JPH0314934Y2 - - Google Patents

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JPH0314934Y2
JPH0314934Y2 JP1985139889U JP13988985U JPH0314934Y2 JP H0314934 Y2 JPH0314934 Y2 JP H0314934Y2 JP 1985139889 U JP1985139889 U JP 1985139889U JP 13988985 U JP13988985 U JP 13988985U JP H0314934 Y2 JPH0314934 Y2 JP H0314934Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、比較的容量の小さな直流電動機、誘
導電動機、同期電動機等の各種回転電動機に係
り、特に回転電動機の固定子本体の軸方向端部に
組付けられて前記固定子本体内に位置する回転子
の回転軸をその軸端部にてベアリングを介し回転
自在に受承するようにした回転電動機のためのエ
ンドブラケツトに関する。
〔従来技術〕
従来、この種の回転電動機のためのエンドブラ
ケツトとしては、実開昭59−176350号公報に開示
されているように、量産化、低コスト化を図るた
めに、合成樹脂材料により一体形成するようにし
たものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようなエンドブラケツトに
おいては、合成樹脂材料の熱伸縮率が大きい(±
0.5%以上)ために、一体形成すると、エンドブ
ラケツトの外径、真円度、直角度、エンドブラケ
ツトのベアリングに対する受承部の内径、この内
径とエンドブラケツトの外径との同軸度等の各公
差のバラツキが大きくなり、その結果、固定子と
回転子との間の空隙が不均一となつたり、大きく
なり過ぎたりして回転電動機の円滑な作動或いは
適正なトルク−速度特性を確保し得ないという不
具合を生じる。
そこで、本考案は、上述のような不具合に対処
すべく、回転電動機のためのエンドブラケツト
を、合成樹脂材料の成形時における長所を有効に
利用しつつこの合成樹脂材料に熱伸縮性の低い機
械的高強度材料を部分的に組合わせて形成しよう
とするものである。
(課題を解決するための手段) かかる課題の解決にあたり、本考案の構成上の
特徴は、回転電動機の固定子本体の軸方向開口端
部に組付けられて前記固定子本体内に位置する回
転子の回転軸をその軸端部にてベアリングを介し
回転自在に受承するようにしたエンドブラケツト
において、このエンドブラケツトを、前記固定子
本体の軸方向開口端部に組付けられる環状フラン
ジと、前記ベアリングを受承する環状受承部材
と、前記フランジと前記受承部材の間に介在する
ブラケツト本体とに分割し、前記フランジ及び前
記受承部材を熱伸縮性の低い機械的高強度材料に
より形成し、前記フランジの内周縁部の軸方向中
央に沿い環状段部を形成し、かつ前記ブラケツト
本体をその外周縁部及び内周縁部にて前記フラン
ジの内周縁部及び前記受承部材の外壁と一体化さ
せるべく液状合成樹脂材料により硬化成形するよ
うにしたことにある。
(作用・効果) しかして、このように本考案を構成したことに
より、前記エンドブラケツトに対応する合成樹脂
成形用金型を作製し、この金型内の各所定位置に
前記機械的高強度材料からなる前記環状フランジ
及び前記環状受承部材をそれぞれ配置し、前記ブ
ラケツト本体に相当する前記金型内の残余の部分
に液状合成樹脂材料を公知の方法により注入充満
させて硬化させる。これにより、前記エンドブラ
ケツトが一体成形される。かかる場合、前記金型
が精度よく作製できるので、一体成形時に前記ブ
ラケツト本体がその熱伸縮性により前記フランジ
及び受承部材との接合部分にて一様な接合状態を
確保し得なくとも、前記フランジ及び受承部材が
前記金型内にて熱変形等を伴うことなく原位置を
精度よく維持することとなる。また、上述の一体
成形にあたり、前記フランジの内周縁部と前記ブ
ラケツト本体の外周縁部との間の接合が、前記フ
ランジの内周縁部の軸方向中央に沿い形成した環
状段部を介してなされるので、前記フランジと前
記ブラケツト本体との間の固着度合が強固に実現
され得る。また、前記ブラケツト本体と前記受承
部材との間の接合が、前記ブラケツト本体の内周
縁部の前記受承部材の外壁全体との接合によりな
されるので、前記ブラケツト本体と前記受承部材
との間の固着度合も強固に実現され得る。このた
め、前記エンドブラケツトが、前記回転軸の軸端
部を前記ベアリングを介し前記受承部材により受
承するように前記固定子本体に組付けられたと
き、同固定子本体と前記回転子との間の空隙を適
正な値にて精度よくかつ高い機械的強度にて一様
に確保することができ、その結果、回転電動機本
来の機能及び特性を十分に発揮させ得る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面により説明する
と、第1図は、本考案が直流電動機に適用された
例を示している。この直流電動機は、固定子Sを
有しており、この固定子Sは、固定子本体10
と、本考案の要部を構成する一対のエンドブラケ
ツト20,30とによつて構成されている。固定
子本体10は、円筒状のヨーク11の内周面に複
数の磁極12(永久磁石からなる)を間隔を付与
して固着して形成されている。なお、直流電動機
の定格出力は100Wである。
各エンドブラケツト20,30はヨーク11の
各開口端部にそれぞれ組付けられているもので、
エンドブラケツト20は、合成樹脂材料により第
1図にて図示断面形状を有するように形成したブ
ラケツト本体21と、このブラケツト本体21の
外周縁部21aに固着した金属材料、セラミツク
等の熱伸縮性の低い機械的高強度材料により形成
してなる環状のフランジ22と、ブラケツト本体
21のボス部21b内に装着した前記機械的高強
度材料により断面コ字状に形成してなる受承部材
23と、ブラケツト本体21のターミナル部21
c内に設けたターミナルピン24とにより構成さ
れている。
かかる場合、ブラケツト本体21の外周縁部2
1aとフランジ22との間の固着度合は、外周縁
部21aの環状溝21dに対するフランジ22の
環状突出部22aの嵌合により強化されている。
また、ブラケツト本体21の外周縁部21a及び
ボス部21bの各軸心並びにフランジ22の軸心
はヨーク11の軸心と一致している。また、ブラ
ケツト本体21の外周縁部21a及びボス部21
bの底面は共にヨーク11の軸心に対し直角とな
つている。
一方、エンドブラケツト30は、合成樹脂材料
により第1図にて図示断面形状を有するように形
成したブラケツト本体31と、このブラケツト本
体31の外周縁部31aに固着した前記機械的高
強度材料からなる環状のフランジ32と、ブラケ
ツト本体31のボス部31b内に装着した前記機
械的高強度材料からなる環状の受承部材33とに
より構成されている。かかる場合、ブラケツト本
体31の外周縁部31aとフランジ32との間の
固着度合は、外周縁部31aの環状溝31dに対
するフランジ32の環状突出部32aの嵌合によ
り強化されている。また、受承部材33及びフラ
ンジ32の各軸心はヨーク11の軸心に一致して
いる。また、受承部材33の底面33f及びフラ
ンジ32の底面32fはヨーク11の軸心に直角
となつている。また、ボス部31bの内周面内端
に設けた段部31eは受承部材33をボス部31
b内に脱出不能に維持する役割を果たす。
ところで、上述したエンドブラケツト20の形
成にあたつては、このエンドブラケツト20に対
応する合成樹脂成形用金型を作製し、この金型内
の各所定位置にフランジ22、受承部材23及び
ターミナルピン24をそれぞれ配置し、前記金型
内の残余の部分に液状の合成樹脂材料を公知の方
法により注入充満させて凝固させる。これによ
り、ブラケツト本体21、フランジ22、受承部
材23及びターミナルピン24が、第1図にて図
示断面形状を有するエンドブラケツト20として
一体成形される。一方、上述したエンドブラケツ
ト30の形成にあたつては、このエンドブラケツ
ト30に対応する合成樹脂成形用金型を作製し、
この金型内の各所定位置にフランジ32及び受承
部材33をそれぞれ配置し、前記金型内の残余の
部分に液状の合成樹脂材料を公知の方法により注
入充満させて硬化させる。これにより、ブラケツ
ト本体31、フランジ32及び受承部材33が、
第1図にて図示断面形状を有するエンドブラケツ
ト30として一体成形される。
このように一体成形した両エンドブラケツト2
0,30をヨーク11に組付けるにあたつては、
例えば、エンドブラケツト20の受承部材23内
にボールベアリング40aを嵌入し、エンドブラ
ケツト30の受承部材33内にボールベアリング
40bを嵌入し、エンドブラケツト20をそのフ
ランジ22にてヨーク11の一側環状溝11aに
嵌着させて組付け、回転子Rを固定子Sに挿入し
て同回転子Rの回転軸50の一端部50aをボー
ルベアリング40aに嵌入させ、ボールベアリン
グ40bを回転軸50の他端部50bに嵌入させ
つつエンドブラケツト30のフランジ32をヨー
ク11の環状溝11b内に嵌着させる。これによ
り、回転子Rがその回転軸50の両端部にて各ボ
ールベアリング40a,40bを介し各エンドブ
ラケツト20,30により軸支されて回転子Rの
電機子60の外周面と各磁極12の内周面との間
に空隙を確保する。なお、第1図にて符号Bはブ
ラシ機構を示す。
かかる場合、前記各金型が精度よく容易に作製
できるので、一体成形時に各ブラケツト本体2
1,31がその熱伸縮性により各フランジ22,
32との接合部分にて一様な接合状態を確保し得
なくとも、各フランジ22,32が各金型内にて
熱変形等を伴うことなく原位置を精度よく維持す
ることとなり、その結果、固定子Sと回転子Rと
の間の周方向に沿う均一かつ適正な空隙を精度よ
く確保し得るように、各エンドブラケツト20,
30の諸寸法の精度及び固定子Sに対する組付精
度を向上させることができる。また、上述の一体
成形にあたり、各フランジ22,32の内周縁部
と各ブラケツト本体21,31の外周縁部との間
の各接合が、各フランジ22,32の環状突出部
22a,32aをそれぞれ介してなされるので、
各フランジ22,32と各ブラケツト本体21,
31との間の固着度合が強固になる。また、各ブ
ラケツト本体21,31と各受承部材23,33
との間の接合が、各ブラケツト本体21,31の
ボス部21b,31bの内周面と各受承部材2
3,33の外壁全体との接合によりなされるの
で、各ブラケツト本体21,31と各受承部材2
3,33との間の固着度合も強固になる。従つ
て、本考案を適用した直流電動機は、上述のごと
き寸法精度及び機械的高強度のもとに円滑に回転
することとなり、その結果、高使用頻度に十分耐
え得るとともに常に十分な速度−トルク特性を維
持できる。また、上述のような一体成形によるた
め、直流電動機の量産化及び低コスト化も確保す
ることができる。
なお、本考案の実施にあたつては、エンドブラ
ケツト30のブラケツト本体31及び受承部材3
3に代えて、第2図に示すごとく、これらにそれ
ぞれ相当するブラケツト本体31A及び受承部材
33Aを採用して実施してもよく、かかる場合、
受承部材33Aの外周面に周方向に形成した環状
溝33a内にブラケツト本体31Aのボス部31
bの内周面に形成した環状突部を嵌合させるよう
に受承部材33Aとブラケツト本体31Aとの一
体成形がなされる。
また、本考案の実施にあたつては、エンドブラ
ケツト30のブラケツト本体31及びフランジ3
2に代えて、第3図(又は第4図)に示すごと
く、これらにそれぞれ相当するブラケツト本体3
1B及びフランジ32B(又はブラケツト本体3
1C及びフランジ32C)を採用して実施しても
よく、かかる場合、ブラケツト本体31B及びフ
ランジ32B(又はブラケツト本体31C及びフ
ランジ32C)の各肉厚が増加されて機械的強度
を向上させている。なお、ブラケツト本体31C
とフランジ32Cとの接合部は段違い構造となつ
ている。
また、本考案の実施にあたつては、エンドブラ
ケツト20に代えて、第5図に示すごとく、エン
ドブラケツト70を採用しボールベアリング40
aに代えて調心ベアリング80を受承するように
してもよい。なお、エンドブラケツト70は、ブ
ラケツト本体21に相当するブラケツト本体7
1、フランジ22に相当する環状のフランジ7
2、及び受承部材23に相当する受承部材73と
により構成され、エンドブラケツト20と同様に
一体成形されている。
また、前記実施例においては、本考案が直流電
動機のエンドブラケツトに適用された例について
説明したが、これに限らず、各種回転電動機のエ
ンドブラケツトに本考案を適用して実施してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例たるエンドブラケ
ツトを組付けた直流電動機の断面図、及び第2図
〜第5図は第1図におけるエンドブラケツトの各
変形例を示す断面図である。 符号の説明、R……回転子、S……固定子、1
0……固定子本体、20,30,70……エンド
ブラケツト、21,31,31A,31B,31
C,71……ブラケツト本体、23,33,33
A,73……受承部材、22,32,32B,3
2C,72……フランジ、40a,40b……ボ
ールベアリング、50……回転軸、80……調心
ベアリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転電動機の固定子本体の軸方向開口端部に組
    付けられて前記固定子本体内に位置する回転子の
    回転軸をその軸端部にてベアリングを介し回転自
    在に受承するようにしたエンドブラケツトにおい
    て、このエンドブラケツトを、前記固定子本体の
    軸方向開口端部に組付けられる環状フランジと、
    前記ベアリングを受承する環状受承部材と、前記
    フランジと前記受承部材の間に介在するブラケツ
    ト本体とに分割し、前記フランジ及び前記受承部
    材を熱伸縮性の低い機械的高強度材料により形成
    し、前記フランジの内周縁部の軸方向中央に沿い
    環状段部を形成し、かつ前記ブラケツト本体をそ
    の外周縁部及び内周縁部にて前記フランジの内周
    縁部及び前記受承部材の外壁と一体化させるべく
    液状合成樹脂材料により硬化成形するようにした
    ことを特徴とする回転電動機のためのエンドブラ
    ケツト。
JP1985139889U 1985-09-12 1985-09-12 Expired JPH0314934Y2 (ja)

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JPS6145704Y2 (ja) * 1979-03-19 1986-12-23
JPS55145856U (ja) * 1979-04-06 1980-10-20

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