JPH0647773A - インサートナットの装着方法 - Google Patents
インサートナットの装着方法Info
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- JPH0647773A JPH0647773A JP22490292A JP22490292A JPH0647773A JP H0647773 A JPH0647773 A JP H0647773A JP 22490292 A JP22490292 A JP 22490292A JP 22490292 A JP22490292 A JP 22490292A JP H0647773 A JPH0647773 A JP H0647773A
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- Japan
- Prior art keywords
- insert nut
- pin
- synthetic resin
- magnet
- die
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金型の内面にインサートナットを挿入するピ
ンを立設するとともにピンの基部の金型内面側に磁石を
埋め込むことにより、金型内面とインサートナット端面
との間に合成樹脂材料が流入するのを防ぐ。 【構成】 金型４の凹部７にピン８を立設し、その基部
の金型内面側に磁石９を埋め込む。インサートナット３
をピン８に挿入すると端面が磁石９に吸引され金型４の
内面に密着する。従って合成樹脂材料６がこの間に流入
することがなく、インサートナットの端面が表面に露出
した成形品が得られ、ボルト締付力不足やゆるみ等の不
具合を防ぐ。
ンを立設するとともにピンの基部の金型内面側に磁石を
埋め込むことにより、金型内面とインサートナット端面
との間に合成樹脂材料が流入するのを防ぐ。 【構成】 金型４の凹部７にピン８を立設し、その基部
の金型内面側に磁石９を埋め込む。インサートナット３
をピン８に挿入すると端面が磁石９に吸引され金型４の
内面に密着する。従って合成樹脂材料６がこの間に流入
することがなく、インサートナットの端面が表面に露出
した成形品が得られ、ボルト締付力不足やゆるみ等の不
具合を防ぐ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は合成樹脂部材の成形時
におけるインサートナットの装着方法に関する。
におけるインサートナットの装着方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】合成樹脂部材に対しボルト等の締付けを
強固にするため、予め、金属製のインサートナットを装
着しておくことが行われている。
強固にするため、予め、金属製のインサートナットを装
着しておくことが行われている。
【０００３】その方法は、図３に示すようにキャビテー
ション側金型３２の内面にピン３３を立てておき、イン
サートナット３０をピン３３に挿入し、キャビテーショ
ン側金型３２とコア側金型３４とを所定の相対位置に固
定して合成樹脂材料３１を射出し、インサートナット３
０を一体化して固化させることにより合成樹脂部材３５
を成形し、金型を移動して前記部材３５を取出すという
方法である。
ション側金型３２の内面にピン３３を立てておき、イン
サートナット３０をピン３３に挿入し、キャビテーショ
ン側金型３２とコア側金型３４とを所定の相対位置に固
定して合成樹脂材料３１を射出し、インサートナット３
０を一体化して固化させることにより合成樹脂部材３５
を成形し、金型を移動して前記部材３５を取出すという
方法である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の方
法では、インサートナット３０のねじ山の径（最小内
径）にばらつきがあるため、ピン３３直径をやや小さめ
にして、このばらつきに対応している。従ってピン３３
とインサートナット３０の間にガタが生じキャビテーシ
ョン側金型３２を移動する際の振動や合成樹脂材料３１
が流入する際の流動圧によってインサートナット３０が
ピン３３に対し相対移動し、キャビテーション側金型３
２の内面とインサートナット３０の端面との間に合成樹
脂材料３１が流入し、図４に示すようにインサートナッ
ト３０の端面に被覆層３６が生じ、合成樹脂部材３５に
インサートナット３０が埋め込まれたようになる。被覆
層３６によってボルト締付時の締付不足やゆるみが発生
する。
法では、インサートナット３０のねじ山の径（最小内
径）にばらつきがあるため、ピン３３直径をやや小さめ
にして、このばらつきに対応している。従ってピン３３
とインサートナット３０の間にガタが生じキャビテーシ
ョン側金型３２を移動する際の振動や合成樹脂材料３１
が流入する際の流動圧によってインサートナット３０が
ピン３３に対し相対移動し、キャビテーション側金型３
２の内面とインサートナット３０の端面との間に合成樹
脂材料３１が流入し、図４に示すようにインサートナッ
ト３０の端面に被覆層３６が生じ、合成樹脂部材３５に
インサートナット３０が埋め込まれたようになる。被覆
層３６によってボルト締付時の締付不足やゆるみが発生
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明のインサートナ
ットの装置方法は、キャビテーション側金型のインサー
トナット挿入用のピンの基部に磁石を埋め込み、インサ
ートナットをピンに挿入し、端面を磁石に吸着させて合
成樹脂材料を射出し、成形した合成樹脂部材を取出す際
は磁石の吸着力に抗して、合成樹脂部材と一体化したイ
ンサートナットを磁石から剥離させるものである。
ットの装置方法は、キャビテーション側金型のインサー
トナット挿入用のピンの基部に磁石を埋め込み、インサ
ートナットをピンに挿入し、端面を磁石に吸着させて合
成樹脂材料を射出し、成形した合成樹脂部材を取出す際
は磁石の吸着力に抗して、合成樹脂部材と一体化したイ
ンサートナットを磁石から剥離させるものである。
【０００６】
【作用】インサートナットを挿入して端面を磁石に吸着
させることによりキャビテーション側金型内面とインサ
ートナットの端面とは密着し、吸着力のために金型移動
時の振動や合成樹脂材料の流入時の流動圧等により前記
密着が離れることはない。従って成形後のインサートナ
ット端面には従来のような被覆層は生じない。
させることによりキャビテーション側金型内面とインサ
ートナットの端面とは密着し、吸着力のために金型移動
時の振動や合成樹脂材料の流入時の流動圧等により前記
密着が離れることはない。従って成形後のインサートナ
ット端面には従来のような被覆層は生じない。
【０００７】
【実施例】図２に要部を示すダクト１は凸部２を設けて
インサートナット３を装着し、取付けボルトを締付ける
ものである。合成樹脂部材であるダクト１は、図１に部
分を示すキャビテーション側金型４とコア側金型５との
間に溶融した合成樹脂材料６を射出して成形する。キャ
ビテーション側金型４に凸部２に対応する凹部７を設
け、ピン８を立設する。ピン８はインサートナット３の
長さにほぼ等しい長さｌを有し、直径ｄはインサートナ
ット３のねじ山の径（最小内径）よりわずかに小さい。
ピン８の基部の凹部７の内面に磁石９を埋め込んで固着
させる。
インサートナット３を装着し、取付けボルトを締付ける
ものである。合成樹脂部材であるダクト１は、図１に部
分を示すキャビテーション側金型４とコア側金型５との
間に溶融した合成樹脂材料６を射出して成形する。キャ
ビテーション側金型４に凸部２に対応する凹部７を設
け、ピン８を立設する。ピン８はインサートナット３の
長さにほぼ等しい長さｌを有し、直径ｄはインサートナ
ット３のねじ山の径（最小内径）よりわずかに小さい。
ピン８の基部の凹部７の内面に磁石９を埋め込んで固着
させる。
【０００８】ピン８にインサートナット３を挿入し端面
を磁石９に吸着させて凹部７の内面とインサートナット
３の端面とを密着させ、両金型４、５を所定位置に固定
する。
を磁石９に吸着させて凹部７の内面とインサートナット
３の端面とを密着させ、両金型４、５を所定位置に固定
する。
【０００９】次いで射出口（図示せず）より熱可塑性の
合成樹脂材料６を射出すると両金型４、５の間に流入
し、冷却固化して成形される。インサートナット３には
つば部１０、１１が設けてあるから、つば部１０、１１
と軸部１２の段差によりインサートナット３は一体化さ
れてダクト１が成形される。
合成樹脂材料６を射出すると両金型４、５の間に流入
し、冷却固化して成形される。インサートナット３には
つば部１０、１１が設けてあるから、つば部１０、１１
と軸部１２の段差によりインサートナット３は一体化さ
れてダクト１が成形される。
【００１０】ダクト１が冷却固化したのち両金型４、５
を移動させてダクト１を取外す。この際インサートナッ
ト３はダクト１側に固着されていて磁石の吸着力に抗し
て剥離させられる。このようにしてインサートナット３
を装着したダクト１が完成する。
を移動させてダクト１を取外す。この際インサートナッ
ト３はダクト１側に固着されていて磁石の吸着力に抗し
て剥離させられる。このようにしてインサートナット３
を装着したダクト１が完成する。
【００１１】なお、インサートナット３の山径とピンの
直径との隙間はねじ山のばらつきに対応する程度であ
り、この隙間には合成樹脂材料６はその粘度などの影響
により流入しないので問題は生じない。
直径との隙間はねじ山のばらつきに対応する程度であ
り、この隙間には合成樹脂材料６はその粘度などの影響
により流入しないので問題は生じない。
【００１２】
【発明の効果】この発明はインサートナットを挿入する
ピンの基部に磁石を埋め込み、インサートナットを吸着
させてキャビテーション側金型の内面に密着させたの
で、合成樹脂材料がそれらの間に流入することがなく、
インサートナットの端面が合成樹脂部材の表面に露出し
た状態の成形品を得ることができ、ボルトの締付等に不
都合を生じることがない。
ピンの基部に磁石を埋め込み、インサートナットを吸着
させてキャビテーション側金型の内面に密着させたの
で、合成樹脂材料がそれらの間に流入することがなく、
インサートナットの端面が合成樹脂部材の表面に露出し
た状態の成形品を得ることができ、ボルトの締付等に不
都合を生じることがない。
【図１】実施例の成形工程を示す要部の図
【図２】実施例により得られる成形品の要部の図
【図３】従来の成形方法の図
【図４】従来の成形方法により得られる成形品の要部の
図
図
【符号の説明】 １ ダクト（合成樹脂部材） ３ インサートナット ４ キャビテーション側金型 ８ ピン ９ 磁石
Claims (1)
- 【請求項１】 キャビテーション側金型の内面にピンを
設けるとともにピンの基部付近の金型内面側に磁石を埋
め込み、インサートナットをピンに挿入して端面を磁石
に吸着させ、金型の内側に合成樹脂材料を射出して合成
樹脂部材をインサートナットと一体に成形し、合成樹脂
部材をインサートナットと共に磁石の吸着力に抗して取
り出す、インサートナットの装着方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22490292A JP3313415B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | インサートナットの装着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22490292A JP3313415B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | インサートナットの装着方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0647773A true JPH0647773A (ja) | 1994-02-22 |
| JP3313415B2 JP3313415B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=16820950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22490292A Expired - Fee Related JP3313415B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | インサートナットの装着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3313415B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009519410A (ja) * | 2005-12-13 | 2009-05-14 | ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト | 巻き掛け手段のためのガイド装置、並びにガイド装置を製造するための射出成形工具 |
| CN102756453A (zh) * | 2011-04-28 | 2012-10-31 | 爱三工业株式会社 | 嵌入成形品的制造方法、嵌入螺母及嵌入成形品 |
| WO2014087681A1 (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | 豊田鉄工株式会社 | 樹脂部品の締結部構造、およびその成形装置 |
| JP2020015201A (ja) * | 2018-07-24 | 2020-01-30 | 矢島工業株式会社 | 樹脂成形品の製造方法 |
| CN110757694A (zh) * | 2019-10-11 | 2020-02-07 | 扬州精创汽车设计有限公司 | 一种dcpd材料成型过程中防止预埋螺母堵塞的方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102601461B1 (ko) * | 2023-06-08 | 2023-11-13 | (주)협화산업 | 슬라이드 코어핀 조립체 및 이를 포함하는 인서트 사출 성형 금형 구조물 |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP22490292A patent/JP3313415B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009519410A (ja) * | 2005-12-13 | 2009-05-14 | ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト | 巻き掛け手段のためのガイド装置、並びにガイド装置を製造するための射出成形工具 |
| CN102756453A (zh) * | 2011-04-28 | 2012-10-31 | 爱三工业株式会社 | 嵌入成形品的制造方法、嵌入螺母及嵌入成形品 |
| WO2014087681A1 (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | 豊田鉄工株式会社 | 樹脂部品の締結部構造、およびその成形装置 |
| JP2020015201A (ja) * | 2018-07-24 | 2020-01-30 | 矢島工業株式会社 | 樹脂成形品の製造方法 |
| CN110757694A (zh) * | 2019-10-11 | 2020-02-07 | 扬州精创汽车设计有限公司 | 一种dcpd材料成型过程中防止预埋螺母堵塞的方法 |
| CN110757694B (zh) * | 2019-10-11 | 2021-11-26 | 扬州精创汽车设计有限公司 | 一种dcpd材料成型过程中防止预埋螺母堵塞的方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3313415B2 (ja) | 2002-08-12 |
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