JPH0961195A - ロータリエンコーダ及びその組み立て装置 - Google Patents

ロータリエンコーダ及びその組み立て装置

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JPH0961195A
JPH0961195A JP7222201A JP22220195A JPH0961195A JP H0961195 A JPH0961195 A JP H0961195A JP 7222201 A JP7222201 A JP 7222201A JP 22220195 A JP22220195 A JP 22220195A JP H0961195 A JPH0961195 A JP H0961195A
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JP
Japan
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substrate
hole
shaft
housing
detector
Prior art date
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Application number
JP7222201A
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English (en)
Inventor
Koichi Katsura
公一 桂
Motomasa Imai
基勝 今井
Makoto Arai
眞 新井
Yoshiji Takahashi
喜二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】熟練度を必要とせず、簡単に検出器の位置調整
が行えるロータリエンコーダを提供することにある。 【構成】第2基板1に対する受光素子8及びMRセンサ
18取り付け位置を、第2基板1の貫通孔2を基準とし
て定め、ハウジング15に対する第2基板1の第取り付
け位置を、貫通孔2及び回転軸16の凹部21により定
めるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリエンコー
ダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロータリエンコーダの構成を図5に示
す。図5に示すように、ロータリエンコーダは、1回転
内の位置情報を示すパターン(不図示)と、回転数を検
出するための磁気パターン(不図示)とが形成された円
板状の符号板54が回転軸66に固定されている。
【0003】回転軸66の一方の端面70には、工作機
械等のテーパ軸67が嵌合するテーパ孔68が形成され
ている。また、回転軸66の他方の端面71には、テー
パ孔68に嵌合したテーパ軸67を、回転軸66に固定
するための取り付けネジ55が挿通される穴72a及び
取り付けネジ55のヘッド55aが入り込む凹部72が
形成されている。
【0004】この回転軸66は、軸受け64を介してハ
ウジング65に回転可能に取り付けられている。ハウジ
ング65には、光源56と、光源56からの光を平行光
束にするためのコンデンサレンズ57が内蔵されてお
り、コンデンサレンズ57からの平行光束が符号板54
の位置情報を示すパターンを照射する。
【0005】符号板54の位置情報を示すパターンを通
過した光は、受光素子58で受光される。受光素子58
は、第1基板59に取り付けられ、第1基板59は雄ね
じ62を備える支柱60を介して第2基板51にナット
61で取り付けられる。第2基板51には、符号板54
の磁気パターンに対向してMRセンサ69が固定されて
いる。また、第2基板51は、取り付けねじ55が挿通
可能な貫通孔52が形成されており、複数の支柱63
(図面では1つの支柱のみを示す)を介してハウジング
65に取り付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
たロータリエンコーダでは、第2基板51をハウジング
65に取り付ける際、MRセンサ69からの出力が最大
となる位置、即ち磁気パターンに対してMRセンサ69
が最適な位置で対向するようにMRセンサ69の位置を
調整する必要がある。
【0007】この調整は、第2基板51をハウジング6
5に仮止めした状態でMRセンサ69の出力信号をオシ
ロスコープに表示し、第2基板51をハウジング65に
対して前後左右(紙面と垂直な平面上)に移動させて、
オシロスコープに表示される出力信号の振幅が最大にな
るように調整していた。そして、ハウジンク65に対す
る第2基板51の取り付け位置が確定した後、第1基板
59を第2基板51に取り付けるが、この取り付けの
際、受光素子58からの出力信号が最大となる位置、即
ち位置情報パターンに対して受光素子58が最適な位置
で対向するように、第1基板59の位置を調整する必要
がある。
【0008】この調整は、第1基板59を第2基板51
に仮止めした状態で、MRセンサ69の位置調整と同様
に、受光素子58の出力信号をオシロスコープに表示
し、受光素子58(第1基板59)を第2基板51に対
して前後左右(紙面と垂直な平面上)に移動させて、オ
シロスコープに表示される出力信号の振幅が最大になる
ように調整していた。
【0009】すなわち、受光素子58及びMRセンサ6
9の位置調整は、全てオシロスコープを用いて、それぞ
れ独立して行わなければならず、多大な調整時間を必要
とした。そこで、請求項1に記載のロータリエンコーダ
では、上述した従来の技術が有する問題点に鑑みてなさ
れたものであり、簡単に検出器の位置調整が行えるロー
タリエンコーダを提供することを目的とする。
【0010】また、請求項2に記載のロータリエンコー
ダでは、より一層正確な検出器の位置調整が行えるロー
タリエンコーダを提供するものである。請求項3及び請
求項4に記載のロータリエンコーダの組み立て装置で
は、簡単に検出器の位置調整が行えるロータリエンコー
ダの組み立て装置を提供することを目的とする。
【0011】また、請求項5に記載のロータリエンコー
ダに記載のロータリエンコーダの組み立て装置では、よ
り一層正確な検出器の位置調整が行えるロータリエンコ
ーダの組み立て装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)のロ
ータリエンコーダは、一方の端面(31)に形成され、
モータ出力軸(17)が取り付けられる取り付け部(1
9)及び他方の端面(30)に形成され、前記モータ出
力軸(17)を前記取り付け部(19)に固定する固定
部材(5)が入り込む凹部(21)を備える回転軸(1
6)と、前記回転軸(16)を収容するハウジング(1
5)と、前記回転軸(16)に固定され、周方向にパタ
ーンが形成された符号板(4)と、前記符号板(4)に
対して相対移動し、前記パターンを検出する検出器
(8、18)と、前記回転軸(16)の他方の端面(3
0)に対向し、前記固定部材(5)が挿通可能な貫通孔
(2、3))を有すると共に、前記検出器(8、18)
を保持し、前記ハウジング(15)に取り付けられる基
板(1)と、を有するロータリエンコーダにおいて、前
記基板(1)に対する前記検出器(8、18)の第1取
り付け位置は、前記貫通孔(2、3)を基準として定め
られ、前記ハウジング(15)に対する前記基板(1)
の第2取り付け位置は、前記貫通孔(2)及び前記凹部
(21)により定められることを特徴とする。
【0013】また、本発明(請求項2)のロータリエン
コーダは、前記第1取り付け位置は、前記貫通孔(2)
に取り付けられた基準孔を有する基準部材(3)を基準
として定められ、前記第2取り付け位置は、前記貫通孔
(2)に取り付けられた前記基準孔と前記凹部(21)
とにより定められることを特徴とする。本発明(請求項
3)のロータリエンコーダの組み立て装置は、一方の端
面(31)に形成され、モータ出力軸(17)が取り付
けられる取り付け部(19)及び他方の端面(30)に
形成され、前記モータ出力軸(17)を前記取り付け部
(19)に固定する固定部材(5)が入り込む凹部(2
1)とを備える回転軸(16)と、前記回転軸(16)
を収容するハウジング(15)と、前記回転軸(16)
に固定され、周方向にパターンが形成された符号板
(4)と、前記符号板(4)に対して相対移動し、前記
パターンを検出する検出器(8、18)と、前記回転軸
(16)の他方の端面(30)に対向し、前記固定部材
(5)が挿通可能な貫通孔(2)を有すると共に、前記
検出器(8)を保持し、前記ハウジング(15)に取り
付けられる基板(1)と、を有するロータリエンコーダ
の組み立て装置において、前記基板(1)の前記貫通孔
(2)に嵌合する第1嵌合部(23)及び前記凹部(2
1)に嵌合する第2嵌合部(23b)を備える嵌合部材
(23a)を有し、前記第1嵌合部(23)に前記基板
(1)の前記貫通孔(2)を嵌合させ、前記基板(1)
に対する前記検出器(8、18)の位置調整を行い、位
置調整後、前記第1嵌合部(23a)に前記基板(1)
の前記貫通孔(2)を嵌合させたまま、前記凹部(2
1)に前記第2嵌合部(23b)を嵌合させ、前記基板
(1)を前記ハウジング(15)に取り付けることを特
徴とする。
【0014】さらに、本発明(請求項4)のロータリエ
ンコーダの組み立て装置は、一方の端面(31)に形成
され、モータ出力軸(17)が取り付けられる取り付け
部(19)及び他方の端面(30)に形成され、前記モ
ータ出力軸(17)を前記取り付け部(19)に固定す
る固定部材(5)が入り込む凹部(21)とを備える回
転軸(16)と、前記回転軸(16)を収容するハウジ
ング(15)と、前記回転軸(16)に固定され、周方
向にパターンが形成された符号板(4)と、前記符号板
(4)に対して相対移動し、前記パターンを検出する検
出器(8、18)と、前記回転軸(16)の他方の端面
(30)に対向し、前記固定部材(5)が挿通可能な貫
通孔(2)を有すると共に、前記検出器(8)を保持
し、前記ハウジング(15)に取り付けられる基板
(1)と、を有するロータリエンコーダの組み立て装置
において、前記基板(1)の前記貫通孔(2)に嵌合す
る第1嵌合部(23a)を有し、前記基板(1)を支持
する支持部材(25)と、前記支持部材(25)の前記
第1嵌合部(23a)と略同形状の第2嵌合部(20
a)及び前記凹部(21)に嵌合する第3嵌合部(20
b)を備える嵌合部材(20)と、を有し、前記第1嵌
合部(23a)に前記基板(1)の前記貫通孔(2)を
嵌合させて、前記基板(1)に対する前記検出器(8、
18)の位置調整を行って、前記検出器(8、18)を
前記基板(1)に取り付け、前記凹部(21)に前記第
3嵌合部(20b)を嵌合させると共に、前記第2嵌合
部(20a)に前記基板(1)の前記貫通孔(2)を嵌
合させて、前記基板(1)を前記ハウジング(15)に
取り付けることを特徴する。
【0015】また、本発明(請求項5)に記載のロータ
リエンコーダの組み立て装置は、前記貫通孔(2)は、
基準孔を有する基準部材(3)を有することを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1から図4は、本発明の実施の
形態の一例を示すものである。図1は、ロータリエンコ
ーダの全体断面図、図2は、ハウジングに第2基板を取
り付ける際の説明図、図3は、第2基板に受光素子及び
MRセンサを取り付ける際の説明図、図4は、図3の第
2基板に対する第1基板の取り付け部分詳細図を示す。
【0017】図1に示すように、ロータリエンコーダ
は、1回転内の位置情報を示すパターン(不図示)と、
回転数を検出するための回転数検出用パターン(不図
示)とが同心円上に形成された円板状の符号板4が回転
軸16に固定されている。1回転内の位置情報を示すパ
ターンは、周知の如く、遮光部と透光部とが周方向に配
列されたものであり、回転数検出用パターンは、符号板
4の回転数を検出する磁気パターンである。
【0018】回転軸16の一方の端面31には、工作機
械等のモータ出力軸であるテーパ軸17が嵌合するテー
パ孔19が形成されている。テーパ軸17には、固定部
材としての取り付けネジ5の雄ねじが螺合する雌ねじが
形成されている。また、回転軸16の他方の端面30に
は、取り付けネジ5が挿通する挿通穴21aと、挿通穴
21aと同心円上で、挿通穴21aより径が大きい凹部
21とが形成されている。
【0019】テーパ孔19に嵌合したテーパ軸17は、
端面30から挿入された取り付けネジ5の雄ねじがテー
パ軸17の雌ねじに螺合することにより、回転軸16に
固定される。そして、凹部21に取り付けネジ5のヘッ
ド5aが入り込む。回転軸16は、軸受け14を介して
ハウジング15に回転可能に取り付けられている。
【0020】ハウジング15には、光源6と、光源6か
ら出射された光を平行光束にするためのコンデンサレン
ズ7が内蔵されており、コンデンサレンズ7からの平行
光束が符号板4の位置情報を示すパターンを照射する。
位置情報を示すパターンの透光部を通過した光は、受光
素子8で受光される。すなわち、位置情報を示すパター
ンは、光源6と受光素子8との間に配設され、受光素子
8は、位置情報を示すパターンに対向する。
【0021】図4に示すように、受光素子8は、第1基
板9に取り付けられ、第1基板9は雄ねじ12を備える
支柱10を介し、雄ねじ12にナット11を螺合して取
り付けられる。第2基板1には、雄ねじ12の径より大
きいねじ穴26が形成されており、ねじ穴26内で雄ね
じ12(第1基板9)が第2基板1の平面(紙面と垂直
な平面)と平行に移動させることができる。
【0022】第2基板1には、符号板4の磁気パターン
に対向してMRセンサ18が固定されている。尚、受光
素子8又はMRセンサ18が本願発明の検出器を示す。
また、第2基板1には、回転軸16の他方の端面30に
形成された凹部21の外径と略同じ内径を有する基準部
材としての絶縁性樹脂で形成される基準環3が貫通孔2
に設けられている。このように、基準環3として、絶縁
性樹脂(例えば、ポリカーボネイト等)を用いることに
より、エンコーダが取り付けられるモータが発生する磁
気の影響、電気的なノイズの影響が、第2基板1の信号
線や信号処理部等に及ぼさないようにでき、電気的信頼
性を高めることができる。
【0023】そして、第2基板1は、複数の支柱13
(図面では1つの支柱のみを示す)を介してハウジング
15に取り付けられる。次に、このように構成されるロ
ータリエンコーダの受光素子8及びMRセンサ18の位
置調整について、図2〜図4を参照して説明する。第2
基板1に対する第1基板9(受光素子8)及びMRセン
サ18の取り付け位置の位置調整について説明する。
【0024】図3に示すように、第2基板1は、支持部
材としての支持台25に支持される。支持台25は、基
台22と、基台22の略中心から突出するように設けら
れた基板嵌合軸23と、基板嵌合軸23と平行でかつ基
板嵌合軸23より短く、長さが等しい複数の基板支持軸
24とを備える。基板嵌合軸23の一端部23aの軸径
は、第2基板1の基準環3の内径に対して、基板嵌合軸
23の一端部23aが基準環3に嵌合可能な径を有す
る。
【0025】第2基板1は、基台22に対して反対方向
(紙面上方向)を向くように基準環3を基板嵌合軸23
に嵌合される。このようにMRセンサ18と受光素子8
とが上方向を向くことにより、後述する位置調整が容易
に行うことができる。位置調整は、受光素子8の中心と
基板嵌合軸23の中心との距離がXになるように調整
し、また、MRセンサ18の中心と、基板嵌合軸23の
中心との距離がZになるようにする。
【0026】MRセンサ18及び受光素子8の位置調整
は、例えば設計データに基づいて行われる。受光素子8
は、基準環3の中心から受光素子8の中心までの距離X
の位置に、またMRセンサ18は、基準環3の中心から
MRセンサ18の中心までの距離Zの位置に配置される
ように調整される。また、他の調整として、投影機を使
用して調整してもよい。すなわち、投影機のステージに
支持台24を載置し、投影機のスクリーン上に、受光素
子8及びMRセンサ18を投影すると共に、符号板4に
形成されたパターンを投影機のスクリーン上に投影す
る。そして、受光素子8の中心が、基準環3の中心距離
Xの位置に配置されるように、また、MRセンサ18の
中心が、基準環3の中心から距離Zの位置に配置される
ように調整される。
【0027】距離Xは、回転軸16の回転中心から位置
情報を示すパターンの中心に対応し、また距離Zは、回
転軸16の回転中心から磁気パターンの中心に対応す
る。このように位置調整が終了すると、MRセンサ18
を第2基板1に固定し、受光素子8を第1基板9を介し
て第2基板1に固定する。尚、MRセンサ18の位置調
整と、受光素子8の位置調整とは、基板嵌合軸23の中
心ではなく、基板嵌合軸23の外周(基準環3の内周)
を基準としてもよい。その際、受光素子8の中心と基板
嵌合軸23の外周(基準環3の内周)との距離がYにな
るように調整し、また、MRセンサ18の中心と、基板
嵌合軸23の外周(基準環3の内周)との距離がWにな
るように調整する。
【0028】距離Yは、第2基板1の基準環2の内周か
ら位置情報を示すパターンの中心に対応し、また、距離
Wは、第2基板1の基準環2の内周から磁気パターンの
中心に対応する。次に、第2基板1をハウジング15に
取り付ける。図2に示すように、第2基板1のハウジン
グ15への取り付けは、嵌合部材としての位置決め軸2
0を使用する。
【0029】第2基板1をハウジング15に取り付ける
際には、第2基板1の受光素子8とMRセンサ18とが
符号板4に対向するように向き(紙面下方向)をかえ
る。位置決め軸20は、基板嵌合軸23の軸径と略同じ
径の軸を有する第1嵌合部20aと、回転軸16の凹部
21に嵌合可能な軸を有する第2嵌合部20bとから構
成される。
【0030】尚、実施の形態における位置決め軸20
は、第1嵌合部20aと第2嵌合部20bの軸径が同じ
であるが、これに限定されず、第1嵌合部20aの軸径
が第2嵌合部20の軸径より大きくともよい。この場
合、第1嵌合部20aと嵌合する第2基板1の基準環3
の内径は、第1嵌合部20aの軸が嵌合可能な大きさに
し、また、第2嵌合部20bと嵌合する回転軸15の凹
部の孔径は、第2嵌合部20bの軸が嵌合可能な大きさ
にする。このように、第1嵌合部20aの軸径を第2嵌
合部20の軸径より大きくすることにより、回転軸16
の凹部21の径を小さくでき、また、取り付けネジ5の
取り付けが容易にできる。
【0031】そして、第2基板1の基準環3に位置決め
軸20の第1嵌合部20aを嵌合させると共に、位置決
め軸20の第2嵌合部20bを回転軸16の凹部21に
嵌合させる。この状態で、第2基板1をハウジング15
に取り付けられた支柱13に固定し、固定した後、回転
軸16の凹部21と第2基板1の基準環3とから、位置
決め軸20を取り外す。その後、第1基板1の基準環3
に、取り付けネジ5を挿通し、回転軸16のテーパ孔1
9に嵌合したテーパ軸17に取り付けネジ5を螺合し、
テーパ軸17と回転軸16とを固定する。
【0032】従って、受光素子8とMRセンサ18との
第2基板1に対する位置調整は、支持台25上で調整
し、位置調整が終了した第2基板1は、上述した位置決
め軸20を用いてハウジング15に取り付けるだけで、
最適な位置を定めることができる。また、本実施の形態
では、支持台25に対して基板嵌合軸23が一体固定さ
れているが、支持台25に対して、基板嵌合軸23を着
脱可能に構成し、基板嵌合軸23を位置決め軸として用
いてもよい。
【0033】但し、この場合、MRセンサ18と受光素
子8とが基台22に対して反対方向を向いているので、
この状態のまま、第2基板1をハウジング15に取り付
けるには、図6に示すように、基板嵌合軸23に回転軸
6の凹部21に嵌合する嵌合部23bを形成しておく必
要がある。このように、支持台25と基板嵌合軸23と
を着脱可能にすると、MRセンサ18と受光素子8との
位置調整を行った後、基板嵌合軸23から第2基板1を
取り外す必要がなくなり、組み立て時に時間の短縮を図
ることができる。
【0034】従来では、ハウジングに対する第2基板の
位置調整と、第2基板に対する受光素子の位置調整とを
別々に行わなければならなかったのに対し、本実施の形
態では、MRセンサと受光素子の位置調整を同時に行う
ことができ、さらに、ハウジングに第2基板を取り付け
る際の位置調整が不要になり、調整が簡略化され、調整
時間が短縮される。
【0035】尚、本実施の形態では、第2基板1の貫通
孔2に基準環3を設けて説明をしたが、この基準環3を
設けることにより、第2基板1の貫通孔2の加工精度に
影響されないという効果がある。また、第2基板1の貫
通孔2を精度良く加工できるなら、基準環3を設ける必
要もなく、貫通孔2の孔径を基準としてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された本発
明によれば、貫通孔を基準として保持部材に対する取り
付け位置を定めることにより、容易にかつ正確な位置調
整が行える。請求項2に記載された本発明によれば、貫
通孔に所定の大きさの基準孔を有する基準部材を設ける
ことにより、容易にかつより一層正確な位置調整が行え
る。
【0037】請求項3に記載された本発明によれば、基
板の貫通孔に嵌合する第1嵌合部及び凹部に嵌合する第
2嵌合部を備える嵌合部材を有することにより、第1嵌
合部に基板の貫通孔を嵌合させたまま、嵌合部材の第2
嵌合部を凹部に嵌合させるので、嵌合部材に対する基板
の取り付け、取り外しがないので、調整時間が短縮され
ると共に、基板をハウジングに取り付ける際の位置調整
が不要になり、調整が簡略化され、調整時間が短縮され
る。
【0038】請求項4に記載された本発明によれは、前
記基板の前記貫通孔に嵌合する第1嵌合部を有し、前記
基板を支持する支持部材と、前記支持部材の前記第1嵌
合部と略同形状の第2嵌合部及び前記凹部に嵌合する第
3嵌合部を備える嵌合部材と、を有することにより、検
出器の位置調整が終了した基板を嵌合部材を用いてハウ
ジングに取り付けるだけで済むので、基板をハウジング
に取り付ける際の位置調整が不要になり、調整が簡略化
され、調整時間が短縮される。
【0039】請求項5に記載された本発明によれば、基
準孔を有する基準部材を設けることにより、容易にかつ
より一層正確な位置調整を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータリエンコーダの全体断面図
【図2】ハウジングに第2基板を取り付ける際の説明図
【図3】第2基板に受光素子及びMRセンサを取り付け
る際の説明図
【図4】図3の第2基板に対する第1基板の取り付け部
分詳細図を示す。
【図5】従来のロータリエンコーダの全体断面図
【図6】第2基板に受光素子及びMRセンサを取り付け
た全体図
【符号の説明】
取り付けネジ 5 基準環 3 第2基板 1 受光素子 8 第1基板 9 回転軸 16 支持台 25 基板嵌合軸 23 位置決め軸 20
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 喜二 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の端面に形成され、モータ出力軸が取
    り付けられる取り付け部及び他方の端面に形成され、前
    記モータ出力軸を前記取り付け部に固定する固定部材が
    入り込む凹部を備える回転軸と、 前記回転軸を収容するハウジングと、 前記回転軸に固定され、周方向にパターンが形成された
    符号板と、 前記符号板に対して相対移動し、前記パターンを検出す
    る検出器と、 前記回転軸の他方の端面に対向し、前記固定部材が挿通
    可能な貫通孔を有すると共に、前記検出器を保持し、前
    記ハウジングに取り付けられる基板と、を有するロータ
    リエンコーダにおいて、 前記基板に対する前記検出器の第1取り付け位置は、前
    記貫通孔を基準として定められ、 前記ハウジングに対する前記基板の第2取り付け位置
    は、前記貫通孔及び前記凹部により定められることを特
    徴とするロータリエンコーダ。
  2. 【請求項2】前記第1取り付け位置は、前記貫通孔に取
    り付けられた基準孔を有する基準部材を基準として定め
    られ、 前記第2取り付け位置は、前記貫通孔に取り付けられた
    前記基準孔と前記凹部とにより定められることを特徴と
    する請求項1に記載のロータリエンコーダ。
  3. 【請求項3】一方の端面に形成され、モータ出力軸が取
    り付けられる取り付け部及び他方の端面に形成され、前
    記モータ出力軸を前記取り付け部に固定する固定部材が
    入り込む凹部とを備える回転軸と、 前記回転軸を収容するハウジングと、 前記回転軸に固定され、周方向にパターンが形成された
    符号板と、 前記符号板に対して相対移動し、前記パターンを検出す
    る検出器と、 前記回転軸の他方の端面に対向し、前記固定部材が挿通
    可能な貫通孔を有すると共に、前記検出器を保持し、前
    記ハウジングに取り付けられる基板と、を有するロータ
    リエンコーダの組み立て装置において、 前記基板の前記貫通孔に嵌合する第1嵌合部及び前記凹
    部に嵌合する第2嵌合部を備える嵌合部材を有し、 前記第1嵌合部に前記基板の前記貫通孔を嵌合させ、前
    記基板に対する前記検出器の位置調整を行い、 位置調整後、前記第1嵌合部に前記基板の前記貫通孔を
    嵌合させたまま、前記凹部に前記第2嵌合部を嵌合さ
    せ、前記基板を前記ハウジングに取り付けることを特徴
    するロータリエンコーダの組み立て装置。
  4. 【請求項4】一方の端面に形成され、モータ出力軸が取
    り付けられる取り付け部及び他方の端面に形成され、前
    記モータ出力軸を前記取り付け部に固定する固定部材が
    入り込む凹部とを備える回転軸と、 前記回転軸を収容するハウジングと、 前記回転軸に固定され、周方向にパターンが形成された
    符号板と、 前記符号板に対して相対移動し、前記パターンを検出す
    る検出器と、 前記回転軸の他方の端面に対向し、前記固定部材が挿通
    可能な貫通孔を有すると共に、前記検出器を保持し、前
    記ハウジングに取り付けられる基板と、を有するロータ
    リエンコーダの組み立て装置において、 前記基板の前記貫通孔に嵌合する第1嵌合部を有し、前
    記基板を支持する支持部材と、 前記支持部材の前記第1嵌合部と略同形状の第2嵌合部
    及び前記凹部に嵌合する第3嵌合部を備える嵌合部材
    と、を有し、 前記第1嵌合部に前記基板の前記貫通孔を嵌合させて、
    前記基板に対する前記検出器の位置調整を行うと共に、
    前記検出器を前記基板に取り付け、 前記凹部に前記第3嵌合部を嵌合させると共に、前記第
    2嵌合部に前記基板の前記貫通孔を嵌合させて、前記基
    板を前記ハウジングに取り付けることを特徴とするロー
    タリエンコーダの組み立て装置。
  5. 【請求項5】前記貫通孔は、基準孔を有する基準部材を
    有することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の
    ロータリエンコーダの組み立て装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009031608A1 (ja) 2007-09-05 2009-03-12 Nikon Corporation 光学式エンコーダ用反射板およびその製造方法、ならびに光学式エンコーダ
CN102573488A (zh) * 2009-09-30 2012-07-11 住友化学株式会社 用于防治节肢动物害虫的组合物和方法
JP2015179097A (ja) * 2015-07-01 2015-10-08 株式会社ニコン エンコーダ

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