
    ド型(3)との間に設けたランナープレート(40)か
    ら離隔させ、次ぎに、ランナープレート(40)を固定
    型(2)から離隔させて、1次スプルー(43)内で固
    化した樹脂スプルーランナ部(33)を金型(1)から
    突き出し、さらに可動型(4)と、スライド型(3)を
    配置したスライド型ガイド(41)とを離隔させた後、
    スライド型(3)をスライドさせて、各雌型(17,1
    6)に残された各分割体(31,32)を互いに対向さ
    せ、各金型 を型合わせすることにより、これら各分割体(3
    1,32)を互いに突き合わせた後、 その突き合わせ面(31a,32a)の周縁にスライド
    型(3)に設けた2次スプルー(44)から溶融樹脂を
    射出して、この周縁部樹脂(34)によって各分割体
    (31,32)を互いに溶着させた後、 可動型(4)の可動盤(10)側に設けたエジェクター
    プレート(52)を単一のエジェクター(54)で突い
    て、前記2次スプルー(44)内で固化した樹脂スプル
    ーランナ部(35)と中空成形品(30)を金型から突
    き出す ようにした中空成形品の成形方法。
  2. 【請求項2】 単一のスプルーを有する固定型(2)
    と、スライド型ガイド(41)と、スライド型ガイド
    (41)内で二位置間で移動するスライド型(3)と、 スライド型(3)に型合わせされる可動型(4)と、
    固定型(2)とスライド型(3)との間に設けられる
    ンナープレート(40)とからなり、 前記スライド型(3)には、中空成形品(30)を二つ
    割りした分割体(31,32)をそれぞれ成形する雄型
    (15)と雌型(16)とが設けられているとともに、
    前記二位置において前記固定型(2)のスプルー(1
    2)に連続する1次スプルー(43)と2次スプルー
    (44)とが設けられており、 前記可動型(4)には、前記スライド型(3)が一方の
    位置にあるときに前記雄型(15)及び雌型(16)に
    それぞれ対向する雌型(17)と雄型(18)とが設け
    られて一対のキャビティ(19,20)が形成され、
    雌型(17)が、前記スライド型(3)が他方の位置
    に移動したときにそのスライド型(3)の雌型(16)
    に対向するようにされており、 前記1次スプルー(43)が、前記固定型(2)のスプ
    ルー(12)に連続したとき、前記一対のキャビティ
    (19,20)に連通するようにされており、前記2次
    スプルー(44)が、前記固定型(2)のスプルー(1
    2)に連続したとき、前記雌型(16,17)の端縁部
    に連通するようにされており、 前記各雄型(15,18)に、前記分割体(31,3
    2)の各突き合わせ面(31a,32a)周縁に溝(3
    1b,32b)を成形する突起(24,25)が設けら
    れており、 前記可動型(4)は、前記雌型(17)と雄型(18)
    とを有する金型部(48)とエジェクターボックス(5
    3)とからなり、該エジェクターボックス(53)は、
    可動盤(10)に取り付けられる接続部(49)と、金
    型部(48)と接続部(49)との間に一定の隙間を設
    ける中間部材(50)と、この隙間に設けられるエジェ
    クタープレート(52)とからなり、 該エジェクタープレート(52)は、各分割体(31,
    32)の突き合わせ周縁部に周縁部樹脂(34)を充填
    してなる樹脂スプルーランナ部(35)と各分割体(3
    1,32)が互いに溶着されて成形された中空成形品
    (30)とを金型から突き出すエジェクターピン(5
    1,51a)を有し、前記エジェクタープレート(5
    2)は、単一のエジェクター(54)で作動されている
    中空成形品の成形用金型。
  3. 【請求項3】 固定盤(7)に取り付けられ、単一の
    スプルーを有する固定型(102)と、可動盤(10)
    に取り付けられるガイド板(105)に沿って二位置間
    で移動し、前記固定型(102)に型合わせされる可動
    型(104)とからなり、 前記可動型(104)には、中空成形品(30)を二つ
    割りした分割体(31,32)をそれぞれ成形する雄型
    (15)と雌型(16)とが設けられているとともに前
    記二位置において前記固定型(102)のスプルー(1
    2)に連続するランナ(21a,21b)が設けられて
    おり、 前記固定型(102)には、前記可動型(104)が一
    方の位置にあるときに前記雄型(15)及び雌型(1
    6)にそれぞれ対向する雌型(17)と雄型(18)と
    が設けられ、前記雌型(17)が、前記可動型(10
    4)が他方の位置に移動したときにその可動型(10
    4)の雌型(16)に対向するようにされており、 前記スプルー(12)が、前記可動型(104)のラン
    ナ(21a,21b)に連続したとき、前記雌型(1
    6,17)の端縁部に連通するようにされていととも
    に、 前記各雄型(15,18)に、前記分割体(31,3
    2)の各突き合わせ面(31a,32a)周縁に溝(3
    1b,32b)を成形する突起(24,25)が設けら
    れており、 前記可動型(104)は、前記雄型(15)と雌型(1
    6)を有する金型部(48)とエジェクターボックス
    (53)とからなり、該エジェクターボックス(53)
    は、可動盤(10)に取り付けられるガイド板(10
    5)に沿って摺動する接続部(49)と、金型部(4
    8)と接続部(49)との間に一定の隙間を設ける中間
    部材(50)と、この隙間に設けられるエジェクタープ
    レート(152,154)とからなり、該エジェクター
    プレート(152,154)は各分割体(31,32)
    を成形するために各キャビティ(19,20)に溶融樹
    脂を充填してなる樹脂スプルーランナ部(33)を金型
    から突き出すエジェクターピン(153)を有するエジ
    ェクタープレート(154)と、各分割体(31,3
    2) の突き合わせ周縁部に周縁部樹脂(34)を充填し
    てなる樹脂スプルーランナ部(35)と各分割体(3
    1,32)が互いに溶着されて成形された中空成形品
    (30)を金型から突き出すエジェクターピン(151
    a,151)を有するエジェクタープレート(152)
    とからなり、両エジェクタープレート(154,15
    2)は、単一のエジェクター(54)で作動 されている
    中空成形品の成形用金型。
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