JP3167581B2 - モータの磁気検出装置 - Google Patents

モータの磁気検出装置

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JP3167581B2 JP11508695A JP11508695A JP3167581B2 JP 3167581 B2 JP3167581 B2 JP 3167581B2 JP 11508695 A JP11508695 A JP 11508695A JP 11508695 A JP11508695 A JP 11508695A JP 3167581 B2 JP3167581 B2 JP 3167581B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気センサを用いた周波
数発電機(FG)構造を有する小型モータにおける磁気
センサ可動構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小型モータのロータの回転に伴って、ロ
ータに付設したFGマグネットが回転し、その着磁面が
磁気センサ面を通過するとき、磁気センサに起電力を発
生し、この起電力をもってロータの回転数を知り、ロー
タが所定の回転数にないときは付属する制御回路をもっ
て、ロータの回転数を制御する機構をもったモータがあ
る。すなわち、FGマグネットが回転すると、FGマグ
ネットに帯状にS極、N極と着磁した着磁面が回転す
る。着磁面に対向して、固定されて設けられた磁気セン
サ面上をFGマグネットの回転に伴って着磁面のS極と
N極が次々に通過する。上記磁極の変化を感知するMR
素子、磁気ヘッドおよびホール素子などの磁気センサは
S極とN極の通過に対応する起電力を発生する。その起
電力を読み取れば単位時間に通過したS極とN極、つま
り、周波数がわかり、モータの回転数を知ることができ
る。制御回路をもってモータの回転数を一定に制御すれ
ば、例えば、モータを音響機器のメディア回転部に使用
するとき回転数の変動を少なくすることができる。この
結果、ワウ・フラッタを軽減させ音響特性を向上させ
る。
【0003】図3は磁気センサを用いたFG構造を有す
る小型モータの従来例の断面図を示す。図において、モ
ータは椀状の容器からなるフレーム1の容器側面内壁に
駆動マグネット4を設けロータを構成している。この駆
動マグネット4に僅かの隙間をもってコイル3が巻回さ
れたコア2の突極が対向配設され、ステータを構成して
いる。コイル3に所定の駆動電流を印加するとコア2の
突極と駆動マグネット4との間の電磁気相互作用が生じ
モータは回転する。
【0004】図3において、フレーム1の側面外壁には
フレーム1と一体にFGマグネット5が形成され、上記
外壁を環状に取り囲むようにS極、N極が相互に帯状に
連続的に繋がり着磁部27となっている。そして着磁部
27と対向するように基板6から着磁部27の対向面に
立設された磁気センサホルダ19に磁気センサ7が設置
されている。
【0005】これら従来例では着磁部27はフレーム1
の周縁部28近傍にあり、しかも磁気センサ7は基板上
に固設してあるので、着磁部27と磁気センサ7の間隙
は一定に固定されている。磁気センサ7が感じる着磁部
27の磁気力はその距離の2乗に反比例するので、上記
間隙が広い場合には磁気センサ7の感磁力は著しく低下
する。従って、間隙をできるだけ狭くすることが所望さ
れるが、あまり狭くすると、シャフト29の軸心に対す
る周縁部28の水平度や周縁部28の真円度が所望され
る範囲内に入らないため、着磁部27の一部が磁気セン
サに接触する虞れがあり、モータの機能を損ねる。
【0006】モータの長期の使用において、着磁部27
の磁力が低下する場合もある。この場合、着磁部27と
磁気センサ7の間隙は一定に固定されているので磁気セ
ンサ7の出力が低下してFG機能が実質的に作動しない
虞れもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明はねじ
を回動することにより、着磁部と磁気センサの間隙を自
在に可変できるようにしたものである。この結果、例え
ば、着磁部の磁力が弱くても上記間隙を狭め磁気センサ
の出力を上昇できるので、信頼性の高い小型モータを提
供することができる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のモータの磁気検
出装置は、着磁部を有してロータに固設されたFGマグ
ネットと、このFGマグネットと対面して上記着磁部の
磁気的変化を感知する磁気抵抗素子と、この磁気抵抗素
子が配設されると共に、上記磁気抵抗素子と接続される
回路が形成された基板とを備えたモータの磁気検出装置
において、上記磁気抵抗素子が上記FGマグネットの着
磁部と軸方向に対面し、かつ上記磁気抵抗素子と上記基
板の回路形成面とが平行になるように配置され、上記
板には、ねじと螺合して回動可能に保持するねじ孔と、
上記磁気抵抗素子が固定された保持板の鍔と係合してス
ライドするための孔と、が穿設され、上記ねじと上記
持板とが係合して、上記ねじの回動により上記保持板
軸方向に移動し、上記保持板の移動に伴い上記磁気抵抗
素子と上記FGマグネットの着磁部との間隙が変化する
ことを特徴とすることを要旨とするものである。
【0009】
【作用】上述した本発明のモータの磁気検出装置におけ
る磁気センサ可動構造は、ねじと、ねじを回転可能に支
持するねじ保持手段と、ねじの回動により可動するブラ
ケットとしての保持板と、保持板に固定した磁気センサ
からなり、ねじの回動により着磁面から磁気センサまで
の距離を自在に変えることができるので着磁面から磁気
センサまでの距離を調整することができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明に関わるFG構造を有するモー
タの磁気センサ可動装置を示す断面図および固定部近傍
の拡大図で、図3の従来例と対照されるものである。従
来例で説明したものと重複するものは省略する。
【0011】図1において、6−1は基板であり、7は
磁気センサであり、8はブラケットとしての保持板12
に遊嵌状に係合されたねじ9の固定部である。10は保
持板12の鍔20が図中上下方向にスライドできるよう
に基板6−1に穿設された孔であり、17は基板6−1
に設けられたねじ9と螺合するねじ孔であり、ねじ保持
手段を形成している。18−1は磁気センサ7からの出
力電流を取り出すセンサリードである。
【0012】固定部8は保持板12に穿設された孔21
の図中底面から、例えば、固定部のフランジ22が保持
板12に係止された状態で固定された金属や樹脂ででき
た留め金具で、その先端はねじ9の図中底面に嵌挿さ
れ、かしめ等をもって固設されている。孔21の径を固
定部の胴部23より径大に穿設することおよび摺動可能
な隙間30を設けることにより遊嵌状になるものであ
る。この結果、ねじ9が回動すると保持板12は上下方
向、すなわち軸方向のみに可動する。
【0013】着磁部27は駆動マグネット4の端面にあ
り、磁気センサ7は駆動マグネット4と一体化して構成
した着磁部27と軸方向の間隙lをもって保持板12の
対向面に位置している。
【0014】いま、ねじ9の一端を矢示方向に回動する
とき、基板に設けられたねじ保持手段を形成するねじ孔
17とねじ9は螺合してねじ9を上下方向に移動させ
る。ねじ9の保持板12の係合部は上記のように固定部
材8をもって、保持板12に対して遊嵌状態で回動自在
に固定されている。
【0015】この結果、ねじ9の回動につれて、保持板
12もねじ孔17の移動距離と同じ距離を上下方向に移
動することができる。保持板12の底部には磁気センサ
7が設けられているので、ねじ9の上下方向の移動につ
れて、磁気センサ7が上下に移動し、間隙lを自在に可
変することができる。すなわち、この間隙はFGマグネ
ットの着磁の強さ、着磁部表面面積、着磁部近傍の部材
配置状態などにより適宜変更できるものである。
【0016】図2は本発明に関わるFG構造を有するモ
ータの磁気センサ可動装置を示す別な断面図で、磁気セ
ンサはその一部が基板に開口された開口部に埋設するよ
うに固設している場合の例である。
【0017】図2において、保持板12−1は基板6−
2に設けられた開口部11を鍔20−1とねじ9をもっ
て架橋するように構成されている。ねじ9はねじの一端
に設けられると共に、その一部が基板に係止され回転可
能な状態にあるねじ保持手段を形成する固定部8構造を
もって基板6−2に対して遊嵌状態で回動自在に固定さ
れている。
【0018】いまねじ9を回動すれば、保持板12−1
は保持板12−1に設けたねじ孔31を上下するのに伴
って、鍔20−1が孔10をスライドして上下方向に移
動することになる。保持板12−1の底部には磁気セン
サ7が基板6−2と平行に設けられているので、ねじ9
の上下方向の移動につれて、磁気センサ7が上下、すな
わち軸方向に移動し、着磁面27との軸方向の間隙lを
自在に可変することができる。磁気センサ7からの信号
はセンサリード18−2をもって基板6−2上の回路に
伝達される。
【0019】
【発明の効果】本発明の構成により、磁気センサ可動構
造はねじ保持手段によって回動可能に保持されたねじの
回動により、着磁部から磁気センサまでの距離が自在に
変わるので、着磁面から磁気センサまでの距離を調整す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるFG構造を有するモータの磁気
センサ可動装置を示す一実施例の断面図である。
【図2】本発明に関わるFG構造を有するモータの磁気
センサ可動装置を示す別な実施例の断面図である。
【図3】従来の磁気センサを用いたFG構造を有する小
型モータの要部断面図である。
【符号の説明】
7 磁気センサ 6 基板 8 固定部 9 ねじ 11 開口部 12 保持板 13 ブラケット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着磁部を有してロータに固設されたFG
    マグネットと、このFGマグネットと対面して上記着磁
    部の磁気的変化を感知する磁気抵抗素子と、この磁気抵
    抗素子が配設されると共に、上記磁気抵抗素子と接続さ
    れる回路が形成された基板とを備えたモータの磁気検出
    装置において、 上記磁気抵抗素子が上記FGマグネットの着磁部と軸方
    向に対面し、かつ上記磁気抵抗素子と上記基板の回路形
    成面とが平行になるように配置され、 上記基板には、ねじと螺合して回動可能に保持するねじ
    と、上記磁気抵抗素子が固定された保持板の鍔と係合
    してスライドするための孔と、が穿設され、 上記ねじと上記保持板とが係合して、上記ねじの回動に
    より上記保持板が軸方向に移動し、上記保持板の移動に
    伴い上記磁気抵抗素子と上記FGマグネットの着磁部と
    の間隙が変化することを特徴とするモータの磁気検出装
    置。
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