JP3695653B2 - ブラシモータ - Google Patents

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/20Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection for measuring, monitoring, testing, protecting or switching
    • H02K11/21Devices for sensing speed or position, or actuated thereby
    • H02K11/215Magnetic effect devices, e.g. Hall-effect or magneto-resistive elements

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  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転子コアの回転位置の変化に対応して生じる界磁の変化を検出する磁気センサを設けたブラシモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
直流モータの回転速度の検出に使用される周波数発電機(以下ではFGと称する)については、ブラシレスモータの場合、回転する永久磁石からの磁界を検出するFGコイル等のセンサを設ける構成が提案されている(実公平4−48145号)。しかし、ブラシモータにおいては、永久磁石が回転しないため、実公平7−13420号なる従来技術が提案されている。
【0003】
すなわち、この技術においては、回転子に装着され、且つ、外周に複数個の磁極歯を備えた円板状のロータを設けている。また、モータハウジングに接し、且つ、ロータの板面状の磁極歯と重なり合うように、ロータの磁極歯と相対向して配置された内周に、複数個の磁極歯を備えた環状且つ円板状のステータを設けている。また、ロータの磁極歯とステータの磁極歯との間に磁界を形成する永久磁石を設けている。且つ、ロータの磁極歯とステータの磁極歯との間に生じる磁界の変化を検出する周波数検出用コイルを設けている。このため、回転子が回転すると、ロータの磁極歯とステータの磁極歯との間の磁気抵抗が変化する。従って、この磁気抵抗の変化によって磁界の変化が発生するので、その変化が周波数検出用コイルによって検出されることになる(第1の従来技術とする)。
【0004】
また、実開昭58−57284号や実公昭60−15431号として提案された従来技術においては、複数の磁極が着磁され、モータ軸と一体に回転する回転磁石を設けている。そして、この回転磁石が回転することによって生じる磁界の変化を、検出コイルを用いて検出している(第2の従来技術とする)。
【0005】
また、実開昭61−205277号として提案された従来技術では、コアレス型電機子の外周に、磁極を細かなピッチで着磁している。また、電機子の外周部分に着磁された磁極が発生する磁界を検出するための磁気センサを設けている。このため、電機子が回転するときには、磁気センサから、電機子の回転速度に比例した周波数の出力が送出されることになる(第3の従来技術とする)。
【0006】
また、FG信号の発生手段を有しないブラシモータを用いた場合の従来技術が提案されている。すなわち、この構成においては、図14に示すように、DVD再生装置のシャーシ92に取り付けられたブラシモータ91のモータ軸には、DVDを回転駆動するためのターンテーブル94が取り付けられている。また、ターンテーブル94の下面941には、反射部材が貼り付けられるとともに、基板93には反射型のフォトイタラプタ95が設けられている。そして、フォトイタラプタ95の出力を波形整形し、FG信号としていた。つまり、ブラシモータ91の外部に、FG信号の発生手段を設けていた(第4の従来技術とする)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記した第1の従来技術においては、外周に複数個の磁極歯を備えた円板状のロータと、内周に複数個の磁極歯を備えたステータと、ロータの磁極歯とステータの磁極歯との間に磁界を形成するための永久磁石と、周波数検出用コイルとを必要としている。このため、第1の従来技術を用いる場合には、モータの構造が複雑になるという問題が生じていた。また、第2の従来技術においても、FGを構成するためには、別途に設けられた回転磁石を必要とするので、モータの構造が複雑になり、形状が大型化するという問題が生じていた。
【0008】
また、第3の従来技術は、コアレス型電機子を備えたモータに限定される技術となっている。つまり、回転子コアを備えた構成のモータにおいては、電機子の外周に、直接に、FGを構成するための着磁を行うことができない。
【0009】
また、第4の従来技術においては、ブラシモータ91の外部にフォトイタラプタ95を設ける必要があるので、フォトイタラプタ95のための空隙L9を確保する必要がある。また、フォトイタラプタ95を取り付けるための基板93を必要とする。その結果、ターンテーブル94を、シャーシ92から距離L8分だけ離れた位置に設けなければならないので、ターンテーブル94がシャーシ92から出っ張ることになる。このため、ブラシモータ91を用いた装置(DVD再生装置)の形状を偏平化することが困難となっていた(なお、ターンテーブル94の下面941に、周方向に分割された着磁を行い、ホール素子を用いて、この着磁による磁界の変化を検出する構成とすることもできるが、この場合でも、ホール素子の高さ分と基板93の厚み分とが、装置の形状を偏平化するときの障害となる)。
【0010】
本発明は上記課題を解決するため創案されたものであって、その目的は、形状の大型化と構造の複雑化とを招くことなくFG信号を生成することのでき、且つ、FG信号を生成する磁気センサの出力レベルを極めて高くすることのできるブラシモータを提供することにある。
【0011】
また、上記目的に加え、磁気センサをコイルとすることにより、磁気センサの価格を安価なものとすることのできるブラシモータを提供することにある。
【0012】
また、上記目的に加え、磁気センサをホール素子とすることにより、出力レベルを高くするときにも磁気センサの取り付けを容易にすることのできるブラシモータを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係るブラシモータは、界磁形成用の永久磁石を有する固定子と、回転子コアに回転子巻線が巻回された回転子とを備え、給電用ブラシに摺動するコミテータを介して回転子巻線に電流が供給されるブラシモータにおいて、回転子コアの回転位置の変化に対応して生じる前記界磁の変化を検出する磁気センサを設け、且つ、固定子を、その内周面が回転子コアの外周面と対向するリング状の永久磁石とし、且つ、磁気センサの周方向における取り付け位置を、永久磁石の磁極の中央位置の近傍とし、且つ、軸方向においては永久磁石の長さが回転子コアの長さより長く形成され、且つ、永久磁石を、コミテータの取り付け側に、回転子コアの軸方向における端面より出っ張らせ、且つ、磁気センサの取り付け位置を、前記出っ張らせた部分の内周側としている。
【0014】
すなわち、永久磁石により形成される界磁の状態は、回転子の回転位置によって変化する。従って、磁気センサを用いて前記変化を検出すると、検出結果は回転子の回転速度を示すことになる。且つ、回転子の回転により生じる界磁の変化の程度は、周方向においては、永久磁石の磁極の中央位置の近傍において大きくなり、且つ、磁気センサを取り付けることが可能な空間のうちでは、出っ張り部分の内周側においてより大きくなる。
【0015】
また、上記構成に加え、磁気センサを検出コイルとしている。すなわち、磁気センサを安価な素子でもって構成することができる。
【0016】
また、上記構成に加え、磁気センサをホール素子としている。すなわち、ホール素子をチップ部品とするときには、狭い空間にも容易に取り付けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係るブラシモータの第1の実施形態を示す構造図であり、同図(B)は、後部側から見たときの形状を示し、同図(A)は、(B)のAA断面を示している。また、図2は、エンドベルプレートを内部側から見たときの形状図となっている。
【0018】
図において、一方の端部が閉じられた略円筒状のモータハウジング4の内部には、界磁を形成するためのリング状の永久磁石2が取り付けられている。また、回転子3は、エンドベルプレート5に設けられた軸受58と、モータハウジング4の円板状の前面板41に設けられた軸受48とにより、回転可能に支持されている。この回転子3は、モータ軸37に固着された回転子コア31を備えており、回転子コア31は3つのアーム部33を有している。また、アーム部33のそれぞれには回転子巻線32が巻回されている。また、モータ軸37のエンドベルプレート5側にはコミテータ7が取り付けられている(71はノイズ消去用素子となっている)。
【0019】
エンドベルプレート5は、略円板状の、合成樹脂等の絶縁材からなり、軸受58を挟んで対向する位置のそれぞれには、内部側に突出する弓状凸部52,53が形成されている。そして、下方側の弓状凸部52は、給電用ブラシ6を支持するためのブラシ支持部となっている。すなわち、回転子巻線32には、給電用ブラシ6に摺動するコミテータ7を介して電流が供給されるようになっている。また、上部側の弓状凸部53には、内部側に向かって四角柱状に突出する突部54が形成されている。そして、この突部54の先端面には、回転子コア31の回転位置の変化に対応して生じる界磁の変化を検出するホール素子(磁気センサ)1が取り付けられている。
【0020】
なお、リング状の永久磁石2の軸方向に沿った長さL1は、回転子コア31の軸方向に沿った長さL2より長くなっている。且つ、永久磁石2は、軸方向においては、コミテータ7の取り付け側に、回転子コア31の軸方向における端面341より出っ張るように設けられている。また、永久磁石2は、回転子コア31の他方の端面342の側においても、軸方向において出っ張っているが、出っ張る長さは、端面341の側の方が長くなっている。すなわち、ホール素子1は、永久磁石2の軸方向における出っ張り部分のうち、端面から長く出っ張った側の出っ張り部分の内周側に位置するようになっている。また、ホール素子1の磁界の検出方向は、矢印11でもって示したように軸方向となっている。
【0021】
なお、また、本実施形態は、2極3スロットのブラシモータとなっている。このため、リング状の永久磁石2は、図3に示したように、内周面の一方の半周部21がN極に着磁されている。従って、内周面21に対応する外周面23はS極となる。また、内周面の他方の半周部22はS極に着磁されている。従って、内周面22に対応する外周面24はN極となる。なお、内周面21に着磁された磁極は、ホール素子1の近傍位置が磁極の中央位置となっている。
【0022】
上記構成からなる第1の実施形態の作用について説明する。
【0023】
いま、回転子3の回転位置が、図5の(A)や(B)に示した位置となる場合、すなわち、アーム部33の先端部分である弓状部34が、ホール素子1に最接近する場合、図4(A)の破線251に示すように、永久磁石2の出っ張り部分の内周面21と、弓状部34との間には、ほぼ最短距離を結ぶように磁力線が走る磁界が形成される。このため、ホール素子1の近傍においては、強い磁界が形成されない(矢印12は回転子3の軸方向を示しており、ホール素子1の磁界の検出方向ともなっている)。従って、ホール素子1は磁界を検出しないことになる。
【0024】
一方、回転子3の回転位置が、図5の(C)に示した位置となる場合、すなわち、ホール素子1に最も接近する部分が、弓状部34aと弓状部34bとの間の空隙部となる場合、外周面23がS極に着磁されているので、図4(B)の破線252に示すように、永久磁石2の出っ張り部分の内周面21と、25に示す位置近傍との間で磁力線が走るように磁界が形成される。つまり、ホール素子1にとっては、検出方向に沿って磁力線が通過することになる。このため、ホール素子1は強い磁界を検出することになる。
【0025】
以上のことから、ホール素子1の出力は、図6に示したように、回転子3の回転位置が、図5の(C)に示した位置となる場合に、強い磁界の検出を示すレベル(111により示す)となる。そして、回転子3の回転位置がその他の位置となるときには、磁界の検出を示さないレベル(112により示す)となる。
【0026】
以上で第1の実施形態の説明を終了し、以下に第2の実施形態について説明する。
【0027】
第2の実施形態と第1の実施形態との差異は、突部54の先端近傍の形状と、ホール素子1の取り付け方向のみとなっている。すなわち、第2の実施形態においては、ホール素子1は、第1の実施形態と略同一位置に、検出方向が周方向となるように設けられている。詳細には、図7に示すように、先端近傍の形状が変更された突部54aに、ホール素子1aが、磁界の検出方向が、同図(B)の矢印13に示す方向(同図(A)においては紙面と鉛直方向)となるように取り付けられている。
【0028】
上記構成からなる第2の実施形態の作用について説明する。
【0029】
いま、回転子3が図8の紙面における時計方向に回転しているとする。そして、回転子3の回転位置が、同図(A)に示した位置となる場合、すなわち、ホール素子1aの近傍位置を通過した弓状部34aが、弓状部34bよりホール素子1aの近くに位置している場合、永久磁石2の出っ張り部分の内周面21と、弓状部34aとの間に形成された磁界がホール素子1aを通る(261により示す)。そして、回転子3が、(A)に示す回転位置から少しの角度だけ回転したときには、(B)に示すように、永久磁石2の出っ張り部分の内周面21と、弓状部34bとの間に形成された磁界がホール素子1aを通る(262により示す)。つまり、僅かの時間において、ホール素子1aを通過する磁界の方向が反転する。
【0030】
そして、回転子3がさらに回転したときには、(C)に示すように、永久磁石2と弓状部34bとの間には、磁力線の方向が、ホール素子1aの検出方向と略直交方向となる磁界が形成される(263により示す)。従って、このときでは、ホール素子1aが検出する磁界は微小レベルに留まる。そして、この微小レベルの検出状態は、弓状部34bの大部分がホール素子1aの近傍位置を通過するまで続くことになる。そして、弓状部34bがホール素子1aの近傍位置を通過した直後では、永久磁石2と弓状部34bとの間に形成される磁界は、同図(A)の261に示す形状となる。
【0031】
以上のことから、ホール素子1の出力波形は、図9に示したように、回転子3が、(A)に示す回転位置から(B)に示す回転位置まで回転する僅かの期間において大きく変化し(121により示す)、その他の期間では緩やかに変化する(122により示す)波形形状となる。
【0032】
以上で第2の実施形態の説明を終了し、以下に第3の実施形態について説明する。
【0033】
第3の実施形態と第2の実施形態との差異は、磁気センサが、ホール素子1aから検出コイルに変更されていることと、この変更に合わせて、突部54の先端近傍の形状が変更されていることとの2点となっている。すなわち、第3の実施形態でおいては、検出コイルが、第2の実施形態のホール素子1aと略同一位置に、検出方向が周方向となるように設けられている。詳細には、図10に示すように、先端近傍の形状が変更された突部54bに、検出コイル1bが、磁界の検出方向が、同図(B)の矢印15に示す方向(同図(A)においては紙面と鉛直方向)となるように取り付けられている。
【0034】
また、第3の実施形態においては、検出コイル1bの特性により生じる出力波形の関係から、回転子3が正転するときと逆転するときとの双方において、回路構成の複雑化を招くことなく、簡単な回路構成でもって、正確なFGパルスを生成するための波形整形回路が用いられている。この波形整形回路を備えた回転制御装置について、図11を参照しつつ説明する。
【0035】
抵抗R1と抵抗R2とは、プラス電源Pの電圧(5V)を1/2に分圧する分圧回路を構成している。そして、分圧された2.5Vの出力は、基準電圧として、OPアンプ771のプラス入力と、OPアンプ772のマイナス入力とに導かれている。また、検出コイル1bの端子の一方は、抵抗R3を介して、OPアンプ771のマイナス入力に導かれている。また、検出コイル1bの端子の他方は、OPアンプ771のプラス入力に接続されている。また、OPアンプ771のマイナス入力と出力との間には、抵抗R3と対となることによって、OPアンプ771の増幅率を設定する抵抗R4が接続されている。また、抵抗R4には、OPアンプ771の周波数特性をローパス特性とするため、コンデンサC1が並列に接続されている。
【0036】
OPアンプ772は、マイナス入力に導かれた電圧(2.5V)を基準電圧として、プラス入力に導かれた電圧と基準電圧とを比較するようになっている。このため、OPアンプ772のプラス入力には、抵抗R5を介して、OPアンプ771の出力が導かれている。また、OPアンプ772のプラス入力と出力との間には、抵抗R5と対となることによって、OPアンプ772にヒステリシスを与える抵抗R6が接続されている。また、抵抗R5を介して導かれたOPアンプ771の出力レベルの全体を、モータ本体773の回転方向に対応して変移させるため、OPアンプ772のプラス入力には、抵抗R7を介して、マイクロコンピュータ775の出力84が与えられている。そして、OPアンプ772の出力は、FG信号83として、マイクロコンピュータ775に導かれている。
【0037】
また、図1に示す構成のうち、磁気センサ(検出コイル1b)を除いたブロックであるモータ本体773には、駆動回路774の出力が導かれている。また、駆動回路774には、マイクロコンピュータ775に内蔵されたD/A変換器の出力が導かれている。すなわち、マイクロコンピュータ775は、FG信号83に基づき、駆動回路774に送出する直流電圧を変化させることによって、モータ本体773を所定速度で回転させるための制御を行う。
【0038】
上記構成からなる第3の実施形態の作用について、図12を参照しつつ説明する。
【0039】
いま、回転子3は、図10における紙面の時計方向に回転しているとする。検出コイル1bは、その特性として、磁界の変化速度を示す出力を送出する。一方、検出コイル1bの近傍における検出方向15に沿った磁界の変化は、第2の実施形態において説明したように、図9に示す変化となる(図12における80は、図9に示す変化を再度示したものとなっている)。従って、検出コイル1bの出力は、波形80を微分した波形を反転増幅した波形81となる。なお、この波形81は、その大部分が、2.5Vの基準電圧refより高い電圧範囲において変化する波形となっている。
【0040】
一方、比較器を構成するOPアンプ772の比較の基準となる電圧は、回路構成を簡単化するため、共に基準電圧refとなっている。このため、マイクロコンピュータ775は、モータ本体773を正転方向に回転させる場合、出力84をLレベルとすることによって、OPアンプ771の出力81を低い側に変移させる。その結果、OPアンプ772のプラス入力に導かれる信号波形は、82に示す波形となる。従って、OPアンプ772の出力からは、プラス入力に導かれた信号が、基準電圧refより高くなる期間において、HレベルとなるFG信号83が送出される。
【0041】
一方、マイクロコンピュータ775がモータ本体773を逆転方向に回転させる場合、検出コイル1bの近傍の磁界は、図12に示す波形80を反転させた変化を示す(図13の80aにより示す)。このため、OPアンプ771の出力からは、図13の81aにより示す波形の信号が出力される。なお、この波形81aは、その大部分が、2.5Vの基準電圧refより低い電圧範囲において変化する波形となっている。
【0042】
一方、比較器を構成するOPアンプ772の比較の基準となる電圧は、既に述べたように、基準電圧refとなっている。このため、マイクロコンピュータ775は、モータ本体773を逆転方向に回転させる場合、出力84をHレベルとすることによって、OPアンプ771の出力81を高い側に変移させる。このため、OPアンプ772のプラス入力に導かれる信号波形は、82aに示す波形となる。従って、OPアンプ772の出力からは、プラス入力に導かれた信号が、基準電圧refより低くなる期間において、LレベルとなるFG信号83aが送出される。
【0043】
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、磁気センサについては、ホール素子や検出コイルとした場合について説明したが、その他の素子として、例えば、磁気抵抗素子等を用いた構成とすることができる。
【0044】
また、2極3スロットのブラシモータに適用した場合について説明したが、その他の極数とスロット数とからなるブラシモータにも、同様に適用することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、回転子の回転による界磁の変化は磁気センサにより検出される。また、磁気センサの取り付け位置は、磁界の変化の程度が極めて大きい位置となっている。このため、形状の大型化と構造の複雑化とを招くことなくFG信号を生成することができ、且つ、FG信号を生成する磁気センサの出力レベルを極めて高くすることができる
【0046】
またさらに、磁気センサを検出コイルとしている。従って、磁気センサの価格を安価なものとすることができる。
【0047】
またさらに、磁気センサをホール素子としている。従って、ホール素子をチップ部品とするときには、狭い空間にも容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るブラシモータの実施形態を示す構造図である。
【図2】 エンドベルプレートを内部側から見たときの形状図である。
【図3】 リング状の永久磁石の着磁状態を示す説明図である。
【図4】 回転子の回転位置とAA断面における磁界との関係を示す説明図である。
【図5】 回転子の回転位置を示す説明図である。
【図6】 磁界の検出方向を軸方向とした場合のホール素子の出力波形を示す説明図である。
【図7】 磁界の検出方向を周方向とした場合のホール素子近傍の構造を示す説明図である。
【図8】 回転子の回転位置とホール素子近傍の磁界との関係を示す説明図である。
【図9】 磁界の検出方向を周方向とした場合のホール素子の出力波形を示す説明図である。
【図10】 磁気センサを検出コイルとした場合の検出コイル近傍の構造を示す説明図である。
【図11】 磁気センサを検出コイルとした場合の回転制御装置の電気的構成を示す回路図である。
【図12】 回転制御装置の主要信号の波形を示す説明図である。
【図13】 回転制御装置の主要信号の波形を示す説明図である。
【図14】 従来技術のFG信号発生手段を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1a ホール素子
1b 検出コイル
2 固定子である永久磁石
3 回転子
6 給電用ブラシ
7 コミテータ
21,22 内周面
31 回転子コア
32 回転子巻線
341 端面

Claims (3)

  1. 界磁形成用の永久磁石を有する固定子と、
    回転子コアに回転子巻線が巻回された回転子とを備え、
    給電用ブラシに摺動するコミテータを介して回転子巻線に電流が供給されるブラシモータにおいて、
    回転子コアの回転位置の変化に対応して生じる前記界磁の変化を検出する磁気センサを設け、
    且つ、固定子を、その内周面が回転子コアの外周面と対向するリング状の永久磁石とし、
    且つ、磁気センサの周方向における取り付け位置を、永久磁石の磁極の中央位置の近傍とし、
    且つ、軸方向においては永久磁石の長さが回転子コアの長さより長く形成され、
    且つ、永久磁石を、コミテータの取り付け側に、回転子コアの軸方向における端面より出っ張らせ、
    且つ、磁気センサの取り付け位置を、前記出っ張らせた部分の内周側としたことを特徴とするブラシモータ。
  2. 磁気センサを検出コイルとしたことを特徴とする請求項に記載のブラシモータ。
  3. 磁気センサをホール素子としたことを特徴とする請求項1に記載のブラシモータ。
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