JP2766577B2 - 成形用金型 - Google Patents

成形用金型

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JP2766577B2
JP2766577B2 JP4021540A JP2154092A JP2766577B2 JP 2766577 B2 JP2766577 B2 JP 2766577B2 JP 4021540 A JP4021540 A JP 4021540A JP 2154092 A JP2154092 A JP 2154092A JP 2766577 B2 JP2766577 B2 JP 2766577B2
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Japan
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molding
metal nut
opening end
mold
die
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晃士 白坂
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属ナット等の挿入部
品を装着してなるテレビジョン受信機のキャビネット等
の成形品を成形する成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の成形用金型を、金属ナッ
トを装着してなるテレビジョン受信機のキャビネットを
成形する場合について、図2とともに以下に説明する。
【0003】成形用金型1は上金型1aと下金型1bと
からなり、該上金型1aには挿入部品である金属ナット
2の開口端面2aが上記下金型1bに当接するように該
金属ナットの開口端面2aと反対の面2cを押圧する押
圧凸部1cを設け、上記上金型1aと下金型1bとか
ら,成形樹脂4が注入されて成形品であるテレビジョン
受信機のキャビネットを成形するキャビティ5を形成し
てなるものである。
【0004】尚、上記構成において、金属ナット2の内
周面には、螺子(図示せず)等を螺着する螺着部2bを
備えてなるものである。
【0005】また、金属ナット2の挿入方向(開口端面
2aから該開口端面2aと反対の面2cに向かう方向)
の長さ寸法Rは、成形用金型1の型締時における上金型
1aの押圧凸部1cの先端部1eから下金型1bまでの
距離寸法と等しくするものである。
【0006】上記のように構成した成形用金型によるテ
レビジョン受信機のキャビネットの成形は、上金型1a
の押圧凸部1cにて金属ナット2の開口端面2aと反対
の面2cを該金属ナット2の開口端面2aが下金型1b
に当接するようにすなわちテレビジョン受信機のキャビ
ネットの外側面と連続するように押圧した状態でキャビ
ティ5に成形樹脂4を注入するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の成形用金型であれば、挿入部品の挿入方向の長
さ寸法が所定の寸法よりも小さい場合、成型時に下金型
のパーティングラインにも強い樹脂圧が生じるため、成
形樹脂が上記挿入部品を上金型側に浮き上がらせて該挿
入部品の開口端面と上記下金型のパーティングラインの
間に流れ込んで、成形品の不良を招来するという問題が
あり、更に挿入部品が金属ナットである場合には、図3
に示すように、成形樹脂4が金属ナット2の開口端面2
aと下金型1bのパーティングライン3の間に流れ込ん
で、該金属ナット2の螺着部2bの螺子溝にまで入り込
み、螺子(図示せず)等を螺着することができなくなる
という問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る成形用金型
は、上金型或いは下金型の一方に、挿入部品の開口端の
外周形状と等しい内周形状を有し、挿入部品の開口端面
に成形樹脂が流入するのを防止する流入防止部を設ける
とともに、上金型或いは下金型の他方に、挿入部品の開
口端の外周面が流入防止部の内周面に当接するように、
挿入部品の開口端面と反対の面を押圧する押圧凸部を
けてなるものである。
【0009】
【作用】本発明に係る成形用金型は、押圧凸部により挿
入部品の開口端面と反対の面を押圧し、挿入部品の開口
端の外周面が流入防止部の内周面に当接する状態で、キ
ャビティに成形樹脂を注入することにより、確実に流入
防止部にて成形樹脂が挿入部品の開口端面に流入するの
を防ぐことが可能となり、不良成形品を撲滅してコスト
低減を実現することができる
【0010】
【実施例】以下、本発明の成形用金型を金属ナットを装
着してなる受信機のキャビネットを成形する場合につい
て、図1とともに説明する。
【0011】成形用金型11は上金型11aと下金型1
1bとからなり、該上金型11aには挿入部品である金
属ナット12を該金属ナット12の開口端面12aが上
記下金型11bに当接するように該金属ナット12の開
口端面12aと反対の面12cを押圧する挿圧凸部11
cを設け、上記下金型11bには上記金属ナット12の
開口端の外周面にパーティングライン13を形成して成
形樹脂14が上記金属ナット12の開口端面12aに流
入するのを防止する流入防止部12dを設け、上記上金
型11aと下金型11bとから,上記成形樹脂14が注
入されて成形品であるテレビジョン受信機のキャビネッ
トを成形するキャビティ15を形成してなるものであ
る。
【0012】尚、上記構成において、金属ナット12の
内周面には螺子(図示せず)等を螺着する螺着部12b
を備えてなるものである。
【0013】また金属ナット12の挿入方向(開口端面
12aから該開口端面12aと反対の面12cに向かう
方向)の長さ寸法Lは、成形用金型11の型締時におけ
る上金型11aの押圧凸部11cの先端部11eから下
金型11bまでの距離寸法と等しいものとし、上記下金
型11bの流入防止部の内周形状は、上記金属ナット1
2の外周形状と等しくするものである。
【0014】上記のように構成した成形用金型によるテ
レビジョン受信機のキャビネットの成形は、上金型11
aの押圧凸部11cにて金属ナット12の開口端面12
aと反対の面12cを該金属ナット12の開口端面12
aが下金型11bに当接するようにすなわちテレビジョ
ン受信機のキャビネットの外側面と連続するように、且
つ該金属ナット12の開口端の外周面が下金型11bの
流入防止部11dの内周面と当接するように押圧した状
態でキャビティ15に成形樹脂14を注入するものであ
る。
【0015】上記の場合、下金型11bの流入防止部1
1dにて金属ナット12の開口端の外周面にパーティン
グライン13を形成するため、成形時の樹脂圧が直接上
記金属ナット12の開口端面12aに当接するパーティ
ングライン13にかかることがなく、成形樹脂14が上
記金属ナット12の開口端面12aに流入するのを防止
しており、該金属ナット12が所定の長さ寸法よりも小
さい場合であっても上記成形樹脂14が上記金属ナット
12の螺着部12bの螺子溝に入り込んで螺子(図示せ
ず)等を螺着することが不可能となるようなことはない
ものである。
【0016】
【発明の効果】本発明の成形用金型は、上記のような構
成であるので、押圧凸部により挿入部品の開口端面と反
対の面を押圧し、挿入部品の開口端の外周面が流入防止
部の内周面に当接する状態で、キャビティに成形樹脂を
注入することにより、確実に流入防止部にて成形樹脂が
挿入部品の開口端面に流入するのを防ぐことが可能とな
り、不良成形品を撲滅してコスト低減を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形用金型の一実施例を示す要部断面
図である。
【図2】従来の成形用金型を示す要部断面図である。
【図3】従来の成形用金型を示す要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
11 成形用金型 11d 流入防止部 12 金属ナット 12a 開口端面 14 成形樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29C 45/37 B29C 45/37 // B29K 105:22 B29L 31:34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上金型と下金型とからなり、金属ナット
    等の挿入部品を装着してなるキャビネット等の成形品を
    成形する成形用金型において、前記上金型或いは下金型の一方に、前記挿入部品の開口
    端の外周形状と等しい内周形状を有し、前 記挿入部品の
    開口端面に成形樹脂が流入するのを防止する流入防止部
    を設けるとともに、 前記上金型或いは下金型の他方に、前記挿入部品の開口
    端の外周面が前記流入防止部の内周面に当接するよう
    に、前記挿入部品の開口端面と反対の面を押圧する押圧
    凸部を設け たことを特徴とする成形用金型。
JP4021540A 1992-02-07 1992-02-07 成形用金型 Expired - Lifetime JP2766577B2 (ja)

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JPH05220780A JPH05220780A (ja) 1993-08-31
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CN110997271B (zh) * 2017-08-22 2021-11-23 住友电装株式会社 嵌件成型品
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