JP2808902B2 - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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JP2808902B2
JP2808902B2 JP3392691A JP3392691A JP2808902B2 JP 2808902 B2 JP2808902 B2 JP 2808902B2 JP 3392691 A JP3392691 A JP 3392691A JP 3392691 A JP3392691 A JP 3392691A JP 2808902 B2 JP2808902 B2 JP 2808902B2
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shaft
magnetic
magnet
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rotation
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克己 中村
博文 上野山
俊和 荒砂
一朗 伊澤
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Denso Corp
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば車両用の車速
センサとして使用される、特に回転するシャフトの軸受
構造を改良した磁気式の回転検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の車速センサとしては、ドライブ
シャフトの回転速度を検出する回転検出装置が使用され
ているもので、この様な回転検出装置としては、外周に
等間隔で磁極が設定される永久磁石を、回転の被検出体
によって回転させ、前記永久磁石の磁極に対向する位置
に磁気センサを固定的に設定する磁気式の回転検出装置
が知られている。
【0003】図4は、従来の磁気式回転検出装置の例を
示しているもので、図示しない被検出体によって回転さ
れるシャフト11は、ハウジング12の軸受部121 によって
回転自在に支持されている。このシャフト11の先端部に
は、外周に等間隔で磁極が形成される永久磁石13が一体
的に取り付けられている。
【0004】また、ハウジング12の磁石13部分が収納さ
れる部屋を封ずるように、蓋状の樹脂ケース14が設けら
れ、この樹脂ケース14の前記シャフト11の先端に対向す
る部分に軸受プレート15が設けられ、このプレート15に
シャフト先端部に設定したピボット16が当接されるよう
にしている。この場合、ピボット16はシャフト11の先端
部に形成した凹部に入り込むように設定され、スプリン
グ18によってプレート15の方向に付勢され、プレート16
に圧接されるようになっている。すなわち、シャフト11
のスラスト方向の軸受構造が、プレート15およびピボッ
ト16によって構成される。
【0005】これに対して、回転を検出する磁気検出器
17は磁気センサ171 を樹脂によってモールドして構成さ
れ、この磁気検出器17は樹脂ケース14の内面の永久磁石
13に対向する位置に取付けられている。そして、シャフ
ト11と共に磁石13が回転されたときに、この磁石13のN
およびS極が、磁気センサ171 に近接する位置を通過
し、電気的な検出信号が得られるようにしている。
【0006】この様に構成される回転検出装置にあって
は、シャフト11のスラスト方向の位置を設定するプレー
ト15は、磁気検出器17とは別体の樹脂ケース14に対して
取付けられている。したがって、この磁気検出器17をシ
ャフト11の回転中心軸線上にに配置することはできない
ものであり、樹脂ケース14の中心軸部分を外れた位置に
設定される。したがって、樹脂ケース14の特に磁気検出
器17が取付けられる部分の半径は、最小限磁気検出器17
の大きさ分が必要となり、回転検出装置の径方向の小形
化を妨げる原因となっている。
【0007】また、シャフト11を支えるようになる樹脂
ケース14とは別部品として磁気検出器17が構成されるも
のであるため、この磁気検出器17の樹脂ケース14に対す
る取付け状況によって、磁気センサ171 と磁石13との間
隔を一定にすることが困難である。したがって、磁気検
出特性を一様化することが困難であり、組み立てに際し
て調整が必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な点に鑑みなされたもので、特に径方向の大きさを確実
に低減して、例えば車速センサとして効果的に組み込み
使用できるようにすると共に、磁気センサと回転する磁
石との間隔が確実に一定にして組み立てることができ、
回転検出特性を安定して設定して信頼性の高いものとす
ることのできる回転検出装置を提供しようとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回転検出
装置は、周面に複数の磁極が設定された磁石を支えるシ
ャフトの先端に、弾性的に支えてピボットを設けると共
に、このシャフト先端方向に対向設定された樹脂ケース
の内面に、磁気センサを内蔵した磁気検出器を取付け、
この磁気検出器に対して前記ピボットに対向してプレー
トを設け、このプレートに前記ピボットが圧接されて前
記シャフトのスラスト方向の位置が設定されるようにし
た。
【0010】
【作用】この様に構成される回転検出装置にあっては、
被検出体の回転に伴って磁石が回転し、その磁極が磁気
検出器の磁気センサに近接通過する毎に検出信号が発生
されて、シャフトの回転速度に対応した回転検出信号が
得られる。この様な装置において、磁気検出器はシャフ
トの中心軸線に一致する位置に設定可能とされるもので
あり、したがってこの回転検出装置の径方向の大きさを
充分に小さくすることができる。また、磁気検出器と一
体的なプレートによってシャフトのピボットを軸受け
し、シャフトのスラスト方向の位置を設定するものであ
るため、磁気検出器に内蔵される磁気センサと磁石との
距離を一定にした状態で容易に組み立てることができ、
検出特性が安定して設定されて信頼性が向上される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1はその断面構造を示したもので、シャフ
ト21は図示しない被検出体の回転に伴って回転駆動され
るもので、このシャフト21はハウジング22と一体的に構
成される軸受部221 に回転自在に支持されている。そし
て、このシャフト21の先端部のハウジング22の内部に位
置する部分に、永久磁石23が一体的に取付けられてい
る。
【0012】この磁石23は、例えばシャフト21に対して
嵌め合いによって取付けられているもので、シャフト21
と一体的に回転されるように構成され、その外周部にN
およびSの磁極が等間隔で複数個交互に形成されてい
る。
【0013】この様な磁石23を含む検出機構部を収納す
るハウジング22のシャフト21の先端方向は開口されてい
るもので、この開口部には樹脂ケース24が設定されてい
る。この樹脂ケース24はハウジング22の開口部の蓋状体
として構成されるもので、この樹脂ケース24のシャフト
21の先端に対面する内面部には、磁気検出器25が一体的
に取付けられている。
【0014】この磁気検出器25は、磁気センサ251 を内
蔵するもので、この磁気センサ251は樹脂材料252 等に
よってモールドされている。そして、磁気センサ251 に
接続されたリード線253 は、樹脂ケース24を貫通するよ
うに設定された入出力ピン26に接続され、磁気センサ25
1 の検出信号が外部に導出されるようにしている。
【0015】この様に構成される磁気検出器25の、シャ
フト21の先端に対向する部分には、例えばメッキ等の表
面処理を施した金属板によって構成されるプレート27が
設定され、このプレート27の表面がシャフト21の先端に
対向設定されるようにする。また、シャフト21の先端面
には凹孔を形成し、この凹孔内にピボット28を設定す
る。このピボット28はスプリング29によって支えられて
いるもので、ピボット28に対して、プレート27の方向に
向けた力が付勢設定されるように構成し、ピボット28が
プレート27の面に当たって、シャフト21のスラスト方向
の位置が設定されるようにしている。
【0016】図2は磁気検出器25を取り出して示すもの
で、モールド樹脂材料252 によって構成された筐体の表
面に、収納凹部254 を形成し、この収納凹部254 内にプ
レート27を収納するもので、このプレート27は接着剤30
によって、収納凹部254 内に固定設定されている。
【0017】この様に構成される回転検出装置にあって
は、被検出体の回転に伴ってシャフト21が回転され、こ
のシャフト21と共に磁石23が回転される。この磁石23の
回転に伴って、この磁石23のNおよびSの磁極が磁気検
出器25の磁気センサ251 に近接して通過するもので、こ
の磁極の通過を磁気センサ251 が検出し、検出信号を出
力する。したがって、この検出信号を処理することによ
って、シャフト21の回転速度、すなわち被検出体の回転
速度が測定検出される。
【0018】この様な回転検出装置において、磁気セン
サ251 で検出される信号の強さ、すなわち検出特性は、
磁石23と磁気検出器25との距離に直接的に影響される。
しかし、この磁気検出器25と一体的に形成されるプレー
ト27によって、磁石23を保持するシャフト21のスラスト
方向の位置が設定されているものであるため、磁石23と
磁気検出器25との距離、すなわち磁気センサ251 と磁石
23との距離が、組み立て状況に影響されることなく一定
に保たれ、信頼性の高い検出特性が得られるようにな
る。
【0019】さらにこの磁気検出器25は、シャフト21の
回転中心軸線に一致する位置に取り付け設定される。し
たがって、この回転検出装置の径方向の大きさを必要最
小限にすることができ、小形化が容易となるもので、例
えば車両の車速検出機構として効果的に使用できる。
【0020】また、このピボット軸受機構を構成するプ
レート27に対して、表面処理を施すことによって、この
プレート27を接着した後の磁気検出器25保管中に、この
プレート27の表面に錆が発生し、軸受部の信頼性に悪影
響を与えるようになることも確実に防止することができ
る。
【0021】上記実施例においては、プレート27は磁気
検出器25のモールド樹脂材料252 で構成された筐体の表
面に接着して取り付けた。しかし、図3で示すように樹
脂材料252 のモールド成形時にプレート27を一体成形に
よって埋込設定されるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る回転検出装
置によれば、特に被検出体によって回転される磁石と磁
気センサとの間隔を高精度に設定できるものであり、回
転検出特性が安定して得られ、信頼性の高いものとする
ことができる。また、磁気センサを内蔵した磁気検出器
が、シャフトと同軸的な位置に設定されるものであるた
め、この回転検出装置を小形化して構成することが容易
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る回転検出装置を説明
するための断面構成図。
【図2】上記実施例に使用される磁気検出器を示すもの
で(A)は平面図、(B)は(A)図のb−b線断面
図。
【図3】磁気検出器の他の例を示すもので(A)は平面
図、(B)は(A)図のb−b線断面図。
【図4】従来の回転検出装置を説明する断面図。
【符号の説明】
21…シャフト、22…ハウジング、23…永久磁石、24…樹
脂ケース、25…磁気検出器、251 …磁気センサ、27…プ
レート、28…ピボット、29…スプリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊澤 一朗 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−78256(JP,U) 実開 平3−78259(JP,U) 実開 昭60−61634(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01P 3/44 - 3/489 G01D 5/245

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの軸受部に回転自在に支持さ
    れたシャフトと、このシャフトと一体的に回転されるよ
    うにこのシャフトに取付け設定され、周面に複数の磁極
    が設定された磁石と、この磁石部分に対向するように前
    記ハウジングに結合設定された樹脂ケースと、この樹脂
    ケースの前記磁石に対面するようになる内面に取付け設
    定された磁気センサを内蔵した磁気検出器と、この磁気
    検出器の前記シャフト先端に対向する面に取付け設定さ
    れたプレートと、前記シャフトの先端に設定され、前記
    プレート面に弾性接触されるようにしたピボットを具備
    し、このピボットが前記プレートに接触され、前記シャ
    フトのスラスト方向の位置が設定されるようにしたこと
    を特徴とする回転検出装置。
JP3392691A 1991-02-28 1991-02-28 回転検出装置 Expired - Lifetime JP2808902B2 (ja)

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JPH04273067A JPH04273067A (ja) 1992-09-29
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