JPH0734339Y2 - エンコーダのディスク固着装置 - Google Patents
エンコーダのディスク固着装置Info
- Publication number
- JPH0734339Y2 JPH0734339Y2 JP13141289U JP13141289U JPH0734339Y2 JP H0734339 Y2 JPH0734339 Y2 JP H0734339Y2 JP 13141289 U JP13141289 U JP 13141289U JP 13141289 U JP13141289 U JP 13141289U JP H0734339 Y2 JPH0734339 Y2 JP H0734339Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disc
- boss
- notch
- pressing plate
- disk
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、エンコーダの回転ディスクをハブに固着させ
る構造に関する。
る構造に関する。
[従来の技術] オプチカルエンコーダのディスクを回転軸のハブに固着
させる場合は、ハブのディスク取付面に接着剤で接着す
るか、あるいはハブとディスクとをかしめピンによりか
しめて固着することが行われている。
させる場合は、ハブのディスク取付面に接着剤で接着す
るか、あるいはハブとディスクとをかしめピンによりか
しめて固着することが行われている。
また、実開昭63-21465号には、第3図および第4図に示
すように、ディスク21の内周に切り欠き22を設け、ハブ
23のボス24にディスクの内径を挿入し、第3図および第
4図の左半部に示すようにボス24の前記切り欠き22に対
向する部分aを軸方向に圧潰してかしめ部25をつくり、
このかしめ部25が前記切り欠き22内に嵌まり込むととも
に、切り欠き22の上を覆って、ディスクを回転方向およ
び軸方向にかしめて固着するようにしてある。26はディ
スクの検出スリットである。
すように、ディスク21の内周に切り欠き22を設け、ハブ
23のボス24にディスクの内径を挿入し、第3図および第
4図の左半部に示すようにボス24の前記切り欠き22に対
向する部分aを軸方向に圧潰してかしめ部25をつくり、
このかしめ部25が前記切り欠き22内に嵌まり込むととも
に、切り欠き22の上を覆って、ディスクを回転方向およ
び軸方向にかしめて固着するようにしてある。26はディ
スクの検出スリットである。
[考案が解決しようとする課題] しかるに、ディスクを接着剤で接着する場合は、接着剤
がディスク21の検出スリット26に流出付着したり、接着
剤が硬化するまで治具などで接着位置を保持させておく
必要があり、接着に手数を要し、長時間を要している。
がディスク21の検出スリット26に流出付着したり、接着
剤が硬化するまで治具などで接着位置を保持させておく
必要があり、接着に手数を要し、長時間を要している。
また、ハブにかしめピンを設けるものでは、ハブの構造
が面倒になる欠点があり、ボスの一部を圧潰してディス
クの切り欠きにかしめるようにしたものでは、ボス24の
外周にディスク21を嵌合させるが、機械加工時にボス基
部の隅部に、小さな丸みr(アール)が残るため、ディ
スク21の内径をボスの外径より僅かに大きくしておかね
ばならず、ディスクとボスとの偏心やディスクの面振れ
を生じる問題があった。また、ディスク21の切り欠き22
がハブの面に接しており、圧潰部25の下部がハブ面に当
たって、かしめが十分に行われないおそれがあった。
が面倒になる欠点があり、ボスの一部を圧潰してディス
クの切り欠きにかしめるようにしたものでは、ボス24の
外周にディスク21を嵌合させるが、機械加工時にボス基
部の隅部に、小さな丸みr(アール)が残るため、ディ
スク21の内径をボスの外径より僅かに大きくしておかね
ばならず、ディスクとボスとの偏心やディスクの面振れ
を生じる問題があった。また、ディスク21の切り欠き22
がハブの面に接しており、圧潰部25の下部がハブ面に当
たって、かしめが十分に行われないおそれがあった。
[課題を解決するための手段] このため、本考案はハブのディスク取付面にボスの基部
を囲む凹溝を設け、前記ボスに嵌合させたディスクの上
に押さえ板を重ね、ディスク内周に少なくとも1つの切
り欠きと、押さえ板に前記ディスクの切り欠きより大き
な切り欠きを設け、押さえ板の切り欠き内でボスの一部
をディスクの切り欠き内に圧潰してディスクを固定する
かしめ部を形成するとともに、ボスの他の部分を押さえ
板の上面に圧潰させて押さえ板を固定するかしめ部を形
成するようにしてある。
を囲む凹溝を設け、前記ボスに嵌合させたディスクの上
に押さえ板を重ね、ディスク内周に少なくとも1つの切
り欠きと、押さえ板に前記ディスクの切り欠きより大き
な切り欠きを設け、押さえ板の切り欠き内でボスの一部
をディスクの切り欠き内に圧潰してディスクを固定する
かしめ部を形成するとともに、ボスの他の部分を押さえ
板の上面に圧潰させて押さえ板を固定するかしめ部を形
成するようにしてある。
[作用] このため、ボス基部の凹溝により、ディスクとボスとの
嵌合を精密にして同心度を保持させ、切り欠き内でのか
しめによりディスクの回転方向と軸方向の固定を確実に
行うとともに、押さえ板によってディスクの面振れの発
生を防いでいる。
嵌合を精密にして同心度を保持させ、切り欠き内でのか
しめによりディスクの回転方向と軸方向の固定を確実に
行うとともに、押さえ板によってディスクの面振れの発
生を防いでいる。
[実施例] これを第1図および第2図に示す実施例について説明す
る。
る。
1はディスク、2はディスク内周に少なくとも1個(実
施例では2個)設けた切り欠き、3はスリット、4はハ
ブ、5はハブ4のボス、6はボスの基部に設けた凹溝、
7はディスクの上に重ねてボスに嵌合させた押さえ板、
8は押さえ板の内周に前記ディスクの切り欠き2と位置
を合わせて設けた切り欠きで、ディスクの切り欠き2よ
り大きくしてある。9はディスク1のかしめ部、10は押
さえ板7のかしめ部である。
施例では2個)設けた切り欠き、3はスリット、4はハ
ブ、5はハブ4のボス、6はボスの基部に設けた凹溝、
7はディスクの上に重ねてボスに嵌合させた押さえ板、
8は押さえ板の内周に前記ディスクの切り欠き2と位置
を合わせて設けた切り欠きで、ディスクの切り欠き2よ
り大きくしてある。9はディスク1のかしめ部、10は押
さえ板7のかしめ部である。
ハブ4のボス5にディスク1の内周を嵌合させると、ボ
ス基部に凹溝6を設けてあるため、ディスク1と接触す
るボス4の外周は精度良く加工されており、ディスク1
とボス5とを緊密に嵌合させ、偏心を生じないように位
置決めされる。このディスク1上に押さえ板7を同様に
ボス5に嵌合させ、その切り欠き8をディスクの切り欠
き2の位置に合わせる。第2図に点線で示すかしめ治具
でボス5の一部a,bを軸方向に圧潰し、a部によるかし
め部9でディスク1の切り欠き2内とディスク上面を覆
ってかしめ、b部によるかしめ部10で押さえ板6をかし
める。
ス基部に凹溝6を設けてあるため、ディスク1と接触す
るボス4の外周は精度良く加工されており、ディスク1
とボス5とを緊密に嵌合させ、偏心を生じないように位
置決めされる。このディスク1上に押さえ板7を同様に
ボス5に嵌合させ、その切り欠き8をディスクの切り欠
き2の位置に合わせる。第2図に点線で示すかしめ治具
でボス5の一部a,bを軸方向に圧潰し、a部によるかし
め部9でディスク1の切り欠き2内とディスク上面を覆
ってかしめ、b部によるかしめ部10で押さえ板6をかし
める。
[考案の効果] このように、本考案はボスの基部に凹溝を設けてあるた
め、ディスクを嵌合させるボスの外径を精密に機械加工
でき、ディスクの同心度を正確に保持できるとともに、
ディスクを固定するかしめ部の下部が凹溝内に入り、デ
ィスクの切り欠き内に圧潰されたかしめ部が完全に接触
し、確実なかしめを得られる。また、押さえ板を重ねて
かしめることによりディスクの面振れをなくし、平面性
を向上させ、押さえ板のかしめをディスクのかしめと同
時に行うことができ、効率のよい固着ができる効果があ
る。
め、ディスクを嵌合させるボスの外径を精密に機械加工
でき、ディスクの同心度を正確に保持できるとともに、
ディスクを固定するかしめ部の下部が凹溝内に入り、デ
ィスクの切り欠き内に圧潰されたかしめ部が完全に接触
し、確実なかしめを得られる。また、押さえ板を重ねて
かしめることによりディスクの面振れをなくし、平面性
を向上させ、押さえ板のかしめをディスクのかしめと同
時に行うことができ、効率のよい固着ができる効果があ
る。
第1図は本考案の実施例におけるかしめ前の状態を示す
上面図、第2図はかしめ後のA−A断面拡大図、第3図
は従来の例を示す上面図で、右半部はかしめ前の状態を
示している。第4図はその側断面拡大図である。 1はディスク、2はディスクの切り欠き、3はスリッ
ト、4はハブ、5はボス、6は凹溝、7は押さえ板、8
は押さえ板の切り欠き、9はディスク1のかしめ部、10
は押さえ板7のかしめ部である。
上面図、第2図はかしめ後のA−A断面拡大図、第3図
は従来の例を示す上面図で、右半部はかしめ前の状態を
示している。第4図はその側断面拡大図である。 1はディスク、2はディスクの切り欠き、3はスリッ
ト、4はハブ、5はボス、6は凹溝、7は押さえ板、8
は押さえ板の切り欠き、9はディスク1のかしめ部、10
は押さえ板7のかしめ部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松平 透 埼玉県入間市大字上藤沢字下原480番地 株式会社安川電機製作所東京工場内 (56)参考文献 特開 平1−59809(JP,A) 実開 昭63−21465(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】エンコーダのディスクをハブのディスク取
付面に軸方向に突出させたボスに嵌合固着させるものに
おいて、ハブ4のディスク取付面にボス5の基部を囲む
凹溝6を設け、前記ボスに嵌合させたディスク1と、デ
ィスク上に重ねて嵌合させた押さえ板7とをそなえ、前
記ディスク1の内周に少なくとも1個の切り欠き2と、
押さえ板7の内周に前記ディスクの切り欠きより大きな
切り欠き8を設け、前記ボス5の一部aを押さえ板の切
り欠き内でディスクの切り欠きと凹溝内に圧潰させたか
しめ部9と、ボス5の一部bを押さえ板の上面に圧潰さ
せて押さえ板を固定したかしめ部10とを設けたことを特
徴とするエンコーダのディスク固着装置。 - 【請求項2】前記ディスクのかしめ部9と、押さえ板の
かしめ部10を同時に治具で形成させるようにした実用新
案登録請求の範囲第1項記載のエンコーダのディスク固
着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13141289U JPH0734339Y2 (ja) | 1989-11-09 | 1989-11-09 | エンコーダのディスク固着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13141289U JPH0734339Y2 (ja) | 1989-11-09 | 1989-11-09 | エンコーダのディスク固着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0370058U JPH0370058U (ja) | 1991-07-12 |
JPH0734339Y2 true JPH0734339Y2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=31678922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13141289U Expired - Fee Related JPH0734339Y2 (ja) | 1989-11-09 | 1989-11-09 | エンコーダのディスク固着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734339Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-09 JP JP13141289U patent/JPH0734339Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0370058U (ja) | 1991-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |