JP2545858B2 - クラッチレリ−ズ軸受装置 - Google Patents

クラッチレリ−ズ軸受装置

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JP2545858B2
JP2545858B2 JP62129931A JP12993187A JP2545858B2 JP 2545858 B2 JP2545858 B2 JP 2545858B2 JP 62129931 A JP62129931 A JP 62129931A JP 12993187 A JP12993187 A JP 12993187A JP 2545858 B2 JP2545858 B2 JP 2545858B2
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中村  剛
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両のクラッチにおいて使用されるクラッ
チレリーズ軸受装置に関し、更に詳しくは、クラッチレ
リーズ軸受を保持する軸受保持手段を構成するスリーブ
のフランジ部、アンビル及び軸受ケースの結合の仕方が
改良された軸受装置に関する。
(従来技術及びその問題点) クラッチレリーズ軸受装置は一般に、ダイヤフラムス
プリングに当接されるとクラッチレリーズ軸受と、これ
を所定状態に保持する軸受保持手段とから成る。軸受保
持手段は、ガイド軸上に軸方向に移動可能に嵌合された
スリーブ、クラッチレリーズ軸受を保持する軸受ケース
及びフォーク部材からの操作力を受けるアンビルを含
む。
従来例の1つに、第5図に示すように、スリーブ100
が円筒部102とフランジ部104とから成り、断面L字形の
アンビル106がこれに並設され、クラッチレリーズ軸受1
08がアンビル106に結合された軸受ケース110によって保
持されているものがある。しかし、この従来例は、スリ
ーブ100のフランジ部104とアンビル106のフランジ部108
とが重ね合わされ、軸受ケース110の一端縁が屈曲して
フランジ部108に結合されているので、軸受保持手段の
軸方向寸法及び半径方向寸法が大きくなり易い。
即ち、スリーブ100は通常合成樹脂から成るので強度
的な配慮からフランジ部104は比較的板厚が大きくされ
る。また、アンビル108と軸受ケース110とを結合するた
めにアンビル106のフランジ部108の先端部を半径方向に
おいて軸受108の外輪よりも外方まで延長させ、この部
分に軸受ケース110の断面コ字形の屈曲部112を結合した
ので、アンビル106と軸受ケース110との結合部において
軸受装置全体の軸方向寸法及び半径方向寸法が増大する
のである。
本発明は、上記従来例におけるも問題点を解消するこ
と、即ち、スリーブと、アンビルと、軸受ケースとが簡
単な構造で、しかも軸方向及び半径方向の寸法を徒らに
増大させることなく、所定の関係に配置できる、クラッ
チレリーズ軸受装置を提供することを目的としてなされ
たものである。
(問題点を解決するための手段、作用) 上記目的を達成するために、本考案においては、軸受
保持手段(30)を、軸受(10)の半径方向内側に配置さ
れた合成樹脂製の円筒状の第1部分(32)と、前記軸受
の一側において前記第1部分の軸方向中間部から半径方
向外向きに延び、適数個の孔(43)があけられた中空円
板状の第2部分(38)と、この第2部分と一体的に形成
され前記軸受の半径方向外方において前記第2部分に連
続して軸方向に延び、前記軸受の回転しない方の輪
(8)に係止される円筒状の第3部分(40)と、前記軸
受と前記第2部分との間に配置され、前記第2部分の孔
から露出された環状のアンビル(38)とで構成した。そ
して、クラッチ操作用のフォーク部材が前記第2部分の
孔を通過して前記アンビルに当接するようにしたのであ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面をもとに説明する。
第1図に示したクラッチレリーズ軸受装置はクラッチ
レリーズ軸受10と、軸受保持手段30とから成る。軸受10
はダイヤフラムスプリング12に当接する当接部14を有す
る内輪16と、これと同心的に配置された外輪18と、両輪
に介装された複数の鋼球(ボール)20とから成る。外輪
18の両端部と内輪16のこれに対向する部分との間にはシ
ール部材22が介装されている。
軸受保持手段30は、ガイド軸(図示せず)上に軸方向
に摺動可能に嵌合された合成樹脂製のスリーブ32と、こ
れに一体化され上記軸受10を調心可能に保持する金属製
の軸受ケース35と、軸受10と軸受ケース35とにより保持
された金属製のアンビル46とから成る。
軸受ケース35は、スリーブ32内に埋設された円筒状の
埋設部36と、軸受10の一側において半径方向外方に延び
るフランジ部38と、軸受10の外方において軸方向に延び
る円筒部40と、軸受10の他側において半径方向内方に屈
曲された屈曲部42とから成る。
埋設部36は孔44を有し、スリーブ32を形成する合成樹
脂材料がこの孔内に充填されることにより、軸受ケース
35がスリーブ32に結合されている。フランジ部38は直径
方向に対向する部分に一対の矩形孔(一方のみ図示)43
を有し、これを利用してアンビル46の円周方向の回転を
防止している。アンビル46は、第2図に示すように、全
体として中空な円板形状を有し、本体48の内周縁には直
径方向に対向する部分に直角に折り曲げられた折曲げ部
50を有する。そしてアンビル46は、その外周縁を軸受ケ
ース35のフランジ部38と円筒部40との間の角部に位置決
めされ、折曲げ部50が矩形孔42を貫通して軸方向に延び
ている。フォーク部材60は二又形状とされ、軸受ケース
35の矩形孔43を通過して、直接アンビル46の本体48に当
接するようになっている。また、屈曲部42と外輪18の端
面との間には波ばね54が介装され、軸受10の半径方向の
移動(調心)に対して制動を与えるようになっている。
なお、軸受10と保持手段30とは、スリーブ32と軸受ケ
ース(未だ円筒部40の先端は屈曲されていない)35とを
埋設部36において一体化し、矩形孔43にアンビル46を挿
通し、軸受10を設置した後、円筒部40の先端を屈曲させ
て波ばね54を外輪18の端面との間に介装するのである。
次に本実施例の作用効果について説明する。
クラッチの操作によりフォーク部材60が第1図中左方
向に移動しアンビル46に軸方向の操作力を加えて、軸受
10が軸受ケース35及びスリーブ32とともに軸方向に移動
する。その結果、内輪16の当接部14がダイヤフラムスプ
リング12に当接し、クラッチをレリーズする。この軸受
装置は調心機構を備えているので、クラッチ側と軸受装
置側との間に偏心等があると、軸受10が求心力によって
半径方向に移動して、この偏心を吸収する。
本実施例によれば、スリーブ32に直接薄肉軸受ケース
35を結合したので、換言すれば従来例(第5図)におけ
る厚肉のフランジ部104を排除したので、その差分だけ
軸受装置の軸方向長さが短くできる。軸受ケース35は金
属製なので、薄くても強度的な心配はない。また、軸受
ケース35とアンビル46とは直接結合されていないので、
換言すれば従来例(第5図)におけるような屈曲部112
が形成されていないので、その分だけ軸受装置の直径を
小さくできる。なお、フォーク部材60を軸受ケース35で
はなくアンビル46に当接させるのは、軸受ケース35の変
形を防止するためである。
次に本考案の別の実施例について説明するが、簡略化
のため、上記実施例と対応する部分は同一の符号を付し
て説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
第3図に示した実施例では、軸受ケース70のフランジ
部72の外周寄りにフォーク部材60を案内するために軸方
向に延びる一対の案内部74が形成されており、その結果
矩形孔76が形成されている。一方アンビル78は円筒部を
有しない中空円板状とされている。本実施例によれば、
アンビル78が単純な形状となり、製作が容易となる。
また第4図に示した実施例では、スリーブ80が円筒状
の本体82と、半径方向に延びるフランジ部84と、軸方向
に延びる円筒部86とから成る。フランジ部84にはフォー
ク部材60を案内するために軸方向に延びる案内部88及び
矩形孔90が形成されており、円筒部86の先端にはばね92
を装着するための環状溝94が形成されている。また外輪
96はその一端から半径方向内方に延びる延長部98を有
し、これがフランジ部84に近接配置されてアンビルとし
て機能するようになっている。本実施例によれば、軸受
ケースの製作及びスリーブへの結合が不安となるととも
に、外輪にアンビルを兼用させたので、特別にアンビル
を用意することが不安となる。
なお、本発明は上記各実施例に限定して解釈されるべ
きではなく、その趣旨を損ねない範囲で適宜変更、改良
が可能であることは言うまでもない。例えば、クラッチ
レリーズ軸受が調心機能を備えていることは必須なこと
ではないし、また外輪が回転するタイプのものであって
も良い。
(発明の効果) 以上述べてきなように、本発明によれば、スリーブ手
段の第2部分及び第3部分を一体的に形成したので、両
部分をかしめ等で結合することが不要となり、その分だ
け軸受装置全体の軸方向長さ及び直径が小さくされる。
スリーブ手段の第2部分及び第3部分(特に第2部分)
を金属製とすれば、その板厚はうすくて済むので、軸方
向長さを短くするうえで有効である。また、第2及び第
3部分を合成樹脂で第1部分と一体的に形成すれば、ス
リーブ手段の成形が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す正面断面図(下半分省
略)、第2図は軸受ケースの斜視図、第3図又は第4図
は本考案の別々の実施例を示す正面断面図(下半分省
略)、第5図は従来例の1つを示す正面断面図(下半分
省略)である。 (主要部分の符号の説明) 10……クラッチレリーズ軸受 16……内輪 18……外輪 32……第1部分 38……第2部分 40……第3部分 43……孔 46……アンビル 60……フォーク部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同心的に配置され相対回転する内輪及び外
    輪を含み、回転する方の輪においてダイヤフラムスプリ
    ング等に当接するクラッチレリーズ軸受と、該クラッチ
    レリーズ軸受を保持する軸受保持手段とから成るクラッ
    チレリーズ軸受装置において、 前記軸受保持手段は、前記軸受の半径方向内側に配置さ
    れた合成樹脂製で円筒状の第1部分と、前記軸受の一側
    において前記第1部分から半径方向外向きに延び、複数
    個の孔があけられた中空板状の第2部分と、該第2部分
    と一体的に形成され前記軸受の半径方向外方において前
    記第2部分に連続して軸方向に延び、前記軸受の回転し
    ない方の輪に係止された第3部分と、前記軸受と前記第
    2部分との間に配置され、前記第2部分の孔から露出さ
    れた環状のアンビルとから成り、クラッチ操作用のフォ
    ーク部材が前記第2部分の孔を通過して前記アンビルに
    当接するようにされていることを特徴とするクラッチレ
    リーズ軸受装置。
JP62129931A 1987-05-28 1987-05-28 クラッチレリ−ズ軸受装置 Expired - Lifetime JP2545858B2 (ja)

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