JPH051964Y2 - - Google Patents
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- JPH051964Y2 JPH051964Y2 JP1985123905U JP12390585U JPH051964Y2 JP H051964 Y2 JPH051964 Y2 JP H051964Y2 JP 1985123905 U JP1985123905 U JP 1985123905U JP 12390585 U JP12390585 U JP 12390585U JP H051964 Y2 JPH051964 Y2 JP H051964Y2
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Links
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
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Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
イ 考案の目的
〔産業上の利用分野〕
本考案は回転電機例えば小形直流モータの電機
子に関する。
子に関する。
従来の小形直流モータの電機子は、第８〜１１
図に示すように、複数個の突極１ａ〜１ｃを放射
状に設けた鋼板抜板１を軸２に積み重ね、この突
極１ａ〜１ｃに施した巻線３をスロツト４におさ
めたものであり、上記軸の一端部に整流子５を取
付けている。
図に示すように、複数個の突極１ａ〜１ｃを放射
状に設けた鋼板抜板１を軸２に積み重ね、この突
極１ａ〜１ｃに施した巻線３をスロツト４におさ
めたものであり、上記軸の一端部に整流子５を取
付けている。
ところが、周面にスロツト４が露出している所
謂スロツト付電機子においては、コキング、回転
安定性について問題があり、従来、この対策とし
て、スロツト４を第１２図に示すように軸方向に
傾斜させて磁束に対する影響を軽減すること、反
対に磁石（図示せず）の着磁を軸方向に傾斜させ
ること、積層鉄心外周に凹凸部を設けること等の
手段が実施され、ある程度の改善が見られてい
る。しかし、使用用途に対して仕様トルクリツプ
ル、回転ムラ、低速時回転安定性、制御性等に関
して問題が残つた。
謂スロツト付電機子においては、コキング、回転
安定性について問題があり、従来、この対策とし
て、スロツト４を第１２図に示すように軸方向に
傾斜させて磁束に対する影響を軽減すること、反
対に磁石（図示せず）の着磁を軸方向に傾斜させ
ること、積層鉄心外周に凹凸部を設けること等の
手段が実施され、ある程度の改善が見られてい
る。しかし、使用用途に対して仕様トルクリツプ
ル、回転ムラ、低速時回転安定性、制御性等に関
して問題が残つた。
本考案は上記の問題点を改善し、巻線工程を簡
易化したことを目的とする。
易化したことを目的とする。
ロ 考案の構成
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、先端にエツジ部を有する複数個の腕
部を放射状に設けた鋼板抜板を軸に積み重ねた積
層鉄心と、この積層鉄心の前記腕部に施した巻線
と、前記積層鉄心を前記エツジ部により位置決め
して収納固定して円筒型一体突極部材とからなる
ことを特徴とする回転電機の電機子である。
部を放射状に設けた鋼板抜板を軸に積み重ねた積
層鉄心と、この積層鉄心の前記腕部に施した巻線
と、前記積層鉄心を前記エツジ部により位置決め
して収納固定して円筒型一体突極部材とからなる
ことを特徴とする回転電機の電機子である。
巻線を施した積層鉄心は円筒型一体突極部材内
に収納固定することによつて、周面にスロツトが
露出しない所謂スロツトレスとなり、スロツトに
よる前記の問題点が解消されるとともに巻線工程
も簡略化される。
に収納固定することによつて、周面にスロツトが
露出しない所謂スロツトレスとなり、スロツトに
よる前記の問題点が解消されるとともに巻線工程
も簡略化される。
第１〜５図は本考案の実施例を示すものであ
り、図において、１０は積層鉄心で、例えば珪素
鋼板等の高透磁率の薄板を、第１図に示すように
先端にエツジ部１１を有する複数個の腕部１２ａ
〜１２ｃを放射状に設けた形状に打ち抜き加工
し、この鋼板抜板１３を軸１４に積み重ねて固定
したものである。この積層鉄心１０の各腕部１２
ａ〜１２ｃには、第２図に示すように巻線１５ａ
〜１５ｃを施す。
り、図において、１０は積層鉄心で、例えば珪素
鋼板等の高透磁率の薄板を、第１図に示すように
先端にエツジ部１１を有する複数個の腕部１２ａ
〜１２ｃを放射状に設けた形状に打ち抜き加工
し、この鋼板抜板１３を軸１４に積み重ねて固定
したものである。この積層鉄心１０の各腕部１２
ａ〜１２ｃには、第２図に示すように巻線１５ａ
〜１５ｃを施す。
１６は円筒型一体突極部材で、例えば鉄系焼結
合金、磁性粉入り樹脂材等を用い、厚肉突極部１
６ａ〜１６ｃと外部磁界に対し飽和状態である突
極間薄肉部１６ｄ〜１６ｆとにより横断面円形に
成形されている。この薄肉部１６ｄ〜１６ｆの厚
さは0.5mm〜２mmである。
合金、磁性粉入り樹脂材等を用い、厚肉突極部１
６ａ〜１６ｃと外部磁界に対し飽和状態である突
極間薄肉部１６ｄ〜１６ｆとにより横断面円形に
成形されている。この薄肉部１６ｄ〜１６ｆの厚
さは0.5mm〜２mmである。
前記第２図に示す巻線１５ａ〜１５ｃを施した
積層鉄心１０を、その腕部１２ａ〜１２ｃの先端
エツジ部１１が肉厚突極部内面の係合凹部１７に
圧入するように、上記円筒型一体突極部材１６内
に同心に組付けて加締めおよび接着にて固定す
る。この後、外部に突出した軸１４の端部に整流
子１８を取付け、この整流子１８と巻線１５ａ〜
１５ｃとの結線を行つて電機子を構成する。
積層鉄心１０を、その腕部１２ａ〜１２ｃの先端
エツジ部１１が肉厚突極部内面の係合凹部１７に
圧入するように、上記円筒型一体突極部材１６内
に同心に組付けて加締めおよび接着にて固定す
る。この後、外部に突出した軸１４の端部に整流
子１８を取付け、この整流子１８と巻線１５ａ〜
１５ｃとの結線を行つて電機子を構成する。
第６，７図は上記のように構成した本考案の電
機子を用いたモータとこのモータと同等の従来モ
ータとの特性比較図である。コキング量に関して
は、第６図に示すように、従来のモータ特性６ａ
に対し本考案の電機子を用いたモータ特性６ｂは
約50％の改善が見られるとともにコキング量最大
−最小差もhaからhbのように抑えられる。また、
回転ムラ（Ｗ／Ｆ）に対しては、第７図に示すよ
うに、従来のモータ特性７ａに対し本考案の電機
子を用いたモータ特性７ｂは約60％の改善が見ら
れる。
機子を用いたモータとこのモータと同等の従来モ
ータとの特性比較図である。コキング量に関して
は、第６図に示すように、従来のモータ特性６ａ
に対し本考案の電機子を用いたモータ特性６ｂは
約50％の改善が見られるとともにコキング量最大
−最小差もhaからhbのように抑えられる。また、
回転ムラ（Ｗ／Ｆ）に対しては、第７図に示すよ
うに、従来のモータ特性７ａに対し本考案の電機
子を用いたモータ特性７ｂは約60％の改善が見ら
れる。
ハ 考案の効果
以上のように、本考案によれば、巻線を施した
積層鉄心を円筒型一体突極部材内に収納固定し
て、周面にスロツトが露出しないように構成した
ので、コキング量の軽減、回転安定性の向上（慣
性の向上）、低速域での回転ムラ（Ｗ／Ｆ）特性
の向上が得られる。また、積層鉄心と突極部とが
別部材で構成してあるので、積層鉄心の腕部に対
する巻線工程が簡易化される等の効果がある。
積層鉄心を円筒型一体突極部材内に収納固定し
て、周面にスロツトが露出しないように構成した
ので、コキング量の軽減、回転安定性の向上（慣
性の向上）、低速域での回転ムラ（Ｗ／Ｆ）特性
の向上が得られる。また、積層鉄心と突極部とが
別部材で構成してあるので、積層鉄心の腕部に対
する巻線工程が簡易化される等の効果がある。
第１図は積層鉄心の正面図、第２図はその積層
鉄心に巻線を施した正面図、第３図は円筒型一体
突極部材の正面図、第４図は本考案電機子の正面
図、第５図はその側面図、第６図、第７図は本考
案の電機子を用いたモータと従来モータとの特性
比較図、第８図は従来の電機子鉄心の正面図、第
９図はその側面図、第１０図は従来の電機子の正
面図、第１１図はその側面図、第１２図は従来の
電機子鉄心の変形例を示す側面図である。 １０は積層鉄心、１１はエツジ部、１２ａ〜１
２ｃは腕部、１３は鋼板抜板、１４は軸、１５ａ
〜１５ｃは巻線、１６は円筒型一体突極部材。
鉄心に巻線を施した正面図、第３図は円筒型一体
突極部材の正面図、第４図は本考案電機子の正面
図、第５図はその側面図、第６図、第７図は本考
案の電機子を用いたモータと従来モータとの特性
比較図、第８図は従来の電機子鉄心の正面図、第
９図はその側面図、第１０図は従来の電機子の正
面図、第１１図はその側面図、第１２図は従来の
電機子鉄心の変形例を示す側面図である。 １０は積層鉄心、１１はエツジ部、１２ａ〜１
２ｃは腕部、１３は鋼板抜板、１４は軸、１５ａ
〜１５ｃは巻線、１６は円筒型一体突極部材。
Claims (1)
- 先端にエツジ部を有する複数個の腕部を放射状
に設けた鋼板抜板を軸に積み重ねた積層鉄心と、
この積層鉄心の前記腕部に施した巻線と、厚肉突
極部及び外部磁界に対し飽和状態である厚肉突極
間薄肉部により形成され、前記厚肉突極部内面に
係合部を設けた円筒型一体突極部材とを備え、前
記積層鉄心の腕部先端エツジ部を前記円筒型一体
突極部材の係合部に係合することにより位置決め
して回転ムラを抑制したことを特徴とする回転電
機の電機子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985123905U JPH051964Y2 (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985123905U JPH051964Y2 (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6233652U JPS6233652U (ja) | 1987-02-27 |
| JPH051964Y2 true JPH051964Y2 (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=31015439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985123905U Expired - Lifetime JPH051964Y2 (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH051964Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108075584A (zh) * | 2016-11-15 | 2018-05-25 | 马渊马达株式会社 | 转子 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58112037U (ja) * | 1982-01-26 | 1983-07-30 | 株式会社 五十嵐電機製作所 | 小型直流モ−タのロ−タ |
-
1985
- 1985-08-12 JP JP1985123905U patent/JPH051964Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108075584A (zh) * | 2016-11-15 | 2018-05-25 | 马渊马达株式会社 | 转子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6233652U (ja) | 1987-02-27 |
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