JPH042897Y2 - - Google Patents

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JPH042897Y2
JPH042897Y2 JP19462186U JP19462186U JPH042897Y2 JP H042897 Y2 JPH042897 Y2 JP H042897Y2 JP 19462186 U JP19462186 U JP 19462186U JP 19462186 U JP19462186 U JP 19462186U JP H042897 Y2 JPH042897 Y2 JP H042897Y2
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roller
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flange
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flanged
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は鍔付きローラ、特に任意の段差及び任
意の材質の鍔部を高精度に形成することができる
鍔付きローラに関するものである。
(従来の技術) コンベアベルトを駆動する場合ベルトの蛇行や
変位を防止しベルトを正確に案内するため、両端
部に鍔部が形成されている鍔付きローラが広く使
用されている。また、複写機をはじめとする各種
OA機器の駆動装置においても、外周面をゴム部
材で被覆したゴムローラ部が多数使用されてい
る。このゴム被覆ローラの一部にも両端部に鍔部
が形成されている鍔付きローラを用い、ローラ両
端部の鍔部によつてゴム被覆部材の抜け防止が図
られている。これら鍔付きローラにおいては鍔部
は重要な機能を果しており、例えば搬送ベルトの
厚さや圧入すべきゴム被覆部材の厚さに応じて所
望の段差の鍔部を形成しなければならず、任意の
段差の鍔部を高精度に形成できるローラ製造技術
の開発が強く要請されている。
従来、鍔付きローラを製造する場合、所望のロ
ーラ外径よりも鍔部の段差だけ大きい外径のロー
ラ部材を用い、このローラ部材のローラ面を鍔部
の段差に等しい肉厚だけ施盤加工により切削し、
所望の段差の鍔部を有する鍔付きローラが製造さ
れていた。また、別な方法として、所望のローラ
外径のローラ部材の両端部に、鍔部を有するフラ
ンジを摩擦熔接続や電気熔接続等によつて接合
し、接合後熔接続部を施盤加工によつて所望の寸
法精度に仕上げる方法が用いられている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した施盤加工によつてローラ面を切削して
所望の段差の鍔部を形成する方法では、ローラ外
径よりも大きい外径寸法のローラ部材を用いなけ
ればならず、材料コストが高価になる欠点があつ
た。すなわち、ローラの価格はローラ材料の重量
にほぼ比例するため、ローラ外径よりも大きい外
径寸法のローラ部材を用いると、切削によつて除
去され無駄になるローラ材料の量が多いため製造
コストが極めて高価になつてしまう。特に、段差
の大きい鍔部を形成する場合、施盤加工によつて
切削すべき肉厚が一層厚くなり、製造コストが一
層高価になると共に施盤加工にも長時間かかる不
都合が生じていた。また、ローラ部と鍔部とが同
一材料となるため、例えば鍔部だけを異種材料と
することが不可能であつた。例えば、鍔部だけを
プラスチツクのような電気絶縁材料としたい要求
も多く、施盤加工による製造方法ではこのような
要求を満たすことができなかつた。更に、各種熔
接続により鍔部を接合する方法では、熔接続すべ
き鍔部及びローラ部材の材料が限定される欠点が
あるばかりでなく、熔接続部の精度が著しく悪
く、しかも芯円度が劣化してしまい、熔接続作業
の後更に施盤加工による仕上工程が必要であり、
製造工程が増えコストが高価になる欠点があつ
た。
従つて、本考案の目的は上述した欠点を除去
し、任意の材料及び任意の高さの段差を有する鍔
部を高精度に、しかも安価に製造できる鍔付きロ
ーラを提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案による鍔付きローラは、基準外径寸法の
ローラ部、このローラ部の軸線方向の外側に形成
されローラ部の外径よりも小さい寸法の係合部、
及びローラ部と係合部との間に位置する位置決め
用の端面を有するローラ本体と、前記ローラ部の
外径寸法よりも大きい寸法の外径部、及び前記係
合部の寸法にほぼ等しい寸法の内径部を有する鍔
部材とを具え、前記ローラ本体の係合部に鍔部材
を嵌合装着し、この鍔部材に対して前記係合部を
スピンフオーミング成形して鍔部材料をローラ本
体に結合したことを特徴とするものである。
このように、ローラ本体と鍔部材とを別体構造
とし、スピンフオーミング成形によつて鍔部材を
ローラ本体に結合することにより、任意の段差及
び任意の材質の鍔部材を簡単な作業により安価に
製造することができる。特に、スピンフオーミン
グによつて鍔部材をローラ本体に結合しているの
で、結合強度が高く、しかも結合部を均一に仕上
げることができ、従つて仕上加工が不要になり製
造コストを一層低減することができる。
(実施例) 第1図は本考案による鍔付きローラの一例の構
成を示すものであり、第1図aは結合前の各部材
の構成を示す断面図、第1図bは鍔部材をローラ
本体に装着した状態を示す断面図、第1図cは最
終工程後の状態を示す断面図である。本考案によ
る鍔付きローラは、ローラ本体と鍔部材とを別体
構造とし、ローラ本体1の両端に鍔部材を構成す
るストツパリング2及び3を結合する。ローラ本
体1は薄肉円筒状のローラ部10とその両端に形
成したボス部11及び12とから構成する。ロー
ラ部10の外径寸法は所望のローラ径と一致さ
せ、このローラ部10のローラ面10aにコンベ
アベルトを装着したり、ゴム被覆部材を固定す
る。各ボス部11及び12の外周面11a及び1
2aを、ストツパリング2及び3の内径部を係合
するための係合面とすると共に、軸線方向に突
出する円周状の突条11b及び12bをそれぞれ
形成する。また、ローラ面10aと係合面11a
及び12aとの間の軸線と直行する端面10b
及び10cをストツパリング2及び3を結合する
ときの軸線方向の位置決め面とする。
一方、ストツパリング2及び3は、所望寸法の
外径部2a及び3aと、ボス部11及び12の係
合面11a及び12aの寸法にほぼ等しい寸法の
円径部2b及び3bと、円周状の切欠部2c及び
3cとを有する。そして、各切欠部2c及び3c
の体積をボス側の突条11b及び12bの体積と
それぞれ一致する大きさとする。尚、外径部2a
及び3aの径は、鍔部の段差や高さに応じて所望
の寸法とすることができ、更に材質についてもロ
ーラ本体1と同一材質は別の材質とすることがで
きる。
次にストツパリング2及び3をローラ本体のボ
ス部11及び12に結合する。本考案ではスピン
フオーミング用の施盤を用い、ローラ本体の端部
をスピンフオーミング成形してストツパリング2
及び3をローラ本体1に結合する。ローラ本体1
の一端を施盤のチヤツクに固定してからストツパ
リングをローラ本体のボス部に圧入等によつて嵌
合装着する。装着の際ボス部の係合面11aおよ
び12aによつて軸線と直交する方向に位置決
めすると共に端面10b及び10cによつて軸線
方向の位置決めを行なう。次にストツパリング
2及び3をローラ本体1に仮固定した状態でロー
ラ本体1及びストツパリングを共に回転させなが
ら施盤側の高速回転するローラを突条11b及び
12bに押し当て、発生する摩擦熱によつて各突
条11b及び12bをストツパリングの切欠部2
c及び3c内に肉厚移動させる。この結果、第1
図cに示すように、ローラ本体の両端に狭搾部1
3及び14が形成され、これら狭搾部13及び1
4は摩擦熱によつてストツパリングの係合面に融
着されているので、ストツパリングをローラ本体
に強固に結合することができる。このようにロー
ラ本体の両端をストツパリングに対してスピンフ
オーミング成形すれば、ストツパリングを結合で
きると共に同時にローラの端面部を高精度に均一
に仕上げることができ、結合後の仕上げ加工が全
く不要となる。尚、本例では肉厚移動される突条
の体積とストツパリングの切欠部の体積とを同一
とし平坦な端面を形成するようにしたが、端面を
平坦に形成する必要がない場合は各体積を等しく
する必要はない。
第2図により実用的な実施例を示す。本例で
は、ローラ部材として第2図aに示す端面形状の
アルミニユームの押出成型材を用い、この押出成
型材を所定の寸法に切断してローラ本体20とす
る。このローラ本体20の一端を施盤のチヤツク
に固定し、第2図bに示すように切削加工により
結合部21a及びボス部22aを形成する。次に
ストツパリング30を嵌合装着し、第2図cに示
すように施盤の回転ローラを係合部21に押し当
てスピンフオーミング成形してストツパリング3
0aをローラ本体20に結合する。これよにり一
端の加工作業が終了する。次にこのローラ本体を
施盤のチヤツクから取りはずし、他端をチヤツク
に固定し直し、第2図dに示すようにローラ本体
の他端側に同様に係合部21b及びボス部22b
を形成する。更に第2図eに示すようにスピンフ
オーミング成形してストツパリング30bをロー
ラ本体に結合して結合作業が終了する。このよう
に構成すれば。1台の施盤を用いて2工程で鍔付
きローラを製造でき、製造工程を一層簡略化する
ことができる。
尚、スピンフオーミング成形する場合、肉厚移
動されるべき突条を形成せず、第3図a及びbに
示すようにローラ本体のエツジ部の肉厚を移動し
て鍔部材を結合することもできる。特にローラ本
体としてアルミニユームのように展性や延性の高
い材料を用いる場合特別に突条を形成する必要は
ない。
本考案は上述した実施例だけに限定されるもの
ではなく種々の変形や変更が可能である。例えば
上述した実施例ではローラ本体の両側に鍔部を形
成する構成としたが、片側だけに鍔部を形成した
り、片側の鍔部を成型加工によつて成形し他方の
鍔部を本考案により形成することもできる。
また、上述した実施例では鍔部材としてリング
状部材を用いたが、リング状部材に限定されず
種々の鍔部材を結合することができ、例えば鍔部
と駆動ギヤとを一体成型した鍔部材を結合するこ
ともできる。
更に、上述した実施例ではローラ本体として薄
肉パイプを用いたが、丸棒等を用いることもでき
る。
(考案の効果) 以上説明した本考案の効果を要約すると次の通
りである。
(1) ローラ本体と鍔部材とを別体構造とし、スピ
ンフオーミング成形によつて鍔部材をローラ本
体に結合する構成としているので、ローラ材料
の無駄を省くことができると共に加工作業も容
易になり、従つて製造コストを低減することが
できる。
(2) 別体構造とすることによつて、任意の段差及
び任意の材質の鍔部を形成することができる。
(3) スピンフオーミング成形によつて鍔部材をロ
ーラ本体に結合する構成としているので、高い
結合強度で、しかも高精度に結合することがで
き、仕上げ工程が不要となる。特に、スピンフ
オーミング成形はカシメ加工とは異なり均一に
且つ完全に肉厚移動することができるので、高
い結合強度で結合することができる。
(4) ローラ本体としてアルミニユーム材料を用い
れば、施盤作業だけでローラ本体に鍔部を形成
することができ、製造工程を一層簡略化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜cは本考案による鍔付きローラの一
例の構成を示す断面図、第2図a〜eはより実用
的な実施例を示す端面図及び断面図、第3図a及
びbはスピンフオーミングの変形例を示す断面図
である。 1……ローラ本体、2,3……ストツパリン
グ、10……ローラ部、10a……ローラ面、1
1,12……ボス部、11a,12a……係合
面、11b,12b……突条。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基準外径寸法のローラ部、このローラ部の軸線
    方向の外側に形成されローラ部の外径よりも小さ
    い寸法の係合部、及びローラ部と係合部との間に
    位置する位置決め用の端面を有するローラ本体
    と、 前記ローラ部の外径寸法よりも大きい寸法の外
    径部、及び前記係合部の寸法にほぼ等しい寸法の
    内径部を有する鍔部材とを具え、 前記ローラ本体の係合部に鍔部材を嵌合装着
    し、この鍔部材に対して前記係合部をスピンフオ
    ーミング成形して鍔部材料をローラ本体に結合し
    たことを特徴とする鍔付きローラ。
JP19462186U 1986-12-19 1986-12-19 Expired JPH042897Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19462186U JPH042897Y2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19

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JP19462186U JPH042897Y2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19

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Publication Number Publication Date
JPS63100418U JPS63100418U (ja) 1988-06-29
JPH042897Y2 true JPH042897Y2 (ja) 1992-01-30

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