JPH0746503Y2 - マルチノズル用金型装置 - Google Patents

マルチノズル用金型装置

Info

Publication number
JPH0746503Y2
JPH0746503Y2 JP1991089018U JP8901891U JPH0746503Y2 JP H0746503 Y2 JPH0746503 Y2 JP H0746503Y2 JP 1991089018 U JP1991089018 U JP 1991089018U JP 8901891 U JP8901891 U JP 8901891U JP H0746503 Y2 JPH0746503 Y2 JP H0746503Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
mold
sprue
hole
sprue bush
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991089018U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0531925U (ja
Inventor
勝一 山本
▲廣▼幸 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP1991089018U priority Critical patent/JPH0746503Y2/ja
Publication of JPH0531925U publication Critical patent/JPH0531925U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0746503Y2 publication Critical patent/JPH0746503Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、射出成形の複数のノズ
ルの各々に対向する複数のスプルーブッシュが金型本体
に設けられた孔に嵌入されたマルチノズル用金型装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】通常の金型装置は、射出成形の一つのノ
ズルに対向して、一つのスプルーブッシュが金型本体に
設けられた孔に嵌入されたものである。しかしながら、
例えば自動車のプラスチックバンパーの如く大型の成形
品を射出成形で得ようとする場合、一つのスプルーブッ
シュから成形品末端までの距離が長すぎて所望の成形品
が得られない場合がある。そこで、このような大型成形
品の成形キャビティを有する金型装置では、成形キャビ
ティに至る複数のスプルーブッシュが設けられ、複数の
スプルーブッシュからより早く均一温度の樹脂が注入さ
れるようにしたマルチノズル用金型装置が用いられる。
【0003】図5により、この種のマルチノズル用金型
装置の従来例を説明する。マルチノズル用金型装置10
1は、固定型2と移動型3の金型本体の組み合わせから
なり、両者の間に密閉された成形キャビティ4が形成さ
れる。そして固定型2の金型本体に成形キャビティ4に
至る3つの段付孔6,7,8が設けられている。この段
付孔6,7,8の各々に段付スプルーブッシュ9,1
0,11が嵌入されており、段付スプルーブッシュ9,
10,11の中心には末広がりの貫通孔12,13,1
4が設けられている。そしてこの段付スプルーブッシュ
9,10,11に対向して3つのノズル15,16,1
7を有するノズル組立体18が進出可能に配設されてい
る。上述した構造のマルチノズル用金型装置101で
は、ノズル組立体18からの樹脂がスプルーブッシュ
9,10,11の末広がり貫通孔12,13,14を経
て成形キャビティ4に注入される。このように成形キャ
ビティ4に対する3つのスプルーブッシュ9,10,1
1により樹脂のランニング距離が短くなり、より早くよ
り均一な温度の樹脂を注入することができる。そしてこ
のスプルーブッシュ9,10,11の金型本体に対する
位置は成形品の形状によって最も効率のよい場所が決ま
っておりその場所に設けられることが好ましい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで例えば自動車
のプラスチックバンパーも車種によって寸法形状が異な
る。この場合、寸法形状が異なる成形キャビティを有す
る他のマルチノズル用金型装置に交換される。一方マル
チノズル用金型装置に原料を注入する為にはスプルーブ
ッシュに射出成形機のノズル装置のノズルを密着させな
ければならないが、複数のノズルの位置はその射出成形
機に固有のものであり動かすことはできない。そこで似
たような成形キャビティを有するマルチノズル用金型装
置に交換される場合には、スプルーブッシュの位置的制
限から多少の注入効率が悪いことを承知の上でやむを得
ずそのままのノズル装置に合わせたマルチノズル用金型
装置にするのが現状であった。そのため樹脂を成形キャ
ビティの隅々まで行き渡らせ完全な成形品を得るために
はゲートや湯溝を必要以上に大きくしなければならず樹
脂の無駄が発生するという問題点を有していた。また成
形時間についても長い時間を必要とした。
【0005】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、射出成形機のノズル装置の位置を共通にしなが
ら、スプルーブッシュからより早くより均一温度の樹脂
が注入できるマルチノズル用金型装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして上記した目的を達
成するための本考案の特徴は、進出する複数の射出成形
ノズルを複数の金型で共用するように、上記射出成形ノ
ズルに金型交換後も直接個々に対向密着する貫通孔を有
する複数のスプルーブッシュが金型本体に設けられた孔
に嵌入され、これらスプルーブッシュを介して金型の成
形キャビティに樹脂を均一温度で注入するマルチノズル
用金型装置において、マルチノズル成形機のノズル配置
が固定されている関係上、少なくとも一つのスプルーブ
ッシュの貫通孔は、射出成形ノズル側の位置が全金型で
同一となるように、抜き勾配が15°以内で成形キャビ
ティの所望の注入方向に傾斜されているマルチノズル用
金型装置にある。
【0007】そして、この考案のより望ましい態様とし
て、複数のスプルーブッシュは金型本体に設けられた孔
に軸方向摺動可能に嵌入され且つ射出成形ノズルに向か
って付勢されて収容されているものがある。さらに、こ
の軸方向摺動可能構造に加えて、傾斜した貫通孔を有す
るスプルーブッシュの摺動可能距離が他のスプルーブッ
シュの摺動可能距離より短く設定され、射出成形ノズル
の進出時にはスプルーブッシュの傾斜した貫通孔が金型
本体に密着連通状態となるものがある
【0008】
【作用】スプルーブッシュの貫通孔が成形キャビティの
所望の注入方向に傾斜して設けられていると、成形キャ
ビティの必要な場所に樹脂をより早く直接的に導くこと
ができ、傾斜の程度で樹脂の早さが調整されるため、成
形キャビティに樹脂を均一温度で注入することが可能に
なる。さらに、貫通孔の傾斜によって、全金型の貫通孔
の射出成形ノズル側の位置が同一とされているため、金
型交換された場合でも、交換後の金型のスプルーブッシ
ュの貫通孔に射出成形ノズルを確実に密着させることが
可能になる。また、抜き勾配が15°を越えると、スプ
ルーブッシュの貫通孔に形成されるスプルーランナーが
成形品取り出し時に折れやすくなるが、15°以内の抜
き勾配とされているため、取り出し時のスプルーランナ
ーの折れを防止することも可能になる。
【0009】そして、スプルーブッシュが金型本体に設
けられた孔に軸方向摺動可能に嵌入され且つ射出成形ノ
ズルに向かって付勢されて収容されている構成にする
と、射出成形ノズルに対してスプルーブッシュが常時押
され両者の密着が確保され、射出成形ノズルの軸方向長
さなどの前後方向の位置の微小なずれやノズルの熱膨張
差による位置ずれが吸収される。さらに、傾斜した貫通
孔を有するスプルーブッシュの摺動可能距離が他のスプ
ルーブッシュの摺動可能距離より短く設定され、射出成
形ノズルの進出時にはスプルーブッシュの傾斜した貫通
孔が金型本体に密着連通状態になる構成にすると、スプ
ルーブッシュを短くし金型本体のゲートとの共同で連続
した傾斜通路が形成され、不連続部分の発生がなくな
る。
【0010】
【実施例】以下更に本考案の具体的実施例について説明
する。図1は本考案の金型装置の断面図である。
【0011】図1において、図5と異なる部分は上側の
スプルーブッシュの形状である。その他の部分について
は、図5と同じ符号を付してその説明を省略する。
【0012】本考案のマルチノズル用金型装置1の上側
のスプルーブッシュ20においては、固定型2の金型本
体に2段孔19が設けられ、この2段孔19の底面に当
接するようにスプルーブッシュ20が嵌入されている。
スプルーブッシュ20には傾斜した貫通孔21が設けら
れており、固定型2の金型本体に貫通孔21に連通する
傾斜したゲート22が設けられている。そして貫通孔2
1とゲート22の全体として末広がりで傾斜した通路2
3が形成されている。通路23の抜き勾配αは例えば1
3°であり、15°以内となっている。なお、中央と下
側のスプルーブッシュ10,11の貫通孔13,14は
図5で説明したように真っ直ぐな末広がり貫通孔であ
る。
【0013】上述した構造のマルチノズル用金型装置1
は、成形キャビティ4の上側4aの奥行きがノズル15
の位置に比較して長い場合である。ノズル15の位置が
調整できない代わりに、貫通孔21とゲート22による
末広がりで傾斜した通路23で、上側4aに注入される
樹脂の早さを確保し、樹脂温度の均一性を保つようにし
ている。その程度は通路23の勾配の程度で調整可能で
あり、スプルーブッシュは金型本体に嵌入されているの
で、金型毎に調整できる。成形品の抜き取り時には、通
路23で形成されるスプルーランナーは通路23を乗り
越えるようにして抜き出されるが、抜き勾配αが15°
以内であるので、折れて通路23に残る恐れがない。な
お、通路23をスプルーブッシュ20の貫通孔21と金
型本体のゲート22に区分したのは、通路23の傾斜角
度を確保するためである。中央や下側のスプルーブッシ
ュ10,11の形状で傾斜した貫通孔を確保しようとし
てもスプルーブッシュ10,11の径で制限を受けるこ
とになる(スプルーブッシュ自体を無闇に大きくできな
い)。しかし、上側のスプルーブッシュ20のように、
ゲート22を設けるとスプルーブッシュ20の長さが短
くなり、貫通孔21の抜き勾配を最大15°まで確保で
きる。抜き勾配が15°を越えると、スプルーブッシュ
20の通路23に形成されるスプルーランナーが成形品
取り出し時に折れやすくなる。
【0014】ところで、上述したマルチノズル金型装置
1ではスプルーブッシュ10,11,20とノズル1
5,16,17の密着点が3箇所存在するため、スプル
ーブッシュ同士及びノズル同士の軸方向長さ方向及び径
方向位置の微小なずれが存在する。また、ノズル15,
16とノズル17のように長さが異なる場合、ノズル間
に熱膨張差が生じる。すなわち、1か所でスプルーブッ
シュとノズルの密着を確保すると、他のスプルーブッシ
ュとノズルの密着が確保されなくなる恐れがある。そこ
で、スプルーブッシュとノズルの軸方向長さ方向及び径
方向位置の微小なずれを吸収できる構造とすることが好
ましい。
【0015】このようなずれ吸収構造を有するスプルー
ブッシュを図2により説明する。なお説明の便のため、
図1のゲート22を用いないスプルーブッシュの例を最
初に説明する。図2において、固定型2の金型本体に奥
が小径孔25で外側が大径孔26の2段の断面を有し成
形キャビティ4に至るスリーブ27が圧入され、金型本
体の一部を構成している。このスリーブ27に図示され
ないキーなどにより回り止めされて摺動可能にスプルー
ブッシュ20が嵌入されている。すなわちスプルーブッ
シュ20の外形は2段の円筒形であり小径部28と大径
部29よりなり小径部28の直径はスリーブ27の小径
孔25の内径に等しく大径部29の直径はスリーブ27
の大径孔26の内径に等しい。このように金型本体に別
部品としてのスリーブ27を圧入する構造にした理由
は、スプルーブッシュ20との摺動部分に焼き付け防止
の表面処理を施す必要があるからである。またスプルー
ブッシュ20の内部には樹脂が通過する末広がりで傾斜
した貫通孔21が設けられている。またスプルーブッシ
ュ20の外側に窪み30が形成され、その中にノズルシ
ート31が直径方向に遊動自在に挿入されている。この
ノズルシート31にはノズル15が密着する円錐部31
aを有している。またスリーブ27の段部26aとスプ
ルーブッシュ20の段部29aの間には複数枚の皿バネ
32が介装され、スプルーブッシュ20をノズル15側
へと付勢しており、スプルーブッシュ20はエンドプレ
ート33で抜け止めされている。なお、他のスプルーブ
ッシュ10,11は二点鎖線のように貫通孔13,14
の部分が真っ直ぐな末広がり状になっている以外は同様
の構造となっている。
【0016】このような構造のスプルーブッシュ10,
11,20にあっては、ノズル15,16,17との径
方向の位置ずれがノズルシート31の窪み30内の遊動
によって吸収される。またノズル15,16,17との
軸方向の長さのずれや熱膨張差がスプルーブッシュ1
0,11,20のスリーブ27内の軸方向摺動によって
吸収される。皿バネ32を適宜選択することにより、軸
方向摺動可能距離は最大でLだけ見込まれるようになっ
ている。
【0017】ところで、スプルーブッシュ20のみで傾
斜した貫通孔21を確保しようした場合、スプルーブッ
シュ20の長さ及び径の形状的な制約から、貫通孔21
の最大傾斜角度は自ずと決まってくる。固定型2の金型
本体における成形キャビティ4までの距離Hが図示例よ
り長くなり、スプルーブッシュ20の小径部28がより
長くなった場合を考えると、貫通孔21の傾斜角度はも
っと小さくなり、所望の傾斜角度を確保できない場合も
ある。なお、スプルーブッシュ10,11では貫通孔1
3,14の末広がりの程度が緩やかになるだけである。
【0018】そこで、成形キャビティ4までの距離Hが
長くても貫通孔の傾斜角度を大きく保つことができるス
プルーブッシュとするために、図1のゲート22を用い
る場合の構造を図3及び図4により説明する。図3はス
プルーブッシュとノズルの密着前を示す図であり、図4
はスプルーブッシュとノズルの密着状態を示す図であ
る。図3において、図2と異なる点は、金型本体のゲー
ト22とスプルーブッシュ20の貫通孔21との共同で
傾斜通路23が形成される点である。そのため、固定型
2の金型本体の底面41を有する孔に、奥が小径孔25
で外側が大径孔26の2段の断面を有し小径孔25の底
面25aが底面41に密着するようにスリーブ27が圧
入され、金型本体の一部を構成している。このスリーブ
27に図示されないキーなどにより回り止めされて摺動
可能にスプルーブッシュ20が嵌入されている。そして
スプルーブッシュ20に傾斜した貫通孔21が設けら
れ、金型本体に成形キャビティ4に至る傾斜したゲート
22が設けられている。金型本体の底面41とスプルー
ブッシュ20の底面28aが密着すると、貫通孔21と
ゲート22は連続した末広がり通路23を形成する。
【0019】このような構造のスプルーブッシュ20に
あっては、図4に示されるように、ノズル15が進出す
ると、皿バネ32の付勢力に打ち勝ってスプルーブッシ
ュ20が摺動し、金型本体の底面41とスプルーブッシ
ュ20の底面28aが密着すると、貫通孔21とゲート
22は連通した末広がり通路23を形成する。またノズ
ルの軸方向の長さのずれや熱膨張差は、スプルーブッシ
ュ20を基準にして、他のスプルーブッシュ10,11
のものが吸収されるようになっている。何故ならばノズ
ル15の進出時に図3の金型本体の底面41とスプルー
ブッシュ20の底面28aとの間に空間42が形成され
ると、スプルーランナーが抜けなくなるからである。し
たがって図3の摺動可能な距離Mは図2の摺動可能な距
離Lより短く設定されており、L−Mの摺動可能距離で
他のスプルーブッシュ10,11のスプルーブッシュ2
0に対するノズルの軸方向の長さのずれや熱膨張差が吸
収される。
【0020】
【考案の効果】本考案のマルチノズル用金型装置はスプ
ルーブッシュの貫通孔が成形キャビティの所望の注入方
向に傾斜して設けられおり、成形キャビティの必要な
場所に樹脂をより早く直接的に導くことができ、傾斜の
程度で樹脂の早さが調整できるので、成形キャビティの
必要な箇所へ直接的に樹脂を供給することができ、その
ため従来のように製品形状とは関係のない迂回路を設け
る必要などがなく原料の節約をすることが出来ると共
に、均一温度で樹脂を成形キャビティに注入することが
出来るという効果がある。また樹脂の使用量が減少する
ばかりではなく、樹脂の流路が直接的になるので樹脂の
流れが良くなり、射出時間が減少すると共に低い注入圧
力を以て樹脂の射出をすることが出来る効果がある。さ
らに抜き勾配が15°以内であると、スプルーブッシュ
の貫通孔に形成されるスプルーランナーが形成品取り出
し時に折れることもない。さらに、貫通孔の傾斜によっ
て、全金型の貫通孔の射出成形ノズル側の位置が同一と
されているため、金型交換された場合でも、交換後の金
型のスプルーブッシュの貫通孔に射出成形ノズルを確実
に密着させることが可能である。
【0021】そして、スプルーブッシュが金型本体に設
けられた孔に軸方向摺動可能に嵌入され且つ射出成形ノ
ズルに向かって付勢されて収容されている構成であり、
射出成形ノズルの軸方向長さなどの前後方向の位置の微
小なずれやノズルの熱膨張差による位置ずれが吸収さ
れ、ノズルとスプルーブッシュの間から樹脂漏れするこ
ともなくなる。さらに、傾斜した貫通孔を有するスプル
ーブッシュの摺動可能距離が他のスプルーブッシュの摺
動可能距離より短く設定され、射出成形ノズルの進出時
にはスプルーブッシュの傾斜した貫通孔が金型本体に密
着連通状態になる構成にすると、スプルーブッシュを短
くし金型本体のゲートとの共同で連続した傾斜通路が形
成され、不連続部分の発生がなくなるので、貫通孔の傾
斜角度を確保できると共に、スプルーランナーが抜けな
くなる恐れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のマルチノズル用金型装置の断面図であ
る。
【図2】スプルーブッシュの部分拡大図である。
【図3】他のスプルーブッシュの部分拡大図である。
【図4】他のスプルーブッシュとノズルの密着状態を示
す断面図である。
【図5】従来のマルチノズル用金型装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 マルチノズル用金型装置 2 固定型 3 移動型(金型本体) 4 成形キャビティ 6,7,8 2段孔 10,11,20 スプルーブッシュ 13,14,21 貫通孔 15,16,17 ノズル 27 スペーサ(金型本体の孔) 32 皿バネ(付勢手段) 28a 底面(密着部分) 41 底面(密着部分) 22 ゲート(連通部分)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 進出する複数の射出成形ノズルを複数の
    金型で共用するように、上記射出成形ノズルに金型交換
    後も直接個々に対向密着する貫通孔を有する複数のスプ
    ルーブッシュが金型本体に設けられた孔に嵌入され、こ
    れらスプルーブッシュを介して金型の成形キャビティに
    樹脂を均一温度で注入するマルチノズル用金型装置にお
    いて、 少なくとも一つのスプルーブッシュの貫通孔は、射出成
    形ノズル側の位置が全金型で同一となるように、抜き勾
    配が15°以内で成形キャビティの所望の注入方向に
    されていることを特徴とするマルチノズル用金型装
    置。
  2. 【請求項2】 複数のスプルーブッシュは金型本体に設
    けられた孔に軸方向摺動可能に嵌入され且つ射出成形ノ
    ズルに向かって付勢されて収容されている請求項1記載
    のマルチノズル用金型装置。
  3. 【請求項3】 複数のスプルーブッシュは金型本体に設
    けられた孔に軸方向摺動可能に嵌入され且つ射出成形ノ
    ズルに向かって付勢されて収容されており、傾斜した貫
    通孔を有するスプルーブッシュの摺動可能距離が他のス
    プルーブッシュの摺動可能距離より短く設定され、射出
    成形ノズルの進出時にはスプルーブッシュの傾斜した貫
    通孔が金型本体に密着連通状態となる請求項1記載のマ
    ルチノズル用金型装置。
JP1991089018U 1991-10-03 1991-10-03 マルチノズル用金型装置 Expired - Lifetime JPH0746503Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991089018U JPH0746503Y2 (ja) 1991-10-03 1991-10-03 マルチノズル用金型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991089018U JPH0746503Y2 (ja) 1991-10-03 1991-10-03 マルチノズル用金型装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0531925U JPH0531925U (ja) 1993-04-27
JPH0746503Y2 true JPH0746503Y2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=13959170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991089018U Expired - Lifetime JPH0746503Y2 (ja) 1991-10-03 1991-10-03 マルチノズル用金型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0746503Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MY177126A (en) * 2006-11-08 2020-09-07 Fosterasia Sdn Bhd Injection moulding machines
KR101447066B1 (ko) * 2013-03-14 2014-10-06 동의과학대학 산학협력단 실딸림 현상을 방지하는 콜드 런너 타입 사출 성형기용 스프루 부시

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5828824Y2 (ja) * 1978-03-15 1983-06-23 昭和精機工業株式会社 摺動ノズル受口を有する樹脂成形金型マニホ−ルド
JPS5931388Y2 (ja) * 1980-07-29 1984-09-05 豊田合成株式会社 射出成形金型
JPS6457028U (ja) * 1987-10-06 1989-04-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0531925U (ja) 1993-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4212624A (en) Hot-runner mold and injection molding method making use of the same
JPH0746503Y2 (ja) マルチノズル用金型装置
EP1375107A1 (en) Nozzle tip for hot runners injection moulds
US6238203B1 (en) Injection nozzle for injection molding machines
CN110248793A (zh) 成型用模具
KR100966877B1 (ko) 핫 러너 시스템 및 이를 이용한 사출 성형 방법
JP5297830B2 (ja) 射出成形用金型と射出成形方法
JPH0768601A (ja) ランナーレス金型
JPH0691686A (ja) ガス注入成形物とガス注入成形法およびガス注入装置
KR20060126569A (ko) 디스크 성형용 금형, 조정부재 및 디스크 기판의 성형방법
JP2878142B2 (ja) 合成樹脂製の車輪、その成形方法およびその金型装置
JP2882199B2 (ja) 射出成形方法
JP2704715B2 (ja) 中空物の射出成形方法及びその装置
JPH0453932Y2 (ja)
JP3717008B2 (ja) スプルレス成形法及び金型
JP2584632Y2 (ja) 射出成形装置
JPH11333898A (ja) 射出成形用金型
JP2997395B2 (ja) 射出成形用金型
JP2510318B2 (ja) 射出成型用金型
JPS63231917A (ja) ホツトランナ金型装置
JPH06246799A (ja) 射出成形金型装置
JPH0723223Y2 (ja) ガス圧入成形用金型
KR102321060B1 (ko) 사출 금형
JP4778017B2 (ja) 射出成形機
KR20010001515U (ko) 플로 마크 방지부를 가지는 사출 성형용 금형