JP3279512B2 - 回転センサ - Google Patents

回転センサ

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JP3279512B2
JP3279512B2 JP28373197A JP28373197A JP3279512B2 JP 3279512 B2 JP3279512 B2 JP 3279512B2 JP 28373197 A JP28373197 A JP 28373197A JP 28373197 A JP28373197 A JP 28373197A JP 3279512 B2 JP3279512 B2 JP 3279512B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検出体の回転速
度、回転角度又は回転方向などの回転状態を検出する回
転センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回転センサとして、特開平8−1
94007号公報に記載されるものが知られている。こ
の回転センサは、公報の図1に示されるように、回転速
度検出用の軸受けユニットであって、キャリア内で回転
体であるシャフトが軸受けされ、そのシャフトに一体に
円筒状のパルスロータが取り付けられ、パルスロータの
周囲にパルスロータの回転を検出するコイル、ヨーク及
び磁石が配置されている。また、これらのパルスロー
タ、コイル、ヨーク及び磁石等を外部と遮蔽するために
キャリア端部には金属製のカバーが取り付けられてお
り、このカバーにはコイルからの出力端子を外部へ導出
するための開口が設けられている。そして、コイル、ヨ
ーク及び磁石等は樹脂製のボデーにより一体化されてカ
バーの内側に付着しており、この樹脂製のボデーにより
カバーの開口が塞がれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転センサにあっては、外部からの水などの浸入を十分
に防止できないという問題点がある。例えば、従来の回
転センサでは、周囲の温度が変化し、又、振動が与えら
れることにより、カバーの内面に付着していた樹脂製の
ボデーがその内面から剥離するおそれがある。この場
合、カバーの内面と樹脂製のボデーとの隙間を通じて、
水などが回転センサの内部へ浸入してしまい、このよう
な水の浸入により、回転センサの構成部品の劣化等を招
く結果となる。また、回転センサの製造時において、樹
脂製のボデーが固化する際に、このボデーの収縮によ
り、カバー内面と樹脂製のボデーとの間に隙間を生ずる
おそれもあり、この場合も同様に回転センサの構成部品
の劣化等を招く一因となる。
【0004】ところで、従来の回転センサにあっては、
カバーにコイル及びヨークなどが設置され、このシャフ
トに固定されるパルスロータに近接して配設されてい
る。このため、パルスロータに対してヨークなどが正確
な位置に配置されることが重要であり、ヨークなどが正
確な位置に配置されないと、回転検出の出力が低下する
などの問題が生ずるおそれがある。
【0005】そこで本発明は、以上のような問題点を解
決するためになされたものであって、内部への水などの
浸入を確実に防止でき、また、回転検出の出力が確実に
得られる回転センサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る回転センサは、回転体の回転状
態を検出するセンサ本体と、センサ本体から外部へ信号
出力部を導出させる開口部を有しセンサ本体を覆うカバ
ーと、開口部を取り囲んでカバーの表面に接触して配置
されるシール材と、シール材の移動を抑制すると共にシ
ール材をカバーの表面に押圧する押圧部材と、樹脂イン
サート成形により形成され押圧部材及びセンサ本体の一
部を前記カバーに一体化させる樹脂成形部材とを備え、
樹脂インサート成形の際、樹脂注入により押圧部材がカ
バーの方向へ押圧されることを特徴とする。また本発明
に係る回転センサは、押圧部材がカバーの開口部を貫通
する突出部を形成していることを特徴とする。
【0007】
【0008】これらの発明によれば、樹脂インサート成
形時に押圧部材がカバー側へ押し付けられシール材が押
圧部材及びカバーの表面に密着した状態となる。従っ
て、カバーと押圧部材との間の止水性が高いものとな
る。
【0009】また本発明に係る回転センサは、前述の押
圧部材がカバーの裏面側に配置され、開口部の位置に信
号出力部を導出させる導出孔が設けられると共に、少な
くとも導出孔の対称位置に凹部が設けられていることを
特徴とする。また本発明に係る回転センサは、前述の凹
部が押圧部材の表裏を貫通する貫通孔であることを特徴
とする。
【0010】これらの発明によれば、押圧部材に凹部が
設けられることにより、樹脂成形部材の樹脂インサート
成形時において樹脂成形部材が固化して収縮する際に、
その樹脂成形部材がカバーの開口部に向けて偏って収縮
することが低減される。このため、カバーに対してセン
サ本体の一部を所望の位置に一体化させて配設すること
が可能であり、センサ本体と被検出体との同軸度を高め
られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の種々の実施形態について説明する。尚、各図において
同一要素には同一符号を付して説明を省略する。また、
図面の寸法比率は説明のものと必ずしも一致していな
い。
【0012】(第一実施形態)図1は、本実施形態に係
る回転センサの説明図である。なお、図1では、説明の
便宜上、部材の一部(図1の右上部)を切り欠いて示し
てある。図1において、回転センサ1は、車輪の回転検
出に適用したものであり、回転体であるハブ71の回転
速度、回転位置又は回転方向などの回転状態を検出する
機能を有している。回転センサ1は、回転検出を行うセ
ンサ本体2、そのセンサ本体2を覆うカバー3、センサ
内外の止水を行うシール材4、そのシール材4をカバー
3に押圧する押圧部材5及び樹脂成形部材6を備えて構
成されている。
【0013】センサ本体2は、ハブ71の回転状態を検
出するためのものであり、例えば、磁気式のものが用い
られる。図1に示すように、センサ本体2は、ハブ71
と同心状に配されるリング状のセンシングユニット21
及びロータ22を備えている。センシングユニット21
は、ボビン21aにコイル21bが巻き付けられ、その
コイル21bを鎖交する磁束を形成するようにボビン2
1aの外面にヨーク21c及び磁石21dが配置されて
いる。ヨーク21cの端部は、センシングユニット21
の外周に配されその外側に向けられている。そのヨーク
21cの端部には、センシングユニット21の周方向に
沿って多数の櫛歯21eが形成されている。また、セン
シングユニット21は、樹脂成形部材6及び押圧部材5
を介してカバー3の内面に取り付けられている。そし
て、そのカバー3がベアリング72にはめ込まれている
ため、センシングユニット21は、カバー3及びベアリ
ング72を介して車体に対して固定された状態となって
いる。
【0014】一方、ハブ71の先端には、ロータ22が
取り付けられている。ロータ22は、磁性部材からなる
円筒体であって、センシングユニット21の外周を包囲
するように配置され、ハブ71と共に回転する構造とな
っている。このロータ22の周面には、内外面を貫通す
るスリット22aが多数形成されている。スリット22
aは、ロータ22の周方向に沿って連続して開設されて
おり、その開口間隔がヨーク21cの櫛歯21eの形成
間隔と同一となっている。
【0015】このようなセンサ本体2によれば、ハブ7
1が回転すると、それと共にロータ22が回転してセン
シングユニット21の周りを回り始める。このとき、図
2(a)に示すようにロータ22のスリット22aがヨ
ーク21cの櫛歯21eの部分に位置し、また、図2
(b)に示すようにスリット22aが櫛歯21e、21
eの間の部分に位置することになる。図2(a)のよう
に、スリット22aと櫛歯21eの歯の部分が重なると
きは、ヨーク21c及びロータ22が不連続となり適正
な磁路がコイル21bの周囲に形成されないため、コイ
ル21bを鎖交する磁束量が少ないものとなる。一方、
図2(b)のように、スリット22aが櫛歯21e、2
1eの間の部分が重なるときは、ヨーク21c及びロー
タ22による連続した磁路がコイル21bの周囲に形成
されるため、コイル21bを鎖交する磁束量が非常に大
きくなる。このように、ハブ71の回転に伴い、コイル
21bを鎖交する磁束量が変化し、その変化に応じてコ
イル21bに起電力が発生する。従って、コイル21b
の出力端23からハブ71の回転に応じた出力信号を得
ることができる。なお、回転センサ1において、ハブ7
1の回転状態の検出手段としては、その検出を行えるも
のであれば、上述したセンサ本体2に限られるものでな
く、その他のセンサなどを用いてもよい。
【0016】図1に示すように、ベアリング72の開口
端にはカバー3が取り付けられている。カバー3は、セ
ンサ本体2を覆うようにベアリング72にはめ込まれて
おり、回転センサ1の内外を遮蔽している。また、図3
に示すように、カバー3には開口部31が設けられてお
り、この開口部31を通じてセンサ本体2のコイル21
bの出力端23が回転センサ1の外部へ導出できる構造
となっている。
【0017】図1に示すように、カバー3の内側には、
押圧部材5が配置されている。押圧部材5は、例えば樹
脂製の板体により構成され、開口部31が設けられるカ
バー3の内面に密着している。図3に示すように、押圧
部材5にはカバー3側へ突き出る突出部51が形成さ
れ、この突出部51がカバー3の開口部31を貫通する
構造となっている。また、突出部51には、その突出方
向に沿って導出孔52が設けられ、この導出孔52を通
じてコイル21bの出力端23が回転センサ1の外部へ
導出できる構造となっている。更に、押圧部材5には、
突出部51の基端部分に沿って環状溝53が形成されて
いる。
【0018】図1に示すように、押圧部材5にはシール
材4が取り付けられている。シール材4は、カバー3の
表面(図1ではカバー3の内面)と押圧部材5との間の
止水を行うためのものであり、例えば、シリコンゴム、
アクリルゴム、天然ゴムなどの弾性体をリング状に形成
したものが用いられる。図3において、シール材4は、
その断面の厚み寸法(図3では上下方向の寸法)が環状
溝53の深さより、少なくとも大きいものが用いられ
る。このシール材4は、押圧部材5の環状溝53内に装
着された状態でその押圧部材5がカバー3の内側に配置
されることにより、カバー3の開口部31を取り囲んで
カバー3の内面に接触している。また、樹脂インサート
成形時に押圧部材5が樹脂成形部材6によりカバー3の
内面に押し付けられることにより、シール材4はカバー
3の内面に押圧された状態となっている。
【0019】図1に示すように、カバー3の内側及び開
口部31を通じてカバー3外側には、樹脂成形部材6が
設けられている。この樹脂成形部材6は、センサ本体2
の一部であるセンシングユニット21をカバー3の内側
に付着させ一体化させるためのものである。また、この
樹脂成形部材6によりコイル21bの出力端接続用のコ
ネクタ部61が形成されている。
【0020】次に、回転センサ1の製造方法について説
明する。
【0021】回転センサ1の製造は、まず、樹脂インサ
ート成形により、カバー3、押圧部材5及びセンシング
ユニット21の一体化を行う。図3において、押圧部材
5の環状溝53内にシール材4をはめ込み、突出部51
を開口部31に挿通させて押圧部材5をカバー3の内側
に配置する。そして、図4に示すように、押圧部材5を
取り付けたカバー3とセンシングユニット21とを金型
8に配置する。金型8としては、例えば、分割された第
一の型81、第二の型82を備えたものが用いられる。
第一の型81は、第二の型82に対し進退自在とされ、
樹脂注入時には第二の型82に押し付けられるように構
成されている。カバー3及びセンシングユニット21の
金型8への配置は、第二の型82における第一の型81
の対向面にセンシングユニット21を設置した後、その
対向面にカバー3の設置してを行う。この配置により、
カバー3の内部にセンシングユニット21が配され、セ
ンシングユニット21の出力端23が押圧部材5の導出
孔52内を挿通した状態となる。
【0022】この状態において、第二の型82側に第一
の型81を移動させて、図4に示すように第一の型81
を第二の型82に押し付ける。すると、第一の型81と
第二の型82との間にセンシングユニット21及びカバ
ー3が挟まれ、カバー3に対しセンシングユニット21
が正確に位置決めされる。従って、カバー3とセンシン
グユニット21が同心状に正確に配置されることにな
る。また、第二の型82に第一の型81を押し付けるこ
とにより、第一の型81と第二の型82の間には、樹脂
の注入すべき注入空間83が形成される。注入空間83
は、カバー3の内部であってセンシングユニット21と
押圧部材5の間に形成されるとともに、導出孔52を通
じてカバー3の外部にまで連なって形成される。
【0023】そして、注入空間83の内部に樹脂を注入
する。その際、樹脂の注入口となるゲート84は、図4
に示すようにカバー3の内側であって押圧部材5に向け
て開口するように設けられるのが望ましい。この場合、
ゲート84からの注入された樹脂が押圧部材5をカバー
3の表面に押し付けながら注入空間83内に充填される
ので、押圧部材5がカバー3の表面に確実に押し付けら
れることになる。また、このときに用いる樹脂は、押圧
部材5を構成する樹脂に対しやや高い融点を有するもの
であることが望ましい。この場合、注入空間83に注入
された樹脂が押圧部材5の表面と融着し、押圧部材5と
の一体化が図れる。このため、注入された樹脂が固化し
て樹脂成形部材6となったときに、その樹脂成形部材6
と押圧部材5と間の止水性が高いものとなる。更に、注
入する樹脂として押圧部材5よりやや高い融点を有する
ものを用いる場合に、押圧部材5の表面の一部に鋭部を
形成しておくことが望ましい。例えば、図5に示すよう
に、押圧部材5の突出部51の先端部分51aを先鋭と
することにより、注入空間83への樹脂の注入時にその
先端部分51aが確実に溶融することになり、樹脂成形
部材6と押圧部材5との間における止水が確実なものと
なる。
【0024】そして、注入空間83の内部に樹脂が注入
されると、図5のように、その樹脂が押圧部材5をカバ
ー3の内面に押し付ける。このため、シール材4が環状
溝53内で弾性変形し、押圧部材5及びカバー3の表面
に密着することになる。従って、カバー3と押圧部材5
との間の止水性が高いものとなる。
【0025】注入空間83に注入した樹脂が固化して樹
脂成形部材6となると、その樹脂成形部材6により、カ
バー3、押圧部材5及びセンシングユニット21が一体
化する。
【0026】次に、図1に示すように、回転検出すべき
ハブ71にロータ22を取り付ける。この取り付け工程
は、上述のカバー3、押圧部材5及びセンシングユニッ
ト21の一体化工程と同時又はその前に行っても勿論よ
い。ロータ22の取り付けを終えたら、図1に示すよう
に、押圧部材5及びセンシングユニット21が取り付け
られたカバー3をベアリング72の開口端に取り付け
て、回転センサ1の製造が完了する。
【0027】以上のように、本実施形態に係る回転セン
サ1によれば、樹脂の注入時に押圧部材5がカバー3側
へ押し付けられシール材4が押圧部材5及びカバー3の
表面に密着した状態となる。このため、カバー3と押圧
部材5との間の止水性が高いものとなる。従って、回転
センサ1の外部の水などがその内部へ浸入することが回
避でき、水などの浸入による構成部品の劣化を確実に防
止できる。
【0028】(第二実施形態)次に第二実施形態に係る
回転センサについて説明する。
【0029】図6に本実施形態に係る回転センサ1aの
説明図を示す。図6において、回転センサ1aは、第一
実施形態の回転センサ1とほぼ同様な構造を有するもの
であるが、押圧部材5aがプレート状でなくリング状を
呈する点で異なっている。また、カバー3の開口部31
の形成部分が外側へ突出しており、その突出空間を利用
して押圧部材5aが配設されている。
【0030】このような回転センサ1aによれば、第一
実施形態の回転センサ1と同様な効果が得られると共
に、カバー3の突出空間を利用して押圧部材5aの配置
が行えるため回転センサ1aを小型化することができ、
また、押圧部材5aをリング状とすることにより回転セ
ンサ1aを軽量化することができるという効果が得られ
る。
【0031】(第三実施形態)次に第三実施形態に係る
回転センサについて説明する。
【0032】図7に本実施形態に係る回転センサ1bの
説明図を示す。図7において、回転センサ1bは、第二
実施形態の回転センサ1bとほぼ同様な構造を有するも
のであるが、押圧部材5bがカバー3の外部側に取り付
けられる点で異なっている。
【0033】このような回転センサ1bによれば、第一
実施形態の回転センサ1と同様な効果が得られると共
に、カバー3の外部で押圧部材5bの配置が行えるため
回転センサ1aを小型化することができ、また、押圧部
材5bをリング状とすることにより回転センサ1aを軽
量化することができるという効果が得られる。更に、カ
バー3に対して押圧部材5bの取り付けが容易に行える
ため、製造効率の向上が図れるという効果が得られる。
【0034】(第四実施形態)次に第四実施形態に係る
回転センサについて説明する。
【0035】第一実施形態から第三実施形態までの回転
センサ1〜1bにおいては、押圧部材5とシール材4と
が別体のものにより構成されているが、押圧部材5及び
シール材4として一体化したものを用いた場合であって
もよい。すなわち、本実施形態に係る回転センサ1c
は、押圧部材5とシール材4が異なる樹脂よりなり、押
圧部材5とシール材4とが一体に形成されたものであ
る。例えば、シール材4を構成する樹脂として、押圧部
材5を構成する樹脂に対し軟質のものを用い、二色成形
により、押圧部材5とシール材4を一体に成形すればよ
い。このとき、シール材4としては、エラストマーなど
が用いられる。
【0036】このような押圧部材5及びシール材4を有
する回転センサ1cによれば、第一実施形態から第三実
施形態までの回転センサ1〜1bと同様な効果が得られ
ると共に、構成部品数の低減が図れ、製造効率の向上が
図れるという効果が得られる。
【0037】(第五実施形態)次に第五実施形態に係る
回転センサについて説明する。
【0038】図8に本実施形態に係る回転センサ1cの
説明図を示す。なお、図8では説明の便宜上、回転セン
サ1cの各構成部品を分解した状態で示してある。図8
において、回転センサ1cは、センサ本体2、カバー
3、シール材4、押圧部材5c及び樹脂成形部材6(図
8では図示なし。図1参照)を備えて構成されており、
押圧部材5cを除き、第一実施形態の回転センサ1と同
様な構造となっている。押圧部材5cは、前述の押圧部
材5とほぼ同様な構造であるが、貫通孔54が設けられ
る点で異なっている。貫通孔54は、樹脂成形部材6を
インサート成形する際にその樹脂成形部材6の収縮変形
の偏りを防止するためのものであり、押圧部材5cの表
裏を貫通している。また、貫通孔54は、ハブ71の回
転軸の延長線Xを中心として導出孔52と対称な位置に
配設されている。この貫通孔54は導出孔52と対称な
位置に一つだけ設けられていてもよいが、図9に示すよ
うに延長線Xを中心にして複数設けられることが望まし
い。この場合、収縮する方向が分散するため、樹脂成形
部材6の収縮変形の偏りが効果的に低減できる。なお、
樹脂成形部材6をインサート成形する際にその樹脂成形
部材6の収縮変形の偏りを低減きれば、貫通孔54に代
えて、押圧部材5cの表面(図8では下面)を窪ませて
なる凹部であってもよい。
【0039】次に回転センサ1cの製造方法について説
明する。
【0040】回転センサ1cの製造は、まず、樹脂イン
サート成形により、カバー3、押圧部材5c及びセンシ
ングユニット21の一体化を行う。図8において、押圧
部材5cの環状溝53内にシール材4をはめ込み、突出
部51を開口部31に挿通させて押圧部材5cをカバー
3の内側に配置する。そして、図10に示すように、押
圧部材5cを取り付けたカバー3とセンシングユニット
21とを金型8に配置する。金型8としては、例えば、
前述したように第一の型81、第二の型82を備えたも
のが用いられる。カバー3及びセンシングユニット21
の金型8への配置は、第二の型82における第一の型8
1の対向面にセンシングユニット21を設置した後、そ
の対向面にカバー3の設置してを行う。この配置によ
り、カバー3の内部にセンシングユニット21が配さ
れ、センシングユニット21の出力端23が押圧部材5
cの導出孔52内を挿通した状態となる。
【0041】そして、第二の型82側に第一の型81を
移動させて第一の型81と第二の型82との間にセンシ
ングユニット21及びカバー3が挟まれた状態とし、カ
バー3に対しセンシングユニット21を正確に位置決め
しておく。このとき、カバー3とセンシングユニット2
1が同心状に正確に配置される。また、第二の型82に
第一の型81を押し付けることにより、第一の型81と
第二の型82の間には、樹脂の注入すべき注入空間83
が形成される。注入空間83は、カバー3の内部であっ
てセンシングユニット21と押圧部材5cの間に形成さ
れるとともに、導出孔52を通じてカバー3の外部にま
で連なって形成される。
【0042】そして、注入空間83の内部に樹脂を注入
する。その際、ゲート84がカバー3の内側であって押
圧部材5cに向けて開口するように設けられ、その樹脂
が押圧部材5cを構成する樹脂に対しやや高い融点を有
するものであり、押圧部材5cの表面の一部に鋭部を形
成しておくことが望ましいことは、第一実施形態と同様
である。そして、注入空間83の内部に樹脂が注入され
ると、その樹脂が押圧部材5cをカバー3の内面に押し
付ける。このため、シール材4が環状溝53内で弾性変
形し、押圧部材5c及びカバー3の表面に密着すること
になる。従って、カバー3と押圧部材5cとの間の止水
性が高いものとなる。
【0043】そして、注入した樹脂が固化して樹脂成形
部材6となったら金型8を開き、図11に示すように、
樹脂成形部材6を介して一体化したカバー3、押圧部材
5c及びセンシングユニット21を金型8から取り出
す。その取り出し直後では樹脂成形部材6は高温状態で
あり、その後に冷却される際に収縮していく。このと
き、樹脂成形部材6において、図11中に矢印で示すよ
うに肉厚の大きいコネクタ部61で大きな収縮変形が生
ずる。このため、樹脂成形部材6を介してカバー3に取
り付けられるセンシングユニット21の配置位置がカバ
ー3に対し中心位置(回転軸の延長線X)からコネクタ
部6側へズレてしまうことが考えられる。しかしなが
ら、押圧部材5cには貫通孔54が導出孔52の対称位
置に設けられているため、その貫通孔54の位置でも収
縮変形が生じる。貫通孔54の開設に起因する収縮変形
はコネクタ部61における収縮変形の方向と逆向きに作
用するため、樹脂成形部材6の収縮に伴うセンシングユ
ニット21の位置ズレを低減することができる。
【0044】そして、回転を検出すべきハブ71にロー
タ22を取り付け、センシングユニット21などを一体
化させたカバー3をベアリング72の開口端に取り付け
ることにより、回転センサ1cの製造が完了する。
【0045】以上のように、本実施形態に係る回転セン
サ1cによれば、第一実施形態の回転センサ1と同様な
作用効果が得られ、更にカバー3に対してセンシングユ
ニット21を正確な位置に配設することができる。この
ため、ロータ22とセンシングユニット21と同軸度が
高められ、回転検出の出力が増大させることができる。
また、この回転検出出力の向上に伴い、センシングユニ
ット21のコイル21bが巻数を低減すれば、センサ全
体の小型化が可能となり、センサの低コスト化も図れ
る。
【0046】なお、本実施形態に係る回転センサ1c
は、押圧部材5cとシール材4を第四実施形態で述べた
ように一体化したものであってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果が得られる。
【0048】樹脂の注入時に押圧部材がカバー側へ押し
付けられシール材が押圧部材及びカバーの表面に密着し
た状態となる。このため、カバーと押圧部材との間の止
水性が高いものとなる。従って、回転センサの外部の水
などがその内部へ浸入することが回避でき、水などの浸
入による構成部品の劣化を確実に防止できる。
【0049】また、押圧部材に貫通孔などの凹部が設け
られることにより、樹脂成形部材の樹脂インサート成形
時において樹脂成形部材が固化して収縮する際に、その
樹脂成形部材がカバーの開口部に向け偏って収縮するこ
とが低減される。このため、カバーに対してセンサ本体
の一部を所望の位置に一体化させて配設することがで
き、センサ本体と被検出体との同軸度を高めることがで
きる。従って、回転検出の出力を確実に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転センサの説明図である。
【図2】回転センサの動作の説明図である。
【図3】回転センサを構成する部品の説明図である。
【図4】回転センサの製造工程の説明図である。
【図5】回転センサの製造工程の説明図である。
【図6】第二実施形態に係る回転センサの説明図であ
る。
【図7】第三実施形態に係る回転センサの説明図であ
る。
【図8】第五実施形態に係る回転センサの説明図であ
る。
【図9】第五実施形態に係る回転センサの説明図であ
る。
【図10】第五実施形態に係る回転センサの製造工程の
説明図である。
【図11】第五実施形態に係る回転センサの製造工程の
説明図である。
【符号の説明】
1…回転センサ、2…センサ本体、23…出力端、3…
カバー、31…開口部、4…シール材、5…押圧部材、
6…樹脂成形部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B60B 35/18 B60B 35/18 C (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 1/02 G01P 3/487 - 3/488 G01D 5/245 F16C 19/00 F16C 19/52 F16C 41/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の回転状態を検出するセンサ本体
    と、 前記センサ本体から外部へ信号出力部を導出させる開口
    部を有し、前記センサ本体を覆うカバーと、 前記開口部を取り囲んで前記カバーの表面に接触して配
    置されるシール材と、 前記シール材の移動を抑制すると共に、前記シール材を
    前記カバーの表面に押圧する押圧部材と、 樹脂インサート成形により形成され、前記押圧部材及び
    前記センサ本体の一部を前記カバーに一体化させる樹脂
    成形部材と、 を備え、 前記樹脂インサート成形の際、樹脂注入により前記押圧
    部材が前記カバーの方向へ押圧されること、 を特徴とする回転センサ。
  2. 【請求項2】 前記押圧部材は、前記カバーの前記開口
    部を貫通する突出部が形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の回転センサ。
  3. 【請求項3】 回転体の回転状態を検出するセンサ本体
    と、 前記センサ本体から外部へ信号出力部を導出させる開口
    部を有し、前記センサ本体を覆うカバーと、 前記センサ本体の一部を前記カバーに一体化させる樹脂
    成形部材と、 前記開口部を取り囲んで前記カバーの表面に接触して配
    置されるシール材と、 前記シール材の移動を抑制すると共に、前記樹脂成形部
    材の樹脂インサート成形により前記シール材を前記カバ
    ーの表面に押圧する押圧部材と、 を備え、 前記押圧部材は、前記カバーの裏面側に配置され、前記
    開口部の位置に前記信号出力部を導出させる導出孔が設
    けられると共に、少なくとも前記導出孔の対称位置に凹
    部が設けられていること、 を特徴とする回転センサ。
  4. 【請求項4】 前記凹部は前記押圧部材の表裏を貫通す
    る貫通孔であることを特徴とする請求項3に記載の回転
    センサ。
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