JPS62167606A

JPS62167606A - 磁気記録再生装置の回転ヘツドアセンブリ

Info

Publication number: JPS62167606A
Application number: JP1049386A
Authority: JP
Inventors: Hiromichi Furukawa; 古川　博道; Katsuhiko Honda; 豁彦本田
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1986-01-20
Filing date: 1986-01-20
Publication date: 1987-07-24
Also published as: JPH0529962B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、高速かつ高精度な回転の伝達を必要とするビ
デオ・テープ・レコーダ（ＶＴＲ）　等の回転ヘッドア
センブリに関するものである。

〔従来の技術〕

従来のＶＴＲにおけるラジアル流体軸受を用いた回転ヘ
ッドアセンブリは、第２図に示すような構造になってい
る。第２図において、（１）はビデオテープ（テープ状
記録媒体）に情報を記録再生するためのヘッドで、これ
はヘッド支持部（回転シリンダ）（２）に取付けられて
いる。ヘッド支持部（２）は軸受部（ラジアル７ランジ
）（力にネジ止め固定される。（３）は固定シリンダで
あり、その外層面はテープの走行をガイドするためのリ
ード溝（３Ａ）が形成されている。（４）は同定軸で、
固定シリンダ（３）に圧入もしくは焼ばめ等の方法によ
り固定されている。この固定軸（４）の上部、下部の外
周にはスパイラルグループ（５）。

（６）が形成され、軸受部（７）との間で、軸受媒体（
例えば油）（８）を介してラジアル流体軸受を構成して
いる。また、固定軸（４）の端面には、図示していない
が、スパイラルグループが形成されておシ、スラストフ
ランジ（９）との間で軸受媒体（例えばグリース）（１
０）を介してスラスト流体軸受を構成している。このス
ラスト７ランジ（９）は軸受部（７）にネジ止め固定さ
れている。軸受部（力には、信号の授受、増幅を行なう
筒形ロータリトランスの回転側ロータリトランス（１１
）がｆｌＭ等の方法により固定されている。またこれと
対をなすｆｉｇ　ｆ　ＩＩＩロータリトランス（１２）
は、固定シリンダ（３）に接層等の方法によシ固定され
ている。（１３）はヘッド支持部（２）の駆動用モータ
のステータで、固定シリンダ（３）に接着もしくは、ネ
ジ止め等の方法により固定されている。（１４）は駆動
用モータのロータマグネットで、これはロータケース（
１５）に接着され、ロータケース（１５）は軸受部（７
）に接着もしくはネジ止めされて固定されている。また
通常、スラストフランジ（９）には、図示していないが
アースブラシが接触しており、記録再生ヘッド（１）へ
のノイズの混入を防止している。（１６）はヘッド支持
部（２）と軸受部（力とからなる回転部材である。

〔発明が解決しようとする問題１点〕このような流体軸受を用いた回転ヘッドアセンブリは、
玉軸受を用いた回転ヘッドアセンブリに比して振動、騒
音、回転精度において有利である点から、最近増えてき
た。

しかし、第２図に示すような従来の流体軸受を用いた回
転ヘッドアセンブリには下記のような問題点がある。

即ち、テープ状記録媒体に対する記録再生ヘッドの絶対
高さを、磁気記録再生装置としての互換を保障できる精
度に維持する必要がある。

このためには、絶対高さを構成している各部品間の精度
の積み重ね公差を、上記精度内に収める必要があり、こ
れを実現するためには、各部品単品での高さ精度、傾き
精度および組立品としての組立後の高さ精反、傾き精度
を極めて厳しく管理する必要がある。

本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたもので
、寸法精度の極めて向上した安価な回転ヘッドアセンブ
リを提供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る回転ヘッドアセンブリは、回転部材のヘッ
ド支持部と軸受部とを一体的に形成したものである。

〔作用〕

本発明においてはヘッド支持部と軸受部とを一体的に形
成することによりこれらの部分の個々の高さ精度、組立
精度の問題がなくなる。

〔実施例〕

以下、不発明の一実施例を第１図について説明する。な
お、第２図の従来のものと同一部分には同一符号を付し
てその説明は省略する。図において、（１６Ａ）は従来
のものの（１６）に対応する回転部材で、ヘッド支持部
（２）と軸受部（７）とを一体的に成形したものであり
、この回転部材（１６Ａ）とスパイラルグループ（５１
、（６１との間に軸受媒体（８）を介してラジアル流体
軸受を構成している。また回転部材（１６Ａ）には回転
側ロータリトランス（１１）並びにロータケース（１５
）が接着もしくはネジ止め等の方法により固定されてい
る。記録再生ヘッド（１）が回転部材（１６Ａ）に取付
けられていること勿論である。また、回転部材（１６Ａ
）は軸受部の端部に軸受媒体を溜めるための収容部（］
７）が形成されている。回転部材（１６Ａ）は軸受部の
耐摩耗性を確保するために、全体的に耐摩耗性材料、例
えばアルミニウムにその６〜１０重ｉ％のシリコンを添
加したもので形成したり、軸受部の内周面に耐摩耗性の
表面処理を施したりすることができる。固定軸（４）に
ついても同様全体を耐摩耗性材料で形成したり、スパイ
ラルグループ（５）　、　（６）の形成された部分に耐
摩耗性の表面処理を施したりすることができる。

以上のように、軸受部とヘッド支持部とを一体的に形成
することにより、これらの部分の個々の高さ精度は考、
恵する必要がなくなシ、回転部材（１６Ａ）単体の高さ
精度のみを管理すれば良くなる。また、これらの部分の
結合部での組立精度を管理する問題もなくなり、積み重
ね公差を縮めることができる。更に、部品点数が減少し
、組立工数が減少する副次的効果も得られる。

なお、上記実施例では固定軸（４）の外周面および端面
にスパイラルグループを形成したが、逆に回転部材（１
６Ａ）の軸受部の内周面およびスラストフランジにスパ
イラルグループを形成しても上記実施例と同様の効果が
得られる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明に係る回転ヘッドアセンブリに
よれば、従来装置におけるヘッド支持部と軸受部とを一
体化して構成したので、装置全体の精度を向上すること
ができる他、部品点数、組立工数の削減を実現できて装
置を安価にできる等の種々な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるＶＴＲの回転ヘッドア
センブリの断面図、第２図は従来のＶＴＲの流体軸受を
用いた回転ヘッドアセンブリの断面図である。（ｌｉ−一記録再生ヘッド、（２）−ｍ−ヘッド支持部
、（３１−一固定シリンダ、（３Ａ）−一一リード溝、
（４１−ｍ−固定軸、（５）−−一上部うシアルスパイ
ラルグルー７”、（６）−ｍ−下部うシアルスパイラル
グループ、（７１−軸受部、（１６Ａ　）　−−一回転
部材。なお図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）外周面にテープ状記録媒体の走行をガイドするリ
ード溝を有する固定シリンダ、この固定シリンダに固定
された固定軸および前記固定軸と共にラジアル流体軸受
を構成する軸受部と記録再生ヘッドを支持すると共に前
記軸受部に結合されたヘッド支持部とからなる回転部材
を備えた磁気記録再生装置の回転ヘッドアセンブリにお
いて、前記軸受部とヘッド支持部とを一体的に形成した
ことを特徴とする磁気記録再生装置の回転ヘッドアセン
ブリ。
（２）回転部材の全体を、アルミニウムにその６〜１０
重量％のシリコンを添加した材料から形成した特許請求
の範囲第１項記載の磁気記録再生装置の回転ヘッドアセ
ンブリ。
（３）回転部材の軸受部の内周面に耐摩耗性の表面処理
を施した特許請求の範囲第１項記載の磁気記録再生装置
の回転ヘッドアセンブリ。
（４）ラジアル流体軸受のスパイラルグループを回転部
材の軸受部の内周面に形成した特許請求の範囲第１項記
載の磁気記録再生装置の回転ヘッドアセンブリ。