JPS608926Y2 - 研磨キヤリア - Google Patents
研磨キヤリアInfo
- Publication number
- JPS608926Y2 JPS608926Y2 JP1979062873U JP6287379U JPS608926Y2 JP S608926 Y2 JPS608926 Y2 JP S608926Y2 JP 1979062873 U JP1979062873 U JP 1979062873U JP 6287379 U JP6287379 U JP 6287379U JP S608926 Y2 JPS608926 Y2 JP S608926Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- guide hole
- surface plate
- workpiece
- workpiece guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、研磨剤の回り込みと保持を良好にする研磨用
キャリアに関する。
キャリアに関する。
はじめに、本考案をわかり易くするために、研磨キャリ
ア(以下キャリア)を用いた研磨方法について説明する
。
ア(以下キャリア)を用いた研磨方法について説明する
。
この研磨方法の特徴は、加工物を、回転している上定盤
と下定盤の間に挟み、研磨剤を供給しながら両面を同時
に研磨することである。
と下定盤の間に挟み、研磨剤を供給しながら両面を同時
に研磨することである。
本考案に関するキャリアは、この加工物に案内と回転を
与えるために用いる治具であり、第1図に従来のキャリ
アの形状を示す。
与えるために用いる治具であり、第1図に従来のキャリ
アの形状を示す。
第1図Aは平面図、第1図BはX−X’における正面断
面図である。
面図である。
第1図において、1は歯車状の外周部、2は加工物案内
孔であり、キャリアの厚味は加工物の仕上り寸法により
異なる。
孔であり、キャリアの厚味は加工物の仕上り寸法により
異なる。
第2図に研磨機構を示し、研磨方法を説明する。
上定盤3と下定盤4がそれぞれ反対方向に回転し、上、
下定盤3,4に挟まれたキャリア5は歯車状の外周部1
を介し、太陽ギア6とインターナルギア7の回転により
、自転しながら下定盤4の回転方向に公転する。
下定盤3,4に挟まれたキャリア5は歯車状の外周部1
を介し、太陽ギア6とインターナルギア7の回転により
、自転しながら下定盤4の回転方向に公転する。
キャリア5内にセットされている加工物8には4方向の
運動が与えられ、また両面を同時に等量ずつ研磨する様
、上定盤3、下定盤4およびキャリア5の回転比が設定
されているので、研磨速度が速く、高度な加工精度を得
ることができる。
運動が与えられ、また両面を同時に等量ずつ研磨する様
、上定盤3、下定盤4およびキャリア5の回転比が設定
されているので、研磨速度が速く、高度な加工精度を得
ることができる。
研磨剤9はポンプ10より循環方式で上定盤3を介して
上定盤3と下定盤4の間に供給される。
上定盤3と下定盤4の間に供給される。
以上述べた研磨方法において、本考案のキャリアの実施
例を第3図に示す。
例を第3図に示す。
第3図Aは平面図、第3図BはX−X’における正面断
面図である。
面図である。
本考案のキャリアは、歯車状の外周部11と1個以上の
加工物案内孔12(本図では4個)を有し、その加工物
案内孔12の周辺に凹部13を形成している。
加工物案内孔12(本図では4個)を有し、その加工物
案内孔12の周辺に凹部13を形成している。
さらに第2図のキャリアに関する部分を拡大し、第4図
、第5図により本考案の効果について説明する。
、第5図により本考案の効果について説明する。
第4図は従来のキャリアを用いた部分の拡大正面図、第
5図は本考案のキャリアを用いた部分の拡大正面図であ
る。
5図は本考案のキャリアを用いた部分の拡大正面図であ
る。
なお、当図は概略図であり、寸法比は異なる。
第4図、第5図において、14は上定盤、15は下定盤
、16は加工物、17は太陽ギア、18はインターナル
ギア、19は研磨剤を示す。
、16は加工物、17は太陽ギア、18はインターナル
ギア、19は研磨剤を示す。
研磨剤19は酸化セリウム等の水溶液を用いる。
第4図の従来のキャリア20と第5図の本考案のキャリ
ア21のちがいは、第5図で示すとおり、22の凹部の
有無にあり、この凹部の有無が研磨剤19のまわり込み
と保持に大きく影響することは、図によっても理解でき
る。
ア21のちがいは、第5図で示すとおり、22の凹部の
有無にあり、この凹部の有無が研磨剤19のまわり込み
と保持に大きく影響することは、図によっても理解でき
る。
実際に考案者のデータによれば、加工物16を研磨する
場合、加工時間で約2倍の効果が上っている。
場合、加工時間で約2倍の効果が上っている。
加工物16の厚味によりキャリアの厚味も変わるが、凹
部22を形成することにより同様の効果を得ることがで
きる。
部22を形成することにより同様の効果を得ることがで
きる。
凹部の形成は、キャリアの厚味に応じ、切削加工あるい
は、エツチング加工等の方法で容易に得られる。
は、エツチング加工等の方法で容易に得られる。
第5図で示す凹部22は、第3図で示す様な、個々に加
工物案内孔を取り囲む様に加工物案内孔の周辺に設ける
場合の他に、第6図に示す様な、凹部23にすべての加
工物案内孔24(図では4個)を取り囲む様に設けても
良い。
工物案内孔を取り囲む様に加工物案内孔の周辺に設ける
場合の他に、第6図に示す様な、凹部23にすべての加
工物案内孔24(図では4個)を取り囲む様に設けても
良い。
四部は加工物案内孔の数量に応じて、その加工物案内孔
24を取り囲む様に形成すれば良い。
24を取り囲む様に形成すれば良い。
さらに、凹部の反応例を第7図〜第9図に示す。
各図とも平面図である。第7図は、平行な凹部25を加
工物案内孔26の周辺に設けたものである。
工物案内孔26の周辺に設けたものである。
図は直交する平行な凹部を示す。
第8図は、円状溝27を加工物案内孔28の周辺に設け
たものである。
たものである。
第9図は、うず巻溝29を加工物案内孔30の周辺に設
けたものである。
けたものである。
以上、本考案のキャリアは歯形状の外周部と1個以上の
加工物案内孔を有し、その加工物案内孔の周辺に凹部を
設けたものであり、研磨剤の回り込みと保持を良好にし
たことにより、研磨時間の大巾な短縮が図られるもので
ある。
加工物案内孔を有し、その加工物案内孔の周辺に凹部を
設けたものであり、研磨剤の回り込みと保持を良好にし
たことにより、研磨時間の大巾な短縮が図られるもので
ある。
第1図は従来のキャリアの形状を示す。
第2図は研磨機構を示す。
第3図は本考案のキャリアの実施例を示す。
第4図は従来のキャリアを用いた部分の拡大正面図を示
す。 第5図は本考案のキャリアを用いた部分の拡大正面図を
示す。 第6図、第7図、第8図、第9図は凹部の別の設は方を
示す。 1・・・・・・外周部、2・・・・・・加工物案内孔、
3・・・・・・上定盤、4・・・・・・下定盤、5・・
・・・・キャリア、6・・・・・・太陽ギア、7・・・
・・・インターナルギア、8・・・・・・加工物、9・
・・・・・研磨剤、10・・・・・・ポンプ、11・・
・・・・外周部、12・・・・・・加工物案内孔、13
・・・・・・凹部、14・・・・・・上定盤、15・・
・・・・下定盤、16・・・・・・加工物、17・・・
・・・太陽ギア、18・・・・・・インターナルギア、
19・・・・・・研磨剤、20・・・・・・キャリア、
21・・・・・・キャリア、22・・・・・・凹部、2
3・・・・・・凹部、24・・・・・・加工物案内孔、
25・・・・・・交叉溝、26・・・・・・加工物案内
孔、27・・・・・・円状溝、28・・・・・・加工物
案内孔、29・・・・・・うず巻溝、30・・・・・・
加工物案内孔。
す。 第5図は本考案のキャリアを用いた部分の拡大正面図を
示す。 第6図、第7図、第8図、第9図は凹部の別の設は方を
示す。 1・・・・・・外周部、2・・・・・・加工物案内孔、
3・・・・・・上定盤、4・・・・・・下定盤、5・・
・・・・キャリア、6・・・・・・太陽ギア、7・・・
・・・インターナルギア、8・・・・・・加工物、9・
・・・・・研磨剤、10・・・・・・ポンプ、11・・
・・・・外周部、12・・・・・・加工物案内孔、13
・・・・・・凹部、14・・・・・・上定盤、15・・
・・・・下定盤、16・・・・・・加工物、17・・・
・・・太陽ギア、18・・・・・・インターナルギア、
19・・・・・・研磨剤、20・・・・・・キャリア、
21・・・・・・キャリア、22・・・・・・凹部、2
3・・・・・・凹部、24・・・・・・加工物案内孔、
25・・・・・・交叉溝、26・・・・・・加工物案内
孔、27・・・・・・円状溝、28・・・・・・加工物
案内孔、29・・・・・・うず巻溝、30・・・・・・
加工物案内孔。
Claims (1)
- 上定盤と下定盤がそれぞれ反対方向に回転腰前記上定盤
と下定盤に挾まれたキャリアは歯車状の外周部を介し、
太陽ギアとインターナルギアの回転により、自転しなが
ら公転する研磨キャリアにおいて、前記キャリアは貫通
する加工物案内孔を有するとともに、加工物案内孔の上
下部には前記加工物案内孔の内周に沿って研削剤が流入
する凹所が設けられており、前記対向する凹所によって
前記加工物案内孔内周部にできる突部によって加工物を
径方向に支持して成ることを特徴とする研磨キャリア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979062873U JPS608926Y2 (ja) | 1979-05-11 | 1979-05-11 | 研磨キヤリア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979062873U JPS608926Y2 (ja) | 1979-05-11 | 1979-05-11 | 研磨キヤリア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55165755U JPS55165755U (ja) | 1980-11-28 |
JPS608926Y2 true JPS608926Y2 (ja) | 1985-03-30 |
Family
ID=29296894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979062873U Expired JPS608926Y2 (ja) | 1979-05-11 | 1979-05-11 | 研磨キヤリア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608926Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014200869A (ja) * | 2013-04-03 | 2014-10-27 | サンコースプリング株式会社 | ラッピングキャリア |
JP6197580B2 (ja) * | 2013-10-29 | 2017-09-20 | 株式会社Sumco | キャリアプレート及びワークの両面研磨装置 |
-
1979
- 1979-05-11 JP JP1979062873U patent/JPS608926Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55165755U (ja) | 1980-11-28 |
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