JPS6353779B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6353779B2 JPS6353779B2 JP56021426A JP2142681A JPS6353779B2 JP S6353779 B2 JPS6353779 B2 JP S6353779B2 JP 56021426 A JP56021426 A JP 56021426A JP 2142681 A JP2142681 A JP 2142681A JP S6353779 B2 JPS6353779 B2 JP S6353779B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- boss
- cylindrical
- cylindrical part
- bulging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005242 forging Methods 0.000 claims description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 7
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/22—Rotating parts of the magnetic circuit
- H02K1/27—Rotor cores with permanent magnets
- H02K1/2786—Outer rotors
- H02K1/2787—Outer rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、磁石発電機の回転子に係り、特にそ
のボス部のかしめ構造に関するものである。
のボス部のかしめ構造に関するものである。
自動車エンジンのクランクシヤフトに取り付け
られる磁石発電機の回転子は、一般に、クランク
シヤフトに挿通して取り付けられるために比較的
硬い材料で構成される筒状部分(ボス)と、この
ボスに固定され、磁石等が取り付けられる椀状の
ヨークとからなり、これらボスとヨークとの固定
は通常「かしめ」によつてなされる。
られる磁石発電機の回転子は、一般に、クランク
シヤフトに挿通して取り付けられるために比較的
硬い材料で構成される筒状部分(ボス)と、この
ボスに固定され、磁石等が取り付けられる椀状の
ヨークとからなり、これらボスとヨークとの固定
は通常「かしめ」によつてなされる。
従来のボスのかしめ構造は、第1図A、Bに示
されるように、ボス11にヨーク12を嵌合固定
するにあたり、ボス11に座屈かしめ部11aを
設けてフランジ部11bとの間に挾持する構成の
ものであつた。
されるように、ボス11にヨーク12を嵌合固定
するにあたり、ボス11に座屈かしめ部11aを
設けてフランジ部11bとの間に挾持する構成の
ものであつた。
ところで、この場合に用いられるボスは、必要
硬度が容易に得られ、かつ、廉価で大量に生産で
きる鍛造によつて製造されることが望ましく、上
記従来例のボス11も鍛造によるものであるが、
鍛造による場合、例えばボス11のフランジ部1
1bの径A(第1図A)を大きくすることができ
ないとともに、ボス11の筒状部分から折曲して
フランジ部11bに移行する角部を直角形状に形
成することができない等、製造技術幾つかの制約
があり、上記従来例はこれらの制約のものとでの
結合構造であつた。
硬度が容易に得られ、かつ、廉価で大量に生産で
きる鍛造によつて製造されることが望ましく、上
記従来例のボス11も鍛造によるものであるが、
鍛造による場合、例えばボス11のフランジ部1
1bの径A(第1図A)を大きくすることができ
ないとともに、ボス11の筒状部分から折曲して
フランジ部11bに移行する角部を直角形状に形
成することができない等、製造技術幾つかの制約
があり、上記従来例はこれらの制約のものとでの
結合構造であつた。
このような従来のボス部のかしめ構造にあつて
は、例えば、フランジ11bの径Aが小さいこと
から、第1図Aの矢印pで示される方向の振動が
繰り返し加えられたような場合、十分な余裕をも
つて耐え得るとは必ずしもいえないとともに、ボ
ス及びヨークは自動車エンジンのクランクシヤフ
トの回転に応じて高速回転されると同時に、自動
車の走行に伴う振動やエンジンの急激な加速や減
速によつて加えられる複雑かつ過酷な振動モーメ
ントを受けるが、このような過酷な使用に対して
製品のバラツキを考慮したうえでなおかつ長年に
渡つて高い信頼性を維持できるとは必ずしもいえ
ないものであつた。
は、例えば、フランジ11bの径Aが小さいこと
から、第1図Aの矢印pで示される方向の振動が
繰り返し加えられたような場合、十分な余裕をも
つて耐え得るとは必ずしもいえないとともに、ボ
ス及びヨークは自動車エンジンのクランクシヤフ
トの回転に応じて高速回転されると同時に、自動
車の走行に伴う振動やエンジンの急激な加速や減
速によつて加えられる複雑かつ過酷な振動モーメ
ントを受けるが、このような過酷な使用に対して
製品のバラツキを考慮したうえでなおかつ長年に
渡つて高い信頼性を維持できるとは必ずしもいえ
ないものであつた。
本発明の目的は、上記欠点を除去した磁石発電
機の回転子を得ることにある。
機の回転子を得ることにある。
この目的達成のため、本発明は、椀状ヨーク2
に該ヨークの回転軸線とその軸線が共通になるよ
うにボス1を取り付けてなる磁石発電機の回転子
において、 前記椀状ヨーク2は円盤状の底面部2aと、該
底面部の外周から連続して該底面部2aに対して
直角方向に延長されて筒状に形成された側壁部2
bと、前記底面部の中央部が前記側壁部の反対側
に膨出されて形成された膨出部2dと、この膨出
部の中央部が前記ヨーク内に該ヨークの底面部を
含む面に対して直角方向に前記底面部の板厚より
長い長さだけ屈曲して延長され前記側壁部と軸線
を共通にする筒状に形成された筒状部2eとから
なり、前記膨出部2dの頂部2cから屈曲して筒
状部につながる該筒状部の基部2fは前記ボス1
の筒状部の基部1cの曲線状外周面に対応する断
面略円弧状の曲線状に形成されてなるものであ
り、 前記ボス1は鍛造により形成され、筒状部1a
と、この筒状部につながり該筒状部の一端部から
該筒状部の外径より僅かに大なる径を有するよう
に該ボスの軸線と直交する面に沿つて半径方向全
周に渡つて外方に延長されたフランジ部1bとか
らなり、前記筒状部からフランジ部につながる筒
状部の基部1cはその外周面が断面略円弧状1d
の曲線状に形成されてなるものであり、 前記ヨーク2の筒状部内に前記ボス1をはめこ
み、前記ボス及びヨークの前記曲線部分が互いに
当接されるようにし、さらに、前記ボスの筒状部
の外周側寄りの部位全周を前記フランジ部1bに
向かう方向にかしめてヨークの筒部と膨出部と筒
部端面とを覆うかしめ部1eを形成することによ
り前記ボスがヨークに固定されてなる構成を有
し、これにより、ボスとヨークとは極めて密着し
た状態で堅固に結合がなされる。
に該ヨークの回転軸線とその軸線が共通になるよ
うにボス1を取り付けてなる磁石発電機の回転子
において、 前記椀状ヨーク2は円盤状の底面部2aと、該
底面部の外周から連続して該底面部2aに対して
直角方向に延長されて筒状に形成された側壁部2
bと、前記底面部の中央部が前記側壁部の反対側
に膨出されて形成された膨出部2dと、この膨出
部の中央部が前記ヨーク内に該ヨークの底面部を
含む面に対して直角方向に前記底面部の板厚より
長い長さだけ屈曲して延長され前記側壁部と軸線
を共通にする筒状に形成された筒状部2eとから
なり、前記膨出部2dの頂部2cから屈曲して筒
状部につながる該筒状部の基部2fは前記ボス1
の筒状部の基部1cの曲線状外周面に対応する断
面略円弧状の曲線状に形成されてなるものであ
り、 前記ボス1は鍛造により形成され、筒状部1a
と、この筒状部につながり該筒状部の一端部から
該筒状部の外径より僅かに大なる径を有するよう
に該ボスの軸線と直交する面に沿つて半径方向全
周に渡つて外方に延長されたフランジ部1bとか
らなり、前記筒状部からフランジ部につながる筒
状部の基部1cはその外周面が断面略円弧状1d
の曲線状に形成されてなるものであり、 前記ヨーク2の筒状部内に前記ボス1をはめこ
み、前記ボス及びヨークの前記曲線部分が互いに
当接されるようにし、さらに、前記ボスの筒状部
の外周側寄りの部位全周を前記フランジ部1bに
向かう方向にかしめてヨークの筒部と膨出部と筒
部端面とを覆うかしめ部1eを形成することによ
り前記ボスがヨークに固定されてなる構成を有
し、これにより、ボスとヨークとは極めて密着し
た状態で堅固に結合がなされる。
第2図は、本発明の実施例に係る磁石発電機の
回転子を示す断面図である。
回転子を示す断面図である。
第2図において、符号1はボスであり、このボ
ス1は、全体が略筒状をなしており、筒状部1a
と、この筒状部につながり該筒状部の一端部から
該筒状部の外径より僅かに大なる径を有するよう
に該ボスが軸線と直交する面に沿つて半径方向全
周に渡つて外方に延長されたフランジ部1bとか
らなり、該筒状部1a内には図示しないクランク
シヤフトが嵌合されるテーパ状孔1cが形成さ
れ、また、前記筒状部1aからフランジ部1bに
つながる該筒状部1aの基部1dはその外周面が
断面略円弧状の曲線状に形成されている。
ス1は、全体が略筒状をなしており、筒状部1a
と、この筒状部につながり該筒状部の一端部から
該筒状部の外径より僅かに大なる径を有するよう
に該ボスが軸線と直交する面に沿つて半径方向全
周に渡つて外方に延長されたフランジ部1bとか
らなり、該筒状部1a内には図示しないクランク
シヤフトが嵌合されるテーパ状孔1cが形成さ
れ、また、前記筒状部1aからフランジ部1bに
つながる該筒状部1aの基部1dはその外周面が
断面略円弧状の曲線状に形成されている。
また、第2図において符号2はヨークであり、
このヨーク2は全体形状が略椀状をなしており、
円盤状の底面部2aと該底面部2aの外周から連
続して該底面部2aに対して直角方向に延長し、
前記底面部2aと軸線を共通にする筒状に形成さ
れた側壁部2bと、前記底面部2aの中央部が前
記側壁部2bの反対側に膨出されてその頂部2c
を有する膨出部2dと、この膨出部2dの頂部2
cの中央部が前記ヨーク内に該ヨークの底面部2
aを含む面に対して直角方向に前記底面部2aの
板厚より長い長さだけ屈曲して延長されかつ前記
側壁部2bと軸線を共通にする筒状に形成された
筒状部2eとからなり、前記膨出部2dの頂部2
cから屈曲して筒状部2eにつながる該筒状部2
eの基部2fは前記ボスの筒状部1aの基部1d
の曲線状外周面に対応する断面略円弧状の曲線状
に形成されている。
このヨーク2は全体形状が略椀状をなしており、
円盤状の底面部2aと該底面部2aの外周から連
続して該底面部2aに対して直角方向に延長し、
前記底面部2aと軸線を共通にする筒状に形成さ
れた側壁部2bと、前記底面部2aの中央部が前
記側壁部2bの反対側に膨出されてその頂部2c
を有する膨出部2dと、この膨出部2dの頂部2
cの中央部が前記ヨーク内に該ヨークの底面部2
aを含む面に対して直角方向に前記底面部2aの
板厚より長い長さだけ屈曲して延長されかつ前記
側壁部2bと軸線を共通にする筒状に形成された
筒状部2eとからなり、前記膨出部2dの頂部2
cから屈曲して筒状部2eにつながる該筒状部2
eの基部2fは前記ボスの筒状部1aの基部1d
の曲線状外周面に対応する断面略円弧状の曲線状
に形成されている。
そして、前記ヨーク2の筒状部2eの内周面に
は、第2図に示されるように、前記ボス1が挿入
され、かしめ固定されている。
は、第2図に示されるように、前記ボス1が挿入
され、かしめ固定されている。
すなわち、前記ボス1のフランジ部1bが前記
ヨーク2における膨出部2dの頂部2cの外表面
に接するように前記ボス1が前記ヨーク2の筒状
部2eに嵌め合わされ、しかる後に、前記ボス1
における筒状部1aの外周側寄りの部位全周がか
しめられれによりヨークの筒部と膨出部と筒部端
面を覆うようにかしめ部1eが形成され、これに
より、図から明らかなように前記ヨーク2の筒状
部2eがボス1のフランジ部1bとかしめ部1e
との間に強固に挾持されている。なお、前記ヨー
ク2はプレス成型等により比較的容易に得ること
ができる。
ヨーク2における膨出部2dの頂部2cの外表面
に接するように前記ボス1が前記ヨーク2の筒状
部2eに嵌め合わされ、しかる後に、前記ボス1
における筒状部1aの外周側寄りの部位全周がか
しめられれによりヨークの筒部と膨出部と筒部端
面を覆うようにかしめ部1eが形成され、これに
より、図から明らかなように前記ヨーク2の筒状
部2eがボス1のフランジ部1bとかしめ部1e
との間に強固に挾持されている。なお、前記ヨー
ク2はプレス成型等により比較的容易に得ること
ができる。
以上詳述した実施例に具現化されるこの発明の
効果は以下の通りである。
効果は以下の通りである。
すなわち、前記ヨーク2の底面部2aの中央部
に膨出部2dが形成され、さらに、この膨出部2
dの頂部2cの中央部からヨーク2内に屈曲して
延長される筒状部2eが形成されていることか
ら、前記底面部2aから膨出部2dにいたる折曲
部と、前記筒状部2eにいたる屈曲部とが前記ヨ
ーク2の底面部2aにおけるいわゆる「リブ」と
して作用し、該底面部2aが単なる平面である場
合に比較してその強度を著しく増強させている。
に膨出部2dが形成され、さらに、この膨出部2
dの頂部2cの中央部からヨーク2内に屈曲して
延長される筒状部2eが形成されていることか
ら、前記底面部2aから膨出部2dにいたる折曲
部と、前記筒状部2eにいたる屈曲部とが前記ヨ
ーク2の底面部2aにおけるいわゆる「リブ」と
して作用し、該底面部2aが単なる平面である場
合に比較してその強度を著しく増強させている。
一方、前記ボス1における筒状部1aの基部1
dとヨーク2の基部2fとが、共に曲線状に形成
され、また、この筒状部1aの基部1d近傍にお
ける平坦部2cとボス1のフランジ部1bとが、
共に前記筒状部1aの軸線方向と略直交する面に
形成されている。そしてこれら各部分が互いに当
接された状態で前記ボス1の筒状部1aの外周側
寄りの全周が前記フランジ1bの方向にかしめら
れる。したがつて、このかしめの際にこれら両者
に働く力が両者の各部分全体に渡つて均一に作用
し、これにより、前記ヨーク2の筒状部2eから
膨出部2dにいたる部分に無理な歪みが加わるこ
とがなく、これらの部分全体が極めて密着した状
態にボス1の外周面に圧接固定保持される。
dとヨーク2の基部2fとが、共に曲線状に形成
され、また、この筒状部1aの基部1d近傍にお
ける平坦部2cとボス1のフランジ部1bとが、
共に前記筒状部1aの軸線方向と略直交する面に
形成されている。そしてこれら各部分が互いに当
接された状態で前記ボス1の筒状部1aの外周側
寄りの全周が前記フランジ1bの方向にかしめら
れる。したがつて、このかしめの際にこれら両者
に働く力が両者の各部分全体に渡つて均一に作用
し、これにより、前記ヨーク2の筒状部2eから
膨出部2dにいたる部分に無理な歪みが加わるこ
とがなく、これらの部分全体が極めて密着した状
態にボス1の外周面に圧接固定保持される。
この点をボス1とヨーク2との結合という観点
からみると、結合部はヨーク板厚より長い長さを
有する筒部を形成しているので、有効長Dが可及
的広範囲の結合面積をもつことができ、固定強度
を著しく増大できる特徴があり、かつまたこの固
定保持されたヨークの部分及びこの部分につなが
る部分は前述のように膨出部分が「リブ」として
の作用によつて接合部根端の負荷の最もかかりや
すい箇所の強度が著しく増強されており、この増
強された部分が歪みの加わらないようにボスにか
しめ固定されているから、前記従来例のように単
にヨークの底面部の板の一部を表裏よりかしめた
ものに比較してその結合部の強度が著しく大き
い。
からみると、結合部はヨーク板厚より長い長さを
有する筒部を形成しているので、有効長Dが可及
的広範囲の結合面積をもつことができ、固定強度
を著しく増大できる特徴があり、かつまたこの固
定保持されたヨークの部分及びこの部分につなが
る部分は前述のように膨出部分が「リブ」として
の作用によつて接合部根端の負荷の最もかかりや
すい箇所の強度が著しく増強されており、この増
強された部分が歪みの加わらないようにボスにか
しめ固定されているから、前記従来例のように単
にヨークの底面部の板の一部を表裏よりかしめた
ものに比較してその結合部の強度が著しく大き
い。
また、このヨークは自動車エンジンのクランク
シヤフトの回転に応じて高速回転されると同時
に、自動車の走行に伴う振動やエンジンの急激な
加速や減速によつて加えられる複雑かつ過酷な振
動モーメントを受けるが、前記膨出部2dおよび
筒状部との一体形状がこれら高速回転時の振動を
効果的に吸収するため、耐久性を著しく向上させ
ている。
シヤフトの回転に応じて高速回転されると同時
に、自動車の走行に伴う振動やエンジンの急激な
加速や減速によつて加えられる複雑かつ過酷な振
動モーメントを受けるが、前記膨出部2dおよび
筒状部との一体形状がこれら高速回転時の振動を
効果的に吸収するため、耐久性を著しく向上させ
ている。
さらに、前記膨出部2dが底面部2aに対応し
て側壁部2bと反対側に膨出されていることか
ら、かしめ固定位置の中心部が底面部2aを含む
面内に位置し、このため高速回転時のバランスが
よいとともに、かしめ部分が底面部2aの内表面
を含む面からに突出する距離B(第2図)を小さ
くでき、ヨーク2内に収められる図示しないコイ
ル等の邪魔にならない。
て側壁部2bと反対側に膨出されていることか
ら、かしめ固定位置の中心部が底面部2aを含む
面内に位置し、このため高速回転時のバランスが
よいとともに、かしめ部分が底面部2aの内表面
を含む面からに突出する距離B(第2図)を小さ
くでき、ヨーク2内に収められる図示しないコイ
ル等の邪魔にならない。
加えて、結合挾持部の筒部の有効長Dの長さを
ヨーク板厚より長くしたことにより、ボス1のフ
ランジ部1bの径を筒状部1aの径より僅かに大
きい程度の比較的小径に形成することができ、か
つ、該ボス1aの基部1dを断面略円弧状の曲線
形状に形成していることから、鍛造による大量生
産を極めて容易にしている。すなわち、従来のよ
うにヨーク板厚を挾持する場合はランジ部1bの
径を大きくしなければならず、そのために鍛造が
極めて困難になり、事実上鍛造による大量生産が
むずかしくなる。
ヨーク板厚より長くしたことにより、ボス1のフ
ランジ部1bの径を筒状部1aの径より僅かに大
きい程度の比較的小径に形成することができ、か
つ、該ボス1aの基部1dを断面略円弧状の曲線
形状に形成していることから、鍛造による大量生
産を極めて容易にしている。すなわち、従来のよ
うにヨーク板厚を挾持する場合はランジ部1bの
径を大きくしなければならず、そのために鍛造が
極めて困難になり、事実上鍛造による大量生産が
むずかしくなる。
同様に、ヨーク2の筒部2cの基部2eを円弧
状の曲線状にしていることから、該ヨーク2のプ
レスによる大量生産を極めて容易にしている。も
し、これを断面略直角形状に形成するとすれば、
その折曲部の強度上からプレスによる大量生産は
大変に困難となる。
状の曲線状にしていることから、該ヨーク2のプ
レスによる大量生産を極めて容易にしている。も
し、これを断面略直角形状に形成するとすれば、
その折曲部の強度上からプレスによる大量生産は
大変に困難となる。
このように、本願発明によれば、特に自動車部
品等のように信頼性の高い部品をローコストで迅
速・大量に供給しなければならない場合において
生産コスト及び生産管理上極めて甚大な効果をも
たらすものである。
品等のように信頼性の高い部品をローコストで迅
速・大量に供給しなければならない場合において
生産コスト及び生産管理上極めて甚大な効果をも
たらすものである。
第1図A及びBはそれぞれ従来例を示す一部断
面図、第2図は本発明の実施例を示す断面図、第
3図Aは筒状部2eを形成する前のヨーク2の膨
出部2d近傍の断面図、第3図Bは筒状部2eを
形成した後の膨出部2d近傍の断面図である。 1……ボス、1a……筒状部、1b……フラン
ジ部、1d……フランジ部の基部、1e……かし
め部、2……ヨーク、2a……底面部、2b……
側壁部、2c……膨出部の頂部、2d……膨出
部、2e……筒状部、2f……筒状部の基部。
面図、第2図は本発明の実施例を示す断面図、第
3図Aは筒状部2eを形成する前のヨーク2の膨
出部2d近傍の断面図、第3図Bは筒状部2eを
形成した後の膨出部2d近傍の断面図である。 1……ボス、1a……筒状部、1b……フラン
ジ部、1d……フランジ部の基部、1e……かし
め部、2……ヨーク、2a……底面部、2b……
側壁部、2c……膨出部の頂部、2d……膨出
部、2e……筒状部、2f……筒状部の基部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 椀状ヨークに該ヨークの回転軸線とその軸線
が共通になるようにボスを取り付けてなる磁石発
電機の回転子において、 前記椀状ヨークは円盤状の底面部と、該底面部
の外周から連続して該底面部に対して直角方向に
延長されて筒状に形成された側壁部と、前記底面
部の中央部が前記側壁部の反対側に膨出されて形
成された膨出部と、この膨出部の中央部が前記ヨ
ーク内に該ヨークの底面部を含む面に対して直角
方向に前記底面部の板厚より長い長さだけ屈曲し
て延長されかつ前記側壁部と軸線を共通にする筒
状に形成された筒状部とからなり、前記膨出部の
頂部から直角方向に屈曲して筒状部につながる該
筒状部の基部は前記ボスの筒状部の基部の曲線状
外周面に対応する断面略円弧状の曲線に形成され
てなるものであり、 前記ボスは鍛造により形成され、筒状部と、こ
の筒状部につながり該筒状部の一端部から該筒状
部の外径より僅かに大なる径を有するように該ボ
スの軸線と直交する面に沿つて半径方向全周に渡
つて外方に延長されたフランジ部とからなり、前
記筒状部からフランジ部につながる筒状部の基部
はその外周面が断面略円弧状の曲線状に形成され
てなるものであり、 前記ヨークの筒状部内に前記ボスをはめこみ、
前記ボス及びヨークの前記曲線部分が互いに当接
されるようにし、さらに、前記ボスの筒状部の外
周側寄りの部位全周を前記ヨークのフランジ部に
向かう方向にかしめてヨークの筒部と膨出部と筒
部端面とを覆うかしめ部を形成し、前記ボスがヨ
ークに固定されてなることを特徴とする磁石発電
機の回転子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2142681A JPS5736568A (en) | 1981-02-18 | 1981-02-18 | Rotor of magnet generator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2142681A JPS5736568A (en) | 1981-02-18 | 1981-02-18 | Rotor of magnet generator |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5736568A JPS5736568A (en) | 1982-02-27 |
JPS6353779B2 true JPS6353779B2 (ja) | 1988-10-25 |
Family
ID=12054663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2142681A Granted JPS5736568A (en) | 1981-02-18 | 1981-02-18 | Rotor of magnet generator |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5736568A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6132755U (ja) * | 1984-07-26 | 1986-02-27 | 株式会社 三ツ葉電機製作所 | 磁石発電機の回転子 |
JP3003748B2 (ja) * | 1993-05-31 | 2000-01-31 | 株式会社 ミツバ | 磁石発電機の回転子の製造方法 |
JPH09172754A (ja) * | 1995-12-15 | 1997-06-30 | Mitsuba Corp | 磁石発電機の回転子 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1126016B (de) * | 1960-04-01 | 1962-03-22 | Bosch Gmbh Robert | Dauermagnetschwungrad fuer elektrische Stromerzeuger, insbesondere Lichtmagnetzuender |
JPS53157812U (ja) * | 1977-05-18 | 1978-12-11 |
-
1981
- 1981-02-18 JP JP2142681A patent/JPS5736568A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5736568A (en) | 1982-02-27 |
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