JPH10125440A - ケース一体コネクターの成形方法 - Google Patents

ケース一体コネクターの成形方法

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JPH10125440A
JPH10125440A JP29964596A JP29964596A JPH10125440A JP H10125440 A JPH10125440 A JP H10125440A JP 29964596 A JP29964596 A JP 29964596A JP 29964596 A JP29964596 A JP 29964596A JP H10125440 A JPH10125440 A JP H10125440A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケース一体コネクターの射出成形に際して、端
子表面を傷付けずに端子のセットを簡単に行え、しかも
成形品の歩留りを高めることである。 【解決手段】コネクターとケースとを一体成形するケー
ス一体コネクターの成形方法において、絶縁性材料から
なる端子セット板Sを下型LMのコネクター成形部1の
上面にセットして、該端子セット板Sの端子挿通孔H2
に隙間のない嵌合状態で挿通された端子Tを前記下型L
Mの端子差込孔H1 に所定の隙間を設けて差し込んだ状
態で樹脂を射出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全体が樹脂で一体
成形されたケース一体コネクターの成形方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最初に、このケース一体コネクターの従
来の成形方法について、本発明に関する図面を援用して
説明する。ケース一体コネクターは、図1及び図2に示
されるように、その全体が樹脂で成形されていて、箱状
のケースBの一側面にコネクターCが一体に設けられ
て、複数本の端子Tの中央部が埋設されて、その両端部
がコネクターCとケースBとの双方の内部に露出された
構成である。
【0003】上記構成のケース一体コネクターは、図1
1ないし図13に示されるように、コネクターの部分を
成形するための下型LM’と、ケースの部分を成形する
ための二分割構造の上型UM1,UM2 とを用いて成形さ
れる。即ち、下型LM’のコネクター成形部1の上面に
は、複数の端子差込孔H1'が形成されて、各端子差込孔
1'にそれぞれ端子Tを予め差し込んでセットしてお
く。複数本の端子Tが差し込まれてセットされた下型L
M’と、二分割構造の上型UM1,UM2 とを型締めし
て、これらの各型により形成されるキャビティ(成形空
間)2に樹脂を射出して、該樹脂の冷却後に各型を分離
させると、目的とするケース一体コネクターが射出成形
される。
【0004】従来の成形方法では、図13及び図14に
示されるように、下型LM’のコネクター成形部1に設
けられた端子差込孔H1'に端子Tを直接に差し込んでセ
ットしていた。この端子Tには、メッキが施されている
ため、その差込み時において端子差込孔H1'の入口部に
おいて、端子Tと下型LM’とが接触して、メッキ面が
剥がれて傷付くと共に、剥がれたメッキが樹脂内に入り
込んでしまう問題があった。また、端子Tを一本ずつ差
し込むために、図示のような多端子コネクターの場合に
は、端子Tのセットに時間を要するという問題もあっ
た。
【0005】ここで、図14の(イ), (ロ), (ハ) に示
されるように、下型LM’の端子差込孔H1'に端子Tを
差し込む場合には、端子差込孔H1'の孔寸法(W'1,
U'1)と、これに差し込まれる端子Tの断面寸法(W0,
0)との間には、(U'1−U0) 及び(W'1−W0 ) の
各値が零に近い程、成形時におけるバリの発生を防止で
きると同時に、コネクターC及びケースBの双方に対す
る端子Tの埋設位置の精度が高まることになるが、上記
したように、端子差込孔H1'の入口部において、端子T
と下型LM’とが接触して、メッキ面が剥がれて傷付く
という問題があった。なお、図14において、31は、
剥がれたメッキ粉を示す。
【0006】上記した(U'1−U0 ) 及び(W'1
0 ) の各値を大きくすると、端子Tのセットが容易と
なって、そのメッキ面が傷付きにくくなるが、成形時に
おいて端子Tの周縁にバリが発生し易くなる。即ち、図
15及び図16に示されるように、型内に樹脂を流し込
むと、まず型の表面に流し込まれた樹脂が先に冷却され
てスキン層32 が形成され、キャビティ2内に樹脂が充
填された後には、二次圧力を加えながら樹脂を冷却させ
ることにより、ヒケ防止を行っている。そして、ヒケ防
止のための二次圧力によって、前記スキン層32 が端子
差込孔H1'の入口部に押し出されて、バリ33 が形成さ
れる。このため、上記した(U'1−U0 ) 及び(W'1
0 ) の各寸法の決定が難しいために、下型の端子差込
孔の部分の型合わせは、相当の時間を要していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ケース一体
コネクターの射出成形に際して、端子表面を傷付けずに
端子のセットを簡単に行え、しかも成形品の歩留りを高
めることを主たる課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、下型のコネクター成形部に
設けた端子差込孔に端子が差し込まれた状態で、該下型
と上型とを型締めして樹脂を射出することにより、コネ
クターとケースとを一体成形するケース一体コネクター
の成形方法であって、絶縁性材料からなる端子セット板
を前記下型のコネクター成形部の上面にセットし、該端
子セット板の端子挿通孔に隙間のない嵌合状態で端子が
挿通され、しかも該端子が前記下型の端子差込孔に所定
の隙間を設けて差し込まれた状態にして、樹脂を射出す
ることである。
【0009】下型の端子差込孔に対して端子を差し込む
場合には、該端子は、端子セット板の端子挿通孔に挿通
された後に、下型の端子差込孔に差し込まれ、しかも端
子と端子差込孔との間には所定の隙間が設けられて非接
触となっている。このため、ゴム板、樹脂板等で構成さ
れる端子セット板の端子挿通孔の部分において、端子と
接触しても、その表面が傷付けられないと共に、端子の
断面寸法に多少のバラツキがあっても、下型の端子差込
孔に差込み可能となって、成形品の歩留りが向上する。
【0010】また、端子セット板の端子挿通孔に対して
端子が隙間なく嵌合されているのみで、下型の端子差込
孔に対しては、所定の隙間を有して端子が差し込まれて
いるために、下型に対する端子のセットが簡単となる。
特に、多端子コネクターの場合には、端子セット板の各
端子挿通孔に多数本の端子を予め挿通保持させておい
て、多数本の端子を下型の端子差込孔に同時に差し込む
ことができるので、下型に対する多端子のセットが極め
て容易となる。これらの結果、下型に対する端子のセッ
ト時間を短くできて、成形サイクルが高められる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明を
更に詳細に説明する。なお、「従来の技術」の項目で説
明した部分と同一部分には同一符号を付し、重複説明を
避けて、本発明の特徴的部分についてのみ説明する。図
1は、本発明の方法により成形されたケース一体コネク
ターの斜視図であり、図2は、同じく縦断面図であり、
図3は、下型LMと端子セット板Sと複数本の端子Tと
の分離状態の斜視図であり、図4は、端子セット板Sに
予め挿通保持された多数本の端子Tを同時に下型LMに
セットする状態を示す斜視図であり、図5の(イ),
(ロ), (ハ) は、下型LMのコネクター成形部1に端子
セット板Sをセットしておいて、該下型LMに多数本の
端子Tを差し込んでセットする状態を順次示す図であ
る。本発明に係るケース一体コネクターの成形方法にお
いては、図3に示されるように、下型LMのコネクター
成形部1の上面にセットして、端子Tを挿通保持するた
めの端子セット板Sの使用が不可欠となる。この端子セ
ット板Sは、PPS(ポリ・フェニリン・サルファイ
ト)、ナイロン66、PBT(ポリ・ブチレン・テレフ
タレート)等の絶縁性材料から成る板状の部材であっ
て、下型LMのコネクター成形部1に垂直に設けられた
多数本の各端子差込孔H1 に対応する位置にそれぞれ端
子挿通孔H2 が設けられている。また、上記端子セット
板Sは、長方形状をしていて、下型LMのコネクター成
形部1の上端面には、該端子セット板Sの厚さ方向の一
部を埋設するための位置決め凹部3が形成されている。
【0012】また、端子Tと、下型LMの端子差込孔H
1 と、端子セット板Sの端子挿通孔H2 との各寸法の間
には、以下の関係がある。即ち、図5ないし図7に示さ
れるように、端子Tの幅と厚さをそれぞれW0,U0
し、断面方形状の端子差込孔H1 の縦横の各寸法をW1,
1 とし、同じく断面方形状の端子挿通孔H2 の縦横の
各寸法をW2,U2 とすると、端子Tと端子差込孔H1
の間においては、(W1>W0 )及び(U1 >U0 )の
関係が成立して、端子差込孔H1 に差し込まれた端子T
の全周に所定の隙間が形成されて、該端子Tと端子差込
孔H1 とは、非接触となるような寸法関係になってい
る。これに対して、端子Tと端子挿通孔H2との間にお
いては、(W2 >W0 )及び(U2 >U0 )の関係が成
立するが、(W2 −W0 )及び(U2 −U0 )は、限り
なく零に近い値となっていて、端子Tは、端子挿通孔H
2 に隙間なく嵌合されるようになっている。
【0013】このため、下型LMのコネクター成形部1
の上面に形成された位置決め凹部3に端子セット板Sの
厚さ方向に一部を嵌め込んでおいて、図5の(イ),
(ロ), (ハ) に順次示されるように、端子Tを端子セッ
ト板Sの端子挿通孔H2 に挿通させた後に、これを更に
差し込むと、該端子Tの下端部は、端子差込孔H1 に差
し込まれる。これにより端子Tは、端子セット板Sに挿
通保持された状態で下型LMに対してセットされる。ま
た、端子セット板Sの厚さ方向の一部が下型LMの上面
の位置決め凹部3に嵌合されているので、端子Tを端子
挿通孔H2 に挿通保持させることにより、下型LMに対
する端子Tの位置決めも同時になされる。更に、上述し
たように、端子Tは、端子差込孔孔H1 に対しては無接
触となっており、しかも、端子Tと端子セット板Sとは
接触するが、該セット板Sは、上記したような絶縁性材
料で成形されていて、端子Tとの間に大きな硬度差があ
るために、接触時において傷付けられないと共に、端子
Tに多少のバラツキ(寸法誤差)があっても、端子セッ
ト板Sの端子挿通孔H2 と、下型LMの端子差込孔H1
との双方に対して挿通可能であるために、不良品となら
なくなって、成形品の歩留りも向上する。また、端子セ
ット板Sの端子挿通孔H2 には端子Tが隙間なく嵌合さ
れているために、樹脂の射出圧によって、端子挿通孔H
2 と端子Tとの間の隙間にバリが発生することもなくな
る。
【0014】このようにして、多数本の端子Tを下型L
Mにセットした後に、図11に示されるように、該下型
LMに対して各分割上型UM1,UM2 を型締めして、こ
れらの型の間に形成されるキャビティ2に樹脂を射出さ
せて、該樹脂の冷却硬化後において、図12に示される
ように、各型を分離させると、目的とするケース一体コ
ネクターが成形される。ここで、端子セット板Sは、そ
の厚さ方向の一部が成形品に埋設されて残存するが、絶
縁性材料で形成されているために、各端子Tと接触して
も電気的に何の問題もない。
【0015】また、上記したような多端子コネクターに
おいて、下型LMの各端子差込孔H1 に端子Tを差し込
む際に、図4に示されるように、端子セット板Sの各端
子挿通孔H2 に端子Tを予め挿通保持させておいて、多
数本の端子Tを同時に下型LMの各端子差込孔H1 に差
し込むようにすると、端子Tを1本ずつ差し込む手間が
省けて、端子Tのセット時間が短縮される。
【0016】更に、図8に示されるように、下型LMの
端子差込孔H1 の最奥部に、端子Tの先端部が嵌合され
る端子嵌合部H1aを形成したり、図9に示されるよう
に、端子差込孔H1 そのものをテーパー状に形成して、
その最奥部に、端子Tの先端部が嵌合される端子嵌合部
1bを形成すると、下型LMに対する端子Tのセット状
態が一層安定して、樹脂の射出圧によって端子Tが位置
ずれしない利点がある。
【0017】また、端子セット板Sに設けられた端子挿
通孔H2 の周縁部は、下型LMの端子差込孔H1 の開口
に入り込んで、当該部分は、僅かに片持ち状となってい
て、射出成形時において、この片持ち状の部分が射出圧
に耐えられるか否かについて検証したところ、次のよう
な結果が得られた。図10は、端子差込孔H1 の開口の
周縁部の拡大断面図であって、600kgf/cm2 の成形圧
力Pで樹脂を射出した場合における端子セット板Sの上
記片持ち部分の撓みを計算により求めた。ここで、端子
セット板Sのヤング率E及び断面二次モーメントIをそ
れぞれ280kgf/cm2 ,1mm4 とし、端子Tと下型LM
との間の隙間dを0.2mmとすると、端子セット板Sの
上記片持ち部分の撓み(δ)は、(Pd4 )/(8E
I)= [6×(0.2)4]/ (8 ×280 ×1)≒0.4 ×10-5mmと
なる。このため、使用上問題がないと判断される。
【0018】
【発明の効果】本発明は、全体が樹脂で成形されたケー
ス一体コネクターを射出成形するに際して、絶縁性材料
からなる端子セット板を前記下型のコネクター成形部の
上面にセットし、該端子セット板の端子挿通孔に隙間の
ない嵌合状態で端子が挿通され、しかも該端子が前記下
型の端子差込孔に所定の隙間を設けて差し込まれた状態
にして、樹脂を射出するので、以下のような諸効果が奏
される。 (1)端子セット板がゴム板、樹脂板等で構成されてい
ると共に、下型の端子差込孔と端子とは非接触となるの
で、端子セット板の端子挿通孔の部分において、端子と
接触しても、その表面が傷付けられないと共に、下型の
端子差込孔と接触してメッキ面が剥がされるようなこと
もない。 (2)端子セット板の端子挿通孔には、端子が隙間のな
い嵌合状態で挿通されるが、該端子セット板がゴム板、
樹脂板等で構成されていて、端子挿通孔よりも多少寸法
の大きな端子であっても挿通可能であると共に、下型の
端子差込孔には、端子が非接触で差し込まれるので、端
子の断面寸法に多少のバラツキがあっても、下型の端子
差込孔に差込み可能となって、成形品の歩留りが向上す
る。 (3)端子セット板の端子挿通孔に対して端子が隙間な
く嵌合されているのみで、下型の端子差込孔に対して
は、所定の隙間を有して端子が差し込まれているため
に、下型に対する端子のセットが簡単となる。特に、多
端子コネクターの場合には、端子セット板の各端子挿通
孔に多数本の端子を予め挿通保持させておいて、多数本
の端子を下型の端子差込孔に同時に差し込むことができ
るので、下型に対する多端子のセットが極めて容易とな
る。これらの結果、下型に対する端子のセット時間を短
くできて、成形サイクルが高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により成形されたケース一体コネ
クターの斜視図である。
【図2】同じく縦断面図である。
【図3】下型LMと、端子セット板S、複数本の端子T
との分離状態の斜視図である。
【図4】端子セット板Sに予め挿通保持された多数本の
端子Tを同時に下型LMにセットする状態を示す斜視図
である。
【図5】(イ)は、下型LMの端子差込孔H1 に対して
端子Tを差し込む前の状態を示す図であり、(ロ)は、
同じく端子Tを差し込んでいる途中の状態を示す図であ
り、(ハ)は、端子Tが差し込まれた状態を示す図であ
る。
【図6】下型LMの端子差込孔H1 に端子Tが差し込ま
れた状態の拡大平面断面図である。
【図7】端子セット板Sの端子挿通孔H2 の部分の拡大
図である。
【図8】端子差込孔H1 の最奥部に設けられた端子嵌合
部H1aに端子Tの先端部が嵌合された状態を示す拡大断
面図である。
【図9】端子差込孔H1 の最奥部に設けられた端子嵌合
部H1bに端子Tの先端部が嵌合された状態を示す拡大断
面図である。
【図10】端子セット板Sの端子挿通孔H2 の周縁部が
下型LMの端子差込孔H1 に片持ち状となって入り込ん
でいる状態を示す拡大断面図である。
【図11】下型LMと分割構造の上型UM1,UM2 とを
型締めした状態の断面図である。
【図12】成形後に下型LMと上型UM1,UM2 とを分
離させた状態の断面図である。
【図13】従来の下型LM’を示す斜視図である。
【図14】(イ)は、従来の下型LM’の端子差込孔
H'1に対して端子Tを差し込む前の状態を示す図であ
り、(ロ)は、同じく端子Tを差し込んでいる途中の状
態を示す図であり、(ハ)は、端子Tが差し込まれた状
態を示す図である。
【図15】成形初期において各型、及び端子Tの表面に
スキン層32が形成されることを示す断面図である。
【図16】図15のXで示される部分の拡大図である。
【符号の説明】
B:ケース C:コネクター H1 :端子差込孔 H2 :端子挿通孔 H1a, H1b:端子嵌合部 LM:下型 S:端子セット板 T:端子 UM1,UM2 :上型 1:コネクター成形部 2:キャビティ 3:位置決め凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型のコネクター成形部に設けた端子差
    込孔に端子が差し込まれた状態で、該下型と上型とを型
    締めして樹脂を射出することにより、コネクターとケー
    スとを一体成形するケース一体コネクターの成形方法で
    あって、 絶縁性材料からなる端子セット板を前記下型のコネクタ
    ー成形部の上面にセットし、該端子セット板の端子挿通
    孔に隙間のない嵌合状態で端子が挿通され、しかも該端
    子が前記下型の端子差込孔に所定の隙間を設けて差し込
    まれた状態にして、樹脂を射出することを特徴とするケ
    ース一体コネクターの成形方法。
  2. 【請求項2】 端子差込孔の最奥部には、端子の先端部
    が嵌合される端子嵌合部が形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のケース一体コネクターの成形方
    法。
  3. 【請求項3】 端子セット板に設けられた各端子挿通孔
    に複数本の端子を挿通保持させておいて、複数本の端子
    を下型の端子差込孔に同時に差し込むことを特徴とする
    請求項1に記載のケース一体コネクターの成形方法。
  4. 【請求項4】 端子セット板は、その厚さ方向の一部が
    下型のコネクター成形部の上面に形成された位置決め凹
    部に嵌合されて、下型のコネクター成形部に対して端子
    セット板が位置決めされることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載のケース一体コネクターの成形
    方法。
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