JPS59223926A - ビデオテ−プレコ−ダ用回転ドラムユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の属する技術分野 本発明は、ビデオテープレコーダ用回転ドラムユニット
に関するもので、回転ドラムユニットの回転精度の向上
、作業性の向上及び部品点数の削減をはかる手段を課題
とする。

従来技術 ビデオチーブレコーダの機構系の大きな特徴は、テープ
走行系に回転ドラムユニットを配置し、このドラム内に
回転磁気ヘッドを回転させて磁気テープを走肴し、記録
又は再生を行なわせる点にある。

γ この回転ドラムユニットは、通常は１．ｓｏｏｙｐｍも
しくは１．５００　ｙｐｍ　の回転数で回転しており１
この回転と同期して回転磁気ヘッドも回転する。磁気テ
ープに記録又は再生されるトラック幅は、通常は２０μ
ｍから数１０μｍでかなシ幅が狭（、チーブの互換性を
考慮すると、回転磁気ヘッドの取付は精度は高精度でな
し丁れば々らない。また、上ドラムからの回転磁気ヘッ
ドの突出量が設定値以上になると、磁気テープを振動さ
せることになるし、また設定値以下であると磁気テープ
との接触が不十分となり、ドロップアウトが増加する原
因となるから、回転ドラムユニットの回転精度及び組立
て精度は非常な高精度を要求されている。

このため、従来の回転ドラムユニットにおいては、一般
にステンレス製のシャフトが用いられ、このシャフトを
その両端に設けられた２個のボールベアリングにより支
持し、回転ドラムの回転中に発生するラジアル方向の振
れとスラスト方向の振れを規制すべ（，２個のボールベ
アリングに予圧を加えている。

前記したように、ビデオテープレコーダ用回転ドラムは
高度の回転精度を要求されているため、ボールベアリン
グの内輪の内径と、これに圧入されるシャフトの外径と
の径差が１〜２μｍ以内の幅におさまるように、製造さ
れたボールベアリングの内輪の内径とシャフトの外径と
を個々に測定し、前記した径差内におさまるものを選び
出す作業を行なっていた。更に、後で第１図においてｄ
Ｃ１明するが、回転ドラムのラジアル方向の振れとスラ
スト方向の振れとを押さえろために、トランス台と上台
座とによりボールベアリングに予圧を加えた後に、回転
イ直気ヘッドを備えた回転ドラムのトランス台に嵌合す
る低合面を旋盤等で後加工を施して、回転ドラムの回転
精度を出していた。

このように、従来の回転ドラムユニットの組立ては、ボ
ールベアリングの内輪の内径トシャフトの外径の測定と
その選び出し作業と、後加工工程を必要とするため、製
造コストの上昇は免れることはできず、また回転ドラム
の回転鞘１す］の向上に限界があった。

発明の目的 本発明は、従来のビデオテープレコーダ用回転ドラムユ
ニットの有する欠点を解消するもので、シャフトに段差
を持つボールベアリング付きシャフトユニットを用いる
ことにより回転ドラムユニットの回転精度の向上、作業
性の向上及び部品点数の削減をはかることのできるビデ
オテープレコーダ用回転ドラムユニットを提供すること
を目的とする。

発明の構成 本発明は、磁気テープの案内する下ドラムと、前記磁気
テープに対しＧｉ号の記録又は再生を行なう回転磁気ヘ
ッドを有する上ドラムとを備えたビデオテープレコーダ
用回転ドラムユニットにおいて、ボールベアリングの鋼
球な受けるためのレース面を有−する回転シャフトと、
ボールベアリングの仲数の外輪部材と、該外輪部材間に
張架されたコイルバネとを有し、前記シャフトの少な（
とも一方の端部側に段差を設けたボールベアリング付き
シャフトユニットを備えたビデオテープレコーダ用回転
ドラムユニットを特徴とする。

上記において、後述する具体例の引用はなんら本発明の
範囲を限定するものではな（、本発明は前記した特許請
求の届゛１′Ｊ、囲の記載内においてその実施伸様を適
宜変更できるものである。

以下図面を参照［２て、従来のビデオテーブレコする。

従来のビデオテープレコーダ用回転ドラムユニット（第
１図） 第１図は、従来のビデオチープレコータ用［「２１転ド
ラムユニツトのｆａｉｒ面図を示す。

同図において、１は磁気テープ走行面２を有する下ドラ
ム、３は磁気テープに記録又は再生を行なう回転磁気ヘ
ッド６を有する十ドラムである。

５は回転ドラムユニットのシャフト、１９（！：２０は
シャフト５を軸支するボールベアリングであって、鋼球
８と１７、内輪９と１８及び外輪７と１６とから構成さ
れている。４はシャフト５に圧入もしくは接着されてい
るトランス台で、上台座１２と共にボールベアリング１
９と２０に予圧を加え、ラジアル方向の振れとスラスト
方向の搗れとを押さえている。１５はボールベアリング
に予圧を加えた後に、上台座１２を固定するためのセッ
トビスである。トランス台４には、上ドラム６が固定さ
れると共に、記録又は再生信号を無接触で送受するロー
タリートランス１０が固定されている。

向とスラスト方向との振れを押さえるために予圧を加え
た後に、上ドラム乙の嵌合する嵌合部４ａと４ｂを加工
する。１６と１４は上ドラムを回転させるためのモータ
部で、それぞれロータマグネットとステータコアである
。

このような従来のビデオテープレコーダ用回転ドラムユ
ニットを組み立てるには、まずボールベアリングの内輪
の内径とシャフトの外径との径差が１〜２μｍの幅にお
さまるように、製造されたボールベアリングとシャフト
からホ′−ルベアリングの内輪の内径とシャフトの外径
とをそれぞれ測定し、選び出し、そして両者の組合せを
する作業を行なう。

更ニ、ボールベアリングのラジアル方向の４辰れとスラ
スト方向の振れとを押さえるために、トランス台と上台
座とにより２個のボールベアリングに予圧を加える作業
をしなければならない。

その土に、トランス台と上台座とによ９２個のボールベ
アリングに予圧を加えた後に、上ドラムがトランス台に
嵌合する鉦合面である径部４ａと面部分４ｂを旋盤等で
切削する後加工を行なって、回転ドラムの回転精度を上
げなければ々らない。

従って、回転シャフトの部品点数が多（、測定及び選び
出し作業と加工工程が多（なる欠点があυ、これによｐ
製造コストが上昇する欠点があシ、また回転ドラムの回
転精度を一ヒげるには限界があった。

更に、回転シャフトの上下部分がストレートのため、回
転磁気ヘッドを備える上ドラムを固定するトランス台と
モータを固定する上台座との位置決めを簡単に行なうこ
とができない欠点もあった。

本発明の実施例（第２図（ａ）、第２図ｆｂ）と第６図
）本発明は、従来装置の前記した欠点を除去し、全く新
規な構成のボールベアリング付きシャフトユニットを備
えたビデオテープレコーダ相回転ド　′１ラムユニット
を提供するもので、υ［５２図（ａｌは本発明ニ係るボ
ールベアリング付きシャフトユニットの断面図を、第２
図（ｂ）は第２図（ａ）に示されるボールベア　１Ｊン
グ付きシャフトユニットを備えた本発明の一実施例であ
るビデオテープレコーダ用回転ドラムユニットの断面図
を、第６図は本発明の他の実施例のＷ「面図を示す。

第２図（ａ）における本発明に係るボールベアリング付
きシャフトユニットは、以下に説明する４を成部品から
成る。

２１はボールベアリングのレース面２１ａと２１ｂを一
体加工して成るシャフト、２４と２５は複数個の鋼球、
２２と２６はレース面２２ａと２３ａを有する外輪、こ
の外輪２２と２６の外径はシャフトユニットを組立てる
際の圧入等の作業性を考慮に入れであるため、外径寸法
は相違している。外輪の内１則には予圧を加えるコイル
バネ２８が張架され、ボールベアリングのラジアル方向
の振れとスラスト方向の撮れとを押さえている。

２６と２７は、コイルバネ２８の受は部材である。

シャフト２１の上下端部に設けられた段部２ＩＣと２１
ｄは、第２図（ｂ）について後述するφ；、回転ドラム
ユニットのトランス台と上台座の酎；さ方向の位置決め
用の段差である。

このように構成されたボールベアリング付きシャフトユ
ニットをビデオテープレコーダ用回転ドラムユニットに
用いたものをｔ’ｓ　２　＋＊；ｌ　（ｂ）に示す。

同図に示される参照数字２１，２１８，２１ｂ。

２１ｃ、２１ｄ、２２，２２ａ、２３．２３ａ。

２４、．２５と２８の付された構成部品は、第２図（ａ
）に示されたものと同じであるので、その説明は省略す
る。

３１はテープ走行面３１ａを備えそしてボールベアリン
グ付キシャフトユニットのボールベアリングを支持する
回転ドラムユニットの下ドラムであり、６９は複数個の
回転磁気ヘッド６を有する回転ドラムであり、シャフト
２１に固定されたトランス台６８に固定されている。１
ｏと１１は回転磁気ヘッド６を介して磁気テープに映像
信号と音声信号を配録又は再生するための信号を無接触
で送受するロータリートランスであ？、１３ト１４は回
転磁気ヘッド６をｗＡ励するためのモータ部で、それぞ
れロータマグネットとステータコアラ示ス。

３２はロータマグネットを保持するための下台塵である
。シャフト２１は、トランス台６８と下台Δ 座３２の高さ方向の位置決め部の段差２ＩＣと２１ｄが
設けられており、トランス台６８と下台塵３２とをボー
ルベアリング付きシャフトユニットに圧入もしくはセッ
トビスでとめ、もしくは接着する際の突き当て部を構成
している。

本発明は、ビデオテープレコーダ用回転ドラムユニット
において、ボールベアリングの内輪を廃止し、回転シャ
フト２１の上下２個所に銅球２４と２５の接触するレー
ス面２１ａと２１ｂを設け、かつボールベアリングの外
輪２２と２６の間にコイルバネ２８を張架してボールベ
アリング部に予圧を加えて、更にシャフＨＣ段差を設け
ている点を大きな特徴としている。

このような本発明のボールベアリング付き回転シャフト
ユニットを備えたビデオテープレコーダ用回転ドラムユ
ニットは、以下に記載する利点を有する。

（１）ボールベアリングの内輪を廃止したことにより１
本発明のボールベアリングの鋼球のピッチサークルは、
ボールベアリングの内輪を廃止した分だけ回転シャフト
の内側に移動したことになるから、ボールベアリングの
起動トルク及び通常の負荷トルクは軽減し、従って回転
ドラムユニットの回転磁気ヘッド６を回転させるモータ
負荷を軽減させることができ、その結果省電力化をはか
ることができる。

（２）回転シャフトに取付けられたボールベアリングの
外輪の外径が一定である場合には、ボールベアリングの
内輪を廃止したことにより、その内輪の厚み分だけ鋼球
の直径を大にすることができるから、ボールベアリング
の負荷８Ｍは増大する。従って、温度変化にょシボール
ベアリングに対する予圧が変化しても、摩耗しにく（、
その長寿命化及び回転精度の向上をはかることができる
。

（３）従来のものにおけるボールベアリングの内輪の内
径と内輪に設けたレース面との加工誤差により生じた両
者の偏心誤差は、ボールベアリングの内輪を廃止した分
だけ偏心誤差を除去できる。このため、回転ドラムユニ
ットの上ドラムのラジアル方向の振れを大幅に押えるこ
とができるから、回転ドラムユニットの回転精度を大幅
に向上させることができる。

（４）ボールベアリングの内輪の内径とシャフトの外径
との径差が１〜２μｍの範囲内におさまるようなボール
ベアリングの内輪の内径とシャフトの外径とをそれぞれ
測定し、選別し、組合せをする作業工程を省略すること
ができる。

（５）ボールベアリング、シャフトと予圧用コイルバネ
とをユニットとし一体化にしであるため、回転ドラムを
組立てるときには一部品として取扱うことができるから
、作業性が向上する。その上、ボールベアリングの外輪
の間にコイルバネな張架してボールベアリングに予圧を
加える構成であるから、従来のものに比較して作業性が
向上する。

（６）回転シャフト２１に段差２ＩＣと２１ｄを設けて
、このシャフトに取付けられる部品に対する突き当て部
を形成したから、ベアリング伺きシャフトにトランス台
３８と下台塵６２の高さ方向の位置決めと取付けが簡単
で累早く行なえる。

（７）回転シャフト２１に段差２１Ｃを設け、この段差
によりトランス台３８を位置決め固定できるかう、トラ
ンス台３８の上ドラムろ９の嵌合する径と面とを、回転
シャフト２１０段差２ＩＣに取付ける前に、精密に切削
加工できる。従って、従来のもののようにトランス台３
８によシボールベアリングに予圧を加えた後に、旋盤等
で上ドラム６９の嵌合するトランス台６８の径と面とを
後加工する煩わしさがなく、作業性が向上すると共に、
回転ドラムユニットの回転精度が向上する。

第６図は、本発明の他の実施例を示す。同図において新
たに参照数字４０Ｇと４１を付された構成部品以外のも
のは第２図（ａ）と第２図（ｂ）における参照数字の付
されたものと同じであるので、その説明は省略する。

この実施例において、ベアリング付きシャフトユニット
にトランス台６８と上台座６２との旨さ方向の位置決め
のための段差２１Ｃと２１ｄが備えられ、そしてトラン
ス台６８な固定するためのビス４Ｑｃが設けられている
。４１はトランス台６８と上ドラム６９とをシャフト２
１に挿入し、段差２ＩＣでそれらを位置決め固定した後
に固着するナツトで、固着のための作業性の向上をはか
ることができる。

発明の詳細 な説明したように、本発明によると、ビデオテープレコ
ーダ用回転ドラムユニットにおいて、複数の鋼球の接触
するレース面を回転シャフトに設け、それらの鋼球と接
触するレース面を有する外輪の間にコイルバネを張架し
、回転シャフトの端部のいづれか一方に段差を設ける構
成としたから、ビデオテープレコーダ用回転ドラムを組
立てる際の作業性は改善されると共に、部品点数の削減
をはかることができるばか）でな（、回転ドラムの回転
精度の向上を大幅にはかることができ、その他にトラン
ス台と上台座の取付は作業が大変容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のビデオテープレコーダ用回転ドラムユニ
ットの断面図、第２図（ａ）は本発明に係るボールベア
リング付きシャフトユニットの断面図、第２図（ｂ）は
第２図（ａ）に示されるボールベアリング付きシャフト
ユニットを用いた本発明の一実施例であるビデオテープ
レコーダ用回転ドラムユニットの断面図を、第６図は本
発明の他の実施例、の断面図を示す。 図中、２１はシャフト、２１ａと２１　ｂｉｄシャフト
に設けた鋼球の接触するレース面、２１Ｃと２１ｄは段
差、２２と２３は外輪、２４と２５はｍ球、２Ｂはコイ
ルバネ、６８はトランス台、３９は上ドラム、ろ２は上
台座、４０Ｃはビス、４１１ はナツトをそれぞれ示す。 ゝ−一一−７−−−′

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）磁気テープを案内する下ドラムと、前記磁気テー
   プに対し信号の記録又は再生を行なう回転磁気ヘッドを
   有する上ドラムとを備えたビデオテープレコーダ用回転
   ドラムユニットにおいて、ボールベアリングの鋼球な受
   けるためのレース面を有スる回転シャフトと、ボールベ
   アリングの複数の外輪部材と、該外輪部材間に張架され
   たコイルバネとを有し、前記シャフトの少なくとも一方
   の端部側に段差を設けたボールベアリング付きシャフト
   ユニットを備えたことを％徴とするビデオテープレコー
   ダ相回転ドラムユニッ　ト。 （２）前記したシャフトの上端にネジ部を有することを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載のビデオテープレ
   コーダ用回転ドラムユニット。 （６）前記したシャフトの上端にビスを設けたことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のビデオテープレコ
   ーダ用回転ドラムユニット。