JPS59223927A - ビデオテ−プレコ−ダ用回転ドラムユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の属する技術分野 本発明は、ビデオテープレコーダ用回転ドラムユニット
に関するもので、回転ドラムユニットの回転精度の向上
、作業性の向上及び部品点数の削減をはかると共にボー
ルベアリングの外輪を下ドラムに固定する手段を課題と
する。

従来技術 ビデオテープレコーダの機構系の大きな特徴は、テープ
走行系に回転ドラムユニットを配置し、このドラム内に
回転磁気ヘッドを回転させて磁気テープを走査し、記録
又は再生を行なわせる点にあるＯ この回転ドラムユニットは、通常は１．８０Ｏｒｐｍも
しくは１．５０Ｏｒｐｍの回転数で回転しており、この
回転と同期して回転磁気ヘッドも回転する。磁気テープ
に記録又祉再生されるトラック幅は、通常は２０μｍか
ら数１０μｍでかなり幅が狭く、テープの互換性を考慮
すると、回転磁気ヘッドの取付は精度は高精度でなけれ
ばならない。また、上ドラムからの回転磁気ヘッドの突
出量が設定値以上になると、磁気テープを振動させるこ
とになるし、また設定値以下であると磁気テープとの接
触が不十分となり、ドロラグアウトが増加する原因とな
るから、回転ドラムユニットの回転精度及び組立て精度
祉非常な高精度を要求されている。

このため、従来の回転ドラムユニットにおいては、一般
にステンレス製のシャフトが用いられ、このシャフトの
両端に設けられた２個のボールベアリングを下ドラムに
対し圧入もしくは焼嵌めにより固定し、回転ドラムの回
転中に発生するスラスト方向の振れとスラスト方向の振
れを規制する目的で、２個のボールベアリングに予圧を
加えている。

前記したように、ビデオテープレコーダ用回転ドラムは
高度の回転精度を要求されているため、ボールベアリン
グの内輪の内径と、これに圧入されるシャフトの外径と
の径差が１〜２μｍ以内の幅におさまるように、製造さ
れたボールベアリングの内輪の内径とシャフトの外径と
を個々に測定し、前記した径差内におさまるものを選び
出し、組合せをする作業を行なっていた。更に、後で第
１図において説明するが、回転ドラムのラジアル方向の
振れとスラスト方向の振れとを押さえるために、トラン
ス台と上台座とによりボールベアリングに予圧を加えた
後に、回転磁気ヘッドを備えた回転ドラムのトランス台
に嵌合する嵌合面を旋盤等で後加工を施して、回転ドラ
ムの回転精度を出していた。

ζ このように、従来の回転ドラムの組立てに際して、ボー
ルベアリングの内輪の内径とシャフトの外径との測定と
その選び出して組合せする作業と後加工工程を必要とす
るため、製造コストの上昇は免れることはできず、また
回転ドラムの回転精度の向上に限界があった０　　゛ 発明の目的 本発明は、従来のビデオチーブレコーダ用回転ドラムユ
＝ツ）の有する欠点を解消するもので、ボールベアリン
グ付きシャフトユニットを用いて回転ドラムユニットの
回転精度の向上、作業性の向上及び部品点数の削減をは
かると共に、ボールベアリング付きシャフトユニットの
一方のボールベアリングの外輪部材を下ドラムに圧入又
は焼嵌めして固定させることにより、回転ドラムの回転
精度を一層向上させることのできるビデオテープレコー
ダ用回転ドラムユニットを提供することを目的とする。

発明の構成 本発明は、磁気テープを案内する下ドフムと、前記磁気
テープに対し信号の記録又は再生を行なう回転磁気ヘッ
ドを有する上ドラムとを備えたビデオテープレコーダ用
回転ドラムユニットにおいて、ボールベアリングの鋼球
を受けるためのレース面を有する回転シャフトと、ボー
ルベアリングの複数の外輪部材と、該外輪部材間に張架
されたコイルバネとを備え、回転磁気ヘッドの近い側の
ボールベアリングの外輪部材を下ドラムに圧入もしくは
焼嵌めしたボールベアリング付きシャフトユニツ）を！
えたビデオテープレコーダ用回転ドラムユニットを特徴
とする。

上記において、後述する具体例の引用はなんら本発明の
範囲を限定するものではなく、本発明は前記した特許請
求の範囲の記載内においてその実施態様を適宜変更でき
るものである。

以下図面を参照して、従来のビデオテープレコーダ用回
転ドラムユニット及び本発明のビデオテープレコーダ用
回転ドラムユニットの実施例について説明する。

従来のビデオテープレコーダ用回転ドラムユニット（第
１図） 第１図は、従来のビデオテープレコーダ用回転ドラムユ
ニットの断面図を示す。

同図において、１は磁気テープ走行面２を有する下ドラ
ム、６は磁気テープに記録又は再生を行なう回転磁気ヘ
ッド６を有するー上ドラムである０５は回転ドラムユニ
ットのシャフト、１９と２０はシャフト５を軸支するボ
ールベアリングであって、鋼球８と１７、内輪９と１８
及び外輪７と１６とから構成されている０４はシャフト
５に圧入もしくは接着されているトランス台で、上台座
１２と共にボールベアリング１９と２０に予圧を加え、
ラジアル方向の振れとスラスト方向の振れとを押さえて
いる。１５はボールベアリングに予圧を加えた後に、上
台座１２を固足するためのセットビスである。トランス
台４には、上ドラム６が固定されると共に、記録又は再
生信号を無接触で送受するロータリートランス１０が固
定されている。

固定側のロータリートランス１１は、下ドラム１に固足
される。更に、トランス台４はラジアル方向の振れとス
ラスト方向の振れを押さえるために予圧を加えた後に、
上ドラム３の嵌合する嵌合部４ａと４ｂを加工する。１
３と１４は上ドラムな回転させるためのモータ部で、そ
れぞれロータマグネットとステータコアである。また、
ベアリング１９と２０は、下ドラム１に対しそれぞれ個
別に圧入、焼嵌め又は接着により固定される０このよう
な従来のビデオテープレコーダ用回転ドラムユニットを
組立てる際に、まずボールベアリングの内輪の内径とシ
ャフトの外径との径差が１〜２μｍの幅におさまるよう
に、製造されたボールベアリングとシャフトとから、ボ
ールベアリングの内輪の内径とシャフトの外径とをそれ
ぞれ測定し、選び出し、そして両者の組合せ作業をする
。

更に、ボールベアリングのラジアル方向の振れとスラス
ト方向の振れとを押さえるために、トランス台と上台座
とＫより２個のボールベアリングに予圧を加える作業を
しなければならない。

その上に、トランス台と上台座とにより２個のボールベ
アリングに予圧を加えた後に、上ドラムがトランス台に
嵌合する嵌合部である径部分４ａと面部分４ｂを旋盤等
で切削する後加工を行なって、回転ドラムの回転精度を
上げなけれはならな（ゝ０ 従って、回転シャフトの部品点数が多く、測定及び選び
出し作業と加工工程が多くなり、またこれにより製造コ
ストが上昇する欠点を有し、また回転ドラムの回転精度
を上げるには限界があったＱ本発明の実施例（第２図と
第３図） 本発明は、従来装置の前記した欠点を除去し、全く新規
な構成のボールベアリング付きシャフトユニットヲ備え
たビデオテープレコーダ用回転ドラムユニットを提供す
るもので、第２図は本発明ニ係ルボールベアリング付き
シャフトユニットの断面図、第３図は第２図に示される
ボールベアリング付きシャフトユニットを備えたビデオ
テープレコーダ用回転ドラムユニットの本発明の一実施
例の断面図を示す。

第２図における本発明に係るボールベアリング付きシャ
フトユニットは、以下に記載する構成部品から成る。

２１はボールベアリングのレース面２１ａと２１ｂを一
体加工して成るシャフト、２４と２５は複数個の鋼球、
２２と２６はレース面２２ａと２３ａを有する外輪で、
この外輪２２と２６の外径はシャフトユニットを組立て
る際の圧入を行なう作業性を考慮に入れであるため、外
径寸法は相違している。外輪の内側には予圧を加えるコ
イルバネ２８が張架され、ボールベアリングのラジアル
方向の振れとスラスト方向の振れとを押さえてけ いる。２６と２７は、コイルバネ２８の受福部材である
。

このように構成されたボールベアリング付きシャフトユ
ニットをビデオテープレコーダ用回転ドラムユニットに
用いたものを第６図に示す。

同図に示される参照数字２１，２１ａ、２１ｂ。

２１ｃ、２１ｄ、２２，２２ａ、２３．２３ａ。

２４．２５と２８を付された構成部品は、第２図に示さ
れたものと同じであるから、その説明は省略する。

６１はテープ走行面３１ａを備えそしてボールベアリン
グ付キシャフトユニットのボールペアリングを支持スる
回転ドラムユニットの下ドラムであり、３９は複数個の
回転磁気ヘッド６を有する回転ドラムであり、シャフト
２１に固定されたトランス台６日に固定されている０１
ｏと１１は回転磁気ヘッド６を介して磁気テープに映像
信号と音声信号を記録又は再往するための信号を無接触
で送受スるロータリー　トランステアリ、１６と１４は
回転磁気ヘッド６を駆動するためのモータ部で、それぞ
れロータマグネットとステータコアを示ス。

６２はロータマグネットを保持するための上台座である
。

本発明に係るボールベアリング付きシャフトユニットに
おいては、２個のボールベアリング外輪間にコイルバネ
２８が張架されているため、従来のもののようにシャフ
トの上下のボールベアリング外輪を下ドラムに同時に圧
入するのが不可能である。しかも、シャフト２１と下ド
ラム３１の同軸度は、回転ドラムの回転精度を上げるた
めには欠くべからざるものである。そこで、シャフト２
１と下ドラム６１との同軸度を得るため、少なくとも回
転磁気ヘッド６に近い側のボールベアリングの外輪２２
は、下ドラム３１に対して締まり低めの公差設定を行な
い、圧入もしくけ焼嵌めにより固定する。まン乞、ボー
ルベアリングの外輪２３の下ドラム６１に対する固定は
、焼嵌め又は接着により行なわれる。

本発明は、ビデオテープレコーダ用回転ドラムユニット
において、ボールベアリングの内輪を廃止し、回転シャ
フト２１の上下２箇所に鋼球２４と２５の接触するレー
ス面２１ａと２１ｂを設け、かつボールベアリングの外
輪２２と２６の間にコイルバネ２８を張架してボールベ
アリングに予圧を加えると共に、回転磁気ヘッド６に近
い側のボールヘアリングの外輪２２を下ドラム３１ＫＪ
ｔＬ圧入又は焼嵌めする点に特徴を有している。

このような本発明のボールベアリング付き回転シャフト
ユニットを備えたビデオチーブレコーダ１ 用回転ドラムユニットは、以下に記載する利点を有する
。

（１）ホールヘアリンクの内輪を廃止したことにより、
本発明のボールベアリングの鋼球のピッチサークルは、
ボールベアリングの内輪を廃止した分だけ回転シャフト
の内側に移動したことになるから、ボールベアリングの
起動トルク及び通常の負荷トルク紘軽減し、従って回転
ドラムユニットの回転磁気ヘッド６を回転させるモータ
負荷を軽減させることができ、その結果省電力化をはか
ることができる。

（２）回転シャフトに取付けられたボールベアリングの
外輪の外径が一定である場合には、ボールベアリングの
内輪を廃止したことにより、その内輪の厚み分だけ鋼球
の直径を大にすることができるから、ボールベアリング
の負荷容量は増大する。従って、温度変化によりボール
ベアリングに対する予圧が変化しても、摩耗しにく（、
その長寿命化及び回転精度の向上をはかることができる
。

（３）　従来のボールベアリングの内輪の内径と内輪に
設けたレース面との加工誤差により生じた両者の偏心誤
差は、ボールベアリングの内輪を廃止した分だけ偏心誤
差を除去できる。このため、回転ドラムユニットの上ド
ラムのラジアル方向の振れを大幅に押さえることができ
るがら、回転ドラムユニットの回転精度を大幅に向上さ
せることができる０ （４１ホールベアリングの内輪の内径とシャフトの外径
との径差が１〜２μｍの範囲内におさまるようなボール
ベアリングの内輪の内径とシャフトの外径とをそれぞれ
測定し、選別し、組合せをする作業工程を省略すること
ができる。

（５）ボールベアリングの外輪、鋼球、シャフトト予圧
用コイルバネとをユニットとし一体化しであるため、回
転ドラムを組立てるときには一部品として取扱うことが
でき、作業性が向上する。その上、ボールベアリングの
外輪の間にフィルバネを張架してボールヘアリングに予
圧を力ｎえる構成であるから、従来のものに比較してそ
の作業性が向上する。

（６）回転磁気ヘッドに近い側のボールベアリングの外
輪を下ドラムに圧入もしくは焼嵌めをすることにより、
少なくとも回転ドラムの回転精度に対しより有効に作用
する回転ヘッド側のボールベアリングの外輪を下ドラム
に対し確実に固定することができるから、従来のボール
ベアリングの内輪を廃止したことにより向上したシャフ
トのラジアル方向の振れ精度は更に向上する。

発明の効果 以」＝説明したように、本発明によると、ビデオテープ
レコーダー用回転ドラムユニットにおいて、複数個の鋼
球の接触するレース面を回転シャフト１： ケ設け、それらの鋼球と接触するレース面を有する外輪
の間にコイルバネを張架し、回転磁気ヘッドの近い側の
ボールベアリングの外輪を下ドラムに対し圧入もしくは
焼嵌めにより固定する構成としたから、ビデオチープレ
コータ用回転ドラムユニットの回転精度の向上、及び組
立ての作業性が改善されると共に部品点数の削減をはか
ることができ、更ニシャフトのラジアル方向の振れ精度
は更に向上する効果を奏することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のビデオテープレコーダ用回転ドラムユニ
ットの断面図を、第２図は本発明に係るボールベアリン
グ付きシャフトユニットの断面図を、第６図は第２図に
示されたボールベアリング付きシャフトユニットを備え
たビデオチープレコータ用回転ドラムユニットの本発明
の一実施例の断面図を示す０ 図中、２１はシャフト、２１ａと２１１）はシャフトに
設けた鋼球の接触するレース面、２２と２６は外輪、２
４と２５は鋼球、２８はコイルノくネ、３８はトランス
台、３９は上ドラム、６２は上台座をそれぞれ示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）磁気テープを案内する下ドラムと、前記磁気テー
   プに対し信号の記録又は再生を行なう回転磁気ヘッドを
   有する上ドラムとを備えたビデオテープレコーダ用回転
   ドラムユニットにおいて、ボールベアリングの鋼球な受
   けるためのレース面を有する回転シャフトと、ボールベ
   アリングの複数の外輪部材と、該外輪部材間に張架され
   たコイルバネとを備え、回転磁気ヘッドに近い側のボー
   ルベアリングの外輪部材を下ドラムに圧入もしくは焼嵌
   めしたボールベアリング付きシャフトユニットを備えた
   ことを特徴とするピリング付きシャフトユニットを備え
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のビ
   デオテープレコーダ用回転ドラムユニット。 （６）前記した２個のボールベアリングのうちの回グ付
   キシャフトユニットを備えることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載のビデオテープレコーダ用回転ドラム
   ユニット０