JPS6037030Y2 - インダクタモ−タの回転子 - Google Patents

インダクタモ−タの回転子

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Publication number
JPS6037030Y2
JPS6037030Y2 JP10574579U JP10574579U JPS6037030Y2 JP S6037030 Y2 JPS6037030 Y2 JP S6037030Y2 JP 10574579 U JP10574579 U JP 10574579U JP 10574579 U JP10574579 U JP 10574579U JP S6037030 Y2 JPS6037030 Y2 JP S6037030Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
rotating shaft
magnet ring
holder half
fitted
Prior art date
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Expired
Application number
JP10574579U
Other languages
English (en)
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JPS5622983U (ja
Inventor
正治 川尻
Original Assignee
ミツミ電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミツミ電機株式会社 filed Critical ミツミ電機株式会社
Priority to JP10574579U priority Critical patent/JPS6037030Y2/ja
Publication of JPS5622983U publication Critical patent/JPS5622983U/ja
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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はインダクタモータの回転子に係り、回転子組立
時に1対の同心のギャップを形成し、該各ギャップを相
互に調整設定することにより回転軸及びマグネットリン
グ外周面を正確に同心とし得る回転子を提供することを
目的とする。
一般に、タイマー等に使用されるインダクタモータの回
転子は回転軸と同心にマグネットリングを固定したもの
であるが、第1図に示す如くマグネットリング1は焼結
形成後に外径研摩を行なって使用する。
しかるに内径研摩はコスト高となるため行なわない。
従って外周面1a及び内周面1bどうしの同心を得るこ
とができず、互いの心振れ寸法Xは最大0.3van程
度になることもあった。
(第1図中では心振れを誇張して示す) 従来のインダクタモータの回転子としては、上記マグネ
ットリング1を使用して第2図に示す如く回転子2を組
上げたものがあり、これによれば回転軸3に第1のホル
ダ4を嵌合固定した後、該ホルダ4の外周にマグネット
リング1をその内周面1bの軸方向に形成した3本の凸
条1cを介して嵌合固定し、更に第2のホルダ5を回転
軸3に嵌合固定して超音波により第1のホルダ4に対向
圧着し、両ホルダ4,5間にマグネットリング1を挟持
固定している。
しかるに、上記従来例によれば、回転軸3及びマグネッ
トリング1の外周面1aは大路上記心振れ寸法X分だけ
心振れを起してしまい、回転時に外周面1aに心振れを
生じ性能が低下するという欠点があった。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下図面と共
にその各実施例につき説明する。
第3図及び第4図は夫々本考案になるインダクタモータ
の回転子の1実施例の縦断面図及び分解斜視図であり、
各図中、第1図及び第2図と同一部分には同一符号を附
してその説明を省略し、且つその製造工程順に説明する
まず、第3図中回転軸3を治具(図示せず)に対し軸3
が治具面に直交し且つ軸3上端が治具面と略同−レベル
の状態で配設する。
次いで、治具面上に大略軸3と同心に樹脂製の第1のホ
ルダー11、マグネットリング1を順次載置する。
第1のホルダー11は中心貫通孔11a1内方ボス部1
2、外方ボス部13、フランジ部14を有し、更に外方
ボス部13上面に円周等分割に複数の凸部13aを形成
され、この場合外方ボス部13外径はマグネットリング
1の3個の凸条1cの内径より所定量分生とされている
従で、マグネットリング1は外方ボス部13外周に容易
に遊嵌されてフランジ部14に当接載置され、凸条1c
及びボス部13外局間に半径方向所定巾のギャップ15
や形成される。
次いでマグネットリング1上面に同心に樹脂製の第2の
ホルダ16を載置する。
第2のホルダ16は中央の孔16a1ボス部17、フラ
ンジ部18を有し、孔16a内径は上記内方ボス部12
外径より所定量外大とされ、且つボス部17外径はマグ
ネットリング1の突条1C内径に圧入される寸法となっ
ている。
従って第2のホルダ16はボス部17下面がマグネット
リング1上面に対応する位置に位置決められる。
次いて、コレラF・チャックによりマグネットリング1
の外周面1aを把持してこれを外周面1a及び回転軸3
が同心となる位置まで軸直角方向へ移動させ、この同心
状態で締付固定する。
尚マグネットリング1の移動はギャップ15の存在によ
り容易に行なわれる。
次いで、回転軸3を上方へ押上げ第1のホルダ11の孔
11aに圧入嵌合させ第3図に示す如く突出させる。
このときマグネットリング1は固定されているが、第1
のホルダ11は軸3にならって若干軸直角方向へ移動す
るがギャップ15の存在により何ら支障は生じない。
次いで第2のホルダ16をその上面より超音波をかけつ
つ押下げると、ボス部17が外周が若干溶けて軟化され
突条IC内に円滑に圧入嵌合され、その図中下面が複数
の凸部13aに当接され更に超音波により溶着される。
これによりマグネットリング1は第1及び第2のホルタ
11.16の各フランジ部14.18間に挟持固定され
る。
又孔16a内径が内方ボス部12外径より大なることに
よりこの間にギャップ19が形成される。
このとき第2のホルダ16は突条IC内径にならって若
干軸直角方向へ移動するがギャップ19の存在により何
ら支障は生じない。
かくして回転子20が完成する。
上記実施例中、回転軸3の圧入、第1及び第2のホルダ
11,16の溶着を個別に行なう理由しては、所要圧力
、所要時間が夫々互いに異なるためである。
又マグネットリング1は本来割れ易いものであるが、第
2のホルダ16の圧入時に外周面1aをコレットチャッ
クにより保持されていること、及び局部的な凸条1cを
介して第2のホルダ16に接触することにより効果的に
割れを防止される。
更に凸条1cはボス部17外周に所定深さ食込んでマグ
ネットリング1及び第2のホルダ16の回転方向相互係
止を行なうと共に、第2のホルダ16圧入時の接触面積
を低減して圧入及び溶着に要する時間を短縮させうる。
第5図は本考案インダクタモータの回転子の他の実施例
を示腰第3図と同一部分には同一符号を附してその説明
を省略する。
図中、回転子21の第1のホルダ11′は上記ホルダ1
1のボス部12の図中上方部分を取去ったものである。
又第2のホルダ16′はその孔16bが回転軸3に直接
遊嵌してギャップ22を形成している。
この回転子22の製造工程も上記回転子20と同様であ
り、回転軸3及びマグネットリング1の外周面1aの同
心が良好に且つ容易に得られる。
上述の如く、本考案になるインダクタモータの回転子に
よれば、回転軸と、該回転軸に嵌合固定される第1のホ
ルダー半休と、該回転軸又は第1のホルダー半休に遊嵌
されて該第1のホルダー半体に対向固着されており該回
転軸外周又は第1のホルダー半体の所定部外周との間に
第1のギャップを形成する第2のホルダー半休と、該第
1及び第2のホルダー半体間に挾持され且つ第2のホル
ダー半体外周に嵌合固定されており該第2のホルダー半
休の他の所定部外周との間に第2のギャップを形成する
マグネットリングとよりなり、上記第1及び第2のギヤ
ツブ巾を相互調整して回転軸及びマグネット外周面を同
心の構成としてなるため、例えマグネットリングの内周
及び外周に偏心がある場合でも上記1対のギヤツブ巾調
整により回転軸及びマグネット外周面の同心を容易に得
ることができ、回転子の回転時にマグネット外周面は偏
心、ふらつき等なく円滑に回転してモータ性能を向上す
ることができ、又上記の如く同心構成を、組立時のギャ
ップ調整により得るようにしているため、各部品の精度
は低くてもよく製作コストを低減しえ、しかもギャップ
調整作業自体極めて容易であり組付工数を低減しうる等
の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】 第1図はインダクタモータの回転子に使用するマグネッ
トリングの平面図、第2図はインダクタモータの回転子
の従来例の縦断面図、第3図及び第4図は夫々インダク
タモータの回転子の1実施例の縦断面図及び分解斜視図
、第5図は上記回転子の他の実施例の縦断面図である。 1・・・・・・マグネットリング、2.20.21・・
・・・・回転子、4,5,11,11’、16,16’
・・・・・・ホルダ、12,13.17・・・・・・ボ
ス部、15,19.22・・・・・・ギャップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸と、該回転軸に嵌合固定される第1のホルダー半
    休と、該回転軸又は第1のホルダー半休に遊嵌されて該
    第1のホルダー半休に対向固着されており該回転軸外周
    又は第1のホルダー半体の所定部外周との間に第1のギ
    ャップを形成する第2のホルダー半休と、該第1及び第
    2のホルダー半体間に挾持され且つ第2のホルダー半体
    外周に嵌合固定されており該第1のホルダー半体の他の
    所定部外周との間に第2のギャップを形成するマグネッ
    トリングとよりなり、上記第1及び第2のギヤツブ巾を
    相互に調整して回転軸及びマグネット外周面を同心の構
    成としてなるインダクタモータの回転子。
JP10574579U 1979-07-31 1979-07-31 インダクタモ−タの回転子 Expired JPS6037030Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10574579U JPS6037030Y2 (ja) 1979-07-31 1979-07-31 インダクタモ−タの回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10574579U JPS6037030Y2 (ja) 1979-07-31 1979-07-31 インダクタモ−タの回転子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5622983U JPS5622983U (ja) 1981-02-28
JPS6037030Y2 true JPS6037030Y2 (ja) 1985-11-02

Family

ID=29338401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10574579U Expired JPS6037030Y2 (ja) 1979-07-31 1979-07-31 インダクタモ−タの回転子

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JP (1) JPS6037030Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5976754A (ja) * 1982-10-25 1984-05-01 &-:Kk インデツクス

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Publication number Publication date
JPS5622983U (ja) 1981-02-28

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