JPH0847218A - モールドモータのステータの製造方法 - Google Patents

モールドモータのステータの製造方法

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JPH0847218A
JPH0847218A JP20444894A JP20444894A JPH0847218A JP H0847218 A JPH0847218 A JP H0847218A JP 20444894 A JP20444894 A JP 20444894A JP 20444894 A JP20444894 A JP 20444894A JP H0847218 A JPH0847218 A JP H0847218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
frame
stator core
mold
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP20444894A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kimura
信一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP20444894A priority Critical patent/JPH0847218A/ja
Publication of JPH0847218A publication Critical patent/JPH0847218A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定子コアとその外周部のフレームを接着剤
で熱硬化させる位置決め固着を、モールドで簡素化し、
ブラケットを嵌めるノック部をモールド部に同時にモー
ルド成形する。 【構成】 環状の固定子コア1と固定子コア1に装着し
た固定子コイル3と固定子コア1の外周部に固定されて
いるフレーム2で構成し、固定子コア1の両端面とフレ
ーム2の内周面間に可塑性モールド4を注入後、冷却固
定するモールドモータのステータにおいて、固定子コア
1とフレーム2が接する円周部の少なくとも1箇所以上
の位置に、特定の形状の凹部7をフレーム2側に設け、
凹部7に嵌合する凸部6を固定子コア1側に備えると共
に、凹部7と凸部6の位置合わせた状態で、フレーム2
を固定子コア1側にモールドモータの軸方向から挿入
し、モールド4で固定子コア1,固定子コイル3,フレ
ーム2を一体成形する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定子コアとこの固定
子コアの外周部に取付けられるフレームとの固定手段を
設け、さらにはモータの両端面のブラケットを装着する
ノック部も備えるモールドモータのステータの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術としてのこの種のモールドモー
タのステータの製造方法は、次のような課程を経て行わ
れている[以下、これを『従来例』という]。図3は従
来例の側断面図、図4は図3におけるB1 −B2 線に沿
う断面図である。全ての図面において、同一符号は同一
もしくは相当部材を示す。図3及び図4において、1は
薄い電磁鋼板を積層して鉄心を形成した環状の固定子コ
ア、2は固定子コア1の外周部を囲繞し固定子コア1に
取り付けられているフレーム等、3は固定子コア1とフ
レーム2を固着するための接着剤、4は固定子コア1と
固定子コア1に巻回された固定子コイル3およびフレー
ム2をを封止するための熱可塑性モールドである。5は
図示しないモータの両端面をカバーするブラケットが嵌
め合うようにフレーム2に設けてあるノック(knock) 部
である。また、9は樹脂性の円板から成る樹脂端板で、
図3,図4では図示省略しているがモールド4と固定子
コア1を貫通して相対応する樹脂端板9同士を通しボル
トとナットで締め付け固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例では、固定子コア1とフレーム2が接する両方の
面に接着剤3を塗布し、その後フレーム2を固定子コア
1へ向かってその軸方向から挿入し、熱を加えて接着剤
3を硬化させ、固定子コア1とフレーム2を固定してい
た。従って接着剤3は熱により硬化が促進されるため、
長時間熱を加える必要があり、作業時間のロスが発生す
るという問題があった。また、モールド4と接着剤3の
熱収縮により、フレーム2が変形するためフレーム2に
設けてあるノック部5は、モールド4を封止後に加工し
ているので、余分な工数が掛かっており、かつ樹脂端板
9をモールド4の面で締付けているから、樹脂端板9の
モータ軸に対し直角性が崩れるという欠点もある。ここ
において本発明は、作業中のロスタイムを発生しない
で、フレームと固定子コアの位置決めがスムーズで、接
着剤を使わず、ノック部もモールド同時成形で行われる
という従来例の問題点を全て払拭したモールドモータの
ステータの製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、環状の固定子コアとこの固定子コアに
装着した固定子コイルと固定子コアの外周部に固定され
ているフレームで構成し、固定子コアの両端面とフレー
ムの内周面間に可塑性モールドを溶融注入後、冷却固定
するモールドモータのステータにおいて、固定子コアと
フレームが接する円周部の少なくとも1箇所以上の位置
に、特定の形状の凹部をフレーム側に設け、凹部に嵌合
する凸部を固定子コア側に備えると共に、凹部と凸部の
位置を合わせた状態で、フレームを固定子コア側にモー
ルドモータの軸方向から挿入し、モールドで固定子コ
ア,固定子コイル,フレームを一体成形するモールドモ
ータのステータの製造方法であり、またモールドで一体
成形すると同時に、モールドでブラケットがフレームの
両端面に嵌合するノック部を形成する前項に記載のモー
ルドモータのステータの製造方法であり、さらにフレー
ムの内周の等分位置に、複数個の円弧状または楕円弧状
あるいは三角状もしくは四角状・多角形状等の一部を成
す凹部をフレーム等側に設け、凹部に嵌合する凸部を固
定子コア側に備える前々項に記載のモールドモータのス
テータの製造方法である。
【0005】
【作用】本発明はこのようなモールドモータのステータ
の製造方法であるから、固定子コイルを装着した固定子
コアとフレームとをモールドにより封止するのと同時
に、固定子コアとフレームが正しい位置決めと固着・固
定がなされ作業時間の短縮ができ、しかも固定子コアと
フレームの回転力に対抗する接合力が向上する。また、
モールドでブラケットと嵌合するノック部を形成するの
で、モールド封止後のフレーム加工が無くなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例におけるモールドモー
タのステータの側断面図である。図2は、図1のA1
2 線に沿った断面図である。この実施例(図1,図
2)と従来例(図3,図4)を対比した場合に、全体の
構造は略同じであるが、固定子コア1とフレーム2と接
合部周辺に画然とした違いがある。すなわち、固定子コ
ア1とフレーム2と接合する円周部の等分位置に、複数
の半丸状の凸部6と凹部7が設けられ、両者は嵌合でき
るように形成される。この嵌合する凸部6と凹部7は円
弧状,楕円弧状,三角形状,四角形状,多角形状等種々
の形状の一部分が想定され、さらにその必要個数も1個
以上複数個でも良くそのステータの種別に対応して決め
る。
【0007】 このような構成において、半丸状のフレ
ーム2の凹部7と、固定子コア1の凸部6の位置を合わ
せをした状態で、フレーム2を固定子コア1に向かって
このモータの軸方向から挿入し、両者の位置を決めた後
に、熱可塑性のモールド4を注入・冷却して封止するこ
とにより、固定子コア1がフレーム2に固定される。ま
た、固定子コア1に巻線されている固定子コイル3と図
示していないロータ間に回転力が発生するため、固定子
コア1とフレーム2との回転方向の接合強度が必要とな
る。そこで、半丸状の固定子コア1の凸部6とフレーム
2の凹部7が嵌合することにより、回転方向の接合強度
が向上する。さらに、モールド4で封止する時に、同時
成形する構造としてノック部5をモールドにて設ける。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、固定
子コアとフレームをモールドで封止するのと同時に固定
子コアとフレームが固定・固着され、作業時間の著しい
短縮ができ、然も両者間の回転力に対抗する接合強度が
向上し、さらにモータの両端面をカバーするブラケット
を嵌め合うノック部をモールド部に同時モールド成形し
ているから、モールド封止後のノック部切削加工等が省
略できるという幾多のかつ特段の効果を奏することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における側断面図
【図2】本発明の一実施例の図1のA1 −A2 線に沿っ
た断面図
【図3】従来例における側断面図
【図4】従来例の図3のB1 −B2 線に沿った断面図
【符号の説明】
1 固定子コア 2 フレーム 3 固定子コイル 4 モールド 5 ノック部 6 凸部 7 凹部 8 接着剤 9 樹脂端板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の固定子コアとこの固定子コアに装
    着した固定子コイルと前記固定子コアの外周部に固定さ
    れているフレームで構成し、前記固定子コアの両端面と
    フレームの内周面間に可塑性モールドを溶融注入後、冷
    却固定するモールドモータのステータにおいて、 前記固定子コアと前記フレームが接する円周部の少なく
    とも1箇所以上の位置に、特定の形状の凹部を前記フレ
    ーム側に設け、前記凹部に嵌合する凸部を前記固定子コ
    ア側に備えると共に、前記凹部と前記凸部の位置を合わ
    せた状態で、前記フレームを前記固定子コア側にモール
    ドモータの軸方向から挿入し、前記モールドで前記固定
    子コア,前記固定子コイル,前記フレームを一体成形す
    ることを特徴とするモールドモータのステータの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 モールドで前記一体成形すると同時に、
    前記モールドでブラケットが前記フレームの両端面に嵌
    合するノック部を形成することを特徴とする請求項1記
    載のモールドモータのステータの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記フレームの内周の等分位置に、複数
    個の円弧状または楕円弧状あるいは三角状もしくは四角
    状・多角形状等の一部を成す凹部を前記フレーム等側に
    設け、前記凹部に嵌合する凸部を前記固定子コア側に備
    えることを特徴とする請求項1記載のモールドモータの
    ステータの製造方法。
JP20444894A 1994-08-04 1994-08-04 モールドモータのステータの製造方法 Pending JPH0847218A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003061278A (ja) * 2001-08-15 2003-02-28 Tamagawa Seiki Co Ltd ステータ構造
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