JPS6311883Y2 - - Google Patents

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JPS6311883Y2
JPS6311883Y2 JP1981126547U JP12654781U JPS6311883Y2 JP S6311883 Y2 JPS6311883 Y2 JP S6311883Y2 JP 1981126547 U JP1981126547 U JP 1981126547U JP 12654781 U JP12654781 U JP 12654781U JP S6311883 Y2 JPS6311883 Y2 JP S6311883Y2
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JP
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magnet
disk
pedestal
rotor
fixing
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JP1981126547U
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JPS5834579U (ja
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、内燃機関などに装着される磁石発電
機に用いるフライホイール磁石回転子に関するも
のであり、特に農機具用内燃機関等の小形の機関
に装着するのに好適な磁石回転子に関するもので
ある。
[従来の技術] 内燃機関に装着される磁石発電機(マグネト)
の回転子としては多くの場合、磁石を支持する回
転体としてフライホイールを用いたフライホイー
ル磁石回転子が使用され、該磁石回転子のフライ
ホイール効果により機関の回転の円滑化を図つて
いる。ところが内燃機関を駆動源とする機具の
内、特に重量の軽減が必要とされる機具、例えば
草刈り機や噴霧機等のような、作業者が背負つた
り手で持つたりして使用する農機具においては、
機関の回転の円滑化を図ることよりもむしろ軽量
化を図ることの方が重要であるため、これらの機
械に用いる内燃機関に装着される磁石発電機の回
転子としては、できるだけ質量が少ない回転子を
用いることが好ましい。このような要求に対し、
従来は既存のフライホイール磁石回転子の形状、
寸法を縮小することにより対応していた。しかし
ながら、既存の磁石回転子の小形軽量化には限界
があり、また小形化を図ると組立て作業性が悪く
なるため、コストが高くなるという問題があつ
た。
第1図及び第2図は小形の内燃機関用として従
来から用いられている磁石発電機を示したもの
で、この磁石発電機は磁石回転子1と固定子2と
からなつている。磁石回転子1は、カツプ状に形
成された鉄製のフライホイール101を備えてお
り、このフライホイールの底壁101aの中央に
は回転軸嵌合用のボス102がリベツト103に
より固定されている。フライホイール101の外
周には該フライホイールの底壁101aの外周部
と周壁101bの一部とを切取ることにより切欠
部104が形成され、この切欠部104には磁石
取付けプレート105が配置されている。磁石取
付けプレート105は磁性材料からなる帯状の板
を折曲げ加工して形成したもので、その中央部に
磁石を収納するための凹部105aを有し、その
両端が切欠部104の両端のフライホイール周壁
101bに固定されている。磁石取付けプレート
105の凹部105aには永久磁石106及び磁
極片107が接着またはビス止め等の手段により
固定されている。磁石106はフライホイールの
径方向に着磁され、磁極片107と切欠部104
の両側の周壁101bとがそれぞれ回転子の磁極
を構成するようになつている。この磁石回転子1
は、ボス102を図示しない機関のクランク軸に
嵌着することにより機関に取付けられる。
一方固定子2は略コの字状に形成された鉄心2
01と該鉄心に巻装された発電コイル202とか
らなつており、この固定子は鉄心201の両端の
磁極部201a,201bが磁石回転子1の磁極
に所定のギヤツプを介して対向し得るように位置
決めされて機関のケースやカバー等に取付けられ
る。
[考案が解決しようとする問題点] 上記の磁石発電機では、各部品の寸法を縮小す
ることによりある程度の小形軽量化が可能である
が、磁石を支持する回転体として底壁部と周壁部
とを有するカツプ状に形成されたフライホイール
を用いていたため、軽量化を図る上で限度があつ
た。また磁性材料からなる磁石取付けプレートの
製作及び組付けに多くの工数を必要とし、特に各
部の寸法を縮小した場合には磁石取付けプレート
の取付けを狭いスペースで行わなければならない
ため、組立て作業性が悪く製造能率が低下すると
いう欠点があつた。
また上記発電機の磁石回転子では、フライホイ
ールの外周に切欠部104を形成しているため、
この切欠部付近の周壁の機械的強度が低下し、高
速回転時に切欠部104の両側のフライホイール
周壁部が遠心力で外側に脹らむのを避けられなか
つた。そのため上記磁石回転子は比較的低速回転
で用いる磁石発電機にしか利用することができな
かつた。
尚上記磁石取付けプレートに相当する部分を含
めてフライホイール全体を鋳造により一体に形成
することも考えられるが、このようにした場合に
は、フライホイールの重量が重くなるだけでな
く、鋳肌に凹凸ができるため、フエライト磁石を
用いる場合にビス等により磁石を締付け固定する
際の磁石の割れを防止するために磁石を配置する
面をフライス加工によつて仕上げる必要があり、
加工が面倒れになつてコストが高くなる欠点があ
つた。
また実開昭52−145233号に見られるように、カ
ツプ状に形成されたフライホイールの周壁の一部
に切欠部を設けて、該周壁の一部を折曲げること
により該切欠部内に磁石取付け用の台座部を形成
し、該台座部に磁石を固定するようにした磁石回
転子が提案されている。
しかしながら、この磁石回転子では、磁石取付
け用の台座部がフライホイールの周壁の一部を折
曲げることにより形成されているため、遠心力が
作用すると該台座部が径方向の外側に変位するよ
うに変形し、磁石と固定子の磁極との間のギヤツ
プが変化して、ひどい場合には磁石が固定子の磁
極に当接して破損するおそれがあつた。従つてこ
の磁石回転子も比較的低速回転で用いる磁石発電
機にしか利用することができなかつた。
またこの磁石発電機でも、底壁部と周壁部とを
有するカツプ状に形成されたフライホイールが用
いられていたため、重量の軽減を図る上で限界が
あつた。
本考案の目的は、小形軽量化を図ることができ
る上に、充分な機械的強度を得ることができるよ
うにした、構造簡単な磁石回転子を提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段] 本考案の磁石回転子では、磁石を支持する回転
体として、中央部に回転軸嵌合孔を有し外周部に
切欠部を有して該切欠部内に磁石固定用台座部が
一体に設けられた鉄製の円板が用いられる。この
円板の磁石固定用台座部は、該円板の板面と直交
する向きの磁石固定面を有する板状に形成され
て、該円板から軸線方向の両側に突出するように
して該円板と一体に設けられ、該磁石固定用台座
部の磁石固定面に永久磁石が固定されている。
[考案の作用] 上記のように、磁石を支持する回転体として円
板を用いると、該回転体が周壁部を有しないの
で、カツプ状のフライホイールを用いていた従来
の磁石回転子と比較すると、周壁部を設けない分
だけ重量の軽減を図ることができる。
また上記のように磁石固定用台座部を円板の板
面と直交する向きの磁石固定面を有する板状に形
成して、該台座部を円板から軸線方向の両側に突
出させて設けると、永久磁石の重心を円板の中心
を通る半径の略延長上に位置させることができる
ため、磁石に遠心力が作用した場合、該遠心力に
より円板に作用する張力は該円板の径方向に向く
ことになる。円板は径方向の張力に対しては充分
な強度を有しているから、該遠心力により円板が
変形することはなく、また台座部も変形すること
がないため磁石の位置が変位することはない。こ
のように、本考案によれば、永久磁石を遠心力に
対して強固に取付けることができるため、高速回
転が可能な磁石回転子を容易に得ることができ
る。
[実施例] 以下添付図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
第3図及び第4図は本考案の一実施例を示した
もので、これらの図において10は本考案に係わ
る磁石回転子を示し、2は第1図に示したのと同
様な固定子を示している。磁石回転子10は鉄か
らなる円板11を備えており、円板11の中央部
にはキー溝12aを有するテーパ付きの回転軸嵌
合孔12が形成されている。回転軸嵌合孔12の
開口端周辺部には円板の肉厚部の一部を外側に膨
出させることによりボス部13が該円板と一体に
形成されている。
円板11の外周部にはコの字形の切欠部14が
形成され、この切欠部14の底部(回転軸嵌合孔
12側の部分)14aには磁石固定用台座部15
が該円板と一体に形成されている。台座部15は
円板11の板面と直交する向きの磁石固定面15
aを有し、この磁石固定面上に円板の径方向に着
磁された永久磁石16が配置されている。永久磁
石16の磁石固定面15aと反対側の磁極面上に
は磁極片17が配置され、磁石16は台座部15
に、また磁極片17は磁石16にそれぞれ接着ま
たはビス止め等の適宜の手段により固定されてい
る。
尚これらをビス止めにより固定する場合には、
磁極片17及び磁石16を貫通するビスにより両
者を同時に台座部15に固定する。このように磁
石16及び磁極片17を台座部15に固着した状
態で磁極片17の外面が円板10の外周面と略同
一の円筒面上に位置するようになつており、磁極
片17(この例ではN極)と、切欠部14の両側
の円板外周面10a,10a(この例では共にS
極)とにより3極の回転子磁極が構成されてい
る。
上記実施例では、磁極片17を設けているが、
この磁極片は省略することができる。
第3図及び第4図に示した円板11はプレス加
工により容易に製造することができる。第5図A
ないしDは円板11を製造する方法を示した工程
図で、以下これらの図を参照して本考案で用いる
円板の製造方法につき説明する。
円板11を製造するに当つては先ず第5図Aに
示すように、外周部に周方向に所定の間隔を開け
て切欠部14′,14′を有する円板状のブランク
11′を打抜きにより形成する。この場合切欠部
14′,14′の端から端までの距離lは切欠部1
4の幅寸法に等しくしておく。次に上記ブランク
11′を第5図Bに示すように上型21と下型2
2との間に挾み、ナイフエツジ状の断面形状を有
する環状の型部23a,24aをそれぞれ有する
パンチ23及び24によりブランク11′の中央
部の一部を押し込むことにより、ブランク11′
の中央部両面に環状の膨出部13′を形成する。
次いでブランク11′を第5図Cに示すように上
型25及び下型26間に挾んで切欠部14′,1
4′の間に残された部分15′(第5図A参照)を
型27により径方向に押圧することにより台座部
15を形成する。しかる後、第5図Dに示すよう
にブランク11′を上型28及び下型29の間に
挾み、膨出部13′の略頂部付近の径に相当する
外径を有するパンチ30によりブランク11′の
中央部を打抜いて回転軸嵌合孔12を形成する。
その後回転軸嵌合孔12にテーパを付ける加工を
施し、更にキー溝12aを形成してフライホイー
ル11を完成する。
尚第5図AないしDに示した工程において、同
図Bの工程とCの工程とは入替えることができ
る。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、磁石を支持す
る回転体として円板を用いたので、周壁部を有す
るカツプ状のフライホイールを用いた従来の磁石
回転子に比べて大幅に重量の軽減を図ることがで
きる。
また磁石固定用台座部を円板の板面と直交する
向きの磁石固定面を有する板状に形成して、該台
座部を円板から軸線方向の両側に突出させて設け
たので、永久磁石の重心を円板の中心を通る半径
の略延長上に位置させることができ、磁石に作用
する遠心力により円板に作用する張力を該円板の
径方向に向けて、円板及び台座部が変形するのを
防ぐことができる。従つて永久磁石を遠心力に対
して強固に取付けることができ、高速回転が可能
な磁石回転子を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す断面図、第2図は第1図
の−線断面図、第3図は本考案の一実施例を
示す正面図、第4図は第3図の−線断面図、
第5図AないしDは本考案で用いる円板の製造方
法の一例を示す工程図である。 10……磁石回転子、11……円板、14……
切欠部、15……磁石固定用台座部、16……永
久磁石。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中央部に回転軸嵌合孔を有し外周部に切欠部を
    有して該切欠部内に磁石固定用台座部が設けられ
    た鉄製の円板を備え、 前記磁石固定用台座部は前記円板の板面と直交
    する向きの磁石固定面を有する板状に形成されて
    該円板から軸線方向の両側に突出するようにして
    該円板と一体に設けられ、 前記磁石固定用台座部の磁石固定面に永久磁石
    が固定されていることを特徴とする磁石回転子。
JP12654781U 1981-08-28 1981-08-28 磁石回転子 Granted JPS5834579U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12654781U JPS5834579U (ja) 1981-08-28 1981-08-28 磁石回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12654781U JPS5834579U (ja) 1981-08-28 1981-08-28 磁石回転子

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Publication Number Publication Date
JPS5834579U JPS5834579U (ja) 1983-03-07
JPS6311883Y2 true JPS6311883Y2 (ja) 1988-04-06

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ID=29920333

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JP12654781U Granted JPS5834579U (ja) 1981-08-28 1981-08-28 磁石回転子

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69218908T2 (de) * 1992-01-06 1997-07-17 Tandberg Data Magnetkopf für stabilen Kontaktdruck zwischen Polspitze und Band trotz Kopfverschleiss und Bandspannungveränderung

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5749581Y2 (ja) * 1976-04-28 1982-10-29

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JPS5834579U (ja) 1983-03-07

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