JPH062446Y2 - ボールネジ一体形モータ - Google Patents

ボールネジ一体形モータ

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JPH062446Y2
JPH062446Y2 JP1988002712U JP271288U JPH062446Y2 JP H062446 Y2 JPH062446 Y2 JP H062446Y2 JP 1988002712 U JP1988002712 U JP 1988002712U JP 271288 U JP271288 U JP 271288U JP H062446 Y2 JPH062446 Y2 JP H062446Y2
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JP
Japan
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ball screw
bearing
screw shaft
rotor
shaft
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裕敏 山本
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shinmaywa Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ボールネジによる精密位置決め装置等に用
いられるボールネジ一体形モータに関する。
(従来の技術) 第2図はボールネジと駆動モータとを備える従来の精密
位置決め装置を示す要部模式断面図である。図におい
て、位置決めの対象である可動テーブル101はナット
部102の上部に固定され、ナット部102はボールネ
ジ軸103と螺合されている。ボールネジ軸103はそ
の両端部を支持側ベアリング104と固定側ベアリング
105で支持されている。ボールネジ軸103には大き
なスラスト荷重がかかるので、これに対抗するベアリン
グが必要であり、固定側ベアリング105としては、ラ
ジアル荷重とともにスラスト荷重を受ける組合せアンギ
ュラベアリングが用いられている。さらにボールネジ軸
103の固定側ベアリング105側の端部は、カップリ
ング106を介して駆動モータ107のロータシャフト
108と結合されている。このロータシャフト108は
駆動モータ107のハウジング内部にある2つのベアリ
ング109,110で保持されている。なお、駆動モー
タ107内の他の構成は図示を省略している。また、支
持側ベアリング104,固定側ベアリング105及び駆
動モータ107はベース111及びその他の支持部材に
よって支持されている。
テーブル101は、図示しないガイドレール等によって
ボールネジ軸回りの回転止めがなされており、駆動モー
タ107によってボールネジ軸103を回転させること
により、図中に示すX方向に移動する。また、その移動
量は駆動モータ107の回転量で決まるので、駆動モー
タ107の回転量,回転方向及び回転速度を制御するこ
とにより、テーブル101のX方向位置,進行方向及び
進行速度を精密に制御することができる。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記のような精密位置決め装置では駆動モータ
107のロータシャフト108とボールネジ軸103と
をカップリング106を介して結合しているので、カッ
プリング106の「たわみ」や「がた」などによる位置
決め誤差が生じるという問題があった。また、ロータシ
ャフト108とボールネジ軸103とを歯車やタイミン
グベルトなどを用いて結合したとしても、バックラッシ
ュ等があるのでやはり位置決め精度がある程度以上向上
できないという問題があった。
これらの問題に対処するため、駆動モータ107をダイ
レクトドライブモータとし、そのロータシャフト108
と、ボールネジ軸103とを直接結合させることも考え
られる。ところが、第2図に示すように、ボールネジ1
03は2つのベアリング104,105で支持されてお
り、また駆動モータ107のロータシャフト108も2
つのベアリング109,110で支持されているので、
ロータシャフト108とボールネジ軸103を直接結合
した場合には、一本の軸(ロータシャフト108及びボ
ールネジ軸103)が4つのベアリング104,10
5,109,110で支持されることになる。このよう
に、一本の軸に3つ以上のベアリングを設けると、ベア
リングが相互に干渉して、軸に曲げモーメントを与えて
しまうという問題が生じる。また、駆動モータ107の
2つのベアリング109,110のみではロータシャフ
ト108とボールネジ軸103を一体とした軸を支える
のは不可能であり、またボールネジ軸103に発生する
スラスト荷重をロータシャフト108に与えない何らか
の工夫も必要である。
従って、第2図に示すように駆動モータ107とボール
ネジ軸103とはカップリング106等の何らかの結合
手段を用いて結合しなければならず、位置決め精度の向
上が困難であった。
この考案は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、位置決め精度が良く、ボールネジ軸に対し
てベアリングの干渉に起因する曲げモーメントを与える
ことがないとともに、ボールネジ軸のスラスト荷重がロ
ータに伝わることを防止できるボールネジ一体形モータ
を得ることにある。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するため、この考案のボールネジ軸一
体形モータは、ベース(21)上に配設した軸受
(6),(8)によってそれぞれボールネジ軸(3)の
第1及び第2端部(3a),(3b)を支持し、その第
2端部(3b)を更に延長した部分をロータシャフト
(5b)にしたものであり、更に、上記一方の軸受
(6)をボールネジ軸の軸方向逃げとして形成し、他方
の軸受(8)をボールネジ軸の軸方向変位を拘束するた
めのアンギュラ軸受とし、上記ロータシャフト5aの断
面形状が多角形となる様にロータシャフト5aを形成し
た上、その外周面に永久磁石14を固着するとともに、
ロータシャフト5aに対向したステータ11をベース2
1上に固設した構造を備えている。
(作用) ボールネジ軸とロータシャフトとを一体化し、更に断面
形状を多角形に形成したロータシャフトの外周面上に直
接永久磁石を固着しているため、位置決め精度劣化の要
因となっていた「ガタ」や「たわみ」等が発生しない。
又、ボールネジ軸の軸方向変位(スラスト荷重)はアン
ギュラ軸受8によって拘束される一方、他方の軸受6に
よって逃されるため、当該軸方向変位はロータシャフト
側へ伝わらない。
又、一体化されたボールネジ軸とロータシャフトを2つ
の軸受6,8だけで支持しているため、軸受の干渉が発
生することはない。
(実施例) 第1図は、この考案の一実施例によるボールネジ一体形
モータを適用した精密位置決め装置を示す要部模式断面
図である。
図において、位置決めの対象となる可動テーブル1はナ
ット部2の上部に固定され、ナット部2はボールネジ軸
3と螺合されている。テーブル1には案内孔(図示せ
ず)が形成されており、この案内孔1aにはベース21
と固定的位置関係にある水平ガイド棒(図示せず)が摺
動可能に挿通されている。ボールネジ軸3はモータ4の
ロータシャフト5aと同軸に一体化されており、それに
よってロータ/ボールネジ軸結合体50が形成されてい
る。より具体的には、ボールネジ軸3の第2の端部3b
をその軸方向に沿ってモータ4内部へ延長し、この延長
部分をロータシャフト5aとしている。ロータ5から遠
い側のボールネジ軸3の第1の端部3aは支持側ベアリ
ング6で支持されており、またモータ4のハウジング7
内に位置する第2の端部3bは組合せアンギュラベアリ
ング(以下単に「アンギュラベアリング」と呼ぶ)8で
支持されている。すなわち、ロータ/ボールネジ軸結合
体50は、ボールネジ軸の第1の端部3a側と、第2の
端部3b側とに分かれて設けられた1対のベアリング、
すなわち支持側ベアリング6とアンギュラベアリング8
とによって2点で支持されている。
支持側ベアリング6は通常の深みぞ玉軸受である。アン
ギュラベアリング8はラジアル荷重とともにスラスト荷
重を受けることができるベアリングであり(つまり、ボ
ールネジ軸3の軸方向変位を拘束するベアリングであ
る。)、モーメント荷重は1対のベアリング6,8の組
合わせによって受けることができるため、アンギュラベ
アリング8単独でモーメント荷重を受ける必要はない。
このため、アンギュラベアリング8としては正面組合せ
のタイプが用いられている。このアンギュラベアリング
8が、この発明における「軸受構造」に相当している。
また、アンギュラベアリング8は円筒形のハウジング7
の内周段差部とロータ5の外周段差部及び固定リング
9,10等で狭持されている。
ハウジング7の内周部にはステータ11が固定されてい
る。このステータ11はステータコア12内のスロット
(図示せず)を通して巻回されたステータ巻線13を有
している。ステータ11に対向するロータシャフト5a
の断面形状は多角形であり、その外周面にはマグネット
14(永久磁石)が取付けられている。以上のことか
ら、ロータ/ボールネジ軸結合体50とステータ11側
とが、唯一の軸受構造(アンギュラベアリング8)で連
結されていることが理解できる。
さらにロータシャフト5aのアンギュラベアリング8と
反対側の端部にはロータ5の回転角を検出するエンコー
ダ15が設けられている。エンコーダ15はロータシャ
フト5aに取付けられた回転円板16と、ハウジングの
内周面に取付けられた支持体17と、支持体17によっ
て支持されて回転円板16と対向して設けられた固定円
板18とを備えるとともに、支持体17の所定の位置に
取付けられた発光ダイオード19と受光トランジスタ2
0とを備えている。
また、モータ4のハウジング7はベース21によって支
持され、支持側ベアリング6はベース21上のコラム2
2によって支持されている。
この精密位置決め装置においても、従来と同様にモータ
4が駆動されるとロータシャフト5aの回転とともにボ
ールネジ軸3が回転し、ボールネジ軸3にはめ合わされ
ているナット部2と、ナット部2に固定されているテー
ブル1とがX方向に平行移動する。テーブル1のX方向
位置は、エンコーダ15によって検出されるロータ5の
回転角に基づいて精密に決定される。
上記のボールネジ一体形モータ4は、そのハウジング7
内の構造が、いわゆるブラシレスDCモータに類似した
ものとなっている。但し、通常はロータの両端にそれぞ
れベアリングを備えているのに対して、このボールネジ
一体形モータ4ではロータ5の一端にはベアリングを有
せず、一組のアンギュラベアリング8のみを有してい
る。
これは、 ロータ/ボールネジ結合体50に対して、ベアリング
干渉による曲げモーメントを与えないようにしつつモー
メント荷重を受けるにはベアリングによる支持を2点の
みとする必要があること、 ボールネジ軸3に加わるスラスト荷重をロータ5側に
伝えないようにするために、ステータ11側とロータ/
ボールネジ軸結合体50との間の連結に使用される軸受
構造はスラスト荷重を受けることができるものでなけれ
ばならないが、そのような軸受構造はロータ5とボール
ネジ軸3との境界付近に設けることが効果的であるこ
と、 比較的長尺であるボールネジ軸3を支持するにはボー
ルネジ軸3の他端(第1の端部3a)にもうひとつのベ
アリング6を設けることが望ましいが、そのようにすれ
ば、上記との関連で、モータ4内の他の点での支持は
不要であること、 などの理由による。
すなわち、第1図のようにボールネジ一体形モータ4と
外部の支持側ベアリング6を組合わせた場合にもロータ
/ボールネジ軸結合体50が2点のみで支持されるの
で、ロータ/ボールネジ軸結合体50にベアリングの相
互干渉による曲げモーメントがかからない。また、上述
したように、ボールネジ軸3に加わるスラスト力に対抗
するためロータ5側のベアリングとしてはラジアル荷重
とスラスト荷重とを受けることのできるアンギュラベア
リング8を用いている。
このように、このボールネジ一体形モータ4では、ボー
ルネジ軸3とロータ5とが一体として構成されているの
で、従来のようにこれらがカップリング等を介して結合
されている場合のような「がた」等がなく、テーブル1
のX方向の位置決めを高精度で行なうことができる。さ
らにモータ4とボールネジ軸3とが一体として構成され
ているので、ボールネジ装置をコンパクトにまとめるこ
とができる。
なお、この考案は上記実施例に限定されるものではな
く、たとえば以下のような変形も可能である。
ステータ側とロータ/ボールネジ軸結合体50との連
結のための軸受構造としてはラジアル荷重とスラスト荷
重を受けられるものであればよく、たとえばクロスロー
ラーベアリングを用いてもよい。
ボールネジ軸とロータとは当初から一体として製作さ
れる必要はなく、個々に製作した後に両者を結合して一
体化してもよい。
エンコーダ15は光学式に限るものではなく、磁気式
エンコーダやレゾルバ等の他のロータ角検出手段を用い
てもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、ロータシャフ
トをボールネジ軸の第2の端部の延長部として且つその
断面形状が多角形となる様に形成し、その外周面上に直
接永久磁石を固着するとともに、ベアリング支持に関す
る改良を加えることにより、位置決め精度が良く、また
ボールネジ軸に曲げモーメントを与えることが無いとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を適用した精密位置決め
装置の要部模式断面図、 第2図は、従来の精密位置決め装置の要部模式断面図で
ある。 3……ボールネジ軸、4……モータ、 5……ロータ、7……ハウジング、 8……アンギュラベアリング、 11……ステータ、15……エンコーダ、 50……ロータ/ボールネジ軸結合体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボールネジ軸(3)の第1の端部(3a)
    及び第2の端部(3b)をそれぞれベース(21)上に
    配設された2つの軸受(6)及び(8)によって支持
    し、前記第2の端部(3b)を延長して当該延長部をモ
    ータ(4)のロータシャフト(5a)としたボールネジ
    一体形モータにおいて、 前記一方の軸受(6)は前記ボールネジ軸(3)の軸方
    向逃げを形成する一方、前記他方の軸受(8)をアンギ
    ュラ軸受として当該軸受(8)により前記ボールネジ軸
    (3)の軸方向変位を拘束し、 前記ロータシャフト(5a)の断面形状を多角形とし
    て、その外周面に前記モータ(4)の永久磁石(14)
    を固着するとともに、 前記ロータシャフト(5a)に対向したステータ(1
    1)を前記ベース(21)上に固設したことを特徴とす
    るボールネジ一体形モータ。
JP1988002712U 1988-01-12 1988-01-12 ボールネジ一体形モータ Expired - Lifetime JPH062446Y2 (ja)

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