JPH0993896A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JPH0993896A
JPH0993896A JP27195395A JP27195395A JPH0993896A JP H0993896 A JPH0993896 A JP H0993896A JP 27195395 A JP27195395 A JP 27195395A JP 27195395 A JP27195395 A JP 27195395A JP H0993896 A JPH0993896 A JP H0993896A
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JP
Japan
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bearing
hub means
fixed shaft
armature
armature core
Prior art date
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Application number
JP27195395A
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English (en)
Inventor
Akira Nishio
朗 西尾
Hiroshi Iwai
広 岩井
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非繰り返し性を低減させ、磁気ディスクの記
録再生の信頼性を向上させる。 【解決手段】 第2のベアリング6をハブ手段8の上端
面のネジ締め穴8bの有効ネジ部の径方向延長部以外に
配置し、ハブ手段8のダストシール部18の内周径が第
2のベアリング6の外周よりも小さくした磁気ディスク
ドライブのスピンドルモータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記憶装置たる磁
気ディスクドライブ用に好適なスピンドルモータに係わ
り、特に磁気ディスクの円滑な駆動を補償したスピンド
ルモータを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の磁気ディスクドライブ用
のスピンドルモータの一例を示す半断面図で、中心に固
定軸1Aを備えた非磁性の円盤状のモータベース1に
は、電機子捲線3を施した12スロットの電機子鉄心4
が配置されている。この固定軸1Aに内輪5aを圧入や
接着などの手段で固定的に係合し電機子鉄心4の内径よ
り内側に配置された第1のベアリング5と、この第1の
ベアリング5と軸方向に間隔を隔てて同様に固定軸1A
に内輪6aを係合した第2のベアリング6とが配置され
ている。
【0003】これらのベアリング5,6の外輪5b,6
bには、外周のディスク係合部8aに磁気ディスク7を
固定する筒状の非磁性材からなるハブ手段8が係合し、
回転自在に支持されている。
【0004】そして、第2のベアリング6の一端を覆う
ように固定軸1Aの外周とハブ手段8の一端の内周との
間に磁性流体を用いたダストシール手段9が設けられて
いる。このダストシール手段9は上下一対の磁極9a,
9a間に配置したマグネット9bから構成され、ハブ手
段8の内周面に固定され、その内周はわずかな隙間を挟
んで固定軸1Aの端部に固定された磁性体10の外周と
対向しており、上記隙間に磁性流体11を充填し、ベア
リングのグリス等のダストの飛散を防止している。 こ
のハブ手段8の下端には磁性体からなるロータケース1
2が固着され、その内周には駆動マグネット13が接着
で固定されている。この駆動マグネット13の内周には
8極の駆動磁極を着磁してあり、電機子鉄心4の外周と
所定の間隙を介して対向することにより磁気回路を構成
している。
【0005】これらはいわゆるブラシレスモータを構成
しており、図示しない駆動回路によって電機子捲線3が
通電されることにより回転磁界を生じ、駆動磁極との相
互作用によりロータ部に回転駆動力を与える。
【0006】またこのハブ手段8の外周には磁気ディス
ク7の内径を係合し回転駆動するようにしたディスク係
合部8aを有し、例えばこのディスク係合部8aに2枚
の磁気ディスクを間にスペーサ14を挟んで係合し、更
に上部よりディスククランパ15をハブ手段8の上端に
刻設したネジ穴8bにネジ16で固定することにより磁
気ディスク7をハブ手段8に固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気ディス
ク7の記録容量は記録面積に比例すると言え、記録面積
を拡大するには磁気ディスク7の外径を大きくする方法
もあるが機器の小型化の流れの中で制限があり、現実的
には磁気ディスクの内径を小さく方法が有効である。
【0008】磁気ディスク7の内径はスピンドルモータ
のハブ手段8のディスク係合部8aの外径で制限され、
磁気ディスク7の内径を小さくするにはハブのディスク
係合部8aの外径を小さくする必要がある。例えば、こ
の従来例では電機子鉄心4の外径をD2=25mm、内
径D3=14.4mmに対してハブ手段8のディスク係
合部8aの外径D1=25mmで、電機子鉄心4の外径
と同程度の径であり、従来の構造ではディスク係合部8
aの外径は小さくできず、あえて小さくしていくとハブ
手段8の肉厚が薄くなる部分があり、しかも一対のベア
リング5,6の組み込みにより内・外輪に応力を受けて
内蔵するボールが回転に伴って不規則に接触することに
より、図10に示すように非繰り返し性の大きな振れを
生じさせ、回転する磁気ディスク7を磁気ヘッドがオフ
トラックする原因となり記録再生の信頼性が大幅に低下
し、記録容量の増大は達成できない欠点がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、固定軸を備えたモータベース
と、該モータベースに配置され電機子捲線を施した電機
子鉄心と、該固定軸に内輪を係合し該電機子鉄心の内径
の内側に配置された第1のベアリングと、該第1のベア
リングと間隔を空け前記固定軸に内輪を係合した第2の
ベアリングと、該第1及び第2のベアリングの外輪に係
合し回転自在に支持されその上端面にネジ締め穴を備え
たハブ手段と、前記第2のベアリングの一端を覆い前記
固定軸の外周と前記ハブ手段の内周とにダストの飛散を
防ぐダストシール手段と、前記ハブ手段の下端に固着さ
れたロータケースと、内周に複数の駆動磁極を有し前記
電機子鉄心の外周と対向するように該ロータケースに固
着された駆動マグネットと、前記ハブ手段の外周にはデ
ィスク係合部を有し磁気ディスクの内径を係合し回転駆
動するようにした磁気ディスクドライブのスピンドルモ
ータにおいて、前記第2のベアリングを前記ハブ手段の
上端面のネジ締め穴の有効ネジ部の径方向延長部以外に
配置し、前記ハブ手段のダストシール部内周径が前記第
2のベアリングの外周よりも小なることを特徴とするス
ピンドルモータを提供する。
【0010】また、固定軸を備えたモータベースと、該
モータベースに配置され電機子捲線を施した電機子鉄心
と、該固定軸に内輪を係合し該電機子鉄心の内径の内側
に配置された第1のベアリングと、該第1のベアリング
と間隔を空け前記固定軸に内輪を係合した第2のベアリ
ングと、該第1及び第2のベアリングの外輪に係合し回
転自在に支持されその上端面にネジ締め穴を備えたハブ
手段と、前記第2のベアリングの一端を覆い前記固定軸
の外周と前記ハブ手段の内周とにダストの飛散を防ぐダ
ストシール手段と、前記ハブ手段の下端に固着されたロ
ータケースと、内周に複数の駆動磁極を有し前記電機子
鉄心の外周と対向するように該ロータケースに固着され
た駆動マグネットと、前記ハブ手段の外周にはディスク
係合部を有し磁気ディスクの内径を係合し回転駆動する
ようにした磁気ディスクドライブのスピンドルモータに
おいて、前記第1,第2のベアリングの係合面の少なく
とも一方の面に緩衝層を設けたことを特徴とするスピン
ドルモータを提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わるスピンドル
モータの一実施例を図1乃至図9を参照して詳細に説明
する。
【0012】尚、説明の便宜上、先に示した構成部材と
同一構成部材に対しては同一の符号を付して説明する。
【0013】図1は本発明に係わるスピンドルモータの
一実施例の断面図であり、上記従来例と同様の部分の説
明は省略し、本発明固有の構成について説明する。
【0014】非磁性からなる円盤状のモータベース1の
中心に配置された固定軸1Aには、第1のベアリング5
がモータベース1に近接するように配置され、このベア
リング5はハブ手段8より垂下した保持部8cと係合し
ている。そして、第2のベアリング6は第1のベアリン
グ5とスペーサ17を介して配置されると共にハブ手段
8に係合している。
【0015】そして、モータベース1は上記保持部8c
と隙間を介して離間するよう突出した筒状部1aを有
し、この筒状部1aの外周に電機子捲線3を施した12
スロットの電機子鉄心4が固定されていることにより、
第1のベアリング5,電機子鉄心4は略同一ライン上に
配置される。このため、装置の同一高さ内で両ベアリン
グのスパンを大きく設定することができる。
【0016】また、本実施例におけるダストシール部材
18は第2のベアリング6の内輪6aの上端部に当接し
て固定軸1Aに固着され、その外径はハブ手段8と微小
の間隙gを介して配置されている。
【0017】本実施例では電機子鉄心4の外径D4=2
8mm、内径D5=15.4mmに対してハブ手段8の
ディスク係合部8aの外径D6=20mmとD4とD5
の中間径よりも小さくしている。このため、磁気ディス
クにデータを記録再生する磁気ヘッド(図示しない)は
従来よりも小さい内径で電機子鉄心の上部にまで移動で
き、記録可能な面積は増大する。しかし、磁気ヘッドが
電機子鉄心4の上部で記録再生する際に電機子の発生す
る磁束が漏れ磁気ヘッドの出力に影響する。この影響を
防止するため磁性体で形成されるローターケースの内径
D7は、ハブ手段8のディスク係合部8aの外径D6と
同等もしくは小さく(16mm)している。
【0018】図3は磁気ディスクを固定するためのネジ
締めによるハブ手段8への応力の影響を、そのXYZの
3方向(図2に拡大して示す)についてシミュレーショ
ンで解析した結果で、これによると応力はそのネジ穴部
8bのXY方向に大きく及びZ方向には殆ど影響を与え
ないことが判明した。
【0019】更に、この解析結果に基づき試作検討し、
第2のベアリング6はディスククランパ15の固定のネ
ジ穴部8bの有効ネジ部の径方向を避けて配置すること
で、図4に示すように非繰り返し振れの増加は見られな
いが(図4では横軸0より右側)、有効ネジ部とZ方向
に接近すると非繰り返し振れが増加することがわかっ
た。
【0020】(図4では横軸0より左側)即ち、第2の
ベアリング6は有効ネジ部の径方向を避けて配置するこ
とでネジ締め応力の影響による変形が少なくなり、ボー
ルの回転に伴う振動増加がなく、非繰り返し振れの増加
もないと言える。尚、本実施例では有効ネジ部とベアリ
ングの距離はXY(径)方向が約0.5mmで、Z方向
を約1mmとしている。尚、図2は有効ネジ部とベアリ
ングのXYZの距離の関係を示した図である。
【0021】次に、このネジ穴部8bの周囲の肉厚とハ
ブ手段8の剛性及びこれによる非繰り返し振れについて
検討する。
【0022】図5はこのネジ穴部8bの周囲の肉厚とハ
ブ手段8の剛性の関係をシミュレーションで解析した結
果で、これによると肉厚が1mm以下では急激に剛性は
低下することが判明した。
【0023】更に、この解析結果に基づいて試作検討
し、図6に示すように剛性と同様に肉厚が1mm以下で
は急激に非繰り返し振れの増大が見られるとの結果を得
た。
【0024】即ち、これらの結果からハブ手段のネジ穴
部の周囲の肉厚が薄くなるとハブ手段の剛性が低下し、
剛性が低下するとハブ手段の非周期性の振動が大きくな
り、このハブ手段の非周期性の振動がディスクドライブ
なった場合、ハブ手段外周の非繰り返し振れとなり、磁
気ヘッドがオフトラックする要因となっていたといえ
る。
【0025】一方、第2のベアリング6をディスククラ
ンパ固定のネジ穴部8bの有効ネジ部の径方向を避けて
配置することでこれらのXY(径)方向の距離は殆ど一
致する程度まで(実施例では約0.5mm)狭く設計で
き、またディスク係合部の外径を小さくするためにも可
能な限りこの距離は狭くしなければならない。
【0026】このため、従来のようにダストシール部の
外径を第2のベアリング6の外径よりも大とする構造で
は、ハブ手段8のネジ穴部8bの周囲に剛性を得るに必
要な1mm以上の肉厚を実現できず、本発明のようにハ
ブ手段8のダストシール部外径D8は第2のベアリング
6の外径D9に対して小となるよう構成しなければなら
ないと言える。
【0027】本実施例では第2のベアリング6の外径D
9=13mmに対してハブ手段のダストシール部外径は
D8=9.14mmとしており、ハブ手段8のネジ穴部
8bの周囲に約2.4mmの肉厚を実現し、非繰り返し
振れは約0.05μmを達成している。
【0028】また更に、本発明検討の過程で非繰り返し
振れがハブ手段の非周期性の振動に起因することが判明
した点に注目し、ベアリング自身の非周期性の振動低減
についても考察した。
【0029】ベアリングはディスクドライブのスピンド
ルモータに用いられる場合、その組み込によって又は、
他部品のネジの締め付け等により多少なりとも外輪内輪
に応力を受け、その真円度に影響を及ぼしており、この
非周期性の振動は増加し非繰り返し振れを増加させると
言える。
【0030】この振動はボールがその回転に伴って内輪
又は外輪に不規則に接触することによって生じると考え
ると、各々のボールが発生させる振動は互いに異なった
位相で打ち消し合い、ボール個数が多いほど振動が低減
されると推定される。
【0031】図7はディスクドライブのスピンドルモー
タに用いられるベアリングのボールの個数と非繰り返し
振れ関係を実験によって確認したもので、ボール個数が
10個以上になると非繰り返し振れが大幅に低減される
ことが判明した。
【0032】即ち、ベアリングをディスクドライブのス
ピンドルモータに用い、多少なりとも外輪内輪に応力を
受ける場合、非繰り返し振れを増加させないためには、
各々のベアリングに内蔵されるボールの個数を10個以
上とするこが必要であると言え、本実施例では定格荷重
なども考慮して10個とした。
【0033】また、本実施例では第2のベアリング6の
一端を覆うようにしたハブ手段の一端の内周が、固定軸
に圧入などの手段で固定されたダストシール部材の外周
と約25μmの隙間を挟んで対向しており、ダストシー
ルを構成し、ベアリングのグリス等のダストの飛散を防
止している。この構成により、従来のダストシール手段
に比べ、本実施例のダストシールの占める空間が小さく
なり、ハブ手段のこの部分での肉厚が厚くでき、ハブ手
段の剛性が向上し前述したと同様に振動が減り非繰り返
し振れの低減に寄与する。
【0034】また、本発明の実施例にあっては、本発明
はベアリングをディスクドライブのスピンドルモータに
組み込によって外輪または内輪に生じる応力を低減する
ため、図8に拡大して示すように、固定軸1Aのベアリ
ング5,6の内輪5a,6aが係合されるハッチングで
示される部分1A1 と、ハブ手段8のベアリングの外輪
5b,6bが係合されるハッチングで示される部分8a
1 ,8c1 との少なくとも一方に樹脂の層又はゴムの層
等の緩衝層を備えている。
【0035】この樹脂の層又はゴムの層等の緩衝層は、
例えばテフロン等のフッ素系樹脂を塗布して形成した
り、エポキシ樹脂を電着塗装によって形成しても効果が
あり、ベアリングを構成する部品の材質(本実施例では
SUJ2又はSUS440C)に比べヤング率が十分小
さい材料であれば効果があると言える。
【0036】また、この樹脂の層又はゴムの層は薄すぎ
ると応力低減の効果がなくなり、厚くしすぎると剛性が
低下し逆に振動が増加する特性があり、実験によると2
μm乃至50μmの厚みが好ましい効果を発揮した。
【0037】図9は本実施例によるスピンドルモータの
ハブ手段のディスク係合部の外周振れの周波数分析デー
タで、上記した従来例の図10と比較して,に示す
ような非繰り返し性の振れ成分が大幅に低減されてい
る。
【0038】上記したようにボール個数が10個以上に
なると非繰り返し振れが大幅に低減されるため、本実施
例では定格荷重なども考慮して10個とした。ボール個
数が10個以上ベアリングをこの固定軸やハブ手段のベ
アリングが係合される部分に樹脂の層又はゴムの層を備
える構成に付加すると、樹脂の層又はゴムの層が薄くて
も効果を発揮し、剛性低下が少なくなるから非繰り返し
振れがより低減される。尚、現在の測定技術では他の要
素や測定台の振動などによって0.02μm程度の暗振
動があり、0.03μmが測定限界である。
【0039】尚、本発明の効果はベアリングの内輪と外
輪の少なくとも一方に樹脂の層又はゴムの層を備えても
同様にベアリングをディスクドライブのスピンドルモー
タに組み込によって外輪または内輪に生じる応力を低減
するため、前述したと同じ効果がある。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、請求項1では内径の小さい磁気ディスクを係合可能
なようにハブ手段のディスク係合部の外径を小さくして
もなお、第2のベアリングをディスククランパ固定のネ
ジ締め穴の有効ネジ部の径方向を避けて配置し、且つハ
ブ手段のダストシール部の内径を第2のベアリングの外
径より小さく構成したから、ハブ手段の剛性が高くな
り、ベアリングへの応力も殆どなくなり、また、ベアリ
ングに内蔵するボールの個数も10個以上とすることで
応力による振動増加がなくなり、これに起因する非繰り
返し振れが大幅に低減される。このため、磁気ヘッドの
オフトラックが防止され記録容量の増大が達成されると
いう効果がある。
【0041】また、請求項2ではベアリングをディスク
ドライブのスピンドルモータに組み込によって生じる応
力を緩衝層吸収し、ベアリングの外輪または内輪が担う
応力を低減できるから、ベアリングの非周期性の振動が
低減され、更にはハブ手段の非繰り返し振れを低減で
き、磁気ディスクドライブの大容量化と信頼性を向上す
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピンドルモータの一実施例を示す半
断面図である。
【図2】有効ネジ部とベアリングのXYZの距離の関係
を示す図である。
【図3】ネジ締めによるハブ手段への応力を解析した図
である。
【図4】第2のベアリングと有効ネジとのZ方向距離に
おける非繰り返し振れの関係を示す図である。
【図5】ネジ穴部肉厚と相対剛性との関係を示す図であ
る。
【図6】ネジ穴部肉厚と非繰り返し振れとの関係を示す
図である。
【図7】ベアリングのボール数と非繰り返し振れとの関
係を示す図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す部分拡大図である。
【図9】本発明のハブ手段の外周振れの周波数分析の図
である。
【図10】従来のハブ手段の外周振れの周波数分析の図
である。
【図11】従来のスピンドルモータを示す半断面図であ
る。
【符号の説明】
1…モータベース、1A…固定軸、5…第1のベアリン
グ、6…第2のベアリング、7…ディスク、8…ハブ手
段、8a…ディスク係合部、8b…ネジ穴部、18…ダ
ストシール部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定軸を備えたモータベースと、該モータ
    ベースに配置され電機子捲線を施した電機子鉄心と、該
    固定軸に内輪を係合し該電機子鉄心の内径の内側に配置
    された第1のベアリングと、該第1のベアリングと間隔
    を空け前記固定軸に内輪を係合した第2のベアリング
    と、該第1及び第2のベアリングの外輪に係合し回転自
    在に支持されその上端面にネジ締め穴を備えたハブ手段
    と、前記第2のベアリングの一端を覆い前記固定軸の外
    周と前記ハブ手段の内周とにダストの飛散を防ぐダスト
    シール手段と、前記ハブ手段の下端に固着されたロータ
    ケースと、内周に複数の駆動磁極を有し前記電機子鉄心
    の外周と対向するように該ロータケースに固着された駆
    動マグネットと、前記ハブ手段の外周にはディスク係合
    部を有し磁気ディスクの内径を係合し回転駆動するよう
    にした磁気ディスクドライブのスピンドルモータにおい
    て、 前記第2のベアリングを前記ハブ手段の上端面のネジ締
    め穴の有効ネジ部の径方向延長部以外に配置し、前記ハ
    ブ手段のダストシール部内周径が前記第2のベアリング
    の外周よりも小なることを特徴とするスピンドルモー
    タ。
  2. 【請求項2】固定軸を備えたモータベースと、該モータ
    ベースに配置され電機子捲線を施した電機子鉄心と、該
    固定軸に内輪を係合し該電機子鉄心の内径の内側に配置
    された第1のベアリングと、該第1のベアリングと間隔
    を空け前記固定軸に内輪を係合した第2のベアリング
    と、該第1及び第2のベアリングの外輪に係合し回転自
    在に支持されその上端面にネジ締め穴を備えたハブ手段
    と、前記第2のベアリングの一端を覆い前記固定軸の外
    周と前記ハブ手段の内周とにダストの飛散を防ぐダスト
    シール手段と、前記ハブ手段の下端に固着されたロータ
    ケースと、内周に複数の駆動磁極を有し前記電機子鉄心
    の外周と対向するように該ロータケースに固着された駆
    動マグネットと、前記ハブ手段の外周にはディスク係合
    部を有し磁気ディスクの内径を係合し回転駆動するよう
    にした磁気ディスクドライブのスピンドルモータにおい
    て、前記第1,第2のベアリングの係合面の少なくとも
    一方の面に緩衝層を設けたことを特徴とするスピンドル
    モータ。
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