JP2512390Y2 - 磁気ディスク装置の駆動装置 - Google Patents

磁気ディスク装置の駆動装置

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JP2512390Y2
JP2512390Y2 JP9328091U JP9328091U JP2512390Y2 JP 2512390 Y2 JP2512390 Y2 JP 2512390Y2 JP 9328091 U JP9328091 U JP 9328091U JP 9328091 U JP9328091 U JP 9328091U JP 2512390 Y2 JP2512390 Y2 JP 2512390Y2
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JP
Japan
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shaft
magnetic disk
hub
drive device
screw
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JP9328091U
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朗 西尾
大 熊沢
健二 関
章弘 望月
隆正 沼倉
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】磁気ディスク等の駆動に用いる駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置、特に固定ディスク
(ハードディスク)装置の大容量化にともない、インハ
ブ形モータのハブに磁気ディスクを装着した状態でのデ
ィスクの平面度の向上が極めて重要な課題になってき
た。そして、この平面度の向上のためには前記モータの
シャフト付近でクランパの一端を支持し、このクランパ
の他端で前記磁気ディスクを押圧することが好ましいこ
とが知られている。
【0003】図2に従来の駆動装置100の一例の断面
図を示す。この駆動装置100のインハブ形モータ10
1は、回転子に相当するハブ102と、固定子103
と、前記ハブ102と圧着又は接着しこのハブ102と
共に回転するシャフト104と、このシャフト104と
前記固定子103との間に挟まれ前記シャフト104の
回転を円滑にするベアリング105と、前記シャフト1
04の軸方向上方に設けたねじ溝104aと螺合してク
ランパ106を支持するクランパ止めねじ107とによ
り構成される。又、一枚又は複数枚の磁気デイスク10
8は中心に設けた孔109を前記ハブ102に挿通する
ことにより前記ハブ102と一体となって回転する。更
に、前記磁気ディスク108は前記クランパ106にて
押圧されて平面度が高められる。
【0004】しかし、前記シャフト104の形状を略円
柱状の所謂ストレートシャフトにすると、前記シャフト
104と前記ハブ102との圧着又は接着力が前記クラ
ンプ止めネジ107の絞め付け力より小さい場合、前記
シャフト104が軸方向上方に抜けてしまい、前記クラ
ンプ106で前記磁気ディスク108を押圧する力が失
われる。そこで、一般に前記シャフト104を段104
b付き加工して前記シャフト104が前記ハブ102か
ら抜けるのを防止していた。
【0005】図3は従来の駆動装置の他の一例110の
断面図で、インハブ形モータ111は前記ハブ102と
シャフト104とを一体にしたハブ112を備える。こ
の一体化によりシャフト抜けの虞は解消する。その他に
ついては前記モータ101と略同じ構成なので同一番号
を付し、その説明を省略する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記インハ
ブ形モータ101の場合は、前記シャフト104を段1
04b付き加工する必要から費用が増加すると共に、段
104b付きとなった分だけ前記シャフト104の外径
が大きくなるため前記ボールベアリング105の内径も
大きくしなければならず、従ってベアリング105の強
度が比較的弱くなってしまうという課題があった。例え
ば、内径φ3、外径φ8のベアリングでは基本静荷重
(Co)は19kgfであるのに対し、内径φ4、外径
φ8のベアリングではCoは13kgfと小さくなって
しまう。
【0007】一方、前記インハブ形モータ111の場合
は、前記ハブ112のシャフト部分112aは一般に切
削加工で仕上げるため、センタレス研磨等で仕上げたシ
ャフト等に比べ寸法精度や真円度等が悪くなる。特に、
ハードディスク装置用スピンドルモータにおいては、軸
受部分にクリアランス(隙間)が有るとデータの読出し
又は書込み時にエラーが発生する虞があるため、シャフ
トとベアリング内輪、ベアリング外輪と固定子等のハウ
ジングは接着又は圧入してクリアランスを除去しなけれ
ばならない。
【0008】ところで、シャフト部分112aとベアリ
ング105内輪との間にクリアランスがあるとハブ11
2のラジアル(radial)振れ、アキシャル(ax
ial)振れが大きくなるため、このハブ112を組加
工する必要が生じてくる。しかし、この組加工により工
数が増加するので実際にはこの組加工を止め、代りに前
記シャフト部分112aとボールベアリング105内輪
とを圧入処理する場合が多い。しかし、寸法精度の悪い
シャフトにボールベアリングを圧入すると、ボールベア
リングの内輪レース面(ボール滑動面)が変形し、ハー
ドディスク装置にとつて重要なNRRO(Non Re
peatitive Run Out)特性が悪くなる
ため、前記インハブ形モータ111は前記ハードデイス
ク装置の大容量化には適しないという課題があった。
【0009】そこで本考案の目的は、シャフトの形状を
ストレートにしてもシャフト抜けを防止でき、磁気ディ
スクを良好に支持できる磁気ディスク装置の駆動装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本考案は、インハブ形モータのシャフト及びハブを略
同一線膨張係数の材質で別体に設け、且つ互いに圧着又
は接着し、更に前記シャフトを略円柱状に成形し、この
シャフトの軸方向両端部にはねじ溝を螺刻し、一方の前
記ねじ溝には磁気ディスクを押圧して固定するクランパ
の止めねじを螺合させ、他方の前記ねじ溝には前記シャ
フトの抜けを防止するストッパねじを螺合させるよう構
成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】シャフトの軸方向一方の端部に磁気ディスクを
固定するクランパをねじ止めし、他方の端部にシャフト
の抜けを防止するストッパねじをねじ止めしたので前記
磁気ディスクの平面性が確保されるとともに、前記シャ
フトが抜けることがない。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1は本考案に係る磁気ディスク
装置の駆動装置の一例の断面図である。尚、従来例と同
様の構成部分については同一番号を付し、その説明を省
略する。
【0013】図1において駆動装置1のインハブ形モー
タ2は、シャフト3及びハブ4を略同一線膨張係数の材
質で別体に設け、且つ互いに圧着し、更に前記シャフト
3をストレートシャフトに成形し、このシャフト3の軸
方向両端部にはねじ溝3a,3bを螺刻し、一方の前記
ねじ溝3aには一枚又は複数枚の磁気ディスク108a
乃至108nのうち最上部の磁気ディスク108aを押
圧して固定するクランパ5の止めねじ6を螺合し、他方
の前記ねじ溝3bには前記シャフト3の抜けを防止する
ストッパねじ7を螺合する。又、固定子103、ベアリ
ング105の構成は従来例と同様である。
【0014】このように、前記シャフト3の両端に夫々
止めねじ6及び7を設け、前記止めねじ6で前記クラン
パ5を支持し、このクランパ5で前記磁気ディスク10
8aを押圧して平面性を確保するとともに、前記止めね
じ7で前記シャフト3が抜けるのを防止するようにした
ので、前記止めねじ6を絞め付けても前記シャフト3が
抜けてしまうことがない。従って、前記クランパ5によ
り前記磁気ディスク108aを押圧する力が失われるこ
ともない。
【0015】即ち本考案によれば、まず第1にシャフト
としてストレートシャフトを用いることができるので加
工が容易になり費用の低減を図ることが可能になる。第
2に段付シャフトに比べてベアリングの内径を小さくで
きるのでCoの高いベアリングを使用でき、耐衝撃性が
向上する。第3にセンタレス研摩により比較的高い精度
でシャフトを仕上げることができるので、ベアリング圧
入によるレース面の変形が少なくなり、従って組加工し
なくてもハブの振れを低減することができ、更にNRR
O特性が改善され、高密度、大容量化に適した駆動装置
となる。
【0016】
【考案の効果】シャフトの両端にねじ溝を螺刻し、一方
のねじ溝に磁気ディスクを押圧しこの磁気ディスクの平
面度を向上させるクランパを支持する止めねじを螺合
し、他方のねじ溝にシャフト抜けを阻止するストッパね
じを螺合するようにしたので、シャフトの形状が円柱状
でもシャフトが抜けることがなく、従ってクランパによ
り磁気ディスクを押圧する力が失われることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る磁気ディスク装置の駆動装置の一
例の断面図である。
【図2】従来の磁気ディスク装置の駆動装置の一例の断
面図である。
【図3】従来の磁気ディスク装置の駆動装置の他の一例
の断面図である。
【符号の説明】
1…磁気ディスク装置の駆動装置、2…インハブ形モー
タ、3…シャフト、3a,3b…ねじ溝、4…ハブ、5
…クランパ、6…止めねじ、7…ストッパねじ、105
…ベアリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 望月 章弘 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (72)考案者 沼倉 隆正 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−178157(JP,A) 特開 平2−94167(JP,A) 実開 平5−8757(JP,U) 実開 平4−93943(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1枚の磁気ディスクを駆動す
    るステータとロータとを備えたインハブ形モータで構成
    した磁気ディスク装置の駆動装置において、前記インハ
    ブ形モータのシャフト及びハブを略同一線膨張係数の材
    質で別体に設け、且つ互いに圧着又は接着し、更に前記
    シャフトを略円柱状に成形し、このシャフトの軸方向両
    端部にはねじ溝を螺刻し、一方の前記ねじ溝には前記磁
    気ディスクを押圧して固定するクランパの止めねじを螺
    合し、他方の前記ねじ溝には前記シャフトの抜けを防止
    するストッパねじを螺合するよう構成したことを特徴と
    する磁気ディスク装置の駆動装置。
JP9328091U 1991-10-17 1991-10-17 磁気ディスク装置の駆動装置 Expired - Lifetime JP2512390Y2 (ja)

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JPH0536647U JPH0536647U (ja) 1993-05-18
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JP4499697B2 (ja) * 2006-09-25 2010-07-07 三星電子株式会社 クランプ機構およびディスク装置
JP2011138561A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Samsung Electronics Co Ltd クランプ機構およびディスク装置

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