JP2548059Y2 - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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JP2548059Y2
JP2548059Y2 JP1991058325U JP5832591U JP2548059Y2 JP 2548059 Y2 JP2548059 Y2 JP 2548059Y2 JP 1991058325 U JP1991058325 U JP 1991058325U JP 5832591 U JP5832591 U JP 5832591U JP 2548059 Y2 JP2548059 Y2 JP 2548059Y2
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JP
Japan
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magnet
holder
center hole
magnetic sensor
rotation
Prior art date
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JP1991058325U
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JPH054414U (ja
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清治 竹内
和男 牧
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転検出装置における
マグネットの飛散防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転検出装置は回転軸に固定さ
れたマグネットに磁気センサが近接するよう対向配置さ
れており、例えば車両のトランスミッション側の回転を
回転軸に伝達し、この回転軸に応動するマグネットの回
転を磁気センサによって検出してパルス信号に変換し、
このパルス信号を速度計などに送るようにしている。
【0003】このように、回転検出装置においては、
転軸にマグネットを同心状態で固定する構造を有してお
り、マグネットの中心に中心孔を設け、この中心孔周面
に樹脂からなるホルダーをインサート成形により設け、
このホルダーを介して回転軸にマグネットを固定する
造が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術において
ホルダーは、通常、マグネットと回転軸とを固定する機
能しか有しておらず、マグネットが焼結フェライトなど
の脆い材質よりなるものでは組付け後においてマグネッ
トに加わるストレスによってマグネットが割れてしまう
ことがあり、マグネットが割れた場合には回転軸の高速
回転により、割れたマグネットが飛散して周囲の部品を
破損してしまうという問題があった。この点、例えば特
開昭55−103714号公報には、全周をコーティン
グ膜にて覆ってなる回転マグネットが示されており、こ
のようなマグネットのコーティング構造を回転検出装置
のマグネットに採用することで、割れたマグネットの飛
散を防ぐことも考えられるが、マグネットの外周をコー
ティング膜で覆ってしまうと、マグネットの回転を磁気
センサにて検出する回転検出装置にあっては、コーティ
ング膜の存在によって磁気センサによるマグネットの回
転検出精度が低下することが心配される。そこで本考案
、検出精度の低下なくしてマグネットの飛散を防止し
得る回転検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の目的を達
成するため、回転軸を通じて回転するマグネットとこの
マグネットの外周側面に対向配置される磁気センサとを
有し、この磁気センサにより前記マグネットの回転を検
出する回転検出装置であって、前記マグネットに中心孔
を設け、この中心孔を含む前記マグネットを樹脂にてイ
ンサート成形することにより前記中心孔の周面と前記回
転軸との間に介在し前記マグネットを前記回転軸に固定
するホルダー部と前記磁気センサに対応する前記マグネ
ットの外周側面箇所を部分的に露出面となすよう前記マ
グネットを前記ホルダー部から前記外周側面にかけて覆
保持部とを一体に設けたことにより構成される。
【0006】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本考案の実施例を
説明する。図1および図2は、本考案の第1実施例を示
しており、1は、ケース2に軸受3を介して支持された
回転軸であり、軸受3の上部に位置して周鍔による支持
部4が形成されているが、この支持部4は回転軸1と一
体または別体でもよく、回転伝達ギアにより形成しても
よい。5はマグネットであり、このマグネット5には中
心孔6が形成されており、またその外周側面角部分に
は、全周にわたって切り欠いたテーパ状の欠損部5aが
形成されている。7はマグネット5の中心孔6を回転軸
1に圧入固定するために中心孔6の周面に形成されたホ
ルダー部であり、このホルダー部7には、磁気センサー
Sに対応して磁気センサーSと近接対向されるマグネッ
ト5の外周側面箇所を部分的に露出面5bとなすよう露
出させた状態で、中心孔6の周面部分から欠損部5aに
かけてマグネット5の全周を覆うようにホルダー部
の端部を露出面5b近傍まで一体に延設した保持部7a
が形成されており、この場合、保持部7aの端部はマグ
ネット5の欠損部5a位置に対応して外方に向かうにし
たがって肉厚形状になるよう設けられている。
【0007】このように、本実施例ではマグネット5
は、露出面5bを除いて中心孔6の周面部分からほぼ外
周面全周にわたってホルダー部と保持部7aとによっ
て覆われ、マグネット5の中心孔6はこのホルダー部
を介して回転軸1に圧入固定されているとともに、マグ
ネット5の外周面は保持部7aにより保持されている。
また、ホルダー部7と保持部7aはマグネット5と金型
との間に樹脂を射出するインサート成形により一体に設
けられており、8はホルダー部7成形時にマグネット5
を金型で支持することにより設けられた金型孔である。
【0008】かかる構成の実施例では、マグネット5が
ホルダー部7により回転軸1に固定されるとともに、マ
グネット5の露出面5bを除中心孔6の周面から欠損
部5aにかけてほぼ全周が、ホルダー部7と一体に設け
られた保持部7aにより保持されるため、マグネット5
が焼結フェライトなどの脆い材質よりなり、組付け後に
おいて加わるストレスによってマグネット5が割れてし
まうことがあっても、ホルダー部7及び保持部7aによ
り一体的に保持され、回転軸1の高速回転で割れたマグ
ネット5が飛散し、周囲の部品を破損することを防止す
ることができる。
【0009】また、回転軸1に庄入固定用のホルダー部
7と一体に保持部7aを設けているため、マグネット5
の飛散防止用の新たな別部品を設ける必要がなくコスト
安及び組付け作業の効率向上が可能である。
【0010】なお、マグネット5の角部分に設けた欠損
部5aの面形状は、例えば曲面状にして設けてもよく、
保持部7aにより欠損部5a部分が抱持されるよう構成
されていれば、保持部7aの面形状は適宜設定が可能て
ある。また、磁気センサーS位置に対応した露出面5b
の面積は、磁気センサSとの磁気的作用を考慮して、な
るべく大きくなるよう設けることが望ましく、露出面5
bの面積を大きくすることでマグネット5,磁気センサ
S間の磁気的作用を遮る障害が少なくなり、検出精度が
向上する
【0011】図3は本考案の第2実施例を示しており、
上述した第1実施例と同一部分には同一符号を付し、同
一箇所の説明を省略して詳述すると、本実施例ではマグ
ネット5の角部分に設けた欠損部5aの形状を露出面5
bを頂点としてマグネット5の外周側面形状が凸形状に
なるよう設けられている。ホルダー部7はマグネット5
の露出面5bを除いて、中心孔6周面部分から前記欠損
部5aにかけて、この部分の全周に被着し、保持部7a
を形成している。このように構成した本実施例でも、前
述第1実施例と同様な作用効果が得られる。
【0012】
【考案の効果】本考案は、回転軸を通じて回転するマグ
ネットとこのマグネットの外周側面に対向配置される磁
気センサとを有し、この磁気センサにより前記マグネッ
トの回転を検出する回転検出装置であって、前記マグネ
ットに中心孔を設け、この中心孔を含む前記マグネット
を樹脂にてインサート成形することにより前記中心孔の
周面と前記回転軸との間に介在し前記マグネットを前記
回転軸に固定するホルダー部と前記磁気センサに対応す
る前記マグネットの外周側面箇所を部分的に露出面とな
すよう前記マグネットを前記ホルダー部から前記外周側
面にかけて覆う保持部とを一体に設けたことによって、
検出精度を損なうことなく、マグネットの 飛散を防止し
得る回転検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施倒を示した要部の断面図てあ
る。
【図2】同上実施例の要部の斜視図てある。
【図3】本考案の策2実施例を示した要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 回転軸 2 ケース 3 軸受 4 支持部 5 マグネット 5a 欠損部 5b 露出部 6 中心孔 7 ホルダー部 7a 保持部S 磁気センサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を通じて回転するマグネットとこ
    のマグネットの外周側面に対向配置される磁気センサと
    を有し、この磁気センサにより前記マグネットの回転を
    検出する回転検出装置であって、前記マグネットに中心
    孔を設け、この中心孔を含む前記マグネットを樹脂にて
    インサート成形することにより前記中心孔の周面と前記
    回転軸との間に介在し前記マグネットを前記回転軸に固
    定するホルダー部と前記磁気センサに対応する前記マグ
    ネットの外周側面箇所を部分的に露出面となすよう前記
    マグネットを前記ホルダー部から前記外周側面にかけて
    覆う保持部とを一体に設けたことを特徴とする回転検出
    装置
JP1991058325U 1991-06-28 1991-06-28 回転検出装置 Expired - Lifetime JP2548059Y2 (ja)

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JP1991058325U JP2548059Y2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 回転検出装置

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JPH054414U JPH054414U (ja) 1993-01-22
JP2548059Y2 true JP2548059Y2 (ja) 1997-09-17

Family

ID=13081144

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JPH054414U (ja) 1993-01-22

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