JP2519580Y2 - ターンテーブル構造 - Google Patents

ターンテーブル構造

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JP2519580Y2
JP2519580Y2 JP1990122238U JP12223890U JP2519580Y2 JP 2519580 Y2 JP2519580 Y2 JP 2519580Y2 JP 1990122238 U JP1990122238 U JP 1990122238U JP 12223890 U JP12223890 U JP 12223890U JP 2519580 Y2 JP2519580 Y2 JP 2519580Y2
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JP
Japan
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turntable
adhesive
ring magnet
annular groove
back yoke
Prior art date
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JP1990122238U
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English (en)
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JPH0481238U (ja
Inventor
知行 田代
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は光磁気ディスク等に好適なターンテーブルに
関する。
(従来の技術) 第4図は従来のターンテーブルを備えたスピンドルモ
ータの断面図であり、スピンドルモータ100は、モータ
ハウジング101に軸受102,103を介してモータ軸104を回
転自在に支承し、モータ軸104の一端(下端)に圧入し
たブッシュ105を介してロータリヨーク106を取付け、こ
のロータリヨーク106にマグネット107を固定するととも
に、このマグネット107に対向してコア108及びコイル10
9をモータハウジング101に固定してなる。
一方、ターンテーブル120は、環状溝121に、バックヨ
ーク122を介してリングマグネット123を固設してなる。
第5図は第4図の作用図であり、中央にディスククラ
ンプヨーク130を備えた光磁気ディスク131は、図示する
ごとくモータ軸104を基準にして上からターンテーブル1
20にセットされる。光磁気ディスク131はディスククラ
ンプヨーク130がリングマグネット123に磁気吸着される
ことで、ターンテーブルに押付け固定される。
(考案が解決しようとする課題) ところで、リングマグネット123は、第5図に示す接
着剤132にてバックヨーク122に接合され、バックヨーク
122は接着剤133にてターンテーブル120に接合されてい
る。
バックヨーク122並びにリングマグネット123の厚さは
加工精度の範囲でばらつき、更に、接着剤132,133の厚
さは一律にし難いので、第5図の如くターンテーブル12
0に接着剤133、バックヨーク122、接着剤132、リングマ
グネット123の順で積み上げると、リングマグネット123
の上面123aのレベルは製品間でバラツキがでる。
リングマグネット123の上面123aとディスククランプ
ヨーク130の下面130aとのギャップをGdとすれば、光磁
気ディスク131に対するリングマグネット123のクランプ
力はGdの2乗に反比例するという物理則がある。
第6図は第5図におけるギャップGdとクランプ力との
関係を示すグラフであり、第5図のギャップGdを計測す
るとそのバラツキは±0.15mm程度であって、これに対応
するクランプ力のバラツキは±3N(ニュートン)程度で
ある。
クランプ力が小さい場合は、起動時に光磁気ディスク
131がスリップしてターンテーブル120の受け面や光磁気
ディスク131の下面を傷める恐れがある。
一方、クランプ力が大きい場合は、光磁気ディスク13
1をターンテーブル120から引上げる際に、大きな力が必
要となる。
また、高温多湿中や高温と低温が繰返される中では接
着剤132,133が劣化し、リングマグネット123がディスク
クランプヨーク130の吸着を繰返すと、リングマグネッ
ト123やバックヨーク122が外れる心配もある。
よって、本考案の目的はリングマグネット並びにバッ
クヨークの取付構造を改善することにある。
(課題を解決するための手段及び作用) 上記目的を達成すべく本考案は、スピンドルモータに
軸支されるターンテーブルに大径の凹部を設け、この凹
部内に接着剤収納部とその内側の環状溝とを連続して設
け、上記環状溝に断面L字状のバックヨークをその起立
片が接着剤収納部に臨むようにして嵌合し、更に環状溝
にバックヨークを介してリングマグネットを収納し、こ
のリングマグネットの外周面上部に大きな面取り部を設
け、前記接着剤収納部と面取り部とにリングマグネット
とターンテーブルとを連結する接着剤を充填してなるこ
とを特徴とした。
嵌合作業は、ターンテーブルの上面とリングマグネッ
トの上面との距離が所定値になるまで実施すれば良い。
また、バックヨークの起立片の上部とリングマグネット
とターンテーブルとを接着剤で固着する。
(実施例) 本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明す
る。
第1図は本考案に係るターンテーブルを備えたスピン
ドルモータの断面図であり、スピンドルモータ100は従
来の技術の項で説明したものと同一なので、説明は省略
する。
ターンテーブル1は大径な第1凹部2と小径な第2凹
部に相当する環状溝3とが上面から下面に向って刻設さ
れ、更に、第1凹部2と環状溝3との交点付近には上方
へ狭まる逆テーパ面4aと水平な段部4bとからなる接着剤
収納部4が刻設されている。
バックヨーク6は断面L字状に形成され、その起立片
7の外周面径D1(第2図参照)が前記環状溝3の外周面
3aの径D2より僅かに大きな寸法とされている。
リングマグネット9は上面9aの外縁に面取り部10が設
けられている。
以上の構成からなるターンテーブル構造の組立てにつ
いて次に述べる。
第2図は本考案の組立説明図であり、バックヨーク6
に接着剤11にてリングマグネット9を接合する(矢印
)。
環状溝3の底に接着剤12を適当厚さ塗布し、上記バッ
クヨーク6を圧入する(矢印)。この時、ターンテー
ブル1の上面1aからリングマグネット9の上面9aまでの
ギャップGe(第1図)が所定の値となるまで圧入する。
従って、接着剤12はその厚さが変化して調整代の役目を
なす。
また、接着剤収納部4及びリングマグネット9の面取
り部10に接着剤13を充填し、硬化せしめる。
第3図は本考案のターンテーブル構造の組上り図であ
り、リングマグネット9の上面9aとターンテーブル1の
上面1aとのギャップGeは所望の値とされ、バックヨーク
6は環状溝3の外周面3aとの嵌合及び接着(接着剤13)
とで強固にターンテーブル1に固設されている。
リングマグネット9は上記バックヨーク6に接着(接
着剤11)されるとともに、接着剤13で逆テーパ面4aに係
止されている。
図に示す通り、ディスククランプヨーク14の下面とマ
グネット9の上面9aとのギャップGfは高精度で所望の範
囲となり、クランプ力は常に一定の値になる。
(考案の効果) 以上に述べた通り、本考案はリングマグネットの上面
がターンテーブルの上面から所定の寸法になるようにタ
ーンテーブルを構成するものであるから、クランプ力は
安定する。そして、構成部品の誤差は組上り寸法に直接
影響しないので、リングマグネットやバックヨークの厚
さ寸法はそれ程厳しくする必要がないので加工費の削減
が図れる。
よって、本考案によれば構成部品の簡単な形状変更の
みでターンテーブルへのマグネットの固着力を大幅に増
強することができる。
また、本考案によれば、ターンテーブルの凹部内に設
けた接着剤収納部とリングマグネットの外周面上部に設
けた面取り部とにリングマグネットとターンテーブルと
を連結する接着剤を充填することにより、高温多湿中や
高温と低温が繰返される中でもヒートショックによる応
力が接着剤の厚みの中で分散され接着剤が破壊され難
く、リングマグネットとバックヨークを強固にターンテ
ーブルに固定することができる。そして、接着後の接着
状態を目視することで容易に確認することができ、この
ターンテーブルの信頼性を大いに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るターンテーブルを備えたスピンド
ルモータの断面図、第2図は本考案の組立説明図、第3
図は本考案のターンテーブル構造の組上り図、第4図は
従来のターンテーブルを備えたスピンドルモータの断面
図、第5図は第4図の作用図、第6図は第5図における
ギャップGdとクランプ力との関係を示すグラフである。 1……ターンテーブル、2……凹部、3……環状溝、4
……接着剤収納部、6……バックヨーク、7……起立
片、9……リングマグネット、10……面取り部、13……
接着剤、100……スピンドルモータ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピンドルモータに軸支されるターンテー
    ブルに大径の凹部を設け、この凹部内に接着剤収納部と
    その内側の環状溝とを連続して設け、上記環状溝に断面
    L字状のバックヨークをその起立片が接着剤収納部に臨
    むようにして嵌合し、更に環状溝にバックヨークを介し
    てリングマグネットを収納し、このリングマグネットの
    外周面上部に大きな面取り部を設け、前記接着剤収納部
    と面取り部とにリングマグネットとターンテーブルとを
    連結する接着剤を充填してなることを特徴としたターン
    テーブル構造。
JP1990122238U 1990-11-21 1990-11-21 ターンテーブル構造 Expired - Lifetime JP2519580Y2 (ja)

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JPH0481238U JPH0481238U (ja) 1992-07-15
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KR101801822B1 (ko) * 2011-12-23 2017-11-27 주식회사 히타치엘지 데이터 스토리지 코리아 스핀들 모터

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