JPH0736459Y2 - 永久磁石界磁形回転子 - Google Patents
永久磁石界磁形回転子Info
- Publication number
- JPH0736459Y2 JPH0736459Y2 JP511990U JP511990U JPH0736459Y2 JP H0736459 Y2 JPH0736459 Y2 JP H0736459Y2 JP 511990 U JP511990 U JP 511990U JP 511990 U JP511990 U JP 511990U JP H0736459 Y2 JPH0736459 Y2 JP H0736459Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- magnetic pole
- connecting portion
- field type
- type rotor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、扇形の各磁極が回転軸側で連結された積層鉄
心と磁極相互間に配置された永久磁石を有する永久磁石
界磁形回転子における磁極鉄心の構造に関するものであ
る。
心と磁極相互間に配置された永久磁石を有する永久磁石
界磁形回転子における磁極鉄心の構造に関するものであ
る。
［従来の技術］ 扇形の磁極鉄心相互間に永久磁石を配置した永久磁石界
磁形回転子においては、それぞれの磁極鉄心が分割され
ていると、極数に相当した数の磁極鉄心と同数の永久磁
石を周方向に交互に配置して固定させる必要があり、組
み立て部品数が多く、作業に長時間を要する欠点があ
る。
磁形回転子においては、それぞれの磁極鉄心が分割され
ていると、極数に相当した数の磁極鉄心と同数の永久磁
石を周方向に交互に配置して固定させる必要があり、組
み立て部品数が多く、作業に長時間を要する欠点があ
る。
このため、第４図および第５図に示すように、積層鉄心
11は、回転軸を囲む環状の連結部12と、極数に応じた数
（図では６個）の磁極部13とを一体にそなえるようにし
てある。14は磁極相互間に挿入した角形の永久磁石、15
・16は端板、17はかしめボルト、18はナット、19は空隙
である。
11は、回転軸を囲む環状の連結部12と、極数に応じた数
（図では６個）の磁極部13とを一体にそなえるようにし
てある。14は磁極相互間に挿入した角形の永久磁石、15
・16は端板、17はかしめボルト、18はナット、19は空隙
である。
［考案が解決しようとする課題］ このように積層鉄心11の磁極部13相互を回転軸側で連結
部12によって連結しているが、磁極部13が扇形であるた
め連結部12との接続部分の幅Ｗは極数と永久磁石14の幅
および永久磁石内側端相互間の径によって決まるが、接
続部分の幅Ｗが大きいと連結部12を通る漏洩磁束φが増
大して回転子の磁気特性を低下させる欠点があり、ま
た、たとえば第６図に示すように接続部分の両側に切り
欠き20を設けるなどの構造で接続部分の幅を小さくする
と機械的強度が弱くなる欠点があった。
部12によって連結しているが、磁極部13が扇形であるた
め連結部12との接続部分の幅Ｗは極数と永久磁石14の幅
および永久磁石内側端相互間の径によって決まるが、接
続部分の幅Ｗが大きいと連結部12を通る漏洩磁束φが増
大して回転子の磁気特性を低下させる欠点があり、ま
た、たとえば第６図に示すように接続部分の両側に切り
欠き20を設けるなどの構造で接続部分の幅を小さくする
と機械的強度が弱くなる欠点があった。
［課題を解決するための手段］ このため本考案は、磁極部と連結部にまたがって、両端
に拡大部をそなえた打抜孔を設け、積層した鉄心の前記
打抜孔に非磁性の補強部材を充填挿入するようにしてあ
る。
に拡大部をそなえた打抜孔を設け、積層した鉄心の前記
打抜孔に非磁性の補強部材を充填挿入するようにしてあ
る。
［作用］ したがって、磁極部と連結部との接続部分の磁気通路が
小さくなり、永久磁石の漏洩磁束を減少させるととも
に、打抜孔内に充填された補強部材によって磁極部に加
わる遠心力やトルクによる応力に対して接続部分の強度
を十分に保持することができる。
小さくなり、永久磁石の漏洩磁束を減少させるととも
に、打抜孔内に充填された補強部材によって磁極部に加
わる遠心力やトルクによる応力に対して接続部分の強度
を十分に保持することができる。
［実施例］ 本考案を第１図、第２図および第３図に示す実施例につ
いて説明すると、１は回転軸、２は積層鉄心で、回転軸
１を囲む環状の連結部2aと、その外側に極数に応じた数
の扇形の磁極部2bを一体に形成している。2cは連結部2a
と磁極部2bとの接続部分、３は磁極部2b相互間に挿入し
た角形の永久磁石、４は連結部2aと磁極部2bにまたがっ
て設けた打抜孔で、両端にそれぞれ拡大部4aをそなえて
いる。５・６は端板、７は前記打抜孔４に充填挿入され
た非磁性の補強部材で、たとえば端板５・６と一体にア
ルミダイキャストで構成され、あるいは端板とは別個に
非磁性材料を充填してある。８はかしめ突起で、積層鉄
心２の積層板を打ち抜く時に適当な位置に平行な切れ目
を設け、切れ目の間をＶ状に打ち出しており、たとえば
特公昭51-28401号公報などに示されている。
いて説明すると、１は回転軸、２は積層鉄心で、回転軸
１を囲む環状の連結部2aと、その外側に極数に応じた数
の扇形の磁極部2bを一体に形成している。2cは連結部2a
と磁極部2bとの接続部分、３は磁極部2b相互間に挿入し
た角形の永久磁石、４は連結部2aと磁極部2bにまたがっ
て設けた打抜孔で、両端にそれぞれ拡大部4aをそなえて
いる。５・６は端板、７は前記打抜孔４に充填挿入され
た非磁性の補強部材で、たとえば端板５・６と一体にア
ルミダイキャストで構成され、あるいは端板とは別個に
非磁性材料を充填してある。８はかしめ突起で、積層鉄
心２の積層板を打ち抜く時に適当な位置に平行な切れ目
を設け、切れ目の間をＶ状に打ち出しており、たとえば
特公昭51-28401号公報などに示されている。
なお、打抜孔４両端に設けた拡大部4aの形状は実施例に
示す工字形に限られず、適宜の形状でよく、両端に向か
ってテーパー状に拡大する形状であってもよい。
示す工字形に限られず、適宜の形状でよく、両端に向か
ってテーパー状に拡大する形状であってもよい。
［考案の効果］ このように本考案は、回転軸を囲む環状の連結部と、連
結部の外側に極数に応じた複数の扇形の磁極部とを一体
に形成した積層鉄心において、前記連結部と磁極部にま
たがり両端に拡大部をそなえた打抜孔を設けてあるの
で、磁極部と連結部との接続部分の磁気通路が小さくな
り、永久磁石から連結部を通る漏洩磁束を減少させて磁
気特性を向上させることができ、前記打抜孔に非磁性の
補強部材を充填挿入してあるため、打抜孔による接続部
分の機械的強度の低下を防ぎ、遠心力やトルクによる応
力に対しても十分な強度を保持した回転子が得られ、部
品数が少なく、組み立ての工数も少ないなどの効果が得
られる。
結部の外側に極数に応じた複数の扇形の磁極部とを一体
に形成した積層鉄心において、前記連結部と磁極部にま
たがり両端に拡大部をそなえた打抜孔を設けてあるの
で、磁極部と連結部との接続部分の磁気通路が小さくな
り、永久磁石から連結部を通る漏洩磁束を減少させて磁
気特性を向上させることができ、前記打抜孔に非磁性の
補強部材を充填挿入してあるため、打抜孔による接続部
分の機械的強度の低下を防ぎ、遠心力やトルクによる応
力に対しても十分な強度を保持した回転子が得られ、部
品数が少なく、組み立ての工数も少ないなどの効果が得
られる。
第１図は本考案の実施例を示す正断面図、第２図は積層
鉄心の一部を示す正面図、第３図は第１図のA-A線に沿
う側断面図、第４図は従来の例を示す正面図で上半部を
断面にしている。第５図は第４図のB-B線に沿う側断面
図、第６図は従来の他の例を示す一部正断面図である。 １は回転軸、２は積層鉄心、2aは連結部、2bは磁極部、
2cは接続部分、３は永久磁石、４は打抜孔、4aは拡大
部、５・６は端板、７は補強部材、８はかしめ突起であ
る。
鉄心の一部を示す正面図、第３図は第１図のA-A線に沿
う側断面図、第４図は従来の例を示す正面図で上半部を
断面にしている。第５図は第４図のB-B線に沿う側断面
図、第６図は従来の他の例を示す一部正断面図である。 １は回転軸、２は積層鉄心、2aは連結部、2bは磁極部、
2cは接続部分、３は永久磁石、４は打抜孔、4aは拡大
部、５・６は端板、７は補強部材、８はかしめ突起であ
る。
Claims (1)
- 【請求項１】回転軸を囲む環状の連結部と、連結部の外
側に極数に応じた数の扇形の磁極部とを一体に形成した
積層鉄心と、前記磁極部相互間に配置された角形の永久
磁石をそなえた永久磁石界磁形回転子において、前記鉄
心の磁極部と環状部にまたがり両端に拡大部を有する打
抜孔をそなえ、この打抜孔に充填挿入した非磁性の補強
部材を設けたことを特徴とする永久磁石界磁形回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP511990U JPH0736459Y2 (ja) | 1990-01-23 | 1990-01-23 | 永久磁石界磁形回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP511990U JPH0736459Y2 (ja) | 1990-01-23 | 1990-01-23 | 永久磁石界磁形回転子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0397354U JPH0397354U (ja) | 1991-10-07 |
| JPH0736459Y2 true JPH0736459Y2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=31508838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP511990U Expired - Lifetime JPH0736459Y2 (ja) | 1990-01-23 | 1990-01-23 | 永久磁石界磁形回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0736459Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011114594A1 (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-22 | 株式会社安川電機 | 永久磁石形回転電機 |
| CN102868245A (zh) * | 2011-07-08 | 2013-01-09 | 株式会社安川电机 | 旋转电机 |
| US8860271B2 (en) | 2011-07-08 | 2014-10-14 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Rotating electric machine |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2748694B2 (ja) * | 1992-08-12 | 1998-05-13 | セイコーエプソン株式会社 | ブラシレスモータの永久磁石回転子及びその製造方法 |
| JP3734566B2 (ja) * | 1996-05-13 | 2006-01-11 | 株式会社明電舎 | 回転電機の回転子 |
| WO2013111335A1 (ja) * | 2012-01-27 | 2013-08-01 | 株式会社安川電機 | 回転電機 |
| JP6055189B2 (ja) * | 2012-03-01 | 2016-12-27 | 株式会社日立産機システム | 永久磁石式回転電機 |
| JP6064369B2 (ja) * | 2012-05-22 | 2017-01-25 | 株式会社安川電機 | 回転子コア、回転子および回転電機 |
| JP2016171675A (ja) * | 2015-03-12 | 2016-09-23 | ファナック株式会社 | 磁石埋込形回転子および回転子の製造方法 |
-
1990
- 1990-01-23 JP JP511990U patent/JPH0736459Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011114594A1 (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-22 | 株式会社安川電機 | 永久磁石形回転電機 |
| US9219389B2 (en) | 2010-03-15 | 2015-12-22 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Permanent magnet rotating electrical machine |
| CN102868245A (zh) * | 2011-07-08 | 2013-01-09 | 株式会社安川电机 | 旋转电机 |
| US8860271B2 (en) | 2011-07-08 | 2014-10-14 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Rotating electric machine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0397354U (ja) | 1991-10-07 |
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