JPS6138379Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6138379Y2
JPS6138379Y2 JP1979154473U JP15447379U JPS6138379Y2 JP S6138379 Y2 JPS6138379 Y2 JP S6138379Y2 JP 1979154473 U JP1979154473 U JP 1979154473U JP 15447379 U JP15447379 U JP 15447379U JP S6138379 Y2 JPS6138379 Y2 JP S6138379Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
slip ring
grooves
bearing
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979154473U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5671077U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1979154473U priority Critical patent/JPS6138379Y2/ja
Publication of JPS5671077U publication Critical patent/JPS5671077U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6138379Y2 publication Critical patent/JPS6138379Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用交流発電機における回転子の改
良構造に関する。
本考案はこれにおいて、回転変動および振動に
対する回転子の強度を向上させて高速回転を可能
とし、合せて回転子の組付性を向上させることを
目的としたのである。
本考案の一実施例として車両用交流発電機の回
転子を示す第1図において、回転軸1は2個所の
支持部11,11′でそれぞれ軸受2,2′により
発電機フレーム3,3′に回転自在に支持されて
いる。この回転軸1には2個所の支持部11,1
1′の中間部、すなわち第1の支持部11の一方
側に、界磁コイル41を含む回転子本体4が圧入
により結合され、また第1の支持部11の他方側
の端部に2個のスリツプリング5,5′が結合さ
れている。
上記スリツプリング5,5′が結合される回転
軸1の端部には、第2図にも示す通り、軸受2に
よる支持部11よりも小径のスリツプリング固定
部12が形成され、その外周側に上記スリツプリ
ング5,5′が配置されている。スリツプリング
5,5′は支持部11の外径よりも小さい外径に
形成されている。
界磁コイル41とスリツプリング5,5′とを
接続するため、回転軸1の外周には、回転子本体
4の端面部から支持部11を越えて支持部11の
端面に至る2個の溝13,13′が形成されてい
る。そして、一端で各スリツプリング5,5′に
接続された接続端子51が各溝13,13′に収
納されて配線され、回転子本体4の端面部では外
径側へ直角に曲げられ、他端で界磁コイル41と
接続されている。なお、図中には一方の接続端子
51のみを示している。
しかして、上記固定部12と各スリツプリング
5,5′との間および各接続端子51が収納され
た溝13,13′には、絶縁材6が一体にモール
ド成形されている。これにより、各スリツプリン
グ5,5′は回転軸1に結合され、各接続端子5
1は各溝13,13′内に収納固定されている。
上述の如く、スリツプリング5,5′を回転軸
1の端部に結合し、これに応じて一方の軸受2に
よる支持部11を回転子本体4とスリツプリング
5,5′との間に設けると、2つの軸受2,2′間
のスパンは短縮され、その間に回転子本体4が存
在していても、回転軸1のたわみが防止されてい
る。従つて回転軸1の回転時の振れが防止され、
高速回転が可能となる。一方、この場合、界磁コ
イル41とスリツプリング5,5′とを接続すべ
き接続端子51は、支持部11を越える分だけ長
くなる。そのため接続端子の耐振、耐遠心力強度
が問題となる。しかるに上記構成では、スリツプ
リング5,5′を保持するための絶縁材6を利用
し、これを溝13,13′にもモールド成形し、
そこに端子51を埋設しているので、端子51は
溝内に強固に固定、保持される。つまり、溝の中
に射出され成形されるので絶縁材となるモールド
材が溝内壁に強固に接着されると共に、該モール
ド材の外表面は軸受内周に接して押さえられる。
従つて、耐振、耐遠心力性にすぐれた構造が得ら
れる。
また、上記構成によれば、スリツプリング5,
5′の外径が支持部11のそれより小さく構成さ
れているので、スリツプリング5,5′の結合に
よつても軸受2の装着が害されることはない。こ
のようにスリツプリング5,5′を小径として
も、回転軸1の小径の固定部12とスリツプリン
グ5,5′との間に絶縁材6を一体にモールド成
形してスリツプリングを結合することにより、各
スリツプリング5,5′を回転軸1に強固に結合
することができる。
一般のスリツプリングは回転軸とは独立してモ
ールド材にて保持され、回転軸には圧入により結
合されているが、これを上記構造に適用しようと
すれば、モールド材の厚さが圧入のため充分に必
要で、これに伴つて固定部12を非常に細いもの
としなければならない。その場合、モールド材と
固定部12との結合面積は非常に小さくなつて、
回転変動、振動によりスリツプリングがモールド
材と共に容易に回動してしまうことがある。
これに対し、絶縁材6をスリツプリング5,
5′と固定部12との間に一体モールドすると、
固定部12を従来ほど細くする必要がないので、
回転変動および振動によつても回動することのな
い強固なスリツプリングの固定が可能である。
スリツプリング5,5′の小径化で、これに接
するブラシの寿命が向上するのも勿論である。
以上述べたように本考案においては次の効果を
奏する。
第1に、回転軸1に回転子本体4の端面部から
支持部11の端面に至る略180度離れた2本の溝
13,13′を設けたから、溝が略対称的に2分
割されるため、回転軸1の回転バランスが溝1
3,13′を形成したことによつて大きくくずれ
ることがなく、回転軸が高速回転しても異常振動
を発生することが少なくなる。
又、接続端子51は、溝13,13′が略180度
離れて位置するため、180度反対の方向により
夫々溝内からとり出されるが、一般に回転子本体
4のコイル41の巻き始めおよび巻き終りの端末
部も回転子本体のバランスを考慮して180度反対
方向より取り出されるため接続も容易になる。
又、溝の中に絶縁体を一体にモールド成形した
構造であるから、あらかじめ成形固形化されたモ
ールド体を打ち込んで構成した構造と比較する
と、本考案ではモールド成形された絶縁体と溝の
内面との間に隙間がなく、両者は強固に密着する
ため、高速回転にともなう振動によつてもガタつ
きやゆるみが生じることがない。
又、本考案では溝が2分割され、各々の溝は分
割された分だけ小型化されているから、溝の存在
によつて回転軸1の軸受による支持部11の真円
度が悪化する度合が少なくなり、軸受内輪が楕円
形等に変形することが少なくなり、摩擦ロスや振
動の発生を抑制することができる。
又、モールド成形される絶縁材6は打込まれる
ことがなく、従つて、この打込みに耐える強度を
もつ体格とする必要がなくなるので、最少限の小
型化が達成でき、溝も小型になり、固定部12の
直径が不足することがなくなる。又、2つの溝に
分散して接続端子を収納したから、各溝内に夫々
1本の接続端子が収納されるだけとなり、成型時
に接続端子相互間に空気層(ボイド)が形成され
るようなことがなくなり、モールド材の経年後の
真円度の悪化を阻止することができる。又、2つ
の溝とすることによつて、1つの溝のものよりは
溝内壁と上記モールド材との接着面積が増加し、
モールド材すなわち絶縁体と回転軸との結合強度
の強いものが得られ、高速回転や高温によつても
合成樹脂が溝内から突出することのない回転子が
得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる回転子の一実施例を示す
断面正面図、第2図は第1図の回転軸の要部の斜
視図である。 1……回転軸、11……軸受による支持部、1
2……スリツプリング固定部、13,13′……
溝、4……回転子本体、41……コイル、5,
5′……スリツプリング、51……接続端子、6
……絶縁材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルを含む回転子本体を軸受の一方側で回転
    軸に結合し、スリツプリングを前記軸受の他方側
    で前記回転軸の端部に結合してなる車両用交流発
    電機の回転子において、上記回転軸の端部に上記
    軸受よりも小径のスリツプリング固定部を設け、
    この固定部の外周側に、上記スリツプリングを配
    置し、かつ上記回転軸に上記回転子本体の端面部
    から上記軸受の端面に至る略180度離れた2本の
    溝を設け、この各々の溝に上記コイルと上記スリ
    ツプリングとを接続する接続端子を収納し、上記
    スリツプリング固定部と上記スリツプリングとの
    間および上記各々の溝に、絶縁体を一体にモール
    ド成形し、このモールド成形されたモールド材を
    前記夫々の溝内に接着させ、かつ前記軸受の内周
    側が前記回転軸の表面と前記夫々の溝を埋めた2
    つのモールド材の表面とに接するようにされたこ
    とを特徴とする車両用交流発電機の回転子。
JP1979154473U 1979-11-06 1979-11-06 Expired JPS6138379Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979154473U JPS6138379Y2 (ja) 1979-11-06 1979-11-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979154473U JPS6138379Y2 (ja) 1979-11-06 1979-11-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5671077U JPS5671077U (ja) 1981-06-11
JPS6138379Y2 true JPS6138379Y2 (ja) 1986-11-06

Family

ID=29385090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979154473U Expired JPS6138379Y2 (ja) 1979-11-06 1979-11-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6138379Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018110498A (ja) * 2017-01-05 2018-07-12 多摩川精機株式会社 回転型差動変圧器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4933042U (ja) * 1972-06-29 1974-03-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4933042U (ja) * 1972-06-29 1974-03-23

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018110498A (ja) * 2017-01-05 2018-07-12 多摩川精機株式会社 回転型差動変圧器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5671077U (ja) 1981-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4618793A (en) Rotor for alternators with molded slipring assembly
JPS6073367U (ja) 回転電機の回転子
JPS6138379Y2 (ja)
JPS5850511B2 (ja) 無鉄芯型電機子の製造方法
JP3307167B2 (ja) 電動機及び電動送風機
JPH034134Y2 (ja)
JPH0314934Y2 (ja)
JP4102950B2 (ja) 電動機の回転子
JP2000262004A (ja) スピンドルモータ
JPS5937994Y2 (ja) 小型回転電機における回転部の構造
JPS6325899Y2 (ja)
JP3691153B2 (ja) コアレスモータ
KR0163562B1 (ko) 브러시레스 모터의 회전자
JPS6223233Y2 (ja)
JP3490220B2 (ja) 回転センサ
JPS6353779B2 (ja)
JPS60108175U (ja) 減速装置付カツプ形モ−タ
JPS6014644U (ja) 電動機の回転子
JP2564679Y2 (ja) センターベアリングサポート
JPS6013273Y2 (ja) 外転型直流モ−タ−
JPH01101165U (ja)
JPS6127445U (ja) 電動機
JPH04183241A (ja) スピンドルモータ及びその回転軸の組付方法
JP2000257585A (ja) 横流ファン・シャフト及びその製造方法
JPS6168674U (ja)