JP2005262571A - 樹脂成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】内面や外面に凹凸部を有した筒状の成形品の成形に際し、金型を複雑にする必要がなく、しかも大きなストローク距離を必要とすることなく、高精度に成形する。
【解決手段】樹脂成形機は、金型21を支持して樹脂からなる成形品を成形する。成形品の内面または外面の少なくとも一方に対し、型開き方向と交差する方向の凸部または凹部を成形するための複数のスライド入子23,24と、金型21を開閉するための第1の駆動源8と、スライド入子23,24を成形品から離型させる離型方向に移動させる第2の駆動源9,5と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、内面や外面に凹凸部を有した筒状の成形品を射出成形によって成形する樹脂成形機に関する。
カメラのレンズ枠等は、樹脂の射出成形によって成形されるが、内面または外面或いは内外面にカム溝やヘリコイド溝からなる凹凸部を有した円筒状となっているため、その成形においては、アンダーカット処理用のスライドコアを有した構造の金型を用いる必要がある。特許文献1及び2には、このようなスライドコアを用いた金型が記載されている。
図6及び図7は、これらの特許文献に記載されているスライドコアを用いた従来の金型を示し、パーティングライン面PLを境にして右側が固定側金型120、左側が可動側金型130となっている。この金型は、円筒形状等の筒状の成形品111を成形するためのものである。
固定側金型120は、固定側取付板101、ランナーストリッパプレート102、固定側型板103を有し、可動側金型130は、可動側型板105、受板107、可動側取付板110を有している。
固定側型板103には、アンギュラピン104が型開き方向と交差した斜め方向に固着されている。一方、可動側型版105には、成形品111の外周形状を成形する外スライド入子106が放射状に配置されており、この外スライド入子106には、アンギュラピン104が挿脱される斜め穴106aが形成されている(図6参照)。外スライド入子106は、成形品111の離型の際には、型開き方向と直交する方向(垂直方向)に摺動するものである。
受板107には、成形品111の内周形状を成形する内スライド入子108が取り付けられている。内スライド入子108は、固定側金型120に向かって先細り状に形成されると共に、内径方向にアンダーカットの寸法分、スライド可能となっている。可動側取付板110には、内スライドコア109が固着されている。内スライドコア109は、内スライド入子108と蟻溝などによって連結されており、内スライドコア109の摺動に伴って内スライド入子108が内径方向にスライドすることができる。
この構造における離型作動を説明する。
固定側金型120と可動側金型130とが型締めした状態で樹脂を注入して成形品111を成形する。離型に際しては、樹脂成形機に組み込まれている駆動部材(図示省略)が可動側型板105を退避方向に移動させ、これにより固定側型板103と可動側型板105とが離れる。これと同時に、固定側型板103に固着されたアンギュラピン104によって外スライド入子106が外側にスライドする。
次に、受板107と可動側取付板110とが離れる。これにより、可動取付板110に固着された内スライドコア109によって内スライド入子108が内径方向にスライドする。この時点で、成形品111、外スライド入子106及び内スライド入子ト108が離型する。続いて、可動側型板105と受板107が離れると共に、固定側型板103とランナーストリッパープレート102と固定側取付板101とがそれぞれ離れて、成形品111及びスプル・ランナー112の取り出しが行われる。
以上の作動において、各プレートが離れるタイミングは、連結板、連結棒、ばねやマグネット(いずれも図示省略)などを用いて調整されるものである。
特許第2500179号公報 特公平7−106583号公報
筒状であって、しかもカムやヘリコイド等の凹凸部を外面や内面に有する成形品を成形する場合には、上述したようにアンダーカット処理のためのスライドコアを金型に組み込む必要がある。このため、金型の構造が複雑になる問題を有している。
また、金型の型締め力と型開きストロークの距離とによって成形機の大きさが決定されるものであり、アンギュラピン104によって外スライド入子106が型開き方向と直角方向にスライドする構造の金型では、ストローク距離を大きく必要とする。このため、成形品が小型であり型締め力が小さくても良い成形に際しても大きな成形機を使用しなければならない問題を有している。
さらに、型開きストローク距離が大きな成形機では、型開き方向が横方向となっており、複雑で重量の大きな金型を型開きすると自重で型が撓み易く、このため、型締めの再現性が悪く、成形品の成形精度に悪影響を及ぼす問題も有している。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、金型を複雑にする必要がなく、しかも大きなストローク距離を必要とすることなく、成形品を高精度に成形することが可能な樹脂成形機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明の樹脂成形機は、金型を支持して樹脂からなる成形品を成形する樹脂成形機において、成形品の内面または外面の少なくとも一方に対し、型開き方向と交差する方向の凸部または凹部を成形するための複数のスライド入子と、上記金型を開閉するための第1の駆動源と、上記スライド入子を成形品から離型させる離型方向に移動させる第2の駆動源と、を備えていることを特徴とする。
請求項1記載の発明では、第2の駆動源がスライド入子を離型方向に移動させるため、スライド入子を型開き作動に合わせて離型方向に移動させるための構造が不要となる。このため、金型の構造が簡単となる。また、スライド入子の移動は、成形品を取り出すためだけの距離で良く、型開きストロークを小さくすることができるため、成形機の全体を小型化することができる。さらには、駆動手段がスライド入子の移動をコントロールすることができるため、成形品に合わせたコンロトールが可能となり、変形が少なく高精度の成形品を成形することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の樹脂成形機であって、型開き方向が上下方向となっていることを特徴とする。
請求項2記載の発明では、型開き方向が上下となっているため、作業フロア上での成形機のスペースを小さくすることができる。また、型締めの再現性が向上するため、バラツキの少ない成形品を成形することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の樹脂成形機であって、上記第2の駆動源は、成形品の離型時に第1の駆動源が駆動された後に駆動されることを特徴とする。
請求項3記載の発明では、第1の駆動源の駆動の後に、第2の駆動源が駆動するため、スライド入子が金型の開閉と干渉することがなく、成形品の離型タイミングを高精度に行うことができる。
本発明によれば、第2の駆動源がスライド入子を駆動させるため、型開き作動に合わせて移動させる構造が不要となり、金型の構造が簡単となると共に、型開きストロークを小さくすることができるため、小型化することができ、さらには、スライド入子の移動を成形品に合わせてコンロトールすることができるため、変形が少なく高精度の成形品を成形することができる。
(実施の形態1)
図1〜図4は、本発明の実施の形態1を示し、図1は樹脂成形機の全体の正面図、図2はスライド入子部分の平面図、図3は成形品とスライド入子との関係を示す平面図、図4は成形のフローチャートである。
樹脂成形機においては、図1に示すように、架台1の上面にベース2が固着され、ベース2から複数のガイド支柱3が立設している。ガイド支柱3には、同支柱3を案内として上下に移動する可動板4が取り付けられている。可動板4には、可動型板21が取り付けられており、樹脂を挿入するゲートやランナーを取り出すストリッパープレートなとが可動型板21に備えられている。
また、ガイド支柱3には、樹脂を溶融して射出するシリンダー12が取り付けられている。シリンダー12は樹脂ホッパー11と連結されることにより、樹脂ホッパー11から樹脂ペレットが供給される。
さらに、可動型板21の上方には、型の開閉駆動を行う第1の駆動源としての
可動型駆動源8が配置されている。可動型板21は駆動シャフト7を介して可動型駆動源8と連結され、可動型駆動源8の駆動によって可動型板21が上下方向に移動するようになっている。この可動型板21の上下動によって型締め及び型開きが行われるものであり、従って、この実施の形態の樹脂成形機は、型開き方向が上下方向(天地方向)の縦型となっている。
可動型駆動源8は、電動モータ、油圧モータ、油圧シリンダーなどのように位置決めや速度、圧力などを数値制御できる構造のものが使用される。この場合、可動型駆動源8としては、溶融樹脂が注入される際の樹脂圧に耐え得る推力を出力するようになっている。なお、型開閉駆動機構としては、上述した可動型駆動源8、可動板4、ガイド支柱3、駆動シャフト7等を含むものであり、可動型駆動源8は後述するように制御手段60により駆動が制御される。
ベース2上には、スライド受け20と、内スライド入子(スライド入子)24とが可動型板21と対応した位置となるようにビスなどの締結部材を用いて固定されている。スライド受け20は、複数の外スライド本体22をスライド移動可能に支持しており、それぞれの外スライド本体22の前面には、外スライド入子(スライド入子)23がビス等の締結部材によって固定されている。
外スライド入子(スライド入子)23は、成形品30の外面を成形するものであり、図2に示すように、成形品30を中心とした周方向の等間隔位置に放射状に複数(6個)が配置されている。成形品30は内面及び外面に型開き方向に対し垂直(直交)な方向の凹凸部を有する筒状に成形される。この実施の形態では、成形品30は図3に示すように、円周上の等間隔位置に凹部32を有し、この凹部32から凸部31が外側に突出する形状となっている。
それぞれの外スライド本体22は、外スライド連結棒10を介して第2の駆動源である外スライド駆動源9に連結されている。外スライド駆動源9はビスなどの締結部材によってベース2に固定されるものである。外スライド本体22の移動は、型締め/型開き方向(上下方向)と直交状に交差する横方向となっており、これにより外スライド入子23が型締め/型開き方向と直交状に交差する横方向に移動する。また、それぞれの外スライド本体22が外スライド駆動源9によって個々に移動が制御されるため、外スライド入子23もそれぞれの外スライド駆動源9によって移動制御される。外スライド駆動源9は、電動モータ、油圧モータ、油圧シリンダーなどからなり、位置決めや速度、圧力などを数値制御できる構造となっている。なお、スライド入子駆動機構としては、外スライド駆動源9、スライド受け20、外スライド連結棒10等を含むものであり、外スライド駆動源9は制御手段60によって駆動が制御される。
外スライド本体22の上部の外面には、図1に示すようにテーパー状の斜面部22aが形成されており、この斜面部22aに可動型板21のテーパー状の斜面部21aが当接するようになっている。
内スライド入子24は、成形品30の内面を成形するものであり、型締め状態では、外スライド入子23と対向することにより、外スライド入子23と共に成形用のキャビティを形成する。内スライド入子24の内部には、内スライドコア25が挿入される。
内スライドコア25は、内スライド連結棒6を介して第3の駆動源である内スライドコア駆動源5に連結されており、内スライド駆動源5が駆動することにより、上下方向に移動するようになっている。内スライド駆動源5は架台1に固定されるものである。内スライド駆動源5は、外スライド駆動源9と同様に、電動モータ、油圧モータ、油圧シリンダーなどの位置決めや速度、圧力などを数値制御できるものが使用される。
内スライド入子24は、蟻溝(図示省略)などを介して内スライドコア25と連結されており、内スライドコア駆動源5の駆動によって内スライドコア25が下方へ移動すると、内スライド入子24は径方向に縮小して成形品30の内面と離れるようになっている。すなわち、内スライド入子24の移動は、外スライド入子23と同様に、型締め/型開き方向(上下方向)と直交状に交差する横方向となっている。
図2に示すように、内スライド入子24は、4分割された状態で内スライドコア25の周囲に配置されている。一方、外スライド入子23は6分割となっている。これらの分割数は、成形品30の形状や大きさによって適宜変更されるものである。この場合、成形品の形状が類似している場合には、外スライド入子23及び内スライド入子24のみ交換することにより、成形品の機種切替が可能となる。
次に、この実施の形態における制御駆動系を説明する。図1において、符号60は、第1の駆動源である可動型駆動源8、第2の駆動源である外スライド駆動源9及び第3の駆動源である内スライドコア駆動源5を数値制御等によって制御するためのCPUを含む制御手段(制御回路)であり、成形開始スイッチ60aが接続されている。符号63は制御装置60に接続され、第1の駆動源8を駆動するための第1の駆動回路である。符号65は制御装置60に接続され、第2の駆動源9を駆動するための第2の駆動回路である。符号67は制御装置60に接続され、第3の駆動源5を駆動するための第3の駆動回路である。これらの駆動回路63,65,67に接続されているそれぞれの駆動源8,9,5は正逆の駆動方向に制御される。
さらに、第1の駆動回路63は図示を省略した公知のエンコーダ機構を有しており、第1の駆動源8の駆動状況をエンコードした信号を制御手段60に送信する。第2の駆動回路65及び第3の駆動回路67も同様であり、エンコードした信号を制御手段60に送信するようになっている。
なお、成形品30を成形する場合においては、加熱、冷却を繰り返すため、熱がベース2や外スライド駆動源9、内スライド駆動源5等に伝達されないことが良好である。このため、これらと入子23,24等の成形用部品との間には、断熱機構が設けられる。
図4は、成形品の成形手順を示し、ステップS1において、成形開始スイッチ60aが押されることによって同スイッチ60aがONとなり、制御が開始される。
ステップS2では、成形用のキャビティを形成するため、第2及び第3の駆動源9,5(外スライド駆動源9及び内スライドコア駆動源5)を駆動するための信号が制御手段60から第2及び第3の駆動回路65,67に対して出力される。これにより、外スライド入子23、内スライド入子24が進出移動してキャビティを形成し、その後、移動を停止する。この制御は上述したエンコーダの出力情報をもとに行われる。
ステップS3では、第1の駆動源8(可動型駆動源8)を駆動するための信号が制御手段60から第1の駆動回路63に対して出力される。これにより、可動型板21が型閉め方向に移動しキャビティを形成した後、移動を停止する。この制御も上述したエンコーダの出力情報をもとにして行われる。
ステップS4では、溶融樹脂がキャビティ内に射出され、ステップS5では、溶融樹脂がキャビティ内で所定の温度となるまで冷却される。冷却によって成形品30の取り出しが可能となった時点で、第1の駆動源8をステップS3の方向とは逆方向に駆動し、これにより可動型板21を型開き方向に移動させて型を開く(ステップS6)。このときも上述したようにエンコーダの出力情報をもとに制御が行われる。
その後においては、第2及び第3の駆動源、5をステップS2における駆動方向とは逆方向に駆動し、外スライド入子23及び内スライド入子24を退避方向に移動させて型を開く。このときも上述したようにエンコーダの出力情報をもとに制御が行われる。
ステップS8では、人の手或いはロボットハンド等によって成形品30の取り出しが行われ、ステップS9で待機状態となり、制御手段60は停止状態、すなわち次の成形開始スイッチ60aがONされるのを待つ。
以上のフローチャートに基づいた作動の詳細を説明すると、成形品30を取り出した後、それぞれの外スライド入子23は外スライド駆動源9によって前進端までスライド移動し、成形品30の外面を成形する位置で待機する。内スライドコア25が内スライドコア駆動源5によって上昇し、これにより内スライド入子23を押し広げて、成形品30の内面を成形する位置で待機する。すなわち、外スライド入子23及び内スライド入子24が対向することにより、成形のためのキャビティが形成されるものである。
次に、可動型駆動源8によって可動型板21が下降し、その斜面部21aが外スライド本体22の斜面部22aを外周側から押圧して外スライド入子23に密着して外側からバックアップする。樹脂ペレットが樹脂ホッパー11からシリンダー12内に導入されて加熱溶融され、溶融した樹脂がシリンダー12から上述したキャビティ内に射出され、成形品30の成形が行われる。
成形後における成形品30の取り出しでは、まず、可動型駆動源8の駆動によって可動型板21が上昇する。上昇距離は成形品30が取り出し可能な距離で良く、少ない移動量とすることができる。
その後、外スライド駆動源9の駆動によって、外スライド入子23がそれぞれの外スライド本体22と共に成形品30から後退する。この場合、6分割された外スライド入子23が同時に後退するか、タイミングをずらして個々に後退するかの選択は成形品30の形状や変形の度合いで決定することができる。この実施の形態では、外スライド駆動源9が数値制御されているため、その選択に合わせた駆動を円滑且つ正確に行うことができる。
一方、内スライド駆動源5の駆動によって、内スライドコア25が下降し、この下降によって内スライド入子24が内径方向に移動して小径となり、成形品30を取り出すことが可能となる。この内スライド入子24の移動及び外スライド入子23の移動のどちらを優先的に離型させるかの選択も成形品30の形状や変形によって変更することができる。
図3を参照して外スライド入子23の離型順序を示す。外スライド入子23は、偏肉が生じ易くなっていたり、喰い付き易くなっている側から先に離型させることが良好である。このため、凸部31及び凹部32を成形する外スライド入子23を先に離型し、その後に、残りの外スライド入子23を離型するように制御される。このような場合においても、外スライド駆動源9が数値制御されることにより高精度な駆動制御を行うことが可能となる。
このような実施の形態では、外スライド入子23及び内スライド入子24がそれぞれの駆動源9,5によって移動するため、これらのスライド入子23,24を型開き作動に合わせて移動させるための構造が不要となり、金型の構造を簡単とすることができる。また、外スライド入子23及び内スライド入子24だけを交換することにより種々の形状の成形品を成形できるため、金型の構造をさらに簡単とすることが可能となる。
さらに、型開きのストローク及び外スライド入子23及び内スライド入子24のストロークは、成形品30を取り出すためだけの距離で良く、ストロークを小さくすることができるため、樹脂成形機の全体を小型化することができる。
さらには、外スライド入子23及び内スライド入子24の移動をそれぞれの駆動源9,5がコントロールするため、成形品に合わせたコンロトールが可能となり、変形が少なく高精度の成形品を成形することができる。
さらに、また、この実施の形態では、型開き方向が上下となっているため、作業フロア上での樹脂成形機のスペースを小さくすることができるとともに、型締めの再現性が向上するため、バラツキの少ない成形品を成形することができる。
また、さらに、駆動手段9,5が数値制御されることにより、スライド入子23,24が成形品30から離型するタイミングを高精度に調整することができ、樹脂を均一に収縮させる制御が容易となるため、高精度な成形が可能となる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2の平面図である。この実施の形態では、複数の外スライドの全てを単一の駆動源によって離型方向に移動させるものである。また、図示を省略するが、実施の形態においても、成形される成形品30は、外面に型開き方向と直交する方向の凹凸部を有する筒状となっている。
図5に示すように、外スライド入子44は成形品30の外周を4分割するように配置されており、それぞれの外スライド入子44は、外スライド本体45に取り付けられた状態となっている。
外スライド本体45は、円盤状のカムホイール42上にその径方向に移動可能に取り付けられている。カムホイール42には、円弧状のカム溝43がそれぞれの外スライド本体45に対応するように形成されており、カム溝43のカム筋は周方向に変化すると径方向にも変位するように穿設されている。カム溝43には、それぞれの外スライド本体45からのカムピン46が摺動可能に挿入されている。カムホイール42の回転で、カムピン46がカム溝43に沿って相対的に摺動することにより、外スライド本体45が移動し、これにより全ての外スライド入子44が同時に成形品30を成形するキャビティに接近及び離反するように移動する。
カムホイール42は、外スライド駆動源47に連結されており、外スライド駆動源47からの駆動力が伝達されることにより、矢印50で示す正逆方向に回転するようになっている。外スライド駆動源47の駆動力は、外スライド本体45に直交状に噛み合ったウォーム軸41と、カムホイール42の外周に形成されたギアとの噛合を介して外スライド本体45に伝達される。この場合、外スライド駆動源47がモーターなどの回転体であれば、ウォーム軸41はウォーム形状であり、外スライド駆動源47が油圧やエアーなど往復駆動体であれば、ウォーム軸41はラック形状となる。また、外スライド駆動源47としては、数値制御が可能なものが使用される。
このような実施の形態において、外スライド駆動源47がモータの場合、ウォーム軸41が右回転すると、カムホイール42が右回転方向に回動する。このとき、カム溝43に挿入されているカムピン46がカム溝43に沿って外周方向に移動し、この移動によって外スライド入子44と成形品30とが離型する。型締めの場合は、この逆の作動となる。
このような実施の形態では、実施の形態1と同様な効果を有するのに加えて、単一の外スライド駆動源47によって全ての外スライド入子44を移動させることができるため、成形機の構造を簡略化することができる。
本発明の実施の形態1における樹脂成形機の全体正面図である。 実施の形態1におけるスライド入子部分の平面図である。 実施の形態1における成形品とスライド入子との関係を示す平面図である。 実施の形態1の成形を示すフローチャートである。 実施の形態2の要部の平面図である。 従来の金型を示す断面図である。 従来の金型の型開き状態の断面図である。
符号の説明
5 内スライド駆動源(第3の駆動源)
8 可動型駆動源(第1の駆動源)
9 外スライド駆動源(第2の駆動源)
20 スライド受け
21 可動型板
22 外スライド本体
23 外スライド入子(スライド入子)
24 内スライド入子(スライド入子)
25 内スライドコア
30 成形品
31 凸部
32 凹部

Claims (3)

  1. 金型を支持して樹脂からなる成形品を成形する樹脂成形機において、
    成形品の内面または外面の少なくとも一方に対し、型開き方向と交差する方向の凸部または凹部を成形するための複数のスライド入子と、
    上記金型を開閉するための第1の駆動源と、
    上記スライド入子を成形品から離型させる離型方向に移動させる第2の駆動源と、
    を備えていることを特徴とする樹脂成形機。
  2. 型開き方向が上下方向となっていることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形機。
  3. 上記第2の駆動源は、成形品の離型時に第1の駆動源が駆動された後に駆動されることを特徴とする請求項1または2記載の樹脂成形機。
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