JP2527090Y2 - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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JP2527090Y2
JP2527090Y2 JP1252894U JP1252894U JP2527090Y2 JP 2527090 Y2 JP2527090 Y2 JP 2527090Y2 JP 1252894 U JP1252894 U JP 1252894U JP 1252894 U JP1252894 U JP 1252894U JP 2527090 Y2 JP2527090 Y2 JP 2527090Y2
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input
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は回転検出装置に係り、特
に自動車のトランスミッション等に装着され、このトラ
ンスミッションでの回転を電気信号に変換して指示計器
に出力する回転検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車に搭載される車速セン
サとして磁気感応素子に近接配置されたマグネットに自
動車のトランスミッションでの回転を伝達し、この回転
による磁界の変化を上記磁気感応素子で検知して磁気感
応素子で発生する電気信号を各種指示計器等に出力する
半導体式の回転検出装置が多く用いられている。
【0003】図4はこのような従来の回転検出装置を示
したもので、この回転検出装置1は、円筒状のハウジン
グ2を有しており、このハウジング2の一端部には、内
周面に雌ねじが形成された取付凹部3が形成されてい
る。また、上記ハウジング2の内部には、マグネットロ
ータ4が回転自在に配設されており、このマグネットロ
ータ4は、例えば、その端面部が多極着磁されたものと
なっている。
【0004】また、上記マグネットロータ4の中心に
は、軸受け5に回転自在に軸支された入力回転軸6が嵌
合されており、このマグネットロータ4と入力回転軸6
との固定は、マグネットロータ4のインサート成形や、
入力回転軸6の嵌合端のかしめ変形等によりなされてい
る。また、上記入力回転軸6の内側には、図示しないト
ランスミッション等の回転駆動源に接続されるカップリ
ング7がその一端部が上記取付凹部3に位置するように
嵌挿されており、さらに、上記カップリング7の抜け落
ちを防止するため、カップリング7に設けられたブッシ
ュ8が上記入力回転軸6の端部と係合し、入力回転軸6
とカップリング7との連結が保持されるようになってい
る。
【0005】そして、上記ハウジング2の取付凹部3を
外周面に雄ねじが形成された車体側のセンサ取付部(図
示せず)に螺入させて締め付けることにより、上記ハウ
ジング2が固定され、この状態で、上記カップリング7
及び入力回転軸6を介して上記マグネットロータ4にト
ランスミッションからの回転が伝達されるようになって
いる。
【0006】また、上記マグネットロータ4の多極着磁
されていない端面側には、ヨーク板9が設けられてお
り、このヨーク板9の周縁部と対向する位置には、上記
軸受け5に外嵌された制動マグネット10が配設される
ようになっている。さらに、上記ヨーク板9と軸受け5
との間には、スラストワッシャ11が配設されており、
上記ヨーク板9と制動マグネット10との間に形成され
る磁力により、上記マグネットロータ4に対して制動ト
ルクが付与されるようになっている。
【0007】また、上記マグネットロータ4の多極着磁
された端面部の近傍には、図示しない磁気感応素子が配
設されており、上記磁気感応素子で発生する電気信号を
端子を介して図示しない指示計器等に送るようになされ
ている。
【0008】上記従来の回転検出装置1においては、自
動車のトランスミッションでの回転をカップリング7を
介して入力回転軸6及びマグネットロータ4に伝達し、
このマグネットロータ4の回転により、上記磁気感応素
子で発生する電気信号を上記端子を介して所定の指示計
器に出力することにより、上記電気信号の値に応じた速
度表示等を行なうようになっている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の回
転検出装置1においては、マグネットロータ4のインサ
ート成形や、入力回転軸6のマグネットロータ4への嵌
合端のかしめ変形等により、マグネットロータ4と入力
回転軸6との固定を行うようにしているので、マグネッ
トロータ4のインサート成形後の熱応力や、入力回転軸
6のマグネットロータ4への嵌合時の応力等により、マ
グネットロータ4に割れが生じるおそれがあり、また、
マグネットロータ4と入力回転軸6とを固定するために
かしめ変形等を行わなければならず、これにより、組み
付け工数が増える等の不都合があった。
【0010】本考案は上記した点に鑑みてなされたもの
で、マグネットロータの割れ等がなくその信頼性が高
く、かつ、組み付け工数を減少させることにより、製造
コストを抑えることのできる回転検出装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案に係る回転検出装置は、ハウジングの内部にマグ
ネットロータを回転自在に配設し、このマグネットロー
タの入力回転軸を軸受けに回転自在に支持すると共に、
この入力回転軸に回転駆動源に接続されるカップリング
を接続してなる回転検出装置において、上記マグネット
ロータと入力回転軸とをプラスチックマグネット材で一
体成形してなることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本考案によれば、回転駆動源からの回転がカッ
プリングを介して入力回転軸に伝達されると、プラスチ
ックマグネット材により入力回転軸と一体成形されたマ
グネットロータが回転するようになる。そして、このマ
グネットロータの回転による磁界の変化を磁気感応素子
で検知し、この磁気感応素子で発生する電気信号を指示
計器等に出力するものである。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1乃至図3を参照
して説明する。図1乃至図3は本考案に係る回転検出装
置1の一実施例を示したもので、この回転検出装置1
は、円筒状のハウジング2を有しており、このハウジン
グ2の一端部には、内周面に雌ねじが形成された取付凹
部3が形成されている。また、上記ハウジング2の内部
には、例えばその端面部が多極着磁されたマグネットロ
ータ4が回転自在に配設されており、このマグネットロ
ータ4の中心には、軸受け5に回転自在に軸支される入
力回転軸6が設けられている。
【0014】ここで、図示したように、上記マグネット
ロータ4と入力回転軸6とは、例えば高融点、高強度、
高硬度の樹脂材であるポリフェニレンサルファイド、ナ
イロン等をバインダとするプラスチックマグネット材で
一体成形されており、図2に示すように、上記入力回転
軸6は、その長手方向にN極及びS極と着磁されてい
る。また、図3に示すように、上記入力回転軸6を、そ
の径方向に、外周側をN極、内周側をS極として着磁す
るようにしてもよい。
【0015】また、上記入力回転軸6の内側には、図示
しないトランスミッション等の回転駆動源に接続され
る、例えば鉄系の磁性材で形成されたカップリング7が
その一端部が上記取付凹部3に位置するように嵌挿され
るようになっており、この嵌挿時に、カップリング7の
外周面と入力回転軸6との間に磁力が形成されて、上記
カップリング7の抜け落ちを防止するようになってい
る。
【0016】次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例においては、まず、マグネットロータ4及び入
力回転軸6をプラスチックマグネット材で一体成形して
おき、マグネットロータ4の端面部を多極着磁すると共
に、入力回転軸6部分を上記した方向に着磁しておく。
その後、入力回転軸6内に磁性材からなるカップリング
7を嵌挿するものであり、このカップリング7は、入力
回転軸6との間に形成される磁力により抜け落ちを防止
するようになっている。
【0017】そして、カップリング7を装着した後、上
記ハウジング2の取付凹部3を外周面に雄ねじが形成さ
れた車体側のセンサ取付部(図示せず)に螺入させて締
め付けることにより、上記ハウジング2が固定され、こ
の状態で、上記カップリング7及び入力回転軸6を介し
て上記マグネットロータ4にトランスミッションからの
回転が伝達されるようになっている。
【0018】上記回転検出装置1を取り付けた後におい
ては、自動車のトランスミッションでの回転をカップリ
ング7を介して入力回転軸6及びマグネットロータ4に
伝達し、このマグネットロータ4の回転により、マグネ
ットロータ4の近傍に配設された図示しない磁気感応素
子で発生する電気信号を端子を介して所定の指示計器に
出力することにより、上記電気信号の値に応じた速度表
示等を行なうようになっている。
【0019】また、上記マグネットロータ4の多極着磁
されていない端面側に設けられたヨーク板9、このヨー
ク板9の周縁部と対向する位置である軸受け5の外周部
に設けられた制動マグネット10、及び上記ヨーク板9
と軸受け5との間に配設されたスラストワッシャ11に
より、上記ヨーク板9と制動マグネット10との間に磁
力が形成されて、上記マグネットロータ4に対して制動
トルクが付与されるようになっており、車両の停止、又
は低速走行時における振動等により発生するマグネット
ロータ4の振れを防止するようになっている。
【0020】従って、本実施例においては、マグネット
ロータ4と入力回転軸6とをプラスチックマグネット材
で一体成形してなるので、従来のようにマグネットロー
タ4と入力回転軸6とが別体構造が故に生ずる、マグネ
ットロータ4のインサート成形後や、入力回転軸6のマ
グネットロータ4への嵌合時のマグネットロータ4の割
れを防止することができ、これにより信頼性の高い回転
検出装置1とすることができる。
【0021】また、上記したようにマグネットロータ4
と入力回転軸6とが一体成形故、マグネットロータ4と
入力回転軸6とを固定するための組み付け工数を省略す
ることができ、回転検出装置1全体の製造コストを抑え
ることができる。
【0022】
【考案の効果】以上述べたように本考案に係る回転検出
装置は、マグネットロータと入力回転軸とをプラスチッ
クマグネット材で一体成形してなるので、マグネットロ
ータの割れ等が生じない信頼性の高い回転検出装置とす
ることができ、また、マグネットロータと入力回転軸と
を組み付ける工数を省略することができ、回転検出装置
全体の製造コストを抑えることができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る回転検出装置の一実施例を示す縦
断面図である。
【図2】上記実施例の入力回転軸部分の着磁例を示す縦
断面図である。
【図3】上記実施例の入力回転軸部分の他の着磁例を示
す縦断面図である。
【図4】従来の回転検出装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 回転検出装置 2 ハウジング 4 マグネットロータ 5 軸受け 6 入力回転軸 7 カップリング 8 ブッシュ 9 ヨーク板 10 制動マグネット 11 スラストワッシャ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの内部にマグネットロータを
    回転自在に配設し、このマグネットロータの入力回転軸
    を軸受けに回転自在に支持すると共に、この入力回転軸
    に回転駆動源に接続されるカップリングを接続してなる
    回転検出装置において、 上記マグネットロータと入力回転軸とをプラスチックマ
    グネット材で一体成形してなることを特徴とする回転検
    出装置。
JP1252894U 1994-10-12 1994-10-12 回転検出装置 Expired - Fee Related JP2527090Y2 (ja)

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JPH0743687U JPH0743687U (ja) 1995-09-05
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