JPH0355859Y2 - - Google Patents

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JPH0355859Y2
JPH0355859Y2 JP6790286U JP6790286U JPH0355859Y2 JP H0355859 Y2 JPH0355859 Y2 JP H0355859Y2 JP 6790286 U JP6790286 U JP 6790286U JP 6790286 U JP6790286 U JP 6790286U JP H0355859 Y2 JPH0355859 Y2 JP H0355859Y2
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【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 この考案は、発光素子と受光素子とを組み合わ
せて、モータの回転シヤフトの回転変位を検出す
る光電式ロータリーエンコーダ装置において、そ
の受光素子を内蔵する受光部組立体の構造にかか
るものであり、特に、被検出回転体の軸方向に極
薄に設計されるロータリーエンコーダ用受光部組
立に関するものである。
b 従来の技術およびその問題点 周知のように、光電式ロータリーエンコーダ
は、モータの回転シヤフトに、あらかじめ設定さ
れたパターンの透光スリツトを備えた回転デイス
クを取付けておき、前記回転デイスクの軸方向背
反側に、前記透光スリツトを介して光結合路を形
成するよう発光素子と受光素子とを組み合わせた
ものから成り、前記回転デイスクに対し、受光素
子側に、あらかじめ設定されたパターンの透光ス
リツトを備えた固定マスク体を取付けた構造のも
のである。このロータリーエンコーダ装置は、発
光素子からの光信号を前記回転デイスクの透光ス
リツトおよび固定マスク体の透光スリツトを介し
て、入射光を制御しながら受光素子の受光面に導
びき、受光素子において該入射光信号を電気信号
に変換し、これを検出信号として信号処理回路部
へ出力する。一方、前記受光素子は、電気的結線
のための回路基板を必要とし第6図および第7図
に示されるように、ポリアミド等のようなフレキ
シブルな基板によつて構成されている。従来、こ
のような構造のロータリーエンコーダにおける受
光部組立体は、フレキシブル基板に固定される受
光素子と固定マスク体とを、樹脂製のホルダを介
して、該ホルダに接着剤等の手段によつて位置合
わせをして組み立てられていた。すなわち、従来
のロータリーエンコーダにおける受光部組立体2
6は、第9図および第10図に示すように、樹脂
製ホルダ27の一方の面側28から、回路基板2
9に取付けた受光素子30を接着固定し、その上
から固定マスク体31を、前記受光素子30の受
光部パターンに位置合わせをし接着固定する。こ
のように組み立てられた受光部組立体26は、ホ
ルダ27に設けた取付孔32を介して、ビス等に
より、モータのブラケツト平面に取付けられるよ
うになつている。
上述する構成で成るロータリーエンコーダのた
めの受光部組立体は、適用されるエンコーダ装置
の機構上、回転系の軸方向に薄層に設計されるこ
とが望まれる。しかしながら、上述する従来のロ
ータリーエンコーダ用受光部組立体は、受光素子
を取付けた回路基板と、固定マスク体とを連結固
定するためのホルダ部材が、樹脂材による射出成
形品であり、製作条件のバラツキにより受光素子
収容部や固定マスク体収容部に高精度な平行度な
らびに平面度が得られにくく、使用に際して一定
時間高温でエージング処理したあと、平行度を検
査選別する必要があつた。また、装置に組み込ん
だ際、周囲の温度変化の影響を受けやすいこと等
から、機械的強度面をも考慮し、被検出回転体に
対する軸方向の厚みをある程度厚層に設計してお
かなければならなかつた。一方、ロータリーエン
コーダの適用される家電製品、たとえば磁気デイ
スクドライブ装置等は、小型化、薄型化に製品開
発が進められており、ロータリーエンコーダにお
いても小型化、薄型化が要求されている。
c 本考案の技術的課題 そこで、この考案は、高い機械的強度を有し、
かつ装置の回転系における軸方向の寸法を薄層化
して成るロータリーエンコーダ用受光部組立体を
提供することにある。
d 本考案の技術的手段 この考案は、上述する目的を達成するにあたつ
て、具体的には、発光源からの光を受ける受光面
を備えた受光素子と、前記受光素子の受光面を所
定の方向に向けて位置決めして該受光素子を電気
的に結線するための回路基板と、前記受光素子の
受光面をあらかじめ設定されたパターンで遮光す
る固定マスク部材と、前記受光素子を取付けた回
路基板および前記マスク部材を支持する化学エツ
チング可能な金属製のホルダ部材とから成り、前
記ホルダ部材は、概して一枚の板体から成り、板
厚方向に貫通する受光素子収容部、一方の面に前
記回路基板を収容するエツング凹部、および他方
の面に前記固定マスク部材を固定する固定部を備
えて成るロータリーエンコーダ用受光部組立体で
ある。
e 本考案の実施例 以下、この考案に成るロータリーエンコーダ用
受光部組立体について、添付図面に示す具体的な
実施例にもとづいて説明する。
第1図は、この考案に成るロータリーエンコー
ダ用受光部組立体1の略示的な斜視図であり、第
2図は、その−線断面図を示すものである。
前記受光部組立体1は、ホトダイオードで成る受
光素子2と、受光素子2を位置決めして結線する
ための回路基板3と、受光素子2の受光部2aを
あらかじめ設定されたパターンで遮光する固定マ
スク部材4と、これらを第1図および第2図に示
すように組み立て支持するホルダ部材5とによつ
て構成される。前記受光素子2は、第2図に示す
ように、できるだけ薄層の構造体から成り、その
一方の面に、発光源からの入射光を受光する受光
部2aを備えたものから成つている。前記受光素
子2は、回路基板3上に、前記受光部2aを上方
に向けて固定され、かつ電気結線される。前記回
路基板3は、ポリアミド等のようなフレキシブル
な基板によつて構成されるものであり、第5図に
示すように、できるだけ薄層に形成される。前記
回路基板3は、前記受光素子2を支持する基部6
と、前記基部6から二つに分かれて外方に向けて
延設される配線ターミナル部7,7とを有してい
る。前記回路基板3における基部6の裏面側に
は、第5図に示すような補強版8が取付けられる
ようになつている。一方、前記固定マスク部材4
は、一枚の薄層板体から成り、ロータリーエンコ
ーダ装置における回転デイスクに対して設けられ
ている第1および第2の透光スリツト群の形態に
関連して、あらかじめ設定された形態の透光スリ
ツト9および10が設けてある。前記ホルダ部材
5は、化学エツチング処理が可能な一枚の薄層ス
テンレス材から成つている。前記ホルダ部材5
は、板厚方向に貫通する受光素子収容部11を備
えている。前記受光素子収容部11は、前記薄板
状の受光素子を収容するに適した大きさならびに
形状をもつて形成される。前記ホルダ部材5にお
ける一方の面12には、回路基板3を収容するエ
ツチング凹部13が設けてあり、他方の面14
に、固定マスク部材4が取付けられるようになつ
ている。前記エツチング凹部13は、周知のエツ
チング処理法により、前記回路基板3の厚さ分だ
け凹状に取除いて形成されている。前記ホルダ部
材5の両側部分15,15には、取付用孔16,
16が設けてある。前記回路基板3は、その面に
取付けてある受光素子2が前記ホルダ部材5の収
容部11に位置するように、該ホルダ部材5にお
ける下面側のエツチング凹部13に接着剤によつ
て固着される。一方、前記固定マスク部材4は、
前記ホルダ部材5における上面側の取付部14
に、接着剤によつて固着される。
このように組み立てられた受光部組立体1は、
第6図および第7図に示すように、ロータリーエ
ンコーダ装置17におけるモータ部18のブラケ
ツト平面Bにビス等よつて位置決め固定される。
前記ロータリーエンコーダ装置17は、回転モー
タ18に連結された回転シヤフト19を備え、該
回転シヤフト19に対して、第8図に示すように
第1および第2の透光スリツト群20,21を備
えた回転マスク部材22が取付けてある。前記受
光部組立体1は、前記回転デイスク22の透光ス
リツト群20,21の位置に対応して、該回転デ
イスク22の下側位置に取付けられる。一方、発
光素子23,24は、前記回転デイスク22にお
ける第1および第2の透光スリツト群20,21
に対応して発光ダイオードホルダ25を介してそ
の上側位置に固着されている。前記発光素子2
3,24と受光部組立体1との間には、受光部組
立体1を構成するフレキシブル回路基板3を介し
て電気的に接続される。
f 本考案の効果 以上の構成に成るこの考案の受光部組立体は、
受光素子を配したフレキシブル回路基板3と、透
光スリツト9,10を備えた固定マスク部材4と
を組み立てるためのホルダ部材5を、エツチング
処理可能なステンレス製の薄板材によつて形成
し、回路基板収容部をエツチング処理によつて凹
状成形したものであり、ホルダ部材の厚さを約1
mm程度にしたものであつても、組立時における応
力等によるひずみやソリの発生を防止でき、ホル
ダ部材を検査選別することなく使用でき、組立て
作業時間を大幅に短縮することが可能である。
一方また、この考案に成る受光部組立体は、ホ
ルダ部材5を介して上下面側から、回路基板と固
定マスク部材とを位置合せし、固定することが可
能であり、ホルダ部材の厚さを組立体全体の厚さ
に加味することなく設計でき、固定マスクとホト
ダイオード及び回路基板の厚みだけで約2mm程度
の厚さの受光部組立体とすることができ、従来の
樹脂製ホルダによつて組み立てられる受光部組立
体の約1/2以下の厚さに設計することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に成るロータリーエンコー
ダ用受光部組立体の略示的斜視図、第2図は、第
1図における−線断面図、第3図は、ホルダ
部材の略示的斜視図、第4図は、固定マスク部材
の略示的斜視図、第5図は、受光素子を配した回
路基板の略示的斜視図、第6図は、当該受光部組
立体をロータリーエンコーダ装置に組み込んだ状
態を示す概略的側面図、第7図は、その部分拡大
側面図、第8図は、ロータリーエンコーダ装置に
おける回転デイスクの一例を示す平面図、第9図
は、従来の受光部組立体の略示的斜視図、第10
図は、第9図におけるX−X線断面図である。 1……受光部組立体、2……受光素子、3……
回路基板、4……固定マスク部材、5……ホルダ
部材、9,10……固定マスク体の透光スリツ
ト、11……受光素子収容部、13……エツチン
グ凹部、14……固定マスク体取付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発光源からの光を受ける受光面を備えた受光素
    子と、前記受光素子の受光面を所定の方向に向け
    て位置決めして該受光素子を電気的に結線するた
    めの回路基板と、前記受光素子の受光面をあらか
    じめ設定されたパターンで遮光する固定マスク部
    材と、前記受光素子を取付けた回路基板および前
    記マスク部材を支持する化学エツチング可能な金
    属製のホルダ部材とから成り、前記ホルダ部材
    は、概して一枚の板体から成り、板厚方向に貫通
    する受光素子収容部、一方の面に前記回路基板を
    収容するエツチング凹部、および他方の面に前記
    固定マスク部材を固定する固定部を備えて成るこ
    とを特徴とするロータリーエンコーダ用受光部組
    立体。
JP6790286U 1986-05-02 1986-05-02 Expired JPH0355859Y2 (ja)

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JP6790286U JPH0355859Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

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JPS62178311U JPS62178311U (ja) 1987-11-12
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JP5580676B2 (ja) * 2010-07-14 2014-08-27 オリンパス株式会社 光学式センサ

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