JP2566272Y2 - ロータリーエンコーダ - Google Patents
ロータリーエンコーダInfo
- Publication number
- JP2566272Y2 JP2566272Y2 JP5767493U JP5767493U JP2566272Y2 JP 2566272 Y2 JP2566272 Y2 JP 2566272Y2 JP 5767493 U JP5767493 U JP 5767493U JP 5767493 U JP5767493 U JP 5767493U JP 2566272 Y2 JP2566272 Y2 JP 2566272Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed
- housing
- bearing bush
- rotary encoder
- axial direction
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- Expired - Lifetime
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Optical Transform (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電動機等の回転体の回
転軸に取付けられて用いられるロータリーエンコーダに
関するものである。
転軸に取付けられて用いられるロータリーエンコーダに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のロータリーエンコーダの
一例を示す半割り断面図である。同図において、101
は電動機等の回転軸の端部に嵌合されるハブであり、こ
のハブ101にはロータリーエンコーダの回転要素であ
るスリット付の回転ディスク102が嵌合されている。
ハブ101はベアリング103を介してハウジング10
4に回転自在に支持されている。ベアリング103はハ
ウジング104の嵌合部104aに嵌合または鋳込まれ
てハウジング104に固定されている。ハウジング10
4には、断面形状がコの字状をなす台座105が取付け
られており、この台座105にはロータリーエンコーダ
の固定要素である発光ダイオード106と固定ディスク
107とフォトダイオード108とが固定されている。
またハウジング104には、スペーサ109を介して信
号処理用の回路基板110が固定されている。各部品の
加工精度が高ければ、単に各部品を組み立てるだけで回
転ディスク102と固定ディスク107との間の軸線方
向の間隔寸法を許容範囲内のものとすることができる。
しかしながら各部品の加工精度を高めることは、ロータ
リーエンコーダの価格を著しく高くすることになる。そ
のため従来は、加工精度を高くすることなく、加工精度
が原因となって発生する回転ディスク102と固定ディ
スク107との間の軸線方向の間隔寸法の誤差を、回転
ディスク102とハブ101の段部との間にスペーサ1
11を挿入したり、フォトダイード108と台座105
との間にスペーサ112を挿入して調整していた。また
このようなスペーサを用いない場合には、ハブ101や
台座105に切削加工を加えて調整を行っていた。
一例を示す半割り断面図である。同図において、101
は電動機等の回転軸の端部に嵌合されるハブであり、こ
のハブ101にはロータリーエンコーダの回転要素であ
るスリット付の回転ディスク102が嵌合されている。
ハブ101はベアリング103を介してハウジング10
4に回転自在に支持されている。ベアリング103はハ
ウジング104の嵌合部104aに嵌合または鋳込まれ
てハウジング104に固定されている。ハウジング10
4には、断面形状がコの字状をなす台座105が取付け
られており、この台座105にはロータリーエンコーダ
の固定要素である発光ダイオード106と固定ディスク
107とフォトダイオード108とが固定されている。
またハウジング104には、スペーサ109を介して信
号処理用の回路基板110が固定されている。各部品の
加工精度が高ければ、単に各部品を組み立てるだけで回
転ディスク102と固定ディスク107との間の軸線方
向の間隔寸法を許容範囲内のものとすることができる。
しかしながら各部品の加工精度を高めることは、ロータ
リーエンコーダの価格を著しく高くすることになる。そ
のため従来は、加工精度を高くすることなく、加工精度
が原因となって発生する回転ディスク102と固定ディ
スク107との間の軸線方向の間隔寸法の誤差を、回転
ディスク102とハブ101の段部との間にスペーサ1
11を挿入したり、フォトダイード108と台座105
との間にスペーサ112を挿入して調整していた。また
このようなスペーサを用いない場合には、ハブ101や
台座105に切削加工を加えて調整を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらスペーサ
111及び112を挿入して調整することは、組み立て
工数を増加させる上、微調整が非常に難しいという問題
があった。また切削可能等による調整は、組み立てを著
しく面倒なものにするため、大量生産には不向きであっ
た。
111及び112を挿入して調整することは、組み立て
工数を増加させる上、微調整が非常に難しいという問題
があった。また切削可能等による調整は、組み立てを著
しく面倒なものにするため、大量生産には不向きであっ
た。
【0004】本考案の目的は、回転要素と固定要素との
間の間隔寸法を簡単に微調節することができるロータリ
ーエンコーダを提供することにある。
間の間隔寸法を簡単に微調節することができるロータリ
ーエンコーダを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案は、回転
軸に嵌合されるハブに回転要素が固定され、ハブをベア
リングを介して回転自在に支持するハウジングに固定要
素が固定されてなるロータリーエンコーダを対象にす
る。本考案では、ベアリングを固定するベアリングブッ
シュに沿って延び且つベアリングブッシュに対して軸線
方向に移動自在に嵌合される嵌合部をハウジングに設け
る。そしてハウジングの嵌合部をベアリングブッシュに
対して軸線方向に位置調整可能に固定する調整式固定機
構を設ける。
軸に嵌合されるハブに回転要素が固定され、ハブをベア
リングを介して回転自在に支持するハウジングに固定要
素が固定されてなるロータリーエンコーダを対象にす
る。本考案では、ベアリングを固定するベアリングブッ
シュに沿って延び且つベアリングブッシュに対して軸線
方向に移動自在に嵌合される嵌合部をハウジングに設け
る。そしてハウジングの嵌合部をベアリングブッシュに
対して軸線方向に位置調整可能に固定する調整式固定機
構を設ける。
【0006】本考案が適用されるロータリーエンコーダ
は、いわゆるフォトエンコーダだけでなく、磁気エンコ
ーダ等も含まれる。例えば、フォトエンコーダの場合に
は、回転要素は発光源からの光を断続的に遮断する構造
を持った回転ディスクである。固定要素のうち回転要素
との間の間隙寸法の調整を必要とする固定要素は、固定
ディスクを有するものは固定ディスクであり、固定ディ
スクを有しないものは受光素子である。また磁気エンコ
ーダの場合には、回転要素は磁石が取付けられた回転デ
ィスクであり、固定要素はホール素子等の磁気検出素子
である。エンコーダの種類に応じて回転要素と固定要素
の内容は異なってくる。
は、いわゆるフォトエンコーダだけでなく、磁気エンコ
ーダ等も含まれる。例えば、フォトエンコーダの場合に
は、回転要素は発光源からの光を断続的に遮断する構造
を持った回転ディスクである。固定要素のうち回転要素
との間の間隙寸法の調整を必要とする固定要素は、固定
ディスクを有するものは固定ディスクであり、固定ディ
スクを有しないものは受光素子である。また磁気エンコ
ーダの場合には、回転要素は磁石が取付けられた回転デ
ィスクであり、固定要素はホール素子等の磁気検出素子
である。エンコーダの種類に応じて回転要素と固定要素
の内容は異なってくる。
【0007】本考案において、調整式固定機構の構造は
ハウジングの嵌合部をベアリングブッシュに対して軸線
方向に位置調整可能に固定するものであれば、いかなる
構造であってもよく、実施例に限定されるものではな
い。
ハウジングの嵌合部をベアリングブッシュに対して軸線
方向に位置調整可能に固定するものであれば、いかなる
構造であってもよく、実施例に限定されるものではな
い。
【0008】請求項2の考案では、調整式固定機構を嵌
合部を径方向に貫通するねじ孔と、ねじ孔に螺合されて
内側先端部がベアリングブッシュの外周面に当接するね
じ部材とから構成する。ベアリングブッシュの外周面に
ねじ部材の内側先端部をガイドしてハウジングの軸線方
向への移動範囲を規制する凹部を形成してもよい。
合部を径方向に貫通するねじ孔と、ねじ孔に螺合されて
内側先端部がベアリングブッシュの外周面に当接するね
じ部材とから構成する。ベアリングブッシュの外周面に
ねじ部材の内側先端部をガイドしてハウジングの軸線方
向への移動範囲を規制する凹部を形成してもよい。
【0009】請求項3の考案は、回転軸に回転要素が固
定され、回転軸にベアリングを介して回転自在に支持さ
れるハウジングに固定要素が固定されてなるロータリー
エンコーダを対象とする。請求項1の発明と異なるの
は、ベアリングがハブを介さずに回転軸に直接固定取付
けられる点である。その他の点は、請求項1の考案と同
じである。
定され、回転軸にベアリングを介して回転自在に支持さ
れるハウジングに固定要素が固定されてなるロータリー
エンコーダを対象とする。請求項1の発明と異なるの
は、ベアリングがハブを介さずに回転軸に直接固定取付
けられる点である。その他の点は、請求項1の考案と同
じである。
【0010】
【作用】請求項1及び3の考案のように、ハウジングの
嵌合部をベアリングブッシュに対して軸線方向に位置調
整可能に固定する調整式固定機構を設けると、スペーサ
や切削加工等を必要とすることなく、ハウジングのベア
リングブッシュまたは回転軸に対する位置調整をするこ
とができる。したがって本考案によれば、回転要素と固
定要素との間の間隙寸法を簡単に微調節することができ
る。
嵌合部をベアリングブッシュに対して軸線方向に位置調
整可能に固定する調整式固定機構を設けると、スペーサ
や切削加工等を必要とすることなく、ハウジングのベア
リングブッシュまたは回転軸に対する位置調整をするこ
とができる。したがって本考案によれば、回転要素と固
定要素との間の間隙寸法を簡単に微調節することができ
る。
【0011】請求項2の考案のように、ねじ孔とねじ部
材とにより調整式固定機構を構成すると、ねじ部材を緩
めることによりハウジングの移動が可能になり、ねじ部
材を締め付けることによりハウジングをベアリングブッ
シュに対して固定することができる。したがって簡単な
構造で調整式固定機構を構成することができる。
材とにより調整式固定機構を構成すると、ねじ部材を緩
めることによりハウジングの移動が可能になり、ねじ部
材を締め付けることによりハウジングをベアリングブッ
シュに対して固定することができる。したがって簡単な
構造で調整式固定機構を構成することができる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して、本考案の実施例を詳細
に説明する。図1は本考案をロータリー・フォトエンコ
ーダに適用した一実施例の要部の概略部分断面図であ
る。同図において、1は電動機等の回転軸Rの先端部が
嵌合される嵌合孔1aを有するハブである。ハブ1の外
周面上には軸線方向に間隔をあけて一対のボール式のベ
アリング2a及び2bの一方の枠体が嵌合されている。
ベアリング2a及び2bの他方の枠体は合成樹脂製のベ
アリングブッシュ3の内周面に形成された段部3a及び
3bにきつく嵌合されている。なおベアリング2a及び
2bは、ベアリングブッシュ3を成形する際にインサー
ト成形される場合もある。ハブ1の軸線方向の一端に
は、ベアリング2a及び2bが固定されたベアリングブ
ッシュの軸線方向への移動を阻止するストッパとして機
能するとともに、回転ディスク4の取付部として機能す
る合成樹脂製の環状部材5が固定されている。ハブ1の
他方の端部の端面には、回転軸Rに嵌合されて回転軸R
がハブ1の嵌合孔1aに深く入り過ぎるのを防止するス
トッパとして機能する環状部材6の一端が当接してい
る。
に説明する。図1は本考案をロータリー・フォトエンコ
ーダに適用した一実施例の要部の概略部分断面図であ
る。同図において、1は電動機等の回転軸Rの先端部が
嵌合される嵌合孔1aを有するハブである。ハブ1の外
周面上には軸線方向に間隔をあけて一対のボール式のベ
アリング2a及び2bの一方の枠体が嵌合されている。
ベアリング2a及び2bの他方の枠体は合成樹脂製のベ
アリングブッシュ3の内周面に形成された段部3a及び
3bにきつく嵌合されている。なおベアリング2a及び
2bは、ベアリングブッシュ3を成形する際にインサー
ト成形される場合もある。ハブ1の軸線方向の一端に
は、ベアリング2a及び2bが固定されたベアリングブ
ッシュの軸線方向への移動を阻止するストッパとして機
能するとともに、回転ディスク4の取付部として機能す
る合成樹脂製の環状部材5が固定されている。ハブ1の
他方の端部の端面には、回転軸Rに嵌合されて回転軸R
がハブ1の嵌合孔1aに深く入り過ぎるのを防止するス
トッパとして機能する環状部材6の一端が当接してい
る。
【0013】尚周知の通り、回転ディスク4は中央に形
成した嵌合孔をハブ1の一端に嵌合した状態で、図示し
ないねじ部材等により環状部材5に対して固定されてい
る。固定ディスク4には、厚み方向に貫通して周方向に
列を成して並ぶ複数のスリットが形成されている。
成した嵌合孔をハブ1の一端に嵌合した状態で、図示し
ないねじ部材等により環状部材5に対して固定されてい
る。固定ディスク4には、厚み方向に貫通して周方向に
列を成して並ぶ複数のスリットが形成されている。
【0014】ベアリングブッシュ3はハウジング7のほ
ぼ中央部に設けられた筒状の嵌合部7aに嵌合されてい
る。嵌合部7aは、ハウジング7がベアリングブッシュ
3の外周面上を軸線方向にガタツキなく移動し得る程度
の内径寸法を有している。嵌合部7aの一方の端部側に
は、発光源取付部7bと基板取付部7cとがそれぞれ一
体に設けられている。また嵌合部7aの他端側には、図
2に拡大して示すように、嵌合部7aを径方向に貫通す
るねじ孔7dが形成されている。このねじ孔7dには、
ねじ部材8が螺合されている。ねじ部材8は、ねじ孔7
dに捩じ込んだ状態で、その一方の端部(外側端部)が
ねじ孔7dから突出しない長さを有しており、その一方
の端部はドライバスロットを有している。そしてねじ部
材8の他方の端部の先端(内側先端部)は、ベアリング
ブッシュ3の外周部に形成した凹部3c内に位置してお
り、ねじ部材8がきつく捩じ込まれた状態で凹部3cの
底面と当接している。この凹部3cは、ねじ部材8の内
側先端部をガイドしてハウジング7の軸線方向への移動
範囲を規制するために設けられている。したがって調整
範囲に応じてその軸線方向の長さは定められることにな
る。なおこの凹部3cにねじ部材8を入れると、ハウジ
ング7は周方向に回ることはなく、ハウジング7のベア
リングブッシュ3に対する周方向への位置決めを図られ
る。本実施例では、ねじ孔7dとねじ部材8とにより、
ハウジング7の嵌合部7aをベアリングブッシュ3に対
して軸線方向に位置調整可能に固定する調整式固定機構
が構成されている。
ぼ中央部に設けられた筒状の嵌合部7aに嵌合されてい
る。嵌合部7aは、ハウジング7がベアリングブッシュ
3の外周面上を軸線方向にガタツキなく移動し得る程度
の内径寸法を有している。嵌合部7aの一方の端部側に
は、発光源取付部7bと基板取付部7cとがそれぞれ一
体に設けられている。また嵌合部7aの他端側には、図
2に拡大して示すように、嵌合部7aを径方向に貫通す
るねじ孔7dが形成されている。このねじ孔7dには、
ねじ部材8が螺合されている。ねじ部材8は、ねじ孔7
dに捩じ込んだ状態で、その一方の端部(外側端部)が
ねじ孔7dから突出しない長さを有しており、その一方
の端部はドライバスロットを有している。そしてねじ部
材8の他方の端部の先端(内側先端部)は、ベアリング
ブッシュ3の外周部に形成した凹部3c内に位置してお
り、ねじ部材8がきつく捩じ込まれた状態で凹部3cの
底面と当接している。この凹部3cは、ねじ部材8の内
側先端部をガイドしてハウジング7の軸線方向への移動
範囲を規制するために設けられている。したがって調整
範囲に応じてその軸線方向の長さは定められることにな
る。なおこの凹部3cにねじ部材8を入れると、ハウジ
ング7は周方向に回ることはなく、ハウジング7のベア
リングブッシュ3に対する周方向への位置決めを図られ
る。本実施例では、ねじ孔7dとねじ部材8とにより、
ハウジング7の嵌合部7aをベアリングブッシュ3に対
して軸線方向に位置調整可能に固定する調整式固定機構
が構成されている。
【0015】発光源取付部7bには、発光源として用い
る発光ダイオード9と発光ダイオード9の駆動回路が形
成された回路基板10が取付けられている。また基板取
付部7cは断面形状がL字状を成しており、その端部に
は受光素子としてのホトダイオード12が取付けられる
信号処理用回路基板11が片持ち支持されている。ホド
ダイード12の上には、スペーサ部材を介して回路基板
11に固定された固定ディスク13が配置されている。
固定ディスク13には、厚み方向に貫通して所定のパタ
ーンで周方向に複数のスリットが形成されている。尚1
4は、ハウジング7を取付部に取付ける際に用いる取付
金具である。
る発光ダイオード9と発光ダイオード9の駆動回路が形
成された回路基板10が取付けられている。また基板取
付部7cは断面形状がL字状を成しており、その端部に
は受光素子としてのホトダイオード12が取付けられる
信号処理用回路基板11が片持ち支持されている。ホド
ダイード12の上には、スペーサ部材を介して回路基板
11に固定された固定ディスク13が配置されている。
固定ディスク13には、厚み方向に貫通して所定のパタ
ーンで周方向に複数のスリットが形成されている。尚1
4は、ハウジング7を取付部に取付ける際に用いる取付
金具である。
【0016】回転ディスク4と固定ディスク13との間
の間隔寸法を調整する場合には、ねじ部材8を緩めてハ
ウジング7及びベアリングブッシュ3の一方を他方に対
して軸線方向に移動させる。間隔寸法の調整が終了した
後はねじ部材8を締め付けてハウジング7をベアリング
ブッシュ3に対して固定する。
の間隔寸法を調整する場合には、ねじ部材8を緩めてハ
ウジング7及びベアリングブッシュ3の一方を他方に対
して軸線方向に移動させる。間隔寸法の調整が終了した
後はねじ部材8を締め付けてハウジング7をベアリング
ブッシュ3に対して固定する。
【0017】調整式固定機構として種々の構造のものを
用いることができる。例えばベアリングブッシュ3の外
周部に径方向に延びるねじ部材を固定し、ハウジング7
の嵌合部7aに厚み方向に貫通する細長いスリットを設
け、このスリットにねじ部材を嵌入し、スリットから突
出したねじ部材の端部にナット部材を螺合させる構造を
用いることができる。またハウジング7の嵌合部7aの
端部に軸線方向に延びる複数の割り溝を形成し、割り溝
を形成した端部を囲むように締め付け金具を配置した構
造等も採用することができる。
用いることができる。例えばベアリングブッシュ3の外
周部に径方向に延びるねじ部材を固定し、ハウジング7
の嵌合部7aに厚み方向に貫通する細長いスリットを設
け、このスリットにねじ部材を嵌入し、スリットから突
出したねじ部材の端部にナット部材を螺合させる構造を
用いることができる。またハウジング7の嵌合部7aの
端部に軸線方向に延びる複数の割り溝を形成し、割り溝
を形成した端部を囲むように締め付け金具を配置した構
造等も採用することができる。
【0018】上記実施例では、ベアリング2a及び2b
とハブ1とを同心状に配置し、ベアリング2a及び2b
をハブ1の上に取付けているが、ベアリング2a及び2
bを回転軸に直接固定する場合にも本考案を適用でき
る。この場合には、ベアリングとハブとは軸線方向に離
れた状態でそれぞれ回転軸に固定されることになり、エ
ンコーダの軸線方向の長さが多少長くなる。
とハブ1とを同心状に配置し、ベアリング2a及び2b
をハブ1の上に取付けているが、ベアリング2a及び2
bを回転軸に直接固定する場合にも本考案を適用でき
る。この場合には、ベアリングとハブとは軸線方向に離
れた状態でそれぞれ回転軸に固定されることになり、エ
ンコーダの軸線方向の長さが多少長くなる。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、ハウジングの嵌合部を
ベアリングブッシュに対して軸線方向に位置調整可能に
固定する調整式固定機構を設けるため、スペーサや切削
加工等を必要とすることなく、ハウジングのベアリング
ブッシュまたは回転軸に対する位置調整をすることがで
き、回転要素と固定要素との間の間隙寸法を簡単に微調
節することができる利点がある。
ベアリングブッシュに対して軸線方向に位置調整可能に
固定する調整式固定機構を設けるため、スペーサや切削
加工等を必要とすることなく、ハウジングのベアリング
ブッシュまたは回転軸に対する位置調整をすることがで
き、回転要素と固定要素との間の間隙寸法を簡単に微調
節することができる利点がある。
【0020】請求項2の考案によれば、ねじ孔とねじ部
材とにより、簡単な構造で調整式固定機構を構成するこ
とができる。
材とにより、簡単な構造で調整式固定機構を構成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の部分断面図である。
【図2】図1の実施例の要部の拡大断面図である。
【図3】従来のロータリーエンコーダの構造を説明する
ための断面図である。
ための断面図である。
1 ハブ 2a,2b ベアリング 3 ベアリングブッシュ 4 回転ディスク(回転要素) 5,6 環状部材 7 ハウジング 7d ねじ孔 8 ねじ部材 9 発光ダイオード 11 信号処理用回路基板 12 ホトダイオード 13 固定ディスク(固定要素)
Claims (3)
- 【請求項1】 回転軸に嵌合されるハブに回転要素が固
定され、前記ハブをベアリングを介して回転自在に支持
するハウジングに固定要素が固定されてなるロータリー
エンコーダであって、 前記ハウジングには前記ベアリングを固定するベアリン
グブッシュに沿って延び且つ前記ベアリングブッシュに
対して軸線方向に移動自在に嵌合される嵌合部が設けら
れており、 前記ハウジングの前記嵌合部を前記ベアリングブッシュ
に対して軸線方向に位置調整可能に固定する調整式固定
機構が設けられていることを特徴とするロータリーエン
コーダ。 - 【請求項2】 前記調整式固定機構は、前記嵌合部を径
方向に貫通するねじ孔と、前記ねじ孔に螺合されて内側
先端部が前記ベアリングブッシュの外周面に当接するね
じ部材とからなる請求項1に記載のロータリーエンコー
ダ。 - 【請求項3】 回転軸に回転要素が固定され、前記回転
軸にベアリングを介して回転自在に支持されるハウジン
グに固定要素が固定されてなるロータリーエンコーダで
あって、 前記ハウジングには前記ベアリングを固定するベアリン
グブッシュに沿って延び且つ前記ベアリングブッシュに
対して軸線方向に移動自在に嵌合される嵌合部が設けら
れており、 前記ハウジングの前記嵌合部を前記ベアリングブッシュ
に対して軸線方向に位置調整可能に固定する調整式固定
機構が設けられていることを特徴とするロータリーエン
コーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5767493U JP2566272Y2 (ja) | 1993-10-26 | 1993-10-26 | ロータリーエンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5767493U JP2566272Y2 (ja) | 1993-10-26 | 1993-10-26 | ロータリーエンコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729412U JPH0729412U (ja) | 1995-06-02 |
JP2566272Y2 true JP2566272Y2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=13062471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5767493U Expired - Lifetime JP2566272Y2 (ja) | 1993-10-26 | 1993-10-26 | ロータリーエンコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566272Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5150831B2 (ja) * | 2008-07-28 | 2013-02-27 | 多摩川精機株式会社 | 軸受スライド機構を有するエンコーダ |
KR101380899B1 (ko) * | 2012-04-30 | 2014-04-02 | 재단법인 포항지능로봇연구소 | 광학 인코더 |
-
1993
- 1993-10-26 JP JP5767493U patent/JP2566272Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0729412U (ja) | 1995-06-02 |
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