JPH0545095Y2 - - Google Patents

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JPH0545095Y2
JPH0545095Y2 JP11219586U JP11219586U JPH0545095Y2 JP H0545095 Y2 JPH0545095 Y2 JP H0545095Y2 JP 11219586 U JP11219586 U JP 11219586U JP 11219586 U JP11219586 U JP 11219586U JP H0545095 Y2 JPH0545095 Y2 JP H0545095Y2
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JP
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disk
rotor
encoder disk
caulking
encoder
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンコーダを有する小型電動機にお
けるエンコーダデイスクの取付け構造に関する。
(従来の技術) ステツピングモータ等の小型電動機を閉ループ
駆動するために、あるいは電動機によつて駆動さ
れる装置可動部の位置を検出するために、エンコ
ーダデイスクを、ローターの磁極と一定の関係を
もつて一体回転するようにローターの軸方向側面
に取付け、上記デイスクの信号を検知するセンサ
を電動機ケース等の固定部材に取付けてなる小型
電動機がある。
第11図は、エンコーダを有する小型電動機に
おけるエンコーダデイスクの取付け構造の従来例
を示すものであつて、ローター2の軸方向側面に
ボス部3を形成し、このボス部3にローター2の
磁極と一定の関係をもつて一体回転するようにエ
ンコーダデイスク1を固定してなる。エンコーダ
デイスク1は一般に光の反射面と非反射面とが交
互に周方向に一定間隔で形成された光学式のもの
が用いられる。ローター2に対するエンコーダデ
イスク1の固定手段として接着又はかしめが用い
られる。
(考案が解決しようとする問題点) 従来のエンコーダデイスクの取付け構造によれ
ば、接着による場合は、接着時に発生するガスに
よりエンコーダデイスク表面が曇り、あるいは接
着剤のはみ出しによりエンコーダデイスクの反射
面が汚れて反射率が低下するという問題があり、
また、はみ出した接着剤が電動機ケース等の固定
部材に当つてノイズを発生したり、接着剤がエン
コーダデイスクとローター側面のデイスク取付け
面との間に介在するためデイスクの軸方向の位置
がばらつきセンサの出力がばらつくというような
問題があつた。また、エンコーダデイスクをかし
めにより固定したものにおいては、エンコーダデ
イスクが薄肉のため変形が生じセンサの出力がば
らつくとか、デイスクをかしめによつて軸方向に
押さえ込むため回転方向に対する固定が弱くなつ
てしまうというような問題があつた。
本考案は、このような従来の問題点を解消する
ためになされたものであつて、エンコーダデイス
クの固定位置のばらつきや変形や汚れ等がなく、
よつて、ばらつきのない安定したセンサ出力が得
られ、また、エンコーダデイスクを回転方向及び
スラスト方向に対して確実に固定することができ
るエンコーダデイスクの取付け構造を提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ローターのエンコーダデイスク取付
け部にボス部を設けると共に上記デイスク内周に
は切欠部を設け、上記ボス部を、上記デイスクの
切欠部に対向する部分でかしめることによりデイ
スクをローターに固定したことを特徴とする。
(作用) ボス部のかしめ部分はエンコーダデイスク内周
の切欠部を埋めると共に同切欠部の周縁部に被さ
り、エンコーダデイスクがローターに対し回転方
向及びスラスト方向に固定される。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案に係るエンコ
ーダデイスク取付け構造の実施例を説明する。
本考案に使用するエンコーダデイスクには、例
えば第4図に符号10で示されているように、内
周側に適宜数の切欠14が形成されている。上記
エンコーダデイスク10には光の非反射面17と
反射面18が周方向に交互に形成されている。
一方、第1図乃至第3図、第5図、第6図に示
されているように、上記エンコーダデイスク10
を固定すべき電動機のローター11には、同ロー
ター11の軸13方向の一方の側面に段状にデイ
スク取付け部16が設けられると共に、同デイス
ク取付け部16よりも内周側にかつ同デイスク取
付け部16よりも軸13方向に突出させてボス部
12が設けられている。ローター11の本体部分
の外周にはマグネツトが固着され、それ以外の少
なくともボス部12の部分はかしめ加工し易くか
つ非磁性の材料、例えばアルミニウム等で作られ
ている。
エンコーダデイスク10は、ローター11の磁
極と一定の関係をもつてボス部12の外周側に嵌
められ、デイスク取付け部16に当接させられて
いる。また、上記ボス部12は、上記デイスク1
0の切欠部14に対向する部分において軸13方
向におしつぶされてかしめられている。こうして
形成されたかしめ部15は、第5図、第6図に示
されているように、エンコーダデイスク10の切
欠部14の一部を埋めて上記デイスク10を回転
方向に位置決めすると共に、符号15aで示され
ているように、かしめ部15の一部が上記切欠部
14の縁部の一部に覆い被さり、上記デイスク1
0をスラスト方向に位置決めしている。かしめ部
15を形成する際の応力はデイスク10の半径方
向にかかるため、歪はほとんど発生しない。
こうしてエンコーダデイスク10が固定された
ローター11は、図示されない電動機ケースに回
転自在に支持され、電動機ケース等の固定部材に
はエンコーダデイスク10に対向させてセンサが
取付けられる。エンコーダデイスク10が前述の
ように光の非反射面17と反射面18とを有して
なるものであればセンサは光学式のセンサとな
り、反射式又は透過式のセンサを用いることがで
きる。
次に、ローター11に対するエンコーダデイス
ク10の固定方法の例を第7図乃至第8図を参照
しながら説明する。第7図及び第8図に示されて
いるように、デイスク受け20と上側パンチ22
を用意する。デイスク受け20には、エンコーダ
デイスク10の前記切欠14に対応する位置にそ
れぞれかしめピン21が設けられている。このか
しめピン21はデイスク受け20から突出する向
きに付勢されており、また、デイスク受け自体も
上側パンチ22の方に向かつて進出するように付
勢されている。デイスク受け20にはエンコーダ
デイスク10をその各切欠14がかしめピン21
と係合するように嵌め込む。これによつてデイス
ク受け20に対するエンコーダデイスク10の位
置関係が決められる。一方、上側パンチ22には
ローター11の組立体を嵌め込む。この際、ロー
ターマグネツトのデイテイントトルクによつてパ
ンチ22に対応するローター11の組立体の位置
が決まる。
次に、上側パンチ22をデイスク受け20側に
移動させ、第9図に示されているように、各かし
めピン21の先端をボス部12の端面に押し当て
ながら上側パンチ22をさらに移動させて各かし
めピン21を後退させ、デイスク受け20で保持
されたエンコーダデイスク10をローター11の
ボス部12に嵌める。
上側パンチ22をさらに移動させることによつ
てかしめピン21及びパンチ22も一体的に移動
させられるが、第10図に示されているように、
かしめピン21は一定量後退すると当たり部材2
3によつて後退が規制される。そこで、パンチ2
2をさらに移動させると、かしめピン21によつ
てボス部12の一部がかしめられ、かしめ部15
が形成される。かしめピン21にはエンコーダデ
イスク10の切欠部14が係合して上記デイスク
10を位置決めしているため、上記かしめ部15
は上記切欠部14に対向する部分において形成さ
れる。
このように、上記の方法によれば、かしめピン
21がエンコーダデイスク10の位置決めも行う
ため、作業上の熟練を必要とせず、短時間で処理
することができる。また、従来のかしめによる固
定と異なり、エンコーダデイスク10に形成した
切欠部14に対向する部分でかしめるため、かし
め部15が切欠部14を埋めかつ同切欠部14の
周縁部に被さり、エンコーダデイスク10を回転
方向及びスラスト方向に確実に固定できると共に
エンコーダデイスク10に発生する歪を少なくす
ることができる。さらに、接着によらず、かしめ
によつてエンコーダデイスク10をローター11
に固定するようにしたから、エンコーダデイスク
10とローター11のデイスク取付け部16との
間に浮きを生ずることなく両者が密着し、位置決
めのばらつきを少なくすることができるし、電動
機ケースとボス部12との間隔が少ない場合でも
使用できるとか、エンコーダデイスク10の面の
汚れを生じないというような長所がある。
なお、エンコーダデイスクを位置決め固定する
ためのかしめ部は適宜数あればよく、より安定に
固定するために例えば6箇所、8箇所というよう
に多くの箇所でかしめるようにしてもよい。図示
の例ではかしめ部が平坦なかしめ面となるように
なつているが、スラスト方向の位置決めに有効な
円錐形のかしめパンチによるかしめを付加し、あ
るいは複数のかしめ形態のものを併用してもよ
い。エンコーダデイスク及びこれと対をなすセン
サとでなるエンコーダは、光学式に限らず磁気式
その他のものであつてもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、ローターのデイスク取付け部
に設けられたボス部、エンコーダデイスクの内周
に形成した切欠部に対向する部分でかしめること
によりエンコーダデイスクを固定するようにたた
め、かしめ部が上記切欠部を埋めると共に同切欠
部の周縁部に被さり、エンコーダデイスクを回転
方向及びスラスト方向に確実に固定できるし、エ
ンコーダデイスクに発生する歪を少なくすること
ができ、これによつてセンサ出力のばらつきを少
なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエンコーダデイスク取付
け構造の実施例を示す正面図、第2図は同上側面
図、第3図は同上斜視図、第4図は同上実施例中
のエンコーダデイスクの正面図、第5図は上記実
施例の要部を拡大して示す正面図、第6図は同上
一部断面側面図、第7図は本考案を実現するため
に用いられるエンコーデイスク固定装置の例を示
す斜視図、第8図は同上固定装置を用いたエンコ
ーダデイスク取付けの一工程の例を示す側面図、
第9図は同上別の工程を示す側面図、第10図は
さらに別の工程を示す側面図、第11図は従来の
エンコーダデイスクの取付け構造の例を示す一部
断面側面図である。 10……エンコーダデイスク、11……ロータ
ー、12……ボス部、13……ローターの軸、1
4……切欠部、15……かしめ部、16……デイ
スク取付け部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンコーダデイスクを、ローターの磁極と一定
    の関係をもつて一体回転するようにローターの軸
    方向側面に取付け、上記デイスクの信号を検知す
    るセンサを電動機ケース等の固定部材に取付けて
    なる小型電動機において、上記ローターのデイス
    ク取付け部にボス部を設けると共に上記デイスク
    内周には切欠部を設け、上記ボス部を、上記デイ
    スクの切欠部に対向する部分でかしめることによ
    りデイスクをローターに固定したことを特徴とす
    るエンコーダデイスクの取付け構造。
JP11219586U 1986-07-22 1986-07-22 Expired - Lifetime JPH0545095Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11219586U JPH0545095Y2 (ja) 1986-07-22 1986-07-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11219586U JPH0545095Y2 (ja) 1986-07-22 1986-07-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6321465U JPS6321465U (ja) 1988-02-12
JPH0545095Y2 true JPH0545095Y2 (ja) 1993-11-17

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11219586U Expired - Lifetime JPH0545095Y2 (ja) 1986-07-22 1986-07-22

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