JP2694275B2 - 螺旋状長孔を有するスリーブ状樹脂成形体の成形方法及びその成形用金型装置 - Google Patents

螺旋状長孔を有するスリーブ状樹脂成形体の成形方法及びその成形用金型装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、スリーブ状の樹脂成形体を成形する際
に、該スリーブ状樹脂成形体における周面部の所要個所
に所要の傾斜角度・幅・長さから成る螺旋状の長孔(以
下、螺旋状長孔と云う)を同時に成形することができる
成形方法及びその成形用金型装置に関するものである。
〔従来の技術〕
スリーブ状の樹脂成形体を成形するときに、該樹脂成
形体の一部に通常の丸孔や長孔等の孔部を同時に成形す
ることは、従来より広く一般に行われている。
ところで、第6図に示すように、スリーブ状の樹脂成
形体部分1に螺旋状長孔2を同時に成形するとき、該螺
旋状長孔にその形状に起因した逆テーパー部分、即ち、
アンダーカット3が形成されると云う樹脂成形上の問題
がある。
また、スリーブ状成形体に螺旋状長孔を形成する一般
的な技術としては、例えば、アルミダイカスト機によっ
て、予め、スリーブ状の成形体を成形し、次に、その後
加工工程として該成形体の所定個所に所要の螺旋状長孔
を穿設する方法等が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記したように、螺旋状長孔を有するスリーブ状成形
体を成形する際に、そのスリーブ状成形体を形成する前
加工工程と、該成形体に螺旋状長孔を穿設する後加工工
程を必要とする場合はその成形に多くの手数を要してコ
スト高になると共に、この種形状の製品、例えば、精密
成形が要請されているズームカムリング等のカメラ部品
を形成するためには、熟練した精密成形技術が必要とさ
れると云った問題がある。
本発明は、スリーブ状の樹脂成形体を成形する際に、
該樹脂成形体に螺旋状長孔を同時に成形する方法と、そ
の成形用金型装置を提供することにより、上述したよう
な従来の問題点を確実に解消することを目的とするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る螺旋状長孔を有するスリーブ状樹脂成形
体の成形方法は、スリーブ状樹脂成形体部分11の所要個
所にスラスト方向の切欠部13を形成し、且つ、該切欠部
に長手方向に沿う略半分に相当する一方側の螺旋状長孔
面121を形成する突起161を設けたコア16、及び、該コア
における上記切欠部13の外周位置に所要の大径周面部14
を形成し、且つ、該大径周面部に長手方向に沿う略半分
に相当する他方側の螺旋状長孔面122を形成する凹所151
を設けたキャビティプレート部15の両者を嵌装して樹脂
成形用のキャビティ171・172を構成すると共に、上記キ
ャビティ内に溶融樹脂材料を注入充填させることによ
り、該キャビティ内にて成形されるスリーブ状樹脂成形
体部分11の周面部に、上記両螺旋状長孔面121・122から
構成される所要の傾斜角度・幅・長さから成る螺旋状の
長孔12を同時に樹脂成形することを特徴とするものであ
る。
また、本発明に係る螺旋状長孔を有するスリーブ状樹
脂成形体の成形方法は、上記成形方法におけるキャビテ
ィプレート部15を所要複数体に分割して形成すると共
に、該各分割キャビティプレート部をコア16に対して夫
々進退自在となるように配設するサイドスライド方式を
採用したことを特徴とするものである。
また、本発明に係る螺旋状長孔を有するスリーブ状樹
脂成形体の成形方法は、上記成形方法におけるキャビテ
ィプレート部の凹所151に換えて、樹脂成形体部分11に
おける切欠部13の内周位置に所要の小径周面部を形成
し、且つ、該小径周面部に長手方向に沿う略半分に相当
する他方側の螺旋状長孔面を形成した凹所を用いたこと
を特徴とするものである。
また、本発明に係る螺旋状長孔を有するスリーブ状樹
脂成形体の成形用金型装置は、スリーブ状樹脂成形体A
の外周面側を形成するキャビティプレート部15と、該キ
ャビティプレート部の所定位置に進退自在に嵌装させる
ことにより該スリーブ状樹脂成形体Aの内周面側を形成
するコア16とから構成される樹脂成形用キャビティ171
・172を備えると共に、上記コア16側には、スリーブ状
樹脂成形体部分11の所要個所にスラスト方向の切欠部13
を形成し、且つ、該切欠部に長手方向に沿う略半分に相
当する一方側の螺旋状長孔面121を形成する突起161を配
設し、また、上記キャビティプレート部15側には、上記
樹脂成形体部分11における切欠部13の外周位置に所要の
大径周面部14を形成し、且つ、該大径周面部に長手方向
に沿う略半分に相当する他方側の螺旋状長孔面122を形
成する凹所151を配設して構成したことを特徴とするも
のである。
また、本発明に係る螺旋状長孔を有するスリーブ状樹
脂成形体の成形用金型装置は、スリーブ状樹脂成形体A
の内周面側を形成するコア16と、該コアに嵌装させるス
リーブ状樹脂成形体の外周面側を形成するキャビティプ
レート部15とを備え、且つ、該キャビティプレート部を
所要複数体に分割して形成すると共に、該各分割キャビ
ティプレート部を上記コア16に対して夫々進退自在に配
設し、更に、上記コア16側には、スリーブ状樹脂成形体
部分11の所要個所にスラスト方向の切欠部13を形成し、
且つ、該切欠部に長手方向に沿う略半分に相当する一方
側の螺旋状長孔面121を形成する突起161を配設し、ま
た、上記キャビティプレート部15側には、上記樹脂成形
体部分11における切欠部13の外周位置に所要の大径周面
部14を形成し、且つ、該大径周面部に長手方向に沿う略
半分に相当する他方側の螺旋状長孔面122を形成する凹
所151を配設して構成したことを特徴とするものであ
る。
また、本発明に係る螺旋状長孔を有するスリーブ状樹
脂成形体の成形用金型装置は、上記金型装置におけるキ
ャビティプレート部の凹所151に換えて、樹脂成形体部
分11における切欠部13の内周位置に所要の小径周面部を
形成し、且つ、該小径周面部に長手方向に沿う略半分に
相当する他方側の螺旋状長孔面を形成する凹所を用いる
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明によれば、一方側の螺旋状長孔面(121)をコ
ア(16)に形成した突起(161)にて成形し、また、他
方側の螺旋状長孔面(122)をキャビティプレート部(1
5)に形成した凹所(151)にて成形するものであるか
ら、該コア(16)及び該キャビティプレート部(15)或
はその他の何れの個所にもアンダーカットが夫々構成さ
れないことになる。
従って、スリーブ状成形体(A)を樹脂成形する場合
にも拘らず、その螺旋状長孔(12)部には実質的にアン
ダーカットが構成されていないのと同じことになるか
ら、通常の樹脂成形時と同様に、スリーブ状の樹脂成形
体(A)の周面部に螺旋状長孔(12)を同時に成形する
ことができる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例図に基づいて説明する。
第1図乃至第3図には、周面部の所要個所に螺旋状長
孔を形成したスリーブ状の樹脂成形体Aが示されてお
り、また、第4図及び第5図には、該樹脂成形体Aを樹
脂成形するための金型装置Bの要部が夫々されている。
上記スリーブ状の樹脂成形体Aは、スリーブ状樹脂成
形体部分11における所要の周面部に、所要の傾斜角度・
幅・長さから成る螺旋状の長孔12を配設して構成されて
いる。
しかしながら、上記螺旋状長孔12は、スリーブ状樹脂
成形体部分11の所要個所にスラスト方向の切欠部13を形
成し且つ該切欠部に長手方向に沿う略下半分に相当する
一方側の螺旋状長孔面121を形成し、更に、上記切欠部1
3の外周位置に所要の大径周面部14を形成し且つ該大径
周面部に長手方向に沿う略上半分に相当する他方側の螺
旋状長孔面122を形成することにより、上記した切欠部1
3と大径周面部14とに対向配置される両螺旋状長孔面(1
21・122)から構成されるものである。
また、上記金型装置Bは、スリーブ状樹脂成形体Aの
外周面側を形成するためのキャビティプレート部15と、
該キャビティプレート部15の所定位置に対して進退自在
に嵌装させて該スリーブ状樹脂成形体Aの内周面側を形
成するためのコア16とから構成されると共に、その両者
間には、後述する樹脂成形用のキャビティ(171・172
が夫々構成されるように設けられている。
また、上記したコア16側には、スリーブ状樹脂成形体
部分11の所要個所にスラスト方向の切欠部13を形成し、
且つ、該切欠部13に長手方向に沿う略下半分に相当する
一方側の螺旋状長孔面121を形成するための突起161が配
設されている。
更に、上記キャビティプレート部15側には、スリーブ
状樹脂成形体部分11における切欠部13の外周位置に所要
の大径周面部14を形成し、且つ、該大径周面部に長手方
向に沿う略上半分に相当する他方側の螺旋状長孔面122
を形成するための凹所151が配設されている。
次に、上記構成を有する金型装置Bを用いた樹脂成形
品Aの成形作用について説明する。
この樹脂成形は、通常の樹脂成形の場合と同様に行え
ばよい。
まず、金型装置におけるキャビティプレート部15の所
定位置にコア16を嵌装して、上記スリーブ状樹脂成形体
部分11の成形用キャビティ171及び上記大径周面部14の
成形用キャビティ172を構成し、次に、該キャビティ(1
71・172)内に溶融樹脂材料を充填させればよい。
充填された溶融樹脂材料は、所定時間の経過後に、上
記キャビティ(171・172)の形状に対応して硬化成形さ
れるから、該キャビティ内よりその樹脂成形品Aを取り
出せばよい。
取り出した樹脂成形品Aには、上記キャビティ(171
・172)の形状に対応したスリーブ状樹脂成形体部分11
と、大径周面部14とが一体に形成されており、更に、該
樹脂成形品には所要の傾斜角度・幅・長さから成る螺旋
状長孔12が同時に樹脂成形されている。
即ち、前述したように、上記コア16側に設けた突起16
1によって、スリーブ状樹脂成形体部分11の所要個所に
スラスト方向の切欠部13を形成することができると共
に、該突起に設けた前記一方側の螺旋状長孔面(121
によって、上記切欠部13の下面側に螺旋状長孔12の略下
半分に相当する一方側の螺旋状長孔面121を成形するこ
とができ、また、上記キャビティプレート部15側に設け
た凹所151によって、上記樹脂成形体部分11における切
欠部13の外周位置に所要の大径周面部14を形成すること
ができると共に、該凹所に設けた前記他方側の螺旋状長
孔面(122)によって、上記大径周面部14の下面側に螺
旋状長孔12の略上半分に相当する他方側の螺旋状長孔面
122を成形することができる。このため、螺旋状長孔12
は、前記したように、上記スリーブ状樹脂成形体部分に
おける切欠部13と、該切欠部の外周位置に設けた大径周
面部14と対向配置される上記両螺旋状長孔面(121・1
22)から構成されることになるものである。
以上のように、上記金型装置Bの構成においては、一
方側の螺旋状長孔面121をコア16側にて成形すると共
に、他方側の螺旋状長孔面122をキャビティプレート部1
5側にて成形するものであり、また、該一方側の螺旋状
長孔面121をスリーブ状樹脂成形体部分11に形成すると
共に、該他方側の螺旋状長孔面122を上記樹脂成形体部
分11よりも外周位置に設けられる大径周面部14に形成す
るものであり、しかも、上記コア16はスリーブ状樹脂成
形体部分11のスラスト方向に進退摺動自在に設けられて
いる。従って、その螺旋状長孔12部には樹脂成形上のア
ンダーカットが実質的に構成されていないのと同じ結果
となるから、スリーブ状の樹脂成形体Aにおける所定個
所に所要の螺旋状長孔12を同時的に、即ち、一時成形に
より成形することができるものである。
なお、上記した実施例の方法及び構成は、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲内において、適宜に変更できるもの
である。
例えば、本発明スリーブ状樹脂成形体の螺旋状長孔に
おける他方側の螺旋状長孔面122は、そのスリーブ状樹
脂成形体部分11における切欠部13の内周位置に配設した
構成のものであってもよい。
また、本発明方法は、上述した方法におけるキャビテ
ィプレート部15の凹所151に換えて、樹脂成形体部分11
における切欠部13の内周位置に所要の小径周面部を形成
し、且つ、該小径周面部に長孔方向に沿う略半分に相当
する他方側の螺旋状長孔面を形成した凹所(図示なし)
を用いるようにしても差し支えないものである。
また、本発明金型装置は、上述した金型装置における
キャビティプレート部15の凹所151に換えて、樹脂成形
体部分11における切欠部13の内周位置に所要の小径周面
部を形成し、且つ、該小径周面部に長手方向に沿う略半
分に相当する他方側の螺旋状長孔面を形成する凹所(図
示なし)を用いるようにしてもよい。
更に、本発明は、上記金型装置Bにおけるキャビティ
プレート部15を複数体に分割して形成すると共に、該分
割キャビティプレート部をコア16に対して夫々進退自在
となるように配設するサイドスライド方式を採用しても
よい。
例えば、第4図中に一点鎖線にて略示するように、キ
ャビティプレート部15を二分割に形成し、且つ、該各分
割キャビティプレート部をコア16に対して夫々進退自在
に構成すればよい。
従って、このサイドスライド方式を採用した成形方法
及びその金型装置を用いる場合は、樹脂成形時における
コア側の突起161と、キャビティプレート部15側との摺
合面の摩擦を防止することができるから、例えば、樹脂
成形体Aにおける螺旋状長孔12部分に樹脂バリ等が形成
されるのを効率良く且つ確実に防止することができると
いった利点がある。更に、この場合は、各分割キャビテ
ィプレート部のキャビティ面に所要の樹脂成形面を施す
ことが可能であるから、上記樹脂成形体Aの外周面部等
を所要の形状に成形することができるといった樹脂成形
上の実用的な利点がある。
なお、上述した各実施例における螺旋状長孔12の傾斜
角度・幅及び長さ等の設定は、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲内において、必要に応じ適宜に変更・選択できる
ものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、樹脂成形手段を用いてスリーブ状の
樹脂成形体を成形する際に、該スリーブ状樹脂成形体の
周面部における所要の個所に所要の螺旋状長孔を同時的
に一時形成することができる。
このため、高精度・高品質性を備えた該スリーブ状樹
脂成形体を簡易に成形することができるのみならず、こ
の種製品を低価格にて提供することができると云った優
れた実用的な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を用いて成形した螺旋状長孔を有する
スリーブ状の樹脂成形体を示す斜視図である。 第2図は、該樹脂成形体の正面図である。 第3図は、第2図のIII−III線における一部切欠縦断側
面図である。 第4図は、本発明に係る金型装置の要部を示す一部切欠
横断平面図である。 第5図は、第4図のV−V線における縦断正面図であ
る。 第6図は、スリーブ状の成形体に螺旋状長孔を形成した
場合の形状例を示す正面図である。 〔符号の説明〕 A……樹脂成形体 B……金型装置 11……スリーブ状樹脂成形体部分 12……螺旋状長孔 121……螺旋状長孔面 122……螺旋状長孔面 13……切欠部 14……大径周面部 15……キャビティプレート部 151……凹所 16……コア 161……突起 171……キャビティ 172……キャビティ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スリーブ状樹脂成形体部分の所要個所にス
    ラスト方向の切欠部を形成し、且つ、該切欠部に長手方
    向に沿う略半分に相当する一方側の螺旋状長孔面を形成
    する突起を設けたコア、及び、上記切欠部の外周位置に
    所要の大径周面部を形成し、且つ、該大径周面部に長手
    方向に沿う略半分に相当する他方側の螺旋状長孔面を形
    成する凹所を設けたキャビティプレート部の両者を嵌装
    して樹脂成形用のキャビティを構成すると共に、上記キ
    ャビティ内に溶融樹脂材料を注入充填させることによ
    り、該キャビティ内にて成形されるスリーブ状樹脂成形
    体部分の周面部に、上記両螺旋状長孔面から構成される
    所要の傾斜角度・幅・長さから成る螺旋状の長孔を同時
    に樹脂成形することを特徴とする螺旋状長孔を有するス
    リーブ状樹脂成形体の成形方法。
  2. 【請求項2】キャビティプレート部を所要複数体に分割
    して形成すると共に、該各分割キャビティプレート部を
    コアに対して夫々進退自在となるように配設するサイド
    スライド方式を採用したことを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項に記載の螺旋状長孔を有するスリーブ状樹
    脂成形体の成形方法。
  3. 【請求項3】キャビティプレート部に設けた凹所が、樹
    脂成形体部分における切欠部の内周位置に所要の小径周
    面部を形成し、且つ、該小径周面部に長手方向に沿う略
    半分に相当する他方側の螺旋状長孔面を形成する凹所で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項、又は
    第(2)項に記載の螺旋状長孔を有するスリーブ状樹脂
    成形体の成形方法。
  4. 【請求項4】スリーブ状樹脂成形体の外周面側を形成す
    るキャビティプレート部と、該キャビティプレート部の
    所定位置に進退自在に嵌装させることにより該スリーブ
    状樹脂成形体の内周面側を形成するコアとから構成され
    る樹脂成形用キャビティを備えると共に、上記コア側に
    は、スリーブ状樹脂成形体部分の所要個所にスラスト方
    向の切欠部を形成し、且つ、該切欠部に長手方向に沿う
    略半分に相当する一方側の螺旋状長孔面を形成する突起
    を配設し、また、上記キャビティプレート部側には、上
    記樹脂成形体部分における切欠部の外周位置に所要の大
    径周面部を形成し、且つ、該大径周面部に長手方向に沿
    う略半分に相当する他方側の螺旋状長孔面を形成する凹
    所を配設して構成したことを特徴とする螺旋状長孔を有
    するスリーブ状樹脂成形体の成形用金型装置。
  5. 【請求項5】スリーブ状樹脂成形体の内周面側を形成す
    るコアと、該コアに嵌装させるスリーブ状樹脂成形体の
    外周面側を形成するキャビティプレート部とを備え、且
    つ、該キャビティプレート部を所要複数体に分割して形
    成すると共に、該各分割キャビティプレート部を上記コ
    アに対して夫々進退自在に配設し、更に、上記コア側に
    は、スリーブ状樹脂成形体部分の所要個所にスラスト方
    向の切欠部を形成し、且つ、該切欠部に長手方向に沿う
    略半分に相当する一方側の螺旋状長孔面を形成する突起
    を配設し、また、上記キャビティプレート部側には、上
    記樹脂成形体部分における切欠部の外周位置に所要の大
    径周面部を形成し、且つ、該大径周面部に長手方向に沿
    う略半分に相当する他方側の螺旋状長孔面を形成する凹
    所を配設して構成したことを特徴とする螺旋状長孔を有
    するスリーブ状樹脂成形体の成形用金型装置。
  6. 【請求項6】キャビティプレート部に設けた凹所が、樹
    脂成形体部分における切欠部の内周位置に所要の小径周
    面部を形成し、且つ、該小径周面部に長手方向に沿う略
    半分に相当する他方側の螺旋状長孔面を形成する凹所で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第(4)項、又は
    第(5)項に記載の螺旋状長孔を有するスリーブ状樹脂
    成形体の成形用金型装置。
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