JPS631310Y2 - - Google Patents

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JPS631310Y2
JPS631310Y2 JP2108383U JP2108383U JPS631310Y2 JP S631310 Y2 JPS631310 Y2 JP S631310Y2 JP 2108383 U JP2108383 U JP 2108383U JP 2108383 U JP2108383 U JP 2108383U JP S631310 Y2 JPS631310 Y2 JP S631310Y2
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JP
Japan
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core
resin
skin
roller
metal
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JP2108383U
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JPS59126241U (ja
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Wet Developing In Electrophotography (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複写機等に使用される樹脂製ローラ
の改良に係るものである。
複写機、自動現像機、事務機器等の化学薬品、
水、腐蝕性気体と接する部分のローラは従来より
樹脂製ローラが使用されている。従来の樹脂製ロ
ーラは金属製の軸に軸孔を有するシリンダ状の樹
脂製パイプを挿入してローラとしたもの、第2図
に示すように、樹脂製パイプでローラ本体100
を形成し、このローラ本体100の内腔に金属製
パイプ110を挿入して補強し、ローラ本体の両
端部に挿入された端部120よりなる樹脂製ロー
ラが知られている。この第2図に示す樹脂製ロー
ラは、ローラ本体100として押出成形された樹
脂パイプの外周面を研削して精度を出す、補強の
ための金属製パイプ110を挿入する、さらに端
部120とローラ本体100および補強用金属製
パイプ110を一体的に接合するために接着剤1
30で接着する等が必要であり、加工工程が多く
高価なものとなつていた。
本考案は上記従来の樹脂製ローラの欠点を克服
するもので、製法が簡単で、かつ精度の高いロー
ラを提供することを目的とする。
すなわち、本考案の樹脂製ローラは、管状の金
属製芯金と該芯金の外周面に一体的に形成された
樹脂製表皮層とで構成されたローラ本体と、該ロ
ーラ本体の両端にそれぞれ固定された、該ローラ
本体の一端開口に挿入され、該芯金の内周面と当
接する外周面をもち軸方向に突出した芯部と、該
金属製芯金の端面の位置に対応するリング状の溝
を隔てて、該芯部と同軸的に軸方向に突出し、該
樹脂製表皮層の端面に溶接された表皮部と、該芯
部と該表皮部とを一体的に連絡する側部とで構成
される2個の端体とよりなることを特徴とするも
のである。
本考案の樹脂製ローラでは、ローラ本体として
管状の金属製芯金と、該芯金の外周面に一体的に
形性された樹脂製被覆層とで構成された、いわゆ
る樹脂被覆金属管を用いている。このローラ本体
は、金属製芯金の上に直接樹脂が押出被覆成形さ
れたものであるために、金属製芯金と樹脂製被覆
層の一体性が高く、金属製芯金の補強作用は一層
効果のあるものとなつている。また、表皮層は金
属製芯金の上に押出被覆成形されたものであるた
めに樹脂製表皮層の外周面精度が高く、外周面を
円筒研磨する等の後加工を一切必要としない。
表皮層を形成する樹脂としては、ABS樹脂、
ポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂が好まし
い。
金属管としては通常の鋼管、ステンレス管を使
用できる。
本考案の樹脂製ローラの他の構成要素である端
体は、芯部と表皮部と側部とで構成されている。
芯部は金属製芯金の内周面と当接する外周面をも
ち、端体の回転トルクをローラ本体に直接伝える
ものである。また、この芯部は端体およびローラ
本体の同軸性を確保するものでもある。この芯部
は軸方向に切り込みをもつ円筒くし歯状とするこ
とができる。また、その先端部の外周径直径をロ
ーラ本体の内径より小さくし、芯部が容易にロー
ラ本体端体に挿入できるようにすることができ
る。表皮部はローラ本体の樹脂製表皮層の端面に
溶接される部分で、軸方向に突出している。この
表皮部の端面と樹脂製表皮層の端面とが溶接され
一体的に接合される。なお、この表皮部の先端円
形端面の中央部に、軸方向に突出した円形突部を
形成するのが好ましい。この円形突部は溶接時に
溶融して樹脂製表皮層と表皮部との一体性を得る
ためのものである。この溶接は超音波溶接、高周
波溶接が好ましい。なお、接着剤溶接は気孔等が
残り、液密性が確保できない場合も考えられ好ま
しくない。側部は芯部と表皮部とを一体的に接合
するもので、端体の一体性を確保するとともに、
その中心に軸が固定されている。なお、軸は端体
の成形時にインサート成形して一体的に固定して
も良いし、また、端体の側部に軸孔を設け後から
軸を圧入して固定てしても良い。なお、この端体
の表皮部と芯部との境界にローラ本体の金属製芯
金の端面に相当する幅をもつリング状の溝が形成
されている。この溝は表皮部と樹脂製表皮層との
溶接時の溶接しろを確保するとともに、ローラ本
体の金属製芯金と樹脂製表皮層との間に熱膨張係
数等の差が生じて相対移動が生じた場合の歪みを
吸収する作用をもつ。この溝により樹脂製表皮層
と表皮部との接合部に熱膨張等の歪が生じなくな
つている。
本考案の樹脂製ローラは以上の構成をもつ。
この樹脂製ローラはローラ本体として、樹脂被
覆金属管をそのまま用いているため、ローラ本体
の外周面寸法精度が高く、かつ、ローラ本体を製
造するにあたり、外周面の研削等を必要としな
い。さらに、ローラ本体が金属製芯金と樹脂製表
皮層の一体性がより一層確実となつているため
に、金属製芯金の補強効果が高く、従来の金属製
ローラ以上に長いローラ、例えば2メートル程度
の樹脂製ローラをも製造することができる。さら
に、端体の表皮部と芯部との間にリング状の溝が
形成されているためにローラ本体の金属製芯金と
樹脂製表皮層との間で生じうる歪みの差をこの溝
で吸収でき、樹脂製表皮層と表皮部との接合部に
異常な歪みが作用しない。したがつて耐久性が向
上する。さらに、ローラの回転トルクは端体の芯
部から直接ローラ本体の金属製芯金に伝えられ
る。このためにローラ本体の樹脂製表皮層には回
転トルク等の応力が作用しない。したがつて、表
皮部と樹脂製表皮層との接合面にも大きなトルク
は作用せず機械的安定性が高められている。その
上に、表皮層と表皮部との接合は接着剤を使用し
ていないために接着強度およびシール性が高く、
かつ、溶接工程が簡単となつている。
以下、実施例により説明する。
本考案の実施例の樹脂製ローラの縦断面図を第
1図に示す。この樹脂製ローラはローラ本体1
と、その端面に固定された2個の端体2とで構成
されている。ローラ本体1は金属製芯金11とそ
の外周面に一体的に形成されたABS樹脂製の樹
脂製表皮層12で構成されている。なお、ローラ
本体1の芯金11の肉厚は1mm、表皮層12の肉
厚は2mmである。芯金11として内径18.0mm、外
径20.0mmの鋼管が用いられている。端体2は軸方
向に突出した芯部21と、該芯部21と同軸的に
軸方向に突出したリング状の表皮部22と、この
芯部21、表皮部22を一体的に保持する側部2
3で構成されている。なお、この端体2は射出成
形で一体的に形成されたものである。芯部21は
軸方向に円筒状を呈している。また、この芯部2
1の先端部は暫時外周径が小さくなつている。芯
部21と表皮部22との間には深さ1.2mmの円形
の溝2aが形成されている。この溝2aの底部は
ローラ本体1の芯金11の端面との間で約1mmの
空間を残している。側部23および芯部21の中
心軸孔2bには金属製の軸3が一体的にインサー
ト成形されている。
本考案の樹脂製ローラは以上の構成をもつ。
この樹脂製ローラはローラ本体1が樹脂被覆鋼
管を直接使用しているために、外周寸法精度が高
く、かつ機械的強度が大である。さらに、樹脂製
表皮層11と端体2の表皮部22との接合が超音
波溶接で行なわれているために接着強度およびシ
ール性が高い、かつ、接着剤を必要としない。ま
た、端体2の表皮部22と芯部21との間に円形
の溝2aが形成され、この円形の溝2aにローラ
本体1の金属製芯金11が軸方向に移動可能とな
る空間が形成されているためにローラ本体1の金
属製芯金11と樹脂製被覆層12との間で起る歪
みの差等がこの溝2aで吸収でき、耐久性を向上
している。かつ、この樹脂製ローラにおいては、
回転トルクは端体2の芯部21と外周面とローラ
本体1の金属製芯金11の内周面との間で伝達さ
れるために、ローラ本体1の樹脂製表皮層12お
よび端体2の表皮部22におけるトルク伝達はそ
れだけ少なく、大きな応力が接合部に作用しな
い。したがつて、本樹脂製ローラはさらに耐久性
が向上している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例に示す樹脂製ロ
ーラの縦断面図、第2図は従来の樹脂製ローラの
縦断面図である。 1……ローラ本体、2……端体、3……軸、1
1……金属製芯金、12……樹脂製表皮層、21
……芯部、22……表皮部、23……側部、2a
……リング状の溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 管状の金属製芯金と該芯金の外周面に一体的
    に形成された樹脂製表皮層とで構成されたロー
    ラ本体と、 該ローラ本体の両端にそれぞれ固定された、
    該ローラ本体の一端開口に挿入され、該芯金の
    内周面と当接する外周面をもち軸方向に突出し
    た芯部と、該金属製芯金の端面の位置に対応す
    るリング状の溝を隔てて、該芯部と同軸的に軸
    方向に突出し、該樹脂製表皮層の端面に溶接さ
    れた表皮部と、該芯部と該表皮部とを一体的に
    連絡する側部とで構成される2個の端体とより
    なることを特徴とする樹脂製ローラ。 (2) 表皮部の先端円形端面には軸方向に突出した
    円形突部が形成されており、この円形突部をも
    つ表皮部の先端円形端面と樹脂製表皮層の端面
    とが超音波溶接もしくは高周波溶接されている
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の樹脂製ロ
    ーラ。 (3) 端体の芯部は軸方向に切り込みをもつ円筒く
    し歯状である実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の樹脂製ローラ。
JP2108383U 1983-02-16 1983-02-16 樹脂製ロ−ラ Granted JPS59126241U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2108383U JPS59126241U (ja) 1983-02-16 1983-02-16 樹脂製ロ−ラ

Applications Claiming Priority (1)

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JP2108383U JPS59126241U (ja) 1983-02-16 1983-02-16 樹脂製ロ−ラ

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Publication Number Publication Date
JPS59126241U JPS59126241U (ja) 1984-08-25
JPS631310Y2 true JPS631310Y2 (ja) 1988-01-13

Family

ID=30152215

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JP2108383U Granted JPS59126241U (ja) 1983-02-16 1983-02-16 樹脂製ロ−ラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20090033022A1 (en) * 2002-07-10 2009-02-05 Takashi Iki Paper feed roller and fabrication method thereof
JP4918421B2 (ja) 2007-07-03 2012-04-18 株式会社リコー ベルトユニット及び画像形成装置

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JPS59126241U (ja) 1984-08-25

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