JPH10132611A - 回転変位情報検出装置 - Google Patents

回転変位情報検出装置

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JPH10132611A
JPH10132611A JP30871896A JP30871896A JPH10132611A JP H10132611 A JPH10132611 A JP H10132611A JP 30871896 A JP30871896 A JP 30871896A JP 30871896 A JP30871896 A JP 30871896A JP H10132611 A JPH10132611 A JP H10132611A
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JP
Japan
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disk
displacement information
rotational displacement
detecting device
unit
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Application number
JP30871896A
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English (en)
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Shigeki Kato
成樹 加藤
Yutaka Watanabe
裕 渡辺
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部分点数が少なく組込が容易でかつ低価格の
組込型エンコーダとする。 【構成】 先ず、ダミー回転軸19にディスクハブ21
bを取り付けてその位置決め面を位置決めブロック22
に当接させ、ディスクハブ21aのディスク取付面にデ
ィスク20を仮止めし、ディスクハブ21aと21bを
相対移動させてディスク20と平面基板16の位置調整
を行い固定する。次に、ディスクハブ21bをずらして
ディスク20の偏心調整を行い、再びディスクユニット
12を本体ユニット11に固定しセンサ17と平面基板
16を固定した電気基板18のXY方向の位置調整を行
い、ダミー回転軸19を取り外してユーザに納品する。
ユーザにおいて、ディスクユニット12をモータ等の回
転軸に取り付け、本体ユニット11とZ方向の相対位置
決めを行い回転軸にねじ止め固定して位置決めブロック
22を抜き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源手段及び受光
手段及びインデックススケールを固定する本体ユニット
と、ディスクを固定するディスクユニットとが別体にな
っている組込式ロータリエンコーダ等の回転変位情報検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、物体の相対回転変位情報を高
精度に測定する装置として、図14に示すようなロータ
リエンコーダが広く利用されている。このロータリエン
コーダの本体内においては、ベース部材1に電気基板
2、投光手段3、コリメータレンズ4が固定され、電気
基板2には受光素子から成る受光手段5、透明な平面基
板6が固定されており、また中心にある回転軸7にはデ
ィスクハブ8が取り付けられ、ディスクハブ8の上面に
はディスク9が接着されており、ディスクハブ8の下面
は位置決め部材10を介してベース部材1に位置決めさ
れている。
【0003】ディスク9上には、光を透過又は非透過す
る格子が放射状に並んだ放射状振幅格子9aが形成され
ており、この振幅格子9aと等ピッチを有し空間的に9
0度位相がずれた2つの同一の透過又は非透過格子から
成る放射状振幅格子6a、6bが、平面基板6上に形成
されている。そして、受光手段5には振幅格子6a、6
bを透過した光をそれぞれ受光する受光素子5a、5b
が設けられ、ロータリエンコーダのA相、B相の増分信
号を受光するようになっている。
【0004】また、ロータリエンコーダの回転重基準位
置を示す原点Z相信号を検出するために、ディスク9上
に振幅格子9aと異なる周上の特定個所に、複数個のス
リットがランダムなピッチで配置された振幅格子9zが
記録されており、振幅格子9zと同一パターンを有する
振幅格子6zが平面基板6上に設けられている。そし
て、受光手段5には振幅格子6zを透過した光を受光す
る受光素子5zが設けられている。
【0005】これらA相、B相、Z相の信号を検出する
光学系は、簡略化のためにディスク9上の振幅格子9a
と原点用振幅格子9zを一括で照明する1個の投光手段
3が配置され、振幅格子6a、6bと原点用振幅格子6
zは同一の平面基板6上に並列的に記録されており、A
相、B相の増分信号を検出する受光素子5a、5bと原
点Z相信号を検出する受光素子5zは電気基板2上に並
列的に配置されている。
【0006】相対回転移動するディスク9の振幅格子9
aに光束を照明し、得られる透過光を平面基板6上の2
つの振幅格子6a、6bを透過させることにより、その
ときのA相、B相の増分信号は、振幅格子9aと振幅格
子6a又は6bとが重なり合ったときに透過光が最大に
なり、1/2ピッチずれて重なり合ったときに透過光が
最小になるように光変調される。
【0007】そして、振幅格子6aを透過した光束は受
光素子5aで受光され、振幅格子6bを透過した光束は
受光素子5bで受光され、それぞれの受光素子5a、5
bにおいて、第1スケールと第2スケールが1ピッチだ
け相対移動したときの1周期の光量変化が検出されて、
互いに位相が90度ずれた増分信号が出力される。例え
ば、受光素子5a、5bからのアナログ信号を2値化し
てA相信号、B相信号とし、A相信号が「低」から
「高」になったときに、B相信号の状態が「高」なら計
数値に1を加算し、B相信号の状態が「低」なら計数値
から1を減算して、A相信号、B相信号を計数すること
によって、回転位置情報を得ることができる。
【0008】また、この計数値の0基準位置である原点
Z相位置は、ディスク9上の振幅格子9zに光束を照明
して、得られる透過光を平面基板6上の振幅格子6zを
透過させることにより、振幅格子6zと振幅格子9zが
完全に一致したときに透過光が最大になるように光変調
し、振幅格子6z、9zの格子幅以上にずれたときに透
過光が小さくなるように光変調して、受光素子5zにお
いて受光する。
【0009】受光素子5zからは、ディスク9の相対回
転移動に伴って1つの大きな山型の波形の両側に幾つか
の小さな山型の波形が出力され、大きな山型波形の半値
幅はほぼ振幅格子6z、9zのスリットの幅相当分の回
転と一致するので、この信号を1/2レベルで2値化す
ればZ相信号が得られ、このZ相矩形波信号の幅が振幅
格子6zのスリットの幅相当分の回転と一致する。
【0010】更に、このZ相原点信号を基準にA相、B
相の増分信号を計数するには、A相増分信号とZ相原点
信号とを同期させて、Z相信号の立ち上がり立ち下がり
のタイミングと、A相信号の立ち上がり立ち下がりのタ
イミングを完全に一致させる必要がある。
【0011】このように、Z相の信号幅は振幅格子6z
のスリット幅の回転分でほぼ決まるので、振幅格子6z
のスリット幅を振幅格子9aの1ピッチの回転相当分に
合わせておけば、Z相信号の幅をA相信号の「高」レベ
ル幅の2倍にすることができる。更に、振幅格子6a、
6b、9a及び振幅格子6z、9zの記録位置を適切に
設定することにより、Z相信号の矩形波信号の「高」レ
ベル幅の中に、A相信号の矩形波信号の「高」レベルの
1つが完全に中央に含まれるようにすることができる。
そして、その後にA相信号とZ相信号をAND回路によ
り論理処理することにより、A相と完全に同期したZ相
原点信号を出力することができる。
【0012】しかし、最近のエンコーダは高分解能の変
位情報検出と小型化が求められており、特に小型化の要
求は単にエンコーダ本体の大きさのみならず、モータ等
の回転体にエンコーダを取り付けた後の軸長方向の長さ
を短縮することが求められている。このために、エンコ
ーダとしては独自の回転軸を持たず、モータ等の回転軸
にディスク9を直接取り付けてから、更にエンコーダ本
体をモータハウジングに組み付ける組込型のエンコーダ
が要求されており、従ってエンコーダのディスク9と検
出ヘッドを含むエンコーダ本体部とが、空間的に分離さ
れた状態となっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例のエンコーダをユーザが例えばモータ等に取り付
ける場合には、エンコーダのディスク9をモータの回転
軸に固定する工程と、エンコーダ本体をモータハウジン
グに固定する工程が必要となり、この場合に、エンコー
ダから正しくA相、B相、Z相信号が出力されるために
は、次のことが要求される。
【0014】(1) モータ回転軸7の回転中に、ディスク
9上の放射状格子パターンのトラックが偏心しないこ
と。 (2) ディスク9上の放射状格子パターンのトラックとエ
ンコーダ本体内の平面基板6上の射状格子パターンのト
ラックとが一致すること。 (3) ディスク9とエンコーダ本体内の平面基板6の距離
が最適値にあること。
【0015】例えば、平面基板6とディスク9との距離
は、ディスク9のエンコーダ本体内での位置精度、平面
基板6の軸方向への位置精度によって異なり、A相、B
相、Z相信号の信号出力に影響が生ずる。
【0016】いま、半径8〜12mmのドーナツ状の領
域に2500本の振幅格子9aを記録したディスク9
を、直径6mmの孔あきディスクハブ8に接着しておく
と、ディスク9と平面基板6の距離は、ディスクハブ
8、ベース部材1、軸方向への位置決め部材10の3つ
の形状精度、平面基板6のベース部材1への取付面と平
面基板6までの距離の精度の計4つの誤差要素により決
定される。
【0017】機械的形状精度に関しては、一般的に±1
0μm程度、平面基板6のベース部材1への取付面と平
面基板6までの距離の精度は0.lmm程度にまで悪化
する可能性があるので、ディスク9と平面基板6の位置
精度は±15μmに抑える必要があるが、部品の誤差を
積み上げただけで±15μmを越えてしまい、±15μ
mを越えるとA相、B相、Z相信号の信号出力が大きく
低下し、A相、B相を矩形波信号として出力した場合の
デューティ比、A相とZ相の同期という点で問題が生ず
る。
【0018】従って、このための調整機構が必要となる
が、ユーザが自分でモータ等に組み付けるエンコーダ
は、機械部品の突き当てだけを行って、後は無調整で組
み立てられる構成が望ましく、エンコーダがより高精度
かつ小型化にするにつれて、組込式のエンコーダを構成
することが難しくなるという問題点がある。
【0019】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
部品点数が少なく組込が容易で低価格な組込式の回転変
位情報検出装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1発明に係る回転変位情報検出装置は、光源手段
と、該光源手段からの光束が入射する放射格子を有し相
対回転するディスクと、該ディスクの放射格子からの変
調光を透過する放射格子を有し前記ディスクに対向配置
した平面基板と、該平面基板の放射格子からの変調光を
受光する受光手段と、前記光源手段及び前記平面基板及
び前記受光手段を固定する本体ユニットと、前記ディス
クを固定したディスクユニットとを有し、前記受光手段
からの信号を用いて前記ディスクと前記平面基板との相
対回転変位情報を求める回転変位情報検出装置におい
て、前記本体ユニットと前記ディスクユニットを別体と
し、前記ディスクユニットにおいて前記ディスクを固定
するディスクハブを2体の部品で構成し、該2体の部品
を軸方向に相対的に移動可能としたことを特徴とする。
【0021】第2発明に係る回転変位情報検出装置は、
光源手段と、該光源手段からの光束が入射する放射格子
を有し相対回転するディスクと、該ディスクの放射格子
からの変調光を透過する放射格子を有し前記ディスクに
対向配置した平面基板と、該平面基板の放射格子からの
変調光を受光する受光手段と、前記光源手段及び前記平
面基板及び前記受光手段を固定する本体ユニットと、前
記ディスクを固定したディスクユニットとを有し、前記
受光手段からの信号を用いて前記ディスクと前記平面基
板との相対回転変位情報を求める回転変位情報検出装置
において、前記本体ユニットと前記ディスクユニットを
別体に構成し、前記ディスクユニットにおいて前記ディ
スクを固定するディスクハブの軸取付用の嵌合孔に、軸
取付方向と逆方向から軸と同径の円柱部品を差し込み、
該円柱部品を前記本体ユニットに固定したことを特徴と
する。
【0022】第3発明に係る回転変位情報検出装置は、
光源手段と、該光源手段からの光束が入射する放射格子
を有し相対回転するディスクと、該ディスクの放射格子
からの変調光を透過する放射格子を有し前記ディスクに
対向配置した平面基板と、該平面基板の放射格子からの
変調光を受光する受光手段と、前記光源手段及び前記平
面基板及び前記受光手段を固定する本体ユニットと、前
記ディスクを固定したディスクユニットとを有し、前記
受光手段からの信号を用いて前記ディスクと前記平面基
板との相対回転変位情報を求める回転変位情報検出装置
において、前記本体ユニットと前記ディスクユニットを
別体に構成し、前記ディスクユニットにおいて前記ディ
スクを固定するディスクハブに軸取付方向と逆方向に円
柱部品を設け、該円柱部品に円筒部品を嵌合するように
差し込み、該円筒部品を前記本体ユニットに固定したこ
とを特徴とする。
【0023】第4発明に係る回転変位情報検出装置は、
光源手段と、該光源手段からの光束が入射する放射格子
を有し相対回転するディスクと、該ディスクの放射格子
からの変調光を透過する放射格子を有し前記ディスクに
対向配置した平面基板と、該平面基板の放射格子からの
変調光を受光する受光手段と、前記光源手段及び前記平
面基板及び前記受光手段を固定する本体ユニットと、前
記ディスクを固定したディスクユニットとを有し、前記
受光手段からの信号を用いて前記ディスクと前記平面基
板との相対回転変位情報を求める回転変位情報検出装置
において、前記本体ユニットと前記ディスクユニットを
別体に構成し、前記ディスクユニットにおいて前記ディ
スクを固定するディスクハブの外形と同径の嵌合孔と軸
径より大きい貫通孔とを同心状に有するディスクハブ固
定部材を設け、該ディスクハブ固定部材を軸取付方向と
逆方向から差し込んで前記ディスクハブを固定し、該デ
ィスクハブ固定部品を前記本体ユニットに固定したこと
を特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図13に図示の実
施例に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の
エンコーダの断面図、図2は電気基板を外した状態の平
面図を示し、このエンコーダは組込式であり、エンコー
ダ自体には回転軸がなく、ユーザがモータ等の回転軸に
直接ディスクを取り付ける構成とされている。
【0025】組込式エンコーダは本体ユニット11とデ
ィスクユニット12との2体構造とされ、本体ユニット
11は光学ベース13に発光素子としてのLED14と
コリメータレンズ15が取り付けられ、インデックスス
ケールを有する平面基板16とセンサ17が電気基板1
8に取り付けられ、電気基板18は光学ベース13上に
固定されている。ディスクユニット12においては、ダ
ミー回転軸19の外周に、ディスク20を固定するため
の2部品から成るディスクハブ21a、21bが設けら
れ、ディスクハブ21a、21bは互いに嵌合した円環
形状に形成され、相対的に上下に移動可能とされてい
る。また、ディスクハブ21aにはディスク20の取付
面が設けられ、ディスクハブ21bには光学ベース13
の位置決めブロック22に当接させて位置決めする位置
決め面が設けられている。
【0026】この組込式エンコーダを組立てる際には、
先ずダミー回転軸19にディスクハブ21bを取り付け
る。このとき、ディスクハブ21bの下面の軸方向つま
りZ方向への位置決め面を位置決めブロック22に当接
させ、またディスクハブ21aのディスク取付面にディ
スク20を仮止めし、ディスクハブ21aと21bを相
対移動させることにより、ディスク20と平面基板16
の位置調整を行って、接着等により固定する。
【0027】なお、エンコーダから良質な信号出力を得
るためには、ディスク20と平面基板16の距離を最適
位置に保つ必要があり、例えば半径8〜12mmのドー
ナツ状の領域に2500本の放射状格子20aを記録し
たディスク20をメインスケールとしたエンコーダの場
合には、ディスク20と平面基板16の距離は190μ
m±15μmに押さえる必要がある。
【0028】次に、ディスクハブ21bの位置をブロッ
ク22に当接しない上方位置に若干ずらし、ディスク2
0の偏心調整を行う。そして、ディスクユニット12を
再びディスクハブ21bの下面が位置決めブロック22
に突き当たる位置にして、位置決めブロック22の図示
しないXY方向位置決め機構により、ディスクユニット
12と本体ユニット11のXY方向の位置を固定する。
この状態で、センサ17とインデックスパターンPa、P
b、Pzを設けた平面基板16とを実装する電気基板18
のXY方向の位置調整を、図示しない位置調整機構によ
り行う。組立て完了後に、ダミー回転軸19はディスク
ユニット12から取り外されてユーザに納品される。
【0029】ユーザがエンコーダを取り付ける場合は、
ディスクユニット12をモータ等の回転軸に取り付け、
エンコーダの本体ユニット11に固定された位置決めブ
ロック22の位置決め機能によって、回転軸と本体ユニ
ットの相対位置決めを行い、ディスクユニット12と本
体ユニット11のZ方向の相対位置決めを、ディスクハ
ブ21bの位置決め面を位置決めブロック22の上面に
付き当てることにより行う。全ての位置決めが完了した
後に、ディスクユニット12を回転軸にねじ止めにより
固定し、最後に位置決めブロック22を抜き取って組立
を完了する。
【0030】このように、ディスク20と平面基板16
の位置関係を機械部品の突き当てによって保存すること
ができるので、ユーザがモータユニットを取り付ける際
にもずれることはない。また、Z方向に関する部品精度
が全く要求されないので、部品の加工コストが低減で
き、ユーザがエンコーダを組込む際に突き当てのみで組
み込みが完了するので、組込性能が向上する。
【0031】図3は第2の実施例の断面図、図4は平面
図を示し、同じ符号は同じ部材を表している。第1の実
施例と異なる形状のディスクハブ25a、25bが使用
されている。第1の実施例では、ディスクハブ21aは
ディスク20を固定する役割を果たし、ディスクハブ2
1bはダミー回転軸19にディスクユニット12を固定
し、位置決めブロック22への突当面を有する役割であ
ったが、本実施例ではディスクハブ25aはディスク2
0を固定する役割とダミー回転軸19にディスクユニッ
ト12を固定する役割を有し、ディスクハブ25bは位
置決めブロック22への突当面を有するだけとなってい
る。その他の構成や組立方式等に関しては、第1の実施
例と同様である。
【0032】本実施例ではユーザーにおいて行うモータ
等の回転軸とディスク20の連結をディスクハブ25a
の一部品で行うので、面振れが生じ難い利点がある。
【0033】図5は第3の実施例の断面図、図6は平面
図を示し、本実施例の組込式エンコーダも本体ユニット
11とディスクユニット12の2体で構成されており、
エンコーダはユーザ側においてディスクユニット12と
回転軸に取り付けてモータ等に組み込むようになってい
る。本体ユニット11は第1の実施例と同様であり、デ
ィスクユニット12は1体のディスクハブ30を主部品
として構成されている。ダミー回転軸19と同径の円柱
部を有する円板部品31が、エンコーダカバー32の上
面の孔からディスクハブ30の軸取付用の孔に差し込ま
れて、ねじ33により固定されており、更に本体ユニッ
ト11とはねじ34によりねじ止めされている。
【0034】先ず、ダミー回転軸19にディスクハブ3
0を取り付けて仮止めする。次に、ディスク20の偏心
調整を行った後にディスクハブ30に固定し、ディスク
ユニット12の仮止めを解除してZ方向に移動させ、デ
ィスク20と平面基板16のZ方向の位置決めを行う。
この状態で、センサ17、インデックスパターンPa、P
b、Pzが設けられた平面基板16を実装する電気基板1
8のXY方向の位置調整を、図示しない位置調整機構に
より行う。その後に、エンコーダカバー32を取り付
け、ディスクハブ30の軸取付孔に、軸差込方向とは逆
方向から、ダミー回転軸19と同径の円柱部分を有する
円板部品31を差し込み、ディスクユニット12とねじ
33で固定し、本体ユニット11とねじ34で固定す
る。組立て完了後にダミー回転軸19をディスクハブ3
0から取り外し、エンコーダの本体ユニット11とディ
スクユニット12との位置関係を最適位置に保存した状
態で、ユーザに納品される。
【0035】ユーザがエンコーダをモータ等の回転軸に
取り付ける場合には、回転軸をディスクハブ30の軸取
付孔に差し込み、エンコーダとモータの連結固定及び回
転軸とディスクハブ30の連結固定を行う。その後に、
本体ユニット11とディスクユニット12を連結する円
板部品31を取り去って組立を完了する。
【0036】このように、位置関係が保存された状態で
モータに固定されるので、取り付け後も位置がずれるこ
とがなく、またZ方向に関しては部品精度が全く要求さ
れないために、部品の加工コストも低減できる。また、
ユーザがエンコーダを組み込む際に調整等の作業が必要
なく、ねじ止めのみで組み込みが完了するので組込性能
が向上する。
【0037】図7は第4の実施例の断面図、図8は平面
図を示し、ディスクハブ30’と本体ユニット11及び
ディスクユニット12を連結する円板部品31’とが有
する孔部及び円筒部が第3の実施例と逆とされている。
これによってディスクハブ30’の重量が軽減され、更
にディスクハブ30’の重量が軸の回転中心に偏ってい
るので、慣性モーメントが小さくなり、モータへの負荷
が低減される。
【0038】図9は第5の実施例の断面図、図10は平
面図を示し、第3、第4の実施例と異なり、本体ユニッ
ト11とディスクユニット12を連結する円板部品3
1”の本体側は、エンコーダカバー32ではなくエンコ
ーダの光学ベース部材13に固定されている。
【0039】この固定をエンコーダカバー32に行う場
合に比べて、エンコーダカバー32を最後にユーザが取
り付けなければならないために組込性は低下するが、エ
ンコーダの本体ユニット11とディスクユニット12の
固定に関する剛性が向上し、組込誤差が軽減される。
【0040】図11は第6の実施例の断面図、図12は
平面図を示し、第3の実施例と同様に、ダミー回転軸1
9にディスクハブ40が取り付けられて、ディスク20
をディスクハブ40に固定されて、固定部品41にはハ
ブ40の外形と同形の円筒部とダミー軸19の軸径より
も大きな貫通孔が設けられている。
【0041】ディスクユニット12をZ方向に移動し、
ディスク20と平面基板16のZ方向の位置決めを行
い、この状態でセンサ17、電気基板18のXY方向の
位置調整を行う。その後に、エンコーダカバー32を取
り付け、ディスクハブ40に軸差込方向とは逆方向から
固定部品41を差し込み、ディスクユニット12とはね
じ33で固定し、本体ユニット11とはねじ34により
固定する。
【0042】このようにして、ディスクユニット12の
固定部品41は、ねじ34のがた分だけXY方向へ移動
し、平面基板16とディスク20の位置関係を最適に保
った状態で、ディスクユニット12を固定することがで
きる。そして、組立て完了後にダミー回転軸19をディ
スクハブ40から取り外して、ユーザに納品される。
【0043】ユーザがエンコーダをモータ等に組み込み
軸に取り付ける場合は第1の実施例と同様であるが、本
実施例の場合は、本体ユニット11とディスクユニット
12を連結する固定部品41には軸径より大きい貫通孔
が設けられているので、中空型のエンコーダとしても使
用可能である。
【0044】図13は第7の実施例の断面図を示し、第
6の実施例のように本体ユニット11及びディスクユニ
ット12を連結する固定部品41’の本体側が、第5の
実施例と同様に、光学ベース部材13に固定されてい
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように第1発明に係る回転
変位情報検出装置は、ディスクを固定するディスクハブ
を軸方向に相対的に移動可能とした2体の部品で構成す
ることにより、部品点数が少なく組込性が容易でかつ低
価格とすることができる。
【0046】第2発明に係る回転変位情報検出装置は、
ディスクを固定するディスクハブの軸取付用の嵌合孔
に、軸と同径の円柱部品を軸取付方向とは逆方向から差
し込んで本体ユニットに固定することにより、部品点数
が少なく組込性が容易でかつ低価格とすることができ
る。
【0047】第3発明に係る回転変位情報検出装置は、
ディスクを固定するディスクハブに軸取付方向とは逆方
向の部分に円柱部品を設け、この円柱部品に円筒部品を
嵌合するように差し込んで本体ユニットに固定すること
により、部品点数が少なく組込性が容易でかつ低価格と
することができる。
【0048】第4発明に係る回転変位情報検出装置は、
ディスクハブの外形と同径の嵌合孔と、軸径より大きい
貫通孔とを有する固定部材を設け、この固定部材を軸取
り付け方向とは逆方向から差し込んでディスクハブに固
定し、更に固定部材を本体ユニットに固定することによ
り、部品点数が少なく組込性が容易でかつ低価格とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のエンコーダの断面図である。
【図2】電気基板を外した状態の平面図である。
【図3】第2の実施例の断面図である。
【図4】電気基板を外した状態の平面図である。
【図5】第3の実施例の断面図である。
【図6】平面図である。
【図7】第4の実施例の断面図である。
【図8】平面図である。
【図9】第5の実施例の断面図である。
【図10】平面図である。
【図11】第6の実施例の断面図である。
【図12】平面図である。
【図13】第7の実施例の断面図である。
【図14】従来例のエンコーダの断面図である。
【符号の説明】
11 本体ユニット 12 ディスクユニット 13 光学ベース 14 LED 16 平面基板 17 センサ 18 電気基板 20 ディスク 21a、21b、25a、25b、30、30’、4
0、40’ ディスクハブ 33 エンコーダカバー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段と、該光源手段からの光束が入
    射する放射格子を有し相対回転するディスクと、該ディ
    スクの放射格子からの変調光を透過する放射格子を有し
    前記ディスクに対向配置した平面基板と、該平面基板の
    放射格子からの変調光を受光する受光手段と、前記光源
    手段及び前記平面基板及び前記受光手段を固定する本体
    ユニットと、前記ディスクを固定したディスクユニット
    とを有し、前記受光手段からの信号を用いて前記ディス
    クと前記平面基板との相対回転変位情報を求める回転変
    位情報検出装置において、前記本体ユニットと前記ディ
    スクユニットを別体とし、前記ディスクユニットにおい
    て前記ディスクを固定するディスクハブを2体の部品で
    構成し、該2体の部品を軸方向に相対的に移動可能とし
    たことを特徴とする回転変位情報検出装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスクハブの2体の部品は互いに
    嵌合した円環状部品から成る請求項1に記載の回転変位
    情報検出装置。
  3. 【請求項3】 前記嵌合した2体の部品のうち、外側の
    部品に前記ディスクの固定面を設け、内側の部品に軸方
    向の位置決め面を設け、前記内側の部品により前記ディ
    スクユニットを軸に固定する請求項2に記載の回転変位
    情報検出装置。
  4. 【請求項4】 前記嵌合した2体の部品のうち、内側の
    部品に前記ディスクの固定面を設け、外側の部品に軸方
    向の位置決め面を設け、前記内側の部品により前記ディ
    スクユニットを軸に固定する請求項2に記載の回転変位
    情報検出装置。
  5. 【請求項5】 光源手段と、該光源手段からの光束が入
    射する放射格子を有し相対回転するディスクと、該ディ
    スクの放射格子からの変調光を透過する放射格子を有し
    前記ディスクに対向配置した平面基板と、該平面基板の
    放射格子からの変調光を受光する受光手段と、前記光源
    手段及び前記平面基板及び前記受光手段を固定する本体
    ユニットと、前記ディスクを固定したディスクユニット
    とを有し、前記受光手段からの信号を用いて前記ディス
    クと前記平面基板との相対回転変位情報を求める回転変
    位情報検出装置において、前記本体ユニットと前記ディ
    スクユニットを別体に構成し、前記ディスクユニットに
    おいて前記ディスクを固定するディスクハブの軸取付用
    の嵌合孔に、軸取付方向と逆方向から軸と同径の円柱部
    品を差し込み、該円柱部品を前記本体ユニットに固定し
    たことを特徴とする回転変位情報検出装置。
  6. 【請求項6】 前記ディスクハブと連結する円柱部品の
    固定をエンコーダのカバーにより行う請求項5に記載の
    回転変位情報検出装置。
  7. 【請求項7】 前記ディスクハブと連結する円柱部品の
    固定をエンコーダのベース部材により行う請求項5に記
    載の回転変位情報検出装置。
  8. 【請求項8】 光源手段と、該光源手段からの光束が入
    射する放射格子を有し相対回転するディスクと、該ディ
    スクの放射格子からの変調光を透過する放射格子を有し
    前記ディスクに対向配置した平面基板と、該平面基板の
    放射格子からの変調光を受光する受光手段と、前記光源
    手段及び前記平面基板及び前記受光手段を固定する本体
    ユニットと、前記ディスクを固定したディスクユニット
    とを有し、前記受光手段からの信号を用いて前記ディス
    クと前記平面基板との相対回転変位情報を求める回転変
    位情報検出装置において、前記本体ユニットと前記ディ
    スクユニットを別体に構成し、前記ディスクユニットに
    おいて前記ディスクを固定するディスクハブに軸取付方
    向と逆方向に円柱部品を設け、該円柱部品に円筒部品を
    嵌合するように差し込み、該円筒部品を前記本体ユニッ
    トに固定したことを特徴とする回転変位情報検出装置。
  9. 【請求項9】 前記ディスクハブと連結する前記円筒部
    品又は前記円柱部品の固定をエンコーダのカバーにより
    行う請求項6に記載の回転変位情報検出装置。
  10. 【請求項10】 前記ディスクハブと連結する前記円筒
    部品又は前記円柱部品の固定をエンコーダのベース部材
    により行う請求項6に記載の回転変位情報検出装置。
  11. 【請求項11】 光源手段と、該光源手段からの光束が
    入射する放射格子を有し相対回転するディスクと、該デ
    ィスクの放射格子からの変調光を透過する放射格子を有
    し前記ディスクに対向配置した平面基板と、該平面基板
    の放射格子からの変調光を受光する受光手段と、前記光
    源手段及び前記平面基板及び前記受光手段を固定する本
    体ユニットと、前記ディスクを固定したディスクユニッ
    トとを有し、前記受光手段からの信号を用いて前記ディ
    スクと前記平面基板との相対回転変位情報を求める回転
    変位情報検出装置において、前記本体ユニットと前記デ
    ィスクユニットを別体に構成し、前記ディスクユニット
    において前記ディスクを固定するディスクハブの外形と
    同径の嵌合孔と軸径より大きい貫通孔とを同心状に有す
    るディスクハブ固定部材を設け、該ディスクハブ固定部
    材を軸取付方向と逆方向から差し込んで前記ディスクハ
    ブを固定し、該ディスクハブ固定部品を前記本体ユニッ
    トに固定したことを特徴とする回転変位情報検出装置。
  12. 【請求項12】 前記ディスクハブ固定部品の固定をエ
    ンコーダのカバーにより行う請求項9に記載の回転変位
    情報検出装置。
  13. 【請求項13】 前記ディスクハブ固定部品の固定をエ
    ンコーダのベース部材により行う請求項9に記載の回転
    変位情報検出装置。
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