JPH02154854A - 摺動テーブル装置およびその製造方法 - Google Patents

摺動テーブル装置およびその製造方法

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JPH02154854A
JPH02154854A JP63308583A JP30858388A JPH02154854A JP H02154854 A JPH02154854 A JP H02154854A JP 63308583 A JP63308583 A JP 63308583A JP 30858388 A JP30858388 A JP 30858388A JP H02154854 A JPH02154854 A JP H02154854A
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JP
Japan
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hole
plastic
carrier
nut
carrier member
Prior art date
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Pending
Application number
JP63308583A
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English (en)
Inventor
Sosuke Kawashima
壯介 河島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は各種のフィーダー、ローダ−等の送り系に用い
られる摺動テーブル装置、特にねじ送り機構部およびプ
ラスチック材の直動摺動案内部を備えた摺動テーブル装
置に関する。
〔従来技術〕
従来から摺動性に冨んだプラスチック材を摺動案内部に
用いられる送り装置、例えば送りねじが螺挿されるナツ
ト部や直動案内部をプラスチック摺動部材に形成した摺
動テーブル装置が知られている。これらのプラスチック
材ナツト部や直動案内部は個別に製作され、ワーク保持
部となるキャリヤに後からねし止めや接着等の方法で固
定していた。この場合、ナツト中心と直動案内面との相
対位!およびその平行度を精密に出す必要があるため、
キャリヤのプラスチック取付面を高精度に加工し、プラ
スチックナツト部と直動案内部との位置出しを、治具を
用いたりキャリヤの位置決め部に係止させたりして行っ
ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
プラスチック材のナツトや摺動部は射出成形等により高
精度、安価に製造できるが、上述の如〈従来のプラスチ
ック摺動テーブル装置は、キャリヤとプラスチックナツ
ト部、プラスチック摺動部が別工程で個々に製作される
ので、キャリヤの高精度加工、ナツト部や摺動部の組み
付けに手数を要し、コスト高となっていた。また摺動性
能を重視したプラスチックは強度が弱く、接着性も良く
ないため、接合部の加工あるいは組立性、強度性を考慮
した構造としなければならず、送り系設計上の大きな制
約となっていた。
本発明は、プラスチックナツト部、プラスチック案内摺
動部および高強度材例えばアルミ合金材等のキャリヤ部
材を成形加工で一体化し、これによって高精度、低コス
ト化を図ったプラスチック摺動テーブル装置およびその
製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による摺動テーブル装置は、プラスチック材で一
体に成形されたナツト部および直動案内部をもつキャリ
ヤと、前記ナツト部に螺合される送りねじと、前記送り
ねじと平行に伸長しかつ前記直動案内部と相対摺動嵌合
する直動案内部受けとを有して構成されている。
また本発明の摺動テーブル装置の製造方法は、貫通孔部
の両外側部に直動摺動部の芯部分が形成されかつ該貫通
孔部の側部にプラスチック流入孔が形成されたキャリヤ
部材を、雄ねじ状芯型をもつ成形型内に該雄ねじ状芯型
が前記貫通孔部に空隙を有して挿通されるように設置し
、前記成形型内にプラスチック材を注入し、前記芯部分
の外周、および前記プラスチック流入孔を通して前記貫
通孔部と前記雄ねじ状芯型との間にプラスチック材を充
填、固化した後、前記雄ねじ状芯型をねじ作用で抜去し
、前記キャリヤ部材で補強されたプラスチックナツト部
およびプラスチック摺動案内部を形成するようにしたも
のである。
〔作用〕
本発明におけるプラスチックナンド部およびプラスチッ
ク直動案内部は、キャリヤ部材の側部のプラスチック流
入孔を通して該キャリヤの貫通孔部および外側部に一体
に成形固着されるやプラスチックナツト部は成形後雄ね
じ状芯型をねじ作用で抜き取ることにより得られるので
、前記雄ねじ状芯型とプラスチック直動案内部を成形す
る外側の成形型との平行度、位置関係さえ高精度に製作
すれば、キャリヤの貫通孔部および直動案内部の芯部分
の精度出しは不要である。プラスチックナツト部に螺挿
される送りねじはテーブル装置本体側に軸支され、また
装置本体部の内側面に形成した直動案内部受けとプラス
チック直動案内部が摺動嵌合され、キャリヤの回り止め
および軸方向移動のガイドとなる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例について図面を参照して説明する
第4図はプラスチック固着前のキャリヤ部材2の斜視図
である。アルミ合金、鋳鉄その他の硬質高強度材で一体
に形成されたキャリヤ部材2はその略中央部に貫通孔部
2aを有し、また該貫通孔部の左右両外側部に該貫通孔
部と平行にのびる一対の略半円柱状の突出部2bが形成
されている。
この突出部2bは後述する直動室内部の芯部分となる。
キャリヤ部材2はその貫通孔部2aに続いて上面にワー
ク保持部2cを有している。ワーク保持部2Cにはワー
ク!3!置台(テーブル)を固着するためのねじ孔9が
4箇所設けられている。さらに貫通孔部2aの左右側部
、具体的には前記突出部2bの上下近接位置に貫通孔内
に連通ずるプラスチック流入孔2dが形成されている。
各円柱状突出部2塾の両端部にはその内側に切込部2e
が形成されている。
第1図および第2図を参照すれば、キャリヤ20貫通孔
部2aの孔内面にプラスチック材の雌ねじ部即ちプラス
チックナツト部3が固着されている。またキャリヤ部材
2の両突出部2bの外周面全体はプラスチック材で包囲
され、これによってプラスチック直動案内部4が構成さ
れている。ナツト部3のプラスチック材と直動案内部4
のプラスチック材は貫通孔部2a側方の流入孔2dを介
して相互に連通し、一体化されるので、キャリヤ部材2
への固着が確実となる。なおキャリヤ部材2の突出部2
bの両端面2fは必ずしもプラスチック材で覆われる必
要はないが、該端面の切込部2eにはプラスチック材が
充填されている。切込部2eに詰められたプラスチック
材は突出部2bを覆う上下のプラスチック材を上下方向
につなぎ、これによってプラスチック材がキャリヤ部材
2、特にその突出部2bから剥離するのを防止している
。プラスチックナツト部3の軸線とプラスチック直動案
内部4は精度のよい平行状態となっており、また両者間
の位置関係も高精度に保持されている。必要によりプラ
スチック直動案内部の外側面には第5図に示すように動
圧発生溝5が形成されてもよい。
摺動テーブル装置1の本体部6には送りねじ7が図示し
ない回転駆動源によって回転されるように軸支されてお
り、また送りねじ7をはさんでその両側部内面に該送り
ねじと平行にのびる凹状の直動案内部受け8が形成され
ている。
キャリヤ側のプラスチックナツト部3およびプラスチッ
ク直動案内部4は装置本体側の送りねじ7および直動案
内部受け8に相対摺動可能な公差で螺合および嵌合され
、送りねじ7の回転駆動によりキャリヤ20は直動案内
部受け8にガイドされつつそのねじ送り作用で軸方向に
移動する。キャリヤ20上面のワーク保持部2c上には
直接あるいは適当なワークII置台(図示省略)を介し
てワークが取り付けられる。このようにしてキャリヤ2
0はプラスチックナツト部およびプラスチック直動案内
部を保持、補強する機能とワークを担持して移動させる
機能を兼ねている。
上述したキャリヤ部材2とプラスチック材の結合方法に
ついて説明する。まず上述した形状のキャリヤ部材2を
精密鋳造等で製造し、その上面のワーク保持部2cを基
準面となるように仕上加工する。このキャリヤ部材2を
雄ねじ状芯型を有する射出成形金型内に前記ワーク保持
部2cの面を基準にして設置し、前記雄ねじ状芯型をキ
ャリヤ部材2の貫通孔部2a内に挿入する。この場合雄
ねじ状芯型の外径は貫通孔部内径より小径となっており
、したがって前記芯型と貫通孔部間には所定の間隙が形
成されている。キャリヤ部材2を成形金型内に固定する
ときには適当な位置決め固定用の金具部材が用いられる
ことは勿論である。この状態でキャリヤ部材2の突出部
2b端面の切込部2eから溶融したプラスチックを金型
内に射出、成形する。溶融したプラスチックはキャリヤ
部材2の突出部2bまわりの直動案内部4を成形すると
ともにプラスチック流入孔2dから前記雄ねじ状芯型と
キャリヤ部材2の貫通孔部2a間に流入し、芯型に対応
したナツト部3を成形する。溶融プラスチックが固化し
た後、前記雄ねじ状芯型を回転させてナツト部3から抜
き取り、プラスチックナツト部3およびプラスチック直
動案内部4が一体成形されたキャリヤ20を成形金型か
ら取り出す、直動案内部4に前述した動圧発生溝5を形
成する場合は前記成形金型によって同時に成形する。こ
のようにしてナツト部および直動案内部が一体成形で固
着されたキャリヤ20はナンド部と直動案内部の平行度
が出ているだけでなくキャリヤ基準面との平行度も確保
されているので、成形後の後加工の必要は省略できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によるプラスチンク摺動テー
ブル装置は、プラスチック材で一体成形されたナツト部
および直動案内部をもつキャリヤを有しているので、キ
ャリヤとナツト部あるいは直動案内部との接合による内
部応力の発生や接合部での剥れがなく、直動案内部に加
わる引張り荷重や曲げ荷重でも破損を起すことがなく、
強度向上が図られる。一体成形でキャリヤ部材とプラス
チック部分が固着されることからキャリヤ部材のプラス
チック接合部の精度出しが不要となり、キャリヤ部材の
接合部を鋳物等で複雑な形状に形成でき、例えばプラス
チック部分で主として圧縮荷重のみを受けるような形状
にできる。ナツト部およば直動案内部間の平行度出しや
取り付けの作業が省かれ、それだけ低コスト化を図るこ
とができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る摺動テーブル装置のナツ
ト部および直動案内部を固着したキャリヤの斜視図、第
2図は第1図に示すキャリヤを用いた摺動テーブル装置
の横断面図、第3図は第2図の縦断面図、第4図はナツ
ト部および直動案内部の固着前のキャリヤ部材の斜視図
、第5図は動圧発生溝を有する直動案内部の部分的な斜
視図である。 1・・・摺動テーブル装置、2・・・キャリヤ部材、2
a・・・貫通孔部、2b・・・突出部、2c・・・ワー
ク保持部、2d・・・流入孔、2e・・・切込部、3・
・・ナツト部、4・・・直動案内部、5・・・動圧発生
溝、7・・・送りねじ、8・・・直動案内部受け、20
・・・キャリヤ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、プラスチック材で一体成形されたナット部およ
    び直動案内部をもつキャリヤと、前記ナット部に螺合さ
    れる送りねじと、前記送りねじと平行に伸長しかつ前記
    直動案内部と相対摺動嵌合する直動案内部受けとを有す
    ることを特徴とする摺動テーブル装置。
  2. (2)、前記ナット部の外側および前記直動案内部の内
    側に一体物の硬質高強度部材のキャリヤ部材が設けられ
    ることを特徴とする請求項第1項に記載の摺動テーブル
    装置。
  3. (3)、前記キャリヤ部材は貫通孔部を有し該貫通孔部
    の両外側部に前記直動案内部の芯部分が形成され、前記
    貫通孔部の上部にワーク支持部が形成され、さらに前記
    貫通孔部の外側部に該貫通孔部内に通じるプラスチック
    流入孔が設けられることを特徴とする請求項第1項また
    は第2項記載の摺動テーブル装置。
  4. (4)、貫通孔部の両外側部に直動案内部の芯部分が形
    成されかつ該貫通孔部の側部にプラスチック流入孔が形
    成されたキャリヤ部材を成形型内に設置し、前記貫通孔
    部内に離隔して雄ねじ状芯型を配置し、前記成形型内に
    プラスチック材を注入し、前記芯部分の外周、および前
    記プラスチック流入孔を通して前記貫通孔部の内周にプ
    ラスチック材を充填、固化した後、前記成形型を取り外
    すとともに前記雄ねじ状芯型を抜去し、前記キャリヤ部
    材で補強されたプラスチック材のナット部および直動案
    内部を形成することを特徴とする摺動テーブル装置の製
    造方法。
JP63308583A 1988-12-06 1988-12-06 摺動テーブル装置およびその製造方法 Pending JPH02154854A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0538444U (ja) * 1991-03-22 1993-05-25 旭光学工業株式会社 ねじ軸調整機構
US6597652B2 (en) * 2000-03-29 2003-07-22 Alpine Electronics, Inc. Optical pickup moving mechanism
US7334246B2 (en) * 2004-11-09 2008-02-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pickup apparatus for optical disc drive having an improved receiving unit
DE102007043391B4 (de) 2007-09-12 2018-08-23 Robert Bosch Gmbh Aktuator mit verlagerbarem Ausleger

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