JPH0545088Y2 - - Google Patents

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JPH0545088Y2
JPH0545088Y2 JP1988068667U JP6866788U JPH0545088Y2 JP H0545088 Y2 JPH0545088 Y2 JP H0545088Y2 JP 1988068667 U JP1988068667 U JP 1988068667U JP 6866788 U JP6866788 U JP 6866788U JP H0545088 Y2 JPH0545088 Y2 JP H0545088Y2
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JP
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yoke
rotor
permanent magnet
rotor shaft
gap
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電気機械に関し、詳しくは電気機械の
回転子構造に関するものである。
〔従来の技術及び課題〕
同期電動機等には現在回転界磁型が多く用いら
れている。界磁回転子に磁束を付与するために、
巻線を用いるものと永久磁石を用いるものがあ
り、本考案は永久磁石を用いた界磁回転子の構造
に係るものである。複数極からなる回転子には永
久磁石の間に継鉄が配置され、この継鉄は無垢材
又は型打抜き薄板の積層体から形成されている。
積層体からなる継鉄をボルトを用いて固着する構
造とすると、回転子回転の際に積層体からなる継
鉄は遠心力を受けてボルトとともに半径方向外方
に膨らもうとする。これは回転子自体の損傷には
至らないとしても磁束分布が意図したものと異る
ようになり好ましくない。
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、簡
単で一体化に優れた回転子構造を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による永久磁石界磁回転子は、ほぼ扇形
断面形状を有し且つ回転子軸線方向に積層された
板要素からなる継鉄と、ほぼ矩形断面形状を有す
る永久磁石とを交互に放射状に配置し、該放射状
に配置された組み立て体の外周が前記継鉄の外周
面によつてほぼ円筒形をなすとともに該組み立て
体の中心を通つて継鉄及び永久磁石の内端部から
隙間を開けて回転子軸が通され、継鉄と永久磁石
とは回転子軸線を横切る平面に沿つて分割されて
その間に非磁性の板が回転子軸と隙間を開けて挿
入され、継鉄は永久磁石を半径方向内方に押さえ
る形状とされて各継鉄及び非磁性の板を貫通して
延びるボルト手段により一体化されることを特徴
とする。
〔実施例〕
以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。
第1図は本考案による永久磁石界磁回転子の正
面図で6極のものが示されている。この永久磁石
界磁回転子は同期電動期等の電機子巻線を有する
ステータの中央空洞部に配置される。第2図は第
1図の線A−Aに沿つて見た断面図、第3図は第
1図の線B−Bに沿つて見た断面図である。
永久磁石界磁回転子は永久磁石1と継鉄2を交
互に放射状に配置して形成される。永久磁石1は
ほぼ矩形状断面を有し、回転子軸線と平行に延び
る。継鉄2は扇形状断面を有し、扇形の頂点が回
転子中心に向かつて配置され、従つて、永久磁石
1と継鉄2とはほとんど隙間なく中空円筒を形成
することができるようになる。扇形継鉄2の外周
部は矩形状永久磁石1の外周面より外方に突出し
ており、長手方向に沿つて永久磁石1の外周面を
覆う突起3が形成されている(第2図)。第1図
に示されるように、継鉄2は強磁性体の薄板材を
扇形状に型打抜きし、これを回転子軸線方向に並
べて、即ち積層して得られる。
永久磁石1はそれぞれ第1図に1a,1bによ
つて示されるように2個の要素が長手方向に直列
に並べられたものとなつており、それらの間にス
テンレス鋼などの非磁性の薄円板4が間挿され
る。又、精度上継鉄2に厚さにばらつきがあり、
それを積層することによつて生じる回転子軸の曲
げを防ぐ。非磁性の円板4はそれ自体中心部に円
心的な円形の孔部を設けられておりこの孔部の内
径は回転子軸9の外径より所定の寸法だけ大きく
選定されている。またこの非磁性の円板4は継鉄
2の締付用のボルト7に密に嵌合する孔を本実施
例においては外周近くにおいて円周上に等間隔に
設けられている。更に非磁性の円板4は回転子軸
線を横切る平面円に回転子軸と隙間を開けて配置
され、放射状に配置された各永久磁石1及び継鉄
2は円板4の表面とほぼ同一面となるように配列
される。
これら永久磁石1と継鉄2の両端には端面板
5,6が配置される。端面板5,6及び継鉄2及
び円板4には貫通穴が形成され、これらの穴を回
転子軸線方向に貫通してボルト7が挿入され、ナ
ツト8で螺着される。回転子軸9は端面板5,6
に固着される。このようにして、回転子の各部材
は一体化される。即ち、永久磁石1は継鉄2の突
起部3によつて半径方向内方に押えられているの
で回転の際に遠心力を受けて継鉄2より外方に飛
び出すことはない。そして、積層された継鉄2は
ボルト7により端面板5,6に固着され、端面板
5,6が各極の継鉄2を一体的に支持する。
回転子が回転する際に各部材は遠心力を受け
る。継鉄2が回転子軸線方向に積層された板から
なるときに、これらの板は独立して外方に膨らも
うとする。これらの板は一本のボルト7によつて
支持されているので、ボルト7に曲げ応力が働
き、たわみは端面板5,6間の中間部で最大とな
る。非磁性の板4はボルト7のたわみを阻止する
ように作用するものである。板4は薄いもので十
分上記作用を満足し、非磁性なので、回転子の磁
束分布の設計には障害とならず、回転子の変形は
実質的に防止される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、非磁性
の板により高速回転時における遠心力に基づく継
鉄積層体の膨らみを防ぎまた、継鉄及び永久磁石
と回転子軸との間に設けた隙間により磁束の漏洩
を防ぎ永久磁石の磁束を有効に利用できる効果が
得られるのであるが、本考案においては更に介在
させた非磁性の板の構造について、その中心部に
回転子軸の外径よりも大きい孔部を設けて、回転
子を組立後回転子軸と非磁性の板の内側との間に
隙間を開けるようにしたので、製造上下可避の厚
みの誤差、バラツキに基因して発生するボルト締
付け時の回転子軸の曲がりを確実に防止すること
ができる。即ち継鉄、永久磁石と回転子軸との間
及び非磁性の板と回転子軸との間に隙間を開けて
いるので、各継鉄積層体の厚みが円周位置におい
て誤差バラツキがあつても各ボルトにより継鉄を
締付けた際回転子軸に曲げの荷重が加わることが
なく精度のよい回転子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による永久磁石界磁回転子の実
施例の正面図、第2図は第1図の線A−Aに沿つ
て見た断面図、第3図は第1図の線B−Bに沿つ
て見た断面図である。 1,1a,1b……永久磁石、2……継鉄、3
……突起、4……非磁性の板、5,6……端面
板、7……ボルト、9……回転子軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ほぼ扇形断面形状を有し且つ回転子軸線方向に
    積層された板要素からなる継鉄と、ほぼ矩形断面
    形状を有する永久磁石とを交互に放射状に配置
    し、該放射状に配置された組み立て体の外周が前
    記継鉄の外周面によつてほぼ円筒形をなすととも
    に該組み立て体の中心を通つて継鉄及び永久磁石
    の内端部から隙間を開けて回転子軸が通され、継
    鉄と永久磁石とは回転子軸線を横切る平面に沿つ
    て分割されてその間に非磁性の板が回転子軸と隙
    間を開けて挿入され、継鉄は永久磁石を半径方向
    内方に押さえる形状とされて各継鉄及び非磁性の
    板を貫通して延びるボルト手段により一体化され
    ることを特徴とする永久磁石界磁回転子。
JP1988068667U 1988-05-26 1988-05-26 Expired - Lifetime JPH0545088Y2 (ja)

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JP1988068667U JPH0545088Y2 (ja) 1988-05-26 1988-05-26

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JPS63198372U JPS63198372U (ja) 1988-12-21
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ID=30908692

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2795576B2 (ja) * 1992-02-28 1998-09-10 ファナック株式会社 同期電動機のロータ
WO2023233538A1 (ja) * 2022-05-31 2023-12-07 ファナック株式会社 電動機のコア

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JPS52106412A (en) * 1976-03-01 1977-09-07 Siemens Ag Permanent magnet excitation internal rotor synchronous motor

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JPS54157216U (ja) * 1978-04-25 1979-11-01

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JPS52106412A (en) * 1976-03-01 1977-09-07 Siemens Ag Permanent magnet excitation internal rotor synchronous motor

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JPS63198372U (ja) 1988-12-21

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