JP3490220B2 - 回転センサ - Google Patents

回転センサ

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JP3490220B2
JP3490220B2 JP18082796A JP18082796A JP3490220B2 JP 3490220 B2 JP3490220 B2 JP 3490220B2 JP 18082796 A JP18082796 A JP 18082796A JP 18082796 A JP18082796 A JP 18082796A JP 3490220 B2 JP3490220 B2 JP 3490220B2
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稔 日下部
雅 沢口
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Calsonic Kansei Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両の走
行速度を、マグネットの回転を利用して検出する回転セ
ンサをトランスミッションに取り付ける回転センサに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る従来の回転センサを図10
に基づいて以下に説明する。まず、図10において、1
は車両のトランスミッションの出力軸に設けられた歯車
と噛み合わされて、その出力軸の回転が伝達されるピニ
オンであって、このピニオン1は、熱膨張係数が大きな
樹脂性の非磁性材料で形成されたハウジング2によって
回転自在に支持されている回転軸3の一端に取り付けら
れている。この回転軸3の他端には、シャフト4が固定
して取り付けられ、さらにこのシャフト4には、周方向
にN極及びS極が交互に着磁された円盤状のマグネット
ロータ5が固定されているものである。
【0003】このマグネットロータ5の側方には、第1
ヨークプレート9が離間して配置され、その第1ヨーク
プレート9は、中央部6が凸状に形成され、その中央部
6から複数のポール部7が前記マグネットロータ5のN
極及びS極の内の一方の極に対応するように放射状に延
びるように形成されている。またこの第1ヨークプレー
ト9は、中央部6の囲りに巻回された検出コイル8を挟
んで、先端部11が前記マグネットロータ5の周面近傍
にまで延びて磁路を形成されてなる第2ヨークプレート
10と共に、磁気回路を形成している。
【0004】すなわち、第2ヨークプレート10は、そ
の中央部が凹状に形成されて、検出コイル8の中央部に
延び先端部が前記第1ヨークプレート10の中央部6の
先端部と密着されている。またこの第2ヨークプレート
10の中央部からは複数のポール部11が放射状に延び
て前記N極及びS極の他方の極に対応するように配置し
てなり、これら第1ヨークプレート9、第2ヨークプレ
ート10及び検出コイル8とによってセンサ本体12が
形成されてなると共に、このセンサ本体12は、前記ハ
ウジング2の端部に形成された凹部13内に嵌着収容せ
しめられている。
【0005】14は前記センサ本体12の側面に固着さ
れる電気コネクタであり、また15はハウジング2の内
部に形成された軸孔16内に固着され、かつ前記シャフ
ト4及び回転軸3を回転自在に支持している軸受けであ
って、このシャフト4と回転軸3との間にコイルスプリ
ング17がマグネットロータ5を検出コイル8方向へ付
勢するために介在されている。18は前記シャフト4の
前端を受けているスラストプレート、20は速度信号を
外部に引き出すための電気コネクタ14の接触子、21
は車両のトランスミッションの金属製ケース、22は前
記回転センサの金属製ケース21へのセンサ取付孔であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き回転センサのトランスミッションへの取付にあって
は、トランスミッションのケース21が金属製で、かつ
その金属製ケース21のセンサ取付孔22に接触するこ
とにより回転センサの傾きを規制する回転センサのハウ
ジング2が樹脂製であるために、回転センサのハウジン
グ2の周面(センサ取付孔22の内周面に対向する周
面)に一周にわたって一対の凸条2a、2bを設けて、
その先端部A、Bと、金属製ケース21のセンサ取付孔
22の内周面とが取付時において接触して取り付けられ
ていても周囲温度が低くなると、樹脂が金属に対してよ
り多く収縮するために、双方の間のクリアランスが大き
くなり回転センサが傾いてしまうという恐れがあった。
【0007】そこで、この発明は、上記問題点に着目し
てなされたもので、周囲温度が低温になっても回転セン
サの取付孔と、回転センサのハウジングとの間のクリア
ランスが大きくならないようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この回転センサに係る第
1の発明は、センサ取付孔が穿設された金属製ケースに
覆われた被測定回転体により一端が駆動される回転軸
と、該回転軸の他端の回転数を検出する回転センサ本体
と、前記回転軸を軸支すると共に、該回転軸及び前記回
転センサ本体を収納し、かつ前記金属製ケースのセンサ
取付孔の内径よりも外径が若干小さく形成されて、その
センサ取付孔に嵌入されることによって、該金属製ケー
スのセンサ取付孔に片持ち状態で保持固定される樹脂製
ハウジングとを備えてなる回転センサにおいて、前記樹
脂製ハウジングの周面のうち、前記センサ取付孔の内周
面に接する部分に金属製のリング状クリアランス維持部
材が一体的に固定されてなることを特徴とするものであ
る。
【0009】第2の発明は、前記リング状クリアランス
維持部材は、その内周面側に前記樹脂製ハウジングに埋
設されるアンカー部が形成され、また外周面側に前記セ
ンサ取付孔の内周面に接する露出部が形成されてなるこ
とを特徴とするものである。
【0010】第3の発明は、前記リング状クリアランス
維持部材のアンカー部は、外周面側よりも内周面側が幅
広に形成されてなることを特徴とするものである。
【0011】第4の発明は、前記リング状クリアランス
維持部材は、断面形状がL字状をなしていることを特徴
とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明による実施の形態1を図1から
図3に基づいて説明する。図1において、図10で説明
した構成と同一のもの、または均等なものの構成には同
一符号を付してその説明は省略し、異なる部分について
のみ以下に説明する。すなわち、回転センサのハウジン
グ2の、センサ取付孔22との嵌合面(ハウジング2の
内一番太い部分)に、図2及び図3に示されるような断
面が凸状のリング状の金属製クリアランス維持部材23
a、23bが、気密確保用のOリング30を間において
一対設けられている。すなわち、リング状の金属製クリ
アランス維持部材23a、23bは、その内周面側が、
外周面側に対して幅が広くされて、ハウジング2を形成
する樹脂内に埋設されるアンカー部分23aa、23b
aと、その外周側に接触部23ab、23bbが形成さ
れる。それによって、周囲温度が低下しても(または低
温になっても)このリング状の金属製クリアランス維持
部材23a、23bは、金属製ケース21と同等の熱膨
張係数を有するので、ハウジング2の樹脂が収縮しよう
としてもその収縮力を阻止し、センサ取付孔22と、回
転センサのハウジング2との間のクリアランスがセンサ
取付時のままに維持される。
【0013】なお、上記においては、リング状の金属製
クリアランス維持部材23a、23bを一対設けている
が、1つであっても良いことは言うまでもないことであ
る。また、前記リング状の金属製クリアランス維持部材
23a、23bの断面形状を上記においては、断面凸状
に形成したが、図4に示すように内周面側から外周面側
に向けて横隔寸法が徐々に小さくなる山状に形成しても
よい。これによって、金属製クリアランス維持部材23
a、23bの肉厚に薄い部分がなくなり、かつ断面形状
の角部の内角がすべて90度より大きくなるので、イン
サート成形時において過度に応力が加わる部分がなくな
る。
【0014】実施の形態2.この実施の形態2は上記実
施の形態1において説明した一対の金属製クリアランス
維持部材23a、23bの他の形態を示すものである。
すなわち、図5及び図6に示すように金属製筒状部材2
5の両端部のそれぞれに周面を一周にわたってリング状
に凸条25a、25bが形成され、その凸条25a、2
5b以外の部分がアンカー部分25cとなってハウジン
グ2を形成する樹脂の中に埋設される。
【0015】実施の形態3.この実施の形態3は上記実
施の形態1において説明した一対の金属製クリアランス
維持部材23a、23bの他の形態を示すものである。
すなわち、図7及び図8に示すように金属性クリアラン
ス維持部材26a、26bをリング状にし、かつその断
面形状をL字状に形成したものであり、金属製クリアラ
ンス維持部材26のプレス成形を容易にしている。な
お、図8において直角方向に立ち上がっている周壁26
ab、26bbが図6における凸条25a、25bに相
当する。また、その周壁26ab、26bbに直交する
26aa、26baが図6におけるアンカー部25cに
相当する。
【0016】なお上記各実施の形態においては、金属性
クリアランス維持部材の外周面全体が、センサ取付孔2
2の内周面全体にわたり接触するようにしていたが、図
9に示すように外周側を部分的に切り欠き、複数の切り
欠き部27を設けてもよいことはいうまでもないことで
ある。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、センサの取付孔と金属製クリアランス維持部材との
金属製クリアランスが周囲温度の低下時、または低温時
においても変化が少ないという効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態1の回転センサ全体の
断面説明図である。
【図2】図1における金属製クリアランス維持部材の形
状を説明するための側面図である。
【図3】図2に示した金属製クリアランス維持部材のA
−A線断面説明図である。
【図4】図1及び図2における金属製クリアランス維持
部材の他の形状の要部断面形状を示す断面説明図であ
る。
【図5】実施の形態2の金属製クリアランス維持部材が
回転センサに組み込まれた状態を示す要部断面説明図で
ある。
【図6】図5における金属製クリアランス維持部材の断
面説明図である。
【図7】実施の形態3の金属製クリアランス維持部材が
回転センサに組み込まれた状態を示す要部断面説明図で
ある。
【図8】図7における金属製クリアランス維持部材の断
面説明図である。
【図9】図1及び図8に示した金属製クリアランス維持
部材の他の異なる外形形状を示す側面図である。
【図10】従来の回転センサが取付孔に取り付けられた
状態を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 ピニオン 2 ハウジング 3 回転軸 4 シャフト 5 マグネットロータ 8 検出コイル 12 センサ本体 13 凹部 14 電気コネクタ 15 軸受け 16 軸孔 17 コイルスプリング 21 金属製ケース 22 センサ取付孔 23a,23b,26 金属製クリアランス維持部材 23ab,23bb 接触部 23aa,23ba アンカー部分 25a,25b 凸条 27 切り欠き部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 3/487- 3/488 G01D 5/245

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ取付孔が穿設された金属製ケース
    に覆われた被測定回転体により一端が駆動される回転軸
    と、該回転軸の他端の回転数を検出する回転センサ本体
    と、前記回転軸を軸支すると共に、該回転軸及び前記回
    転センサ本体を収納し、かつ前記金属製ケースのセンサ
    取付孔の内径よりも外径が若干小さく形成されて、その
    センサ取付孔に嵌入されることによって、該金属製ケー
    スのセンサ取付孔に片持ち状態で保持固定される樹脂製
    ハウジングと、を備えてなる回転センサにおいて、前記
    樹脂製ハウジングの周面のうち、前記センサ取付孔の内
    周面に接する部分に金属製のリング状クリアランス維持
    部材が一体的に固定されてなることを特徴とする回転セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 前記リング状クリアランス維持部材は、
    その内周面側に前記樹脂製ハウジングに埋設されるアン
    カー部が形成され、また外周面側に前記センサ取付孔の
    内周面に接する露出部が形成されてなることを特徴とす
    る請求項1記載の回転センサ。
  3. 【請求項3】 前記リング状クリアランス維持部材のア
    ンカー部は、外周面側よりも内周面側が幅広に形成され
    てなることを特徴とする請求項2記載の回転センサ。
  4. 【請求項4】 前記リング状クリアランス維持部材は、
    断面形状がL字状をなしていることを特徴とする請求項
    2記載の回転センサ。
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