JPH06284663A - 偏平コア付きブラシレスモータ - Google Patents
偏平コア付きブラシレスモータInfo
- Publication number
- JPH06284663A JPH06284663A JP22654191A JP22654191A JPH06284663A JP H06284663 A JPH06284663 A JP H06284663A JP 22654191 A JP22654191 A JP 22654191A JP 22654191 A JP22654191 A JP 22654191A JP H06284663 A JPH06284663 A JP H06284663A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- field magnet
- reverse
- rotor
- stator
- brushless motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転時ロータの上下動を押さえて安定した回
転が得られ、かつ、特性の低化がない超薄型コア付きブ
ラシレスモータを提供する。 【構成】 複数個の突極を有するステータコアとこの突
極に巻回した電機子コイルとからなるステータと、この
ステータの径方向に空隙を介して臨ませた界磁マグネッ
トを有するロータとからなる偏平コア付きブラシレスモ
ータにおいて、突極の先端を逆Ｌ型に折り曲げると共
に、界磁マグネットも同様に断面逆Ｌ型に形成した。
転が得られ、かつ、特性の低化がない超薄型コア付きブ
ラシレスモータを提供する。 【構成】 複数個の突極を有するステータコアとこの突
極に巻回した電機子コイルとからなるステータと、この
ステータの径方向に空隙を介して臨ませた界磁マグネッ
トを有するロータとからなる偏平コア付きブラシレスモ
ータにおいて、突極の先端を逆Ｌ型に折り曲げると共
に、界磁マグネットも同様に断面逆Ｌ型に形成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、薄型ＦＤＤ装置をド
ライブする偏平コア付きブラシレスモータに関する。
ライブする偏平コア付きブラシレスモータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、ＦＤＤ装置をダイレクトドラ
イブする偏平なコア付きブラシレスモータとして、複数
個の突極を有するステータコアとこの突極に巻回した電
機子コイルとからなるステータに、径方向に空隙を介し
て臨ませた界磁マグネットを有するロータとからなるも
のが知られている。
イブする偏平なコア付きブラシレスモータとして、複数
個の突極を有するステータコアとこの突極に巻回した電
機子コイルとからなるステータに、径方向に空隙を介し
て臨ませた界磁マグネットを有するロータとからなるも
のが知られている。
【０００３】そして、薄型ＦＤＤ装置に搭載される場合
は、アウターロータ型では図４に示すような構造のもの
が通常考えられる。すなわち、珪素鋼板を２枚ラミネー
トしたステータコア１は、外周に複数個の突極１ａを形
成し、この突極１ａに電機子コイル２を巻回してなり、
突極１ａの先端は互いに反対方向に少し折り曲げ、磁束
を多くひろえるように配慮してある。このステータコア
１は、ステータベース３に支持され、全体としてステー
タＳを構成している。
は、アウターロータ型では図４に示すような構造のもの
が通常考えられる。すなわち、珪素鋼板を２枚ラミネー
トしたステータコア１は、外周に複数個の突極１ａを形
成し、この突極１ａに電機子コイル２を巻回してなり、
突極１ａの先端は互いに反対方向に少し折り曲げ、磁束
を多くひろえるように配慮してある。このステータコア
１は、ステータベース３に支持され、全体としてステー
タＳを構成している。
【０００４】このステータＳの前記突極１ａに空隙を介
して臨ませた界磁マグネット４はＮ，Ｓ交互に複数個多
極着磁された浅い円筒型からなり、磁路を兼ねるケース
５に固着され、軸６と共にロータＲを構成している。図
中７はこのロータＲを回転自在に支承する軸受けで、８
はこの軸受けを保持するために前記ステータベースに設
けたホルダである。
して臨ませた界磁マグネット４はＮ，Ｓ交互に複数個多
極着磁された浅い円筒型からなり、磁路を兼ねるケース
５に固着され、軸６と共にロータＲを構成している。図
中７はこのロータＲを回転自在に支承する軸受けで、８
はこの軸受けを保持するために前記ステータベースに設
けたホルダである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のような偏平コア
付きブラシレスモータは、薄型になればなるほど、すな
わち、ステータコアのラミネート枚数をへらせばへらす
ほどロータＲの回転が不安定となり、特性も悪化すると
いう問題がある。すなわち、突極１ａの中心と界磁マグ
ネット４の磁気的中心を大きくずらすことができず、ロ
ータＲを図においてステータベース３の方向に付勢させ
ておく力が不足して回転時にロータＲが上下にあばれや
すいし、コアの枚数をへらし一枚のみの極端な場合は、
コアが得る有効磁束が少なくなって特性が悪化してしま
う欠点がある。
付きブラシレスモータは、薄型になればなるほど、すな
わち、ステータコアのラミネート枚数をへらせばへらす
ほどロータＲの回転が不安定となり、特性も悪化すると
いう問題がある。すなわち、突極１ａの中心と界磁マグ
ネット４の磁気的中心を大きくずらすことができず、ロ
ータＲを図においてステータベース３の方向に付勢させ
ておく力が不足して回転時にロータＲが上下にあばれや
すいし、コアの枚数をへらし一枚のみの極端な場合は、
コアが得る有効磁束が少なくなって特性が悪化してしま
う欠点がある。
【０００６】この発明は、上記のような問題点をモータ
の厚みを増加させることなく、簡単な構成で解決したも
ので、回転不安定問題を克服し特性を落とすことのない
超薄型コア付きブラシレスモータを提供しようとするも
のである。
の厚みを増加させることなく、簡単な構成で解決したも
ので、回転不安定問題を克服し特性を落とすことのない
超薄型コア付きブラシレスモータを提供しようとするも
のである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
構成の偏平コア付きブラシレスモータにおいて、突極の
先端を逆Ｌ型に折り曲げると共に、界磁マグネットも同
様に断面逆Ｌ型に形成したものである。
構成の偏平コア付きブラシレスモータにおいて、突極の
先端を逆Ｌ型に折り曲げると共に、界磁マグネットも同
様に断面逆Ｌ型に形成したものである。
【０００８】
【作用】このようにすると、界磁マグネット４の磁束は
ステータコア１の突極１ａに軸方向から吸収されるの
で、比較的強い付勢力で界磁マグネット（ロータＲ）は
ステータコア１に引き寄せられることになり、吸収され
る磁束量も無駄がなくなる。
ステータコア１の突極１ａに軸方向から吸収されるの
で、比較的強い付勢力で界磁マグネット（ロータＲ）は
ステータコア１に引き寄せられることになり、吸収され
る磁束量も無駄がなくなる。
【０００９】
【実施例】図１は、極端に薄いアウターロータ型偏平コ
ア付きブラシレスモータに本発明を採用した実施例であ
り、ステーテコア９は一枚の珪素鋼板（Ｓ９クラス 厚
み０．５ミリ）からなり、複数個の突極９ａは先端を図
において下方に折り曲げ逆Ｌ型に形成してなる。この突
極９ａに従来と同様な電機子コイル２が巻回されてい
る。
ア付きブラシレスモータに本発明を採用した実施例であ
り、ステーテコア９は一枚の珪素鋼板（Ｓ９クラス 厚
み０．５ミリ）からなり、複数個の突極９ａは先端を図
において下方に折り曲げ逆Ｌ型に形成してなる。この突
極９ａに従来と同様な電機子コイル２が巻回されてい
る。
【００１０】１０は前記逆Ｌ型の突極に空隙を介して臨
ませた界磁マグネットで、突極の逆Ｌ型に後方からかぶ
さるように同様に断面が逆Ｌ型になるようにプラスチッ
ク磁石でケース５に一体に成形されている。このように
すると界磁マグネットの逆Ｌ型の平面部分は、電機子コ
イル２が巻回されてできる不要空間にちょうど収納され
ることになる。この界磁マグネット１０を含むロータＲ
の他の部材は従来の図３に示すものと同様である。
ませた界磁マグネットで、突極の逆Ｌ型に後方からかぶ
さるように同様に断面が逆Ｌ型になるようにプラスチッ
ク磁石でケース５に一体に成形されている。このように
すると界磁マグネットの逆Ｌ型の平面部分は、電機子コ
イル２が巻回されてできる不要空間にちょうど収納され
ることになる。この界磁マグネット１０を含むロータＲ
の他の部材は従来の図３に示すものと同様である。
【００１１】したがって、界磁マグネット１０の磁束の
一部は、軸方向にも発生し、この界磁マグネット１０を
含むロータＲは比較的強い付勢力でステータコア９に引
き寄せられるもので、回転中上下動するような不安定さ
はなくなる。
一部は、軸方向にも発生し、この界磁マグネット１０を
含むロータＲは比較的強い付勢力でステータコア９に引
き寄せられるもので、回転中上下動するような不安定さ
はなくなる。
【００１２】この発明は、図２に示すように界磁マグネ
ット１１を内側に配し、この界磁マグネット１１の外方
に空隙を介してステータＳ２を配するようにしたインナ
ーロータ型偏平コア付きブラシレスモータにも適用でき
る。この場合にも、界磁マグネット１１は断面逆Ｌ型に
形成してケース１２の外側に一体成形される。ステータ
コア１３の突極１３ａも同様に逆Ｌ型に形成されるのは
いうまでもない。図中１４はＦＧマグネットである。
ット１１を内側に配し、この界磁マグネット１１の外方
に空隙を介してステータＳ２を配するようにしたインナ
ーロータ型偏平コア付きブラシレスモータにも適用でき
る。この場合にも、界磁マグネット１１は断面逆Ｌ型に
形成してケース１２の外側に一体成形される。ステータ
コア１３の突極１３ａも同様に逆Ｌ型に形成されるのは
いうまでもない。図中１４はＦＧマグネットである。
【００１３】上記実施例はいずれも、ステータコアを一
枚の珪素鋼板からなるものを示したが、図３に示すよう
に、二枚ラミネートしたものの下側の一枚を下方に折り
曲げてなるように構成してもよい。この場合、板厚は
０．３５ｔのものが用いられる。
枚の珪素鋼板からなるものを示したが、図３に示すよう
に、二枚ラミネートしたものの下側の一枚を下方に折り
曲げてなるように構成してもよい。この場合、板厚は
０．３５ｔのものが用いられる。
【００１４】
【発明の効果】この発明は上記のように構成したので次
のような効果を奏する。
のような効果を奏する。
【００１５】界磁マグネットを断面逆Ｌ型にすることに
より軸方向にも磁束が発生することになり、ロータはス
テータ側に引きつけられてかなり大きな付勢力が生ずる
ので、回転時に上下にあばれなくなり安定するし、有効
磁束量が増加して特性的にも有利となる。
より軸方向にも磁束が発生することになり、ロータはス
テータ側に引きつけられてかなり大きな付勢力が生ずる
ので、回転時に上下にあばれなくなり安定するし、有効
磁束量が増加して特性的にも有利となる。
【００１６】ステータコアの突極を逆Ｌ型にしたので、
径方向からの有効磁束も大となる。したがって、ステー
タコア一枚でも、充分な特性が維持できる。
径方向からの有効磁束も大となる。したがって、ステー
タコア一枚でも、充分な特性が維持できる。
【図１】本発明の偏平コア付きブラシレスモータの一実
施例の要部片断面図である。
施例の要部片断面図である。
【図２】同第２の実施例の要部片断面図である。
【図３】同第３の実施例の要部片断面図である。
【図４】従来の偏平コア付きブラシレスモータの一実施
例の要部片断面図である。
例の要部片断面図である。
１ 従来のステータコア ２ 電機子コイル ３ ステータベース Ｓ ステータ ４ 従来の界磁マグネット ５，１２ ケース ６ 軸 Ｒ ロータ ７ 軸受け ８ ホルダ ９，１３ ステータコア １０，１１ 界磁マグネット
Claims (3)
- 【請求項１】 複数個の突極を有するステータコアとこ
の突極に巻回した電機子コイルとからなるステータと、
このステータの径方向に空隙を介して臨ませた界磁マグ
ネットを有するロータとからなる偏平コア付きブラシレ
スモータにおいて、突極の先端を逆Ｌ型に折り曲げると
共に、界磁マグネットも同様に断面逆Ｌ型に形成した偏
平コア付きブラシレスモータ。 - 【請求項２】 ロータはステータの外方に配されたアウ
ターロータ型である請求項１記載の偏平コア付きブラシ
レスモータ。 - 【請求項３】 ロータはステータの内方に配されたイン
ナーロータ型である請求項１記載の偏平コア付きブラシ
レスモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22654191A JPH06284663A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 偏平コア付きブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22654191A JPH06284663A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 偏平コア付きブラシレスモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06284663A true JPH06284663A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=16846768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22654191A Pending JPH06284663A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 偏平コア付きブラシレスモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06284663A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19918461B4 (de) * | 1999-04-23 | 2004-03-18 | Precision Motors Deutsche Minebea Gmbh | Spindelmotor für Festplattenspeicher mit geringer Bauhöhe |
| JP2007159377A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-21 | Nidec Copal Corp | 電磁アクチュエータ及びカメラ用羽根駆動装置 |
| US7340820B2 (en) | 2002-02-28 | 2008-03-11 | General Electric Company | Machine stator fabrication method |
| JP2009100571A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Asmo Co Ltd | 回転電機 |
| JP2010207024A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Asmo Co Ltd | 回転電機 |
| JP2010249743A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Tamagawa Seiki Co Ltd | レゾルバ及びレゾルバの製造方法 |
| JP2013246842A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Samsung Electromechanics Japan Advanced Technology Co Ltd | ディスク駆動装置 |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP22654191A patent/JPH06284663A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19918461B4 (de) * | 1999-04-23 | 2004-03-18 | Precision Motors Deutsche Minebea Gmbh | Spindelmotor für Festplattenspeicher mit geringer Bauhöhe |
| US7340820B2 (en) | 2002-02-28 | 2008-03-11 | General Electric Company | Machine stator fabrication method |
| JP2007159377A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-21 | Nidec Copal Corp | 電磁アクチュエータ及びカメラ用羽根駆動装置 |
| JP2009100571A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Asmo Co Ltd | 回転電機 |
| JP2010207024A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Asmo Co Ltd | 回転電機 |
| JP2010249743A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Tamagawa Seiki Co Ltd | レゾルバ及びレゾルバの製造方法 |
| JP2013246842A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Samsung Electromechanics Japan Advanced Technology Co Ltd | ディスク駆動装置 |
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