JPH09145733A - 回転速度検出装置 - Google Patents

回転速度検出装置

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Publication number
JPH09145733A
JPH09145733A JP30763395A JP30763395A JPH09145733A JP H09145733 A JPH09145733 A JP H09145733A JP 30763395 A JP30763395 A JP 30763395A JP 30763395 A JP30763395 A JP 30763395A JP H09145733 A JPH09145733 A JP H09145733A
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JP
Japan
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hall element
circuit board
rotation speed
hole
magnet rotor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30763395A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Shimoji
良憲 下地
Shinji Shimizu
慎二 清水
Masamichi Otake
正道 大竹
Yushi Koyama
雄史 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マグネットロータ12に関してホール素子1
4を正確、かつ容易に位置決め・固定することが難し
く、汎用的、かつ小形の永久磁石12aの使用が困難で
あった。また部品点数やこれの組みつけ作業が多く、小
形化及びコストの削減を図るのが困難であった。 【解決手段】 筐体17内のマグネットロータ12と対
向する上方箇所に外方へ通じる穴部16が形成され、穴
部16の側壁部16aに回路基板14が挿入される溝部
16bが形成されている回転速度検出装置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転速度検出装置に
関し、より詳細には自動車のトランスミッション等に接
続され、スピードメータやナビゲーションシステムに入
力する車速を検出する際に用いられる回転速度検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のこの種回転速度検出装置を
概略的に示した分解斜視図であり、図中11はロータ装
着部を示している。ロータ装着部11は略厚肉円筒形状
に形成され、このロータ装着部11の一端部にはネジ部
11aが形成されており、ネジ部11aにはワイヤーケ
ーブル(図示せず)が挿通される挿通孔11bが形成さ
れたキャップ11cが螺合されるようになっている。ロ
ータ装着部11内には軸受部、回転軸を介してマグネッ
トロータ(共に図示せず)が回転可能に配設され、該マ
グネットロータには複数個の永久磁石(図示せず)が取
り付けられており、この永久磁石には例えばフェライト
磁石等が用いられている。また前記マグネットロータの
一端部には前記回転軸を介して例えばトランスミッショ
ン(図示せず)が接続され、前記マグネットロータの他
端部は前記回転軸、前記ワイヤーケーブルを介してスピ
ードメータ(図示せず)に接続されるようになってい
る。またロータ装着部11上部からは略箱形状のケース
部92が延設されており、ケース部92の所定箇所には
インナケース94が挿入される空胴部92aや、ブッシ
ュ94bの一端部及び保護チューブ95cの鍔部95b
が挿入される空胴部92bが形成されている。これらロ
ータ装着部11、ケース部92を含んで筐体91が構成
されており、筐体91は例えばアルミニウム(Al)ダ
イカスト法により一体成形されている。一方、前述した
ように空胴部92a内には略箱形状のインナケース94
が挿入されるようになっており、インナケース94内に
はホール素子(図示せず)等が搭載された回路基板94
aとリード線95aが挿通されたブッシュ94bの一端
部とが配設されている。前記ホール素子は前記マグネッ
トロータに対向する箇所に配設されるようになってお
り、また回路基板94aにはリード線95aの一端部が
接続されている。さらにインナケース94内には前記ホ
ール素子、回路基板94a、リード線95a及びブッシ
ュ94bの一端部を覆うように樹脂部材94cがポッテ
ィングされており、この樹脂部材94cにより前記ホー
ル素子や回路基板94aが湿気等から保護されるように
なっている。これらインナケース94、回路基板94
a、樹脂部材94c、前記ホール素子等を含んでセンサ
ユニット93が構成されている。またリード線95aに
はその一端部に鍔部95bを有する保護チューブ95c
が巻装され、リード線95aの他端部はコネクタ95d
に接続されており、コネクタ95dはナビゲーション機
器(図示せず)に接続されるようになっている。これら
ブッシュ94b、リード線95a、保護チューブ95
c、コネクタ95d等を含んでハーネス95が構成され
ている。さらにセンサユニット93の上方にはカバー9
6が配設されており、略平板形状のカバー96の所定箇
所には取り付け部96aが形成されると共に、カバー9
6の所定箇所からはかしめ部96bが折り曲げ形成され
ている。これら筐体91、センサユニット93、ハーネ
ス95、カバー96、前記マグネットロータ、前記ワイ
ヤーケーブル等を含んで回転速度検出装置90aが構成
されている。
【0003】上記回転速度検出装置90aの場合、まず
ロータ装着部11内の前記軸受部に前記回転軸を介して
前記マグネットロータを装着し、挿通孔11b内に挿通
した前記ワイヤーケーブルの一端部を前記マグネットロ
ータの他端部側に接続した後、キャップ11cをネジ部
11aに締め付け固定する。次にセンサユニット93
と、ブッシュ94b、保護チューブ95cの鍔部95b
とをケース部92の空胴部92a、92b内にそれぞれ
セットする。次に樹脂部材94cをポッティングした
後、取り付け部96aを介してカバー96を筐体91に
固定し、かしめ部96bを介して鍔部95bをかしめる
と回転速度検出装置90aが組み付け製造される。
【0004】このように構成された回転速度検出装置9
0aを用いる場合、前記トランスミッションの回転軸が
回転すると、前記マグネットロータ、前記ワイヤーケー
ブルが回転し、この回転速度により求められた車速が前
記スピードメータに表示される。同時に前記マグネット
ロータの回転速度に比例して前記複数個の永久磁石から
放射される磁力線の向きN、Sが変化し、この磁力線の
変化が前記ホール素子において電気信号に変換され、回
路基板94a、リード線95a、コネクタ95dを介し
て前記電気信号が前記ナビゲーション機器に入力され、
車速が計算される。
【0005】しかし、上記した回転速度検出装置90a
においては、筐体91、インナケース94、カバー96
等、部品数が多く、かしめ部96b下部のかしめ作業を
含むこれら部品の組み付け作業が面倒であり、コストが
高く付くという問題があった。この問題に対処するた
め、ケース部に回路基板が直接挿入されたタイプのもの
が検討されている。
【0006】図10は従来のこの種改良型の回転速度検
出装置の主要部を模式的に示した正面断面図であり、図
中11はロータ装着部を示している。ロータ装着部11
は図9に示したものと同様に形成されており、またロー
タ装着部11の上部からは略箱形形状のケース部98が
延設され、ケース部98上部には凹部98aが形成され
ている。これらロータ装着部11、ケース部98を含ん
で筐体97が構成されており、筐体97は例えばAlダ
イカスト法等により一体成形されている。図9に示した
ものと同様、ロータ装着部11内には軸受部(図示せ
ず)、回転軸12b、12cを介してマグネットロータ
12が回転可能に配設され、マグネットロータ12の外
周部には複数個の永久磁石(例えばフェライト磁石)1
2aが等角度間隔に取り付けられており、各永久磁石1
2aは磁極N、Sの向きが交互に異なるように設定され
ている。また筐体97の凹部98a内には回路基板13
が挿入され、回路基板13下部のパターン回路(図示せ
ず)上にはホール素子14が接着されており、また回路
基板13にはブッシュを介して三心ケーブル(共に図示
せず)の一端部が接続されている。また凹部98a内に
はこれら回路基板13、ホール素子14、前記三心ケー
ブル及び前記ブッシュの一端部を覆うように樹脂部材9
8bがポッティングされており、この樹脂部材98bに
より回路基板13、ホール素子14が湿気等から保護さ
れるようになっている。また前記三心ケーブルの他端部
にはコネクタが接続されており、該コネクタはナビゲー
ション機器(共に図示せず)に接続されるようになって
いる。これら三心ケーブル、ブッシュ、コネクタ等を含
んでハーネス(図示せず)が構成されている。さらに筐
体97上にはカバー99が取り付けられており、これら
マグネットロータ12、回路基板13、ホール素子1
4、筐体97等を含んで回転速度検出装置90bが構成
されている。
【0007】このような回転速度検出装置90bの場
合、図9に示したものと同様、ロータ装着部11内の前
記軸受部に回転軸12b、12cを介してマグネットロ
ータ12を装着する。また回路基板13の所定箇所にホ
ール素子14を接着すると共に、前記ハーネスを接続し
た後、この回路基板13を凹部98a内の所定箇所に挿
入して仮止めを行なう。次に凹部98a内に樹脂部材9
8bをポッティングした後、カバー99を筐体97に固
定すると、回転速度検出装置90bが組み付け製造され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した回転速度検出
装置90aにおいては、前述したように、部品数が多
く、組み付け作業が面倒であり、コストが高く付くとい
う課題があった。
【0009】また上記した回転速度検出装置90bにお
いては、回路基板13を凹部98a内に挿入した際、回
路基板13下部に搭載されたホール素子14を上方から
観察することが難しく、このホール素子14の位置を直
接的に確認することが困難である。また永久磁石12a
として、一般的にフェライト磁石、プラスチックマグネ
ット材料等が用いられており、これらの磁石材料は価格
が安い一方、発生する磁界強度が比較的弱いので、ホー
ル素子14において前記磁界強度に比例して流れる電流
が少ない。さらに小形化を図るためにマグネットロータ
12、永久磁石12aの形状を小さく設定すると、この
傾向がますます強まり、マグネットロータ12の回転速
度を確実に検出することが困難となる。この問題に対処
するには、マグネットロータ12に対するホール素子1
4の相対位置(横方向X、前後方向Y(図示せず)、高
さ方向Z)の精度を高める必要がある。このため、マグ
ネットロータ12のX方向中心軸12e及び前記Y方向
中心軸(図示せず)に関して凹部98aの内形寸法LO
と、回路基板13の外形寸法LK と、回路基板13への
ホール素子14の接着位置の精度とをそれぞれ高める必
要があるが、相対的に寸法精度を高めてこれらの部品を
正確な位置にそれぞれセットすることは実際的に限界が
ある。また回路基板13を凹部98aに挿入した後、こ
の位置が移動しないように回路基板13と筐体97とを
仮止めするのが面倒である。また永久磁石12aに希土
類マグネット材料等を用いれば発生する磁界強度は比較
的強くなる一方、コストが高く付くという課題があっ
た。
【0010】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、マグネットロータに関してホール素子を正確、かつ
容易に位置決め・固定し、マグネットロータの回転速度
を確実に検出することができ、汎用的、かつ小形の永久
磁石が使用可能になる共に、部品点数及びこれの組み付
け作業を簡略化することができ、この結果、小形化及び
コストの削減を図ることができる回転速度検出装置を提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る回転速度検出装置は、マグ
ネットロータと、該マグネットロータに対向配置される
ホール素子がその下部に搭載された回路基板と、該回路
基板及び前記マグネットロータが配設された筐体とを備
えた回転速度検出装置において、前記筐体内の前記マグ
ネットロータと対向する上方箇所に外方へ通じる水平方
向の穴部が形成され、該穴部の側壁部に前記回路基板が
挿入される溝部が形成されていることを特徴としている
(1)。
【0012】上記した回転速度検出装置(1)によれ
ば、前記溝部に前記回路基板を挿入すると、該回路基板
を介して前記ホール素子の前記マグネットロータに対す
る高さ方向の位置が容易、かつ正確に設定されることと
なり、前記マグネットロータの外周部に取り付けられる
永久磁石が小形で、磁力が比較的弱いものである場合に
おいても、前記マグネットロータの回転速度を確実に検
出することができる。また前記筐体の前記穴部内に前記
回路基板が直接的に挿入されているので、インナケース
やかしめ部等の部品やこれらの組み付け作業を省略する
ことができ、これらの結果、小形化及びコストの削減を
図ることができる。
【0013】また本発明に係る回転速度検出装置は、上
記回転速度検出装置(1)において、ホール素子の一側
面に当接する当接片が穴部の側壁部または下壁部に取り
付けられていることを特徴としている(2)。
【0014】上記した回転速度検出装置(2)によれ
ば、前記当接片が前記ホール素子の挿入方向の所定箇所
に取り付けられていると、前記ホール素子の一側面が前
記当接片に当接した際、前記回路基板等の寸法精度や該
回路基板に対する前記ホール素子の取り付け精度に関係
することなく、ホール素子の前記マグネットロータに対
する水平(挿入)方向の位置も容易、かつ正確に設定さ
れることとなり、前記マグネットロータの回転速度を一
層確実に検出することができる。
【0015】また本発明に係る回転速度検出装置は、上
記回転速度検出装置(1)において、ホール素子の3個
の側面に当接する当接片が穴部の側壁部または下壁部に
取り付けられていることを特徴としている(3)。
【0016】上記した回転速度検出装置(3)によれ
ば、前記各当接片が前記ホール素子の水平(前後・横)
方向に対してそれぞれ所定箇所に取り付けられている
と、前記ホール素子の各側面が前記各当接片に当接した
際、前記回路基板等の寸法精度や該回路基板に対する前
記ホール素子の取り付け精度に関係することなく、前記
ホール素子の前記マグネットロータに対する水平方向の
位置も容易、かつ正確に設定されることとなり、前記マ
グネットロータの回転速度をより一層確実に検出するこ
とができる。
【0017】また本発明に係る回転速度検出装置は、マ
グネットロータと、該マグネットロータに対向配置され
るホール素子がその下部に搭載された回路基板と、該回
路基板及び前記マグネットロータが配設された筐体とを
備えた回転速度検出装置において、前記ホール素子がリ
ード線を介して前記回路基板に搭載される一方、前記筐
体内の前記マグネットロータと対向する上方箇所に外方
へ通じる水平方向の穴部が形成され、該穴部の側壁部に
前記回路基板が挿入される溝部が形成されると共に、前
記穴部の開口端側から前記ホール素子と対向する前記穴
部の下壁部に向けて前記ホール素子との距離が次第に狭
まるテーパ状の傾斜部が形成されていることを特徴とし
ている(4)。
【0018】上記した回転速度検出装置(4)によれ
ば、前記溝部内に前記回路基板を押し入れつつ、前記穴
部の開口端側から前記ホール素子を挿入すると、該ホー
ル素子が前記テーパ状の傾斜部に接触してさらに押入さ
れた際、前記リード線に弾性力が生じ、前記ホール素子
の下面が前記穴部の下壁部に押し付けられると共に、前
記回路基板の上面が前記溝部の上面に押し付けられる。
この結果、前記回路基板の厚さ及び前記溝部の高さ精度
に関係することなく、前記マグネットロータに対する高
さ方向の位置が容易、かつ一層正確に設定されると共
に、前記回路基板を仮止めする必要はなく、前記ホール
素子を前記筐体に固定することができる。
【0019】また本発明に係る回転速度検出装置は、上
記回転速度検出装置(4)において、ホール素子と対向
する穴部の下壁部に前記ホール素子が嵌合される凹部が
形成されていることを特徴としている(5)。
【0020】上記した回転速度検出装置(5)によれ
ば、前記凹部が前記マグネットロータに対向する前記穴
部内の所定箇所に形成されると共に、所定深さに設定さ
れていると、前記ホール素子がリード線の弾性力により
押圧されながら前記凹部内に嵌合した際、前記ホール素
子の前記マグネットロータに対する水平(前後・横)及
び高さ方向の位置が容易、かつ正確に設定されると共
に、前記ホール素子を前記凹部内に固定することができ
る。
【0021】また本発明に係る回転速度検出装置は、上
記回転速度検出装置(4)において、ホール素子の3個
の端面に当接する当接片が穴部の側壁部または下壁部に
取り付けられていることを特徴としている(6)。
【0022】上記した回転速度検出装置(6)によれ
ば、前記各当接片が前記ホール素子の水平(前後・横)
方向に対してそれぞれ所定箇所に取り付けられている
と、リード線の弾性力により押圧されつつ、前記ホール
素子の各側面が前記各当接片に当接した際、前記ホール
素子の前記マグネットロータに対する水平及び高さ方向
の位置が容易、かつ正確に設定されると共に、前記ホー
ル素子を筐体に固定することができる。
【0023】また本発明に係る回転速度検出装置は、上
記回転速度検出装置(4)、(5)または(6)におい
て、回路基板とホール素子との間に弾性部材が介装され
ていることを特徴としている(7)。
【0024】上記した回転速度検出装置(7)によれ
ば、前記回路基板と前記ホール素子との間に前記弾性部
材が介装されているので、前記ホール素子や前記リード
線に掛かるストレスを前記弾性部材の弾性力により軽減
・吸収することができる。
【0025】また本発明に係る回転速度検出装置は、上
記回転速度検出装置(1)または(4)において、筐体
が、回路基板が挿入されるケース部とマグネットロータ
が装着されるロータ装着部とを含んで構成され、前記ケ
ース部の前記ロータ装着部に対向する所定箇所にホール
素子の挿入位置確認用の貫通孔が形成され、前記ケース
部と前記ロータ装着部との一体化が図られていることを
特徴としている(8)。
【0026】上記した回転速度検出装置(8)によれ
ば、前記ケース部の前記ロータ装着部に対向する所定箇
所に前記ホール素子の挿入位置確認用の貫通孔が形成さ
れているので、該貫通孔を介して前記ホール素子が所定
箇所に挿入されたことを確認することができ、前記マグ
ネットロータに対する前記ホール素子の水平(前後・
横)方向の位置を容易、かつ正確に設定することができ
る。この後、接着、締結等により結合すると、前記ケー
ス部と前記ロータ装着部とを簡単に一体化することがで
きる。
【0027】また本発明に係る回転速度検出装置は、上
記回転速度検出装置(1)〜(8)のいずれかにおい
て、マグネットロータとホール素子との間に強磁性体部
材が配設されていることを特徴としている(9)。
【0028】上記した回転速度検出装置(9)によれ
ば、前記マグネットロータと前記ホール素子との間に前
記強磁性体部材が配設されているので、前記マグネット
ロータの外周部に取り付けられた永久磁石より放射され
た磁束が前記強磁性体部材において集束されて前記ホー
ル素子に入力され易くなり、前記永久磁石として小形
で、磁力が比較的弱いものを用いた場合においても、前
記マグネットロータの回転速度を一層確実に検出するこ
とができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る回転速度検出
装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、従
来例と同一機能を有する構成部品には同一の符号を付す
こととする。図1は実施の形態1に係る回転速度検出装
置を示した摸式図であり、(a)は部分断面側面図、
(b)は(a)におけるA−A線断面図である。また図
2は実施の形態1に係る回転速度検出装置の主要部を示
した斜視図であり、図中11はロータ装着部を示してい
る。ロータ装着部11は略厚肉円筒形状に形成され、こ
のロータ装着部11の一端部にはネジ部11aが形成さ
れており、ネジ部11aにはキャップ11cが螺合され
ている。ロータ装着部11内には軸受部(図示せず)、
回転軸12b、12cを介してマグネットロータ12が
回転可能に配設され、マグネットロータ12の外周部に
は複数個の例えばフェライト磁石等の汎用的な永久磁石
12aが等角度間隔に取り付けられており、各永久磁石
12aは磁極N、Sの向きが交互に異なるように設定さ
れている。またマグネットロータ12の一端部には回転
軸12bを介して例えばトランスミッション(図示せ
ず)が接続される一方、マグネットロータ12の他端部
は回転軸12c、ワイヤーケーブル12dを介してスピ
ードメータ(図示せず)に接続されるようになってい
る。またロータ装着部11の上部からは略直方体形状の
ケース部15が延設され、ケース部15には外方へ通じ
る穴部16がX方向に形成されている。これらロータ装
着部11、ケース部15等を含んで筐体17が構成され
ており、筐体17は例えばAlダイカスト法、樹脂モー
ルド法等により一体成形されている。
【0030】穴部16の側壁部16aには溝部16bが
形成され、マグネットロータ12に対する溝部16bの
高さは所定距離ZM に設定されており、また溝部16b
には回路基板13が挿入されている。この回路基板13
下部のパターン回路(図示せず)上には略直方体形状を
有する所定寸法のホール素子14が接着されており、ま
た回路基板13にはブッシュを介して三心ケーブル(共
に図示せず)の一端部が接続されている。また前記三心
ケーブルの他端部にはコネクタが接続されており、該コ
ネクタはナビゲーション機器(共に図示せず)に接続さ
れるようになっている。これら三心ケーブル、ブッシ
ュ、コネクタ等を含んでハーネス(図示せず)が構成さ
れている。
【0031】また穴部16の下壁部16cの所定箇所に
は略直方体板形状の当接片18が取り付けられており、
ホール素子14の側面14bが当接片18に当接する
と、ホール素子14のX方向中心軸14aとマグネット
ロータ12のX方向中心軸12eとが略一致するように
なっている。また穴部16内には回路基板13、ホール
素子14、前記三心ケーブル及び前記ブッシュの一端部
等を覆うように、例えばウレタン樹脂やエポキシ樹脂等
の樹脂部材16dがポッティングされており、この樹脂
部材16dにより回路基板13、ホール素子14が湿気
等から保護されるようになっている。さらに筐体97上
にはカバー99が取り付けられている。これらマグネッ
トロータ12、ワイヤーケーブル12d、回路基板1
3、ホール素子14、穴部16、溝部16b、樹脂部材
16d、筐体17、当接片18、前記ハーネス等を含ん
で回転速度検出装置10が構成されている。
【0032】上記回転速度検出装置10の場合、まずロ
ータ装着部11内の前記軸受部に回転軸12b、12c
を介してマグネットロータ12を装着し、挿通孔11b
内に挿通したワイヤーケーブル12dの一端部を回転軸
12cの一端部に接続した後、キャップ11cをネジ部
11aに締め付け固定する。一方、回路基板13下部の
前記所定の回路上にホール素子14を接着すると共に、
前記ハーネスを接続する。次にホール素子14が当接片
18に当接するまで溝部16b内に回路基板13を挿入
した後、回路基板13と筐体17とを仮止めする。次に
穴部16内に樹脂部材16dをポッティングした後、カ
バー19を筐体17に取り付けると、回転速度検出装置
10が組み付け製造される。
【0033】このように構成された回転速度検出装置1
0を用いる場合、前記トランスミッションの回転軸が回
転すると、マグネットロータ12、ワイヤーケーブル1
2dが回転し、この回転速度により求められた車速が前
記スピードメータに表示される。同時にマグネットロー
タ12の回転速度に比例して複数個の永久磁石12aか
ら放射される磁力線の向きN、Sが変化し、この磁力線
の変化がホール素子14において電気信号に変換され、
回路基板13、前記ハーネスを介して前記電気信号が前
記ナビゲーション機器に入力され、車速が計算される。
【0034】上記説明から明らかなように、実施の形態
1に係る回転速度検出装置10では、溝部16bに回路
基板13を挿入すると、回路基板13を介してホール素
子14のマグネットロータ12に対するZ方向の位置が
容易、かつ正確に設定されることとなり、マグネットロ
ータ12の外周部に取り付けられる永久磁石12aが小
形で、磁力が比較的弱いものである場合においても、マ
グネットロータ12の回転速度を確実に検出することが
できる。また筐体17の穴部16内に回路基板13が直
接的に挿入されているので、インナケースやかしめ部等
の部品やこれらの組み付け作業を省略することができ、
これらの結果、小形化及びコストの削減を図ることがで
きる。
【0035】また、当接片18がホール素子14の挿入
(X)方向の所定箇所に取り付けられていると、ホール
素子14の側面14bが当接片18に当接した際、回路
基板13等の寸法精度や回路基板13に対するホール素
子14の取り付け精度に関係することなく、ホール素子
14のマグネットロータ12に対するX方向の位置も容
易、かつ正確に設定されることとなり、マグネットロー
タ12の回転速度を一層確実に検出することができる。
【0036】図3は実施の形態2に係る回転速度検出装
置の上部近傍を示した模式図であり、(a)は正面断面
図、(b)は(a)におけるA−A線断面図である。図
1、2に示したものと同様の穴部下壁部16cの所定箇
所には底面視略コの字形状の当接片21が取り付けられ
ており、ホール素子14の側面14bが当接片21の側
面21aに当接すると、ホール素子14のX方向中心軸
14aとマグネットロータ12のX方向中心軸12eと
が略一致する。またホール素子14の側面14cが当接
片21の側面21bに当接すると、ホール素子14のY
方向中心軸14dとマグネットロータ12のY方向中心
軸12fとが略一致するようになっている。その他の構
成は図1、図2に示したものと同様であるので、ここで
はその構成の詳細な説明は省略することとする。これら
マグネットロータ12、回路基板13、ホール素子1
4、穴部16、溝部16b、樹脂部材16d、筐体1
7、当接片21等を含んで回転速度検出装置20が構成
されている。
【0037】上記説明から明らかなように、実施の形態
2に係る回転速度検出装置20では、当接片21の側面
21a、21bがホール素子14のX方向、Y方向に対
してそれぞれ所定箇所に取り付けられていると、ホール
素子14の各側面14b、14cが当接片21の側面2
1a、21bに当接した際、回路基板13等の寸法精度
や回路基板13に対するホール素子14の取り付け精度
に関係することなく、ホール素子14のマグネットロー
タ12に対する水平(X・Y)方向の位置も容易、かつ
正確に設定されることとなり、マグネットロータ12の
回転速度をより一層確実に検出することができる。
【0038】図4は実施の形態3に係る回転速度検出装
置の上部近傍を模式的に示した正面断面図であり、図中
13は図1に示したものと同様の回路基板を示してい
る。この回路基板13下部のパターン回路(図示せず)
上には略直方体形状を有する所定寸法のホール素子14
がリード線31を介して搭載されている。一方、穴部1
6にはテーパ状の傾斜部32が形成されており、傾斜部
32は穴部16の開口端16e側からホール素子14と
対向する穴部下壁部16cに向けてホール素子14との
距離が次第に狭まるように設定されている。
【0039】また穴部16の下壁部16cの所定箇所に
は略平板形状の当接片33が取り付けられており、ホー
ル素子14の側面14bが当接片33に当接すると、ホ
ール素子14のX方向中心軸14aとマグネットロータ
12のX方向中心軸12eとが略一致するようになって
いる。その他の構成は図1、図2に示したものと同様で
あるので、ここではその構成の詳細な説明は省略するこ
ととする。これらマグネットロータ12、回路基板1
3、ホール素子14、穴部16、溝部16b、樹脂部材
16d、筐体17、リード線31、傾斜部32、当接片
33等を含んで回転速度検出装置30が構成されてい
る。
【0040】上記説明から明らかなように、実施の形態
3に係る回転速度検出装置30では、溝部16b内に回
路基板13を押し入れつつ、穴部16の開口端16e側
からホール素子14を挿入すると、ホール素子14がテ
ーパ状の傾斜部32に接触してさらに押入された際、リ
ード線31に弾性力が生じ、ホール素子14の下面が穴
部16の下壁部16cに押し付けられると共に、回路基
板13の上面が溝部16bの上面に押し付けられる。こ
の結果、回路基板13の厚さ及び溝部16bの高さ精度
に関係することなく、マグネットロータ12に対するZ
方向の位置が容易、かつ一層正確に設定されると共に、
回路基板13を仮止めする必要はなく、ホール素子14
を筐体17に固定することができる。
【0041】また当接片33が取り付けられているの
で、図1に示したものと同様の効果を得ることができ
る。
【0042】図5は実施の形態4に係る回転速度検出装
置の上部近傍を模式的に示した正面断面図であり、図中
13は図1に示したものと同様の回路基板を示してい
る。この回路基板13下部のパターン回路(図示せず)
上には略直方体形状を有する所定寸法のホール素子14
がリード線31を介して搭載されており、またホール素
子14と回路基板13との間には例えばゴムシート等の
弾性部材41が介装されている。一方、ホール素子14
と対向する穴部16の下壁部16cには凹部42が形成
されており、凹部42にはホール素子14が所定深さほ
ど嵌合されるようになっている。当接片33が取り付け
られていないことを除き、その他の構成は図4に示した
ものと同様であるので、ここではその構成の詳細な説明
は省略することとする。これらマグネットロータ12、
回路基板13、ホール素子14、穴部16、溝部16
b、樹脂部材16d、筐体17、リード線31、傾斜部
32、弾性部材41、凹部42等を含んで回転速度検出
装置40が構成されている。
【0043】上記説明から明らかなように、実施の形態
4に係る回転速度検出装置40では、凹部42がマグネ
ットロータ12に対向する穴部16内の所定箇所に形成
されると共に、所定深さに設定されていると、ホール素
子14がリード線31の弾性力により押圧されながら凹
部42内に嵌合した際、ホール素子14のマグネットロ
ータ12に対するX、Y及びZ方向の位置が容易、かつ
正確に設定されると共に、ホール素子14を凹部42内
に固定することができる。
【0044】また、回路基板13とホール素子14との
間に弾性部材41が介装されているので、ホール素子1
4やリード線31に掛かるストレスを弾性部材41の弾
性力により軽減・吸収することができる。
【0045】図6は実施の形態5に係る回転速度検出装
置の上部近傍を示した模式図であり、(a)は正面断面
図、(b)は(a)におけるA−A線断面図である。回
路基板13は図1に示したものと同様の回路基板を示し
ている。この回路基板13下部のパターン回路(図示せ
ず)上には略直方体形状を有する所定寸法のホール素子
14がリード線31を介して搭載されており、またホー
ル素子14と回路基板13との間には例えばゴムシート
等の弾性部材41が介装されている。一方、穴部下壁部
16cの所定箇所には略平板形状の当接片33、51が
取り付けられており、ホール素子14の側面14bが当
接片33の側面33aに当接すると、ホール素子14の
X方向中心軸14aとマグネットロータ12のX方向中
心軸12eとが略一致する。またホール素子14の側面
14cが当接片51の側面51aにそれぞれ当接する
と、ホール素子14のY方向中心軸14dとマグネット
ロータ12のY方向中心軸12fとが略一致するように
なっている。その他の構成は図4に示したものと同様で
あるので、ここではその構成の詳細な説明は省略するこ
ととする。これらマグネットロータ12、回路基板1
3、ホール素子14、穴部16、溝部16b、樹脂部材
16d、筐体17、当接片33、51、リード線31、
傾斜部32、弾性部材41等を含んで回転速度検出装置
50が構成されている。
【0046】上記説明から明らかなように、実施の形態
5に係る回転速度検出装置50では、各当接片33、5
1がホール素子14のX、Y方向に対してそれぞれ所定
箇所に取り付けられていると、リード線31の弾性力に
より押圧されつつ、ホール素子14の側面14b、14
cが各当接片33、51に当接した際、ホール素子14
のマグネットロータ12に対するX、Y及びZ方向の位
置が容易、かつ正確に設定されると共に、ホール素子1
4を筐体17に固定することができる。
【0047】図7は実施の形態6に係る回転速度検出装
置を示した模式図であり、(a)は分解・部分断面側面
図、(b)は(a)におけるケース部62の底面図であ
る。ロータ装着部61は例えばAlダイカスト法、樹脂
モールド法等により略厚肉円筒形状に形成されており、
ロータ装着部61上部の所定箇所にはケース部62が嵌
合される嵌合部61aが形成されている。一方、ロータ
装着部61の上方には例えばAlダイカスト法、樹脂モ
ールド法等により略直方体形状に形成されたケース部6
2が配設されており、ケース部62には外方へ通じる穴
部16がX方向に形成されている。また穴部16の側壁
部16aには溝部16bが形成され、溝部16bには回
路基板13が挿入されており、この回路基板13下部の
パターン回路(図示せず)上には略直方体形状を有する
所定寸法のホール素子14が接着されている。またケー
ス部62下部には穴部16に通じる所定形状の貫通孔6
2aが形成されており、貫通孔62aの中心は例えばセ
ット位置におけるホール素子14の一隅角部14eの下
方に設定されている。また嵌合部61a内にケース部6
2を嵌合し、筐体63がAlダイカスト製の場合は接着
剤、ボルト締め、バンド掛け(共に図示せず)等の結合
手段を用い、あるいは樹脂モールド製の場合は前記結合
手段または超音波溶接を用いて結合すると、ケース部6
2とロータ装着部61との一体化が図られるようになっ
ている。これらケース部62、ロータ装着部61等を含
んで筐体63が構成されている。当接片18を除き、そ
の他の構成は図1に示したものと同様であるので、ここ
ではその構成の詳細な説明は省略することとする。これ
らマグネットロータ12、ワイヤーケーブル12d、回
路基板13、ホール素子14、穴部16、溝部16b、
樹脂部材16d、貫通孔62a、筐体63等を含んで回
転速度検出装置60が構成されている。
【0048】上記回転速度検出装置60の場合、貫通孔
62aの中心にホール素子14の隅角部14eが到達す
るまで溝部16b内に回路基板13を挿入した後、回路
基板13と筐体63とを仮止めする。次に埋栓(図示せ
ず)を用いて貫通孔62aを塞ぎ、穴部16内に樹脂部
材16dをポッティングした後、カバー19(図1)を
筐体63に取り付ける。次に前記接着剤、ボルト締め、
バンド掛け、超音波溶接等の結合手段を用い、ケース部
62とロータ装着部61とを結合すると、回転速度検出
装置60が組み付け製造される。
【0049】上記説明から明らかなように、実施の形態
6に係る回転速度検出装置60では、ケース部62のロ
ータ装着部61に対向する所定箇所にホール素子14の
挿入位置確認用の貫通孔62aが形成されているので、
貫通孔62aを介してホール素子14が所定箇所に挿入
されたことを確認することができ、マグネットロータ1
2に対するホール素子14のX、Y方向の位置を容易、
かつ正確に設定することができる。この後、接着、締結
等により結合すると、ケース部62とロータ装着部61
とを簡単に一体化することができる。
【0050】図8は実施の形態7に係る回転速度検出装
置のケース部を示した模式図であり、(a)は側面図、
(b)は底面図である。図7に示したものと同様のケー
ス部62下部には穴部16に通じる貫通孔71が形成さ
れており、貫通孔71の中心は例えばセット位置におけ
るホール素子14の中心の下方に設定され、貫通孔71
の外径はホール素子14の外径に略等しく設定されてい
る。また貫通孔71には鉄材料等を用いた強磁性体部材
72が螺合されている。その他の構成は図7に示したも
のと同様であるので、ここではその構成の詳細な説明は
省略することとする。
【0051】上記回転速度検出装置の場合、貫通孔71
の外周にホール素子14の側面14b、14cが到達す
るまで溝部16b内に回路基板13を挿入した後、回路
基板13とケース部62とを仮止めする。次に強磁性体
部材72を埋栓として用いて貫通孔62aを塞ぎ、穴部
16内に樹脂部材16dをポッティングした後、カバー
19(図1)を筐体63に取り付けると、回転速度検出
装置が組み付け製造される。
【0052】上記説明から明らかなように、実施の形態
7に係る回転速度検出装置では、マグネットロータ12
(図7)とホール素子14との間に強磁性体部材72が
配設されているので、マグネットロータ12の外周部に
取り付けられた永久磁石12a(図7)より放射された
磁束が強磁性体部材72において集束されてホール素子
14に入力され易くなり、永久磁石12aとして小形
で、磁力が比較的弱いものを用いた場合においても、マ
グネットロータ12の回転速度を一層確実に検出するこ
とができる。
【0053】なお、実施の形態7では貫通孔62a内に
強磁性体部材72が螺合されている場合について説明し
たが、何らこれに限定されるものではなく、強磁性体部
材72は例えば樹脂モールドを用いた筐体17(図1)
内に一体的に埋設されていてもよい。
【0054】また、実施の形態1〜7では穴部16の開
口端16eが筐体17の側面に形成されている場合につ
いて説明したが、筐体17の前面または後面に形成され
ていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転速度検出装置の実施の形態1
を示した模式図であり、(a)は部分断面側面図、
(b)は(a)におけるA−A線断面図である。
【図2】実施例の形態1に係る回転速度検出装置の主要
部を示した斜視図である。
【図3】実施の形態2に係る回転速度検出装置の上部近
傍を示した模式図であり、(a)は正面断面図、(b)
は(a)におけるA−A線断面図である。
【図4】実施の形態3に係る回転速度検出装置の上部近
傍を模式的に示した正面断面図である。
【図5】実施の形態4に係る回転速度検出装置の上部近
傍を模式的に示した正面断面図である。
【図6】実施の形態5に係る回転速度検出装置の上部近
傍を示した模式図であり、(a)は正面断面図、(b)
は(a)におけるA−A線断面図である。
【図7】実施の形態6に係る回転速度検出装置を示した
模式図であり、(a)は分解・部分断面側面図、(b)
は(a)におけるケース部62の底面図である。
【図8】実施の形態7に係る回転速度検出装置のケース
部を示した模式図であり、(a)は側面図、(b)は底
面図である。
【図9】従来の回転速度検出装置を概略的に示した分解
斜視図である。
【図10】ケース部に回路基板が直接挿入されたタイプ
の従来の回転速度検出装置の主要部を模式的に示した正
面断面図である。
【符号の説明】
10 回転速度検出装置 12 マグネットロータ 13 回路基板 14 ホール素子 16 穴部 16a 側壁部 16b 溝部 17 筐体
フロントページの続き (72)発明者 小山 雄史 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネットロータと、該マグネットロー
    タに対向配置されるホール素子がその下部に搭載された
    回路基板と、該回路基板及び前記マグネットロータが配
    設された筐体とを備えた回転速度検出装置において、前
    記筐体内の前記マグネットロータと対向する上方箇所に
    外方へ通じる水平方向の穴部が形成され、該穴部の側壁
    部に前記回路基板が挿入される溝部が形成されているこ
    とを特徴とする回転速度検出装置。
  2. 【請求項2】 ホール素子の一側面に当接する当接片が
    穴部の側壁部または下壁部に取り付けられていることを
    特徴とする請求項1記載の回転速度検出装置。
  3. 【請求項3】 ホール素子の3個の側面に当接する当接
    片が穴部の側壁部または下壁部に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の回転速度検出装置。
  4. 【請求項4】 マグネットロータと、該マグネットロー
    タに対向配置されるホール素子がその下部に搭載された
    回路基板と、該回路基板及び前記マグネットロータが配
    設された筐体とを備えた回転速度検出装置において、前
    記ホール素子がリード線を介して前記回路基板に搭載さ
    れる一方、前記筐体内の前記マグネットロータと対向す
    る上方箇所に外方へ通じる水平方向の穴部が形成され、
    該穴部の側壁部に前記回路基板が挿入される溝部が形成
    されると共に、前記穴部の開口端側から前記ホール素子
    と対向する前記穴部の下壁部に向けて前記ホール素子と
    の距離が次第に狭まるテーパ状の傾斜部が形成されてい
    ることを特徴とする回転速度検出装置。
  5. 【請求項5】 ホール素子と対向する穴部の下壁部に前
    記ホール素子が嵌合される凹部が形成されていることを
    特徴とする請求項4記載の回転速度検出装置。
  6. 【請求項6】 ホール素子の3個の側面に当接する当接
    片が穴部の側壁部または下壁部に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項4記載の回転速度検出装置。
  7. 【請求項7】 回路基板とホール素子との間に弾性部材
    が介装されていることを特徴とする請求項4乃至請求項
    6のいずれかの項に記載の回転速度検出装置。
  8. 【請求項8】 筐体が、回路基板が挿入されるケース部
    とマグネットロータが装着されるロータ装着部とを含ん
    で構成され、前記ケース部の前記ロータ装着部に対向す
    る所定箇所にホール素子の挿入位置確認用の貫通孔が形
    成され、前記ケース部と前記ロータ装着部との一体化が
    図られていることを特徴とする請求項1または請求項4
    記載の回転速度検出装置。
  9. 【請求項9】 マグネットロータとホール素子との間に
    強磁性体部材が配設されていることを特徴とする請求項
    1乃至請求項8のいずれかの項に記載の回転速度検出装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003269992A (ja) * 2002-03-12 2003-09-25 Alps Electric Co Ltd ロータリポジションセンサ
JP2017530354A (ja) * 2014-09-16 2017-10-12 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG 電動モータのロータ位置を求めるセンサユニット、及び、有利には自動車のクラッチ操作システムのクラッチアクチュエータ用の電動モータ
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