JPH0116382Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0116382Y2 JPH0116382Y2 JP1983184391U JP18439183U JPH0116382Y2 JP H0116382 Y2 JPH0116382 Y2 JP H0116382Y2 JP 1983184391 U JP1983184391 U JP 1983184391U JP 18439183 U JP18439183 U JP 18439183U JP H0116382 Y2 JPH0116382 Y2 JP H0116382Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic pole
- rotor
- pole pieces
- boss
- permanent magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 7
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は永久磁石回転型の回転機において回
転子の構造に関するもので、回転子を改良するこ
とにより回転機の特性の改善を計つたものであ
る。
転子の構造に関するもので、回転子を改良するこ
とにより回転機の特性の改善を計つたものであ
る。
従来この種の回転機の回転子として第1図から
第4図に示すものがあつた。
第4図に示すものがあつた。
図において1は固定子、2は回転子、3は軸、
4は軸3の外周に圧入された非磁性材料のボス、
5はボス4の外周の溝部に嵌込まれ、薄い鋼板を
積層した磁極片、6はボス4と磁極片5に挟まれ
た永久磁石、7は回転子2を回転自由に支持する
軸受、8はエンドブラケツトである。回転子2は
第2図に示すように周方向にN・Sと磁化した、
複数個で四角柱状の永久磁石6をボス4の周囲に
放射状に配置し、これら永久磁石6の間に扇状の
磁極片5が嵌込まれていた。磁極片5は第3図に
示すように1極分が一体になつていて、第4図に
示すように薄に鋼板を積層し、かしせ用突起と溶
接により一体としていた。
4は軸3の外周に圧入された非磁性材料のボス、
5はボス4の外周の溝部に嵌込まれ、薄い鋼板を
積層した磁極片、6はボス4と磁極片5に挟まれ
た永久磁石、7は回転子2を回転自由に支持する
軸受、8はエンドブラケツトである。回転子2は
第2図に示すように周方向にN・Sと磁化した、
複数個で四角柱状の永久磁石6をボス4の周囲に
放射状に配置し、これら永久磁石6の間に扇状の
磁極片5が嵌込まれていた。磁極片5は第3図に
示すように1極分が一体になつていて、第4図に
示すように薄に鋼板を積層し、かしせ用突起と溶
接により一体としていた。
従来のものは以上のように構成されていたため
過負荷時には固定子1に生じる電機子起磁力の影
響を受け易く電流とトルクの直線性がくずれてい
た。これは固定子1に通電することにより、固定
子1に生じた起磁力による磁束は固定子1とその
内側にある回転子2を通る磁気回路を構成するが
この磁気回路として回転子側は磁極片が主な通り
道となる。このため回転子側の永久磁石6による
磁気回路は大きな影響を受ける。そのため永久磁
石6による界磁・磁束分布は大きな歪みを生じ、
固定子側を流れる電流と、永久磁石による磁束の
位相がずれるため、電流とトルクの関係が直線性
を失い、電流の消費の割りにトルクの発生が小さ
く、また回転機の加速性が悪いなどといつた欠点
があつた。
過負荷時には固定子1に生じる電機子起磁力の影
響を受け易く電流とトルクの直線性がくずれてい
た。これは固定子1に通電することにより、固定
子1に生じた起磁力による磁束は固定子1とその
内側にある回転子2を通る磁気回路を構成するが
この磁気回路として回転子側は磁極片が主な通り
道となる。このため回転子側の永久磁石6による
磁気回路は大きな影響を受ける。そのため永久磁
石6による界磁・磁束分布は大きな歪みを生じ、
固定子側を流れる電流と、永久磁石による磁束の
位相がずれるため、電流とトルクの関係が直線性
を失い、電流の消費の割りにトルクの発生が小さ
く、また回転機の加速性が悪いなどといつた欠点
があつた。
これを改善するため、磁極片5を2分割し、も
つて電機子起磁力よる磁束がほとんど磁極片5を
通らなくすること(電機子起磁力の影響が少なく
電流とトルクの直線性がくずれなくなる)が考え
られる。
つて電機子起磁力よる磁束がほとんど磁極片5を
通らなくすること(電機子起磁力の影響が少なく
電流とトルクの直線性がくずれなくなる)が考え
られる。
ところが、磁極片5を2分割とすると、磁極片
5の保持が問題となる(機械的強度、磁極片の位
置決め等において)。
5の保持が問題となる(機械的強度、磁極片の位
置決め等において)。
この考案は上記のような問題点を解決するため
になされたもので、電機子起磁力の影響による電
流とトルクの直線性がくずれないよう、磁極片を
周方向に分割した回転子において、その分割面に
各々凹部を形成すると共に、この凹部に非磁性材
からなるロールピンを挿入することにより、磁極
片保持の問題点解消したものである。
になされたもので、電機子起磁力の影響による電
流とトルクの直線性がくずれないよう、磁極片を
周方向に分割した回転子において、その分割面に
各々凹部を形成すると共に、この凹部に非磁性材
からなるロールピンを挿入することにより、磁極
片保持の問題点解消したものである。
次にこの考案の一実施例について説明する。
第5図おいて、12は2つの分割された磁極片
11の間に挿入した非磁性材よりなるロールピン
である。
11の間に挿入した非磁性材よりなるロールピン
である。
第5図に示すように、磁極片11を周方向に2
分割すると共にこの分割面に凹部を形成し、非磁
性材よりなるロールピン12を挿入しているの
で、ロールピン12自体が保有する弾性力により
磁極片11を周方向に押圧することになり、従つ
て磁極片11の位置決め、機械的強度等の磁極片
11を分割することによつて生じる磁極片11保
持の問題点を解消できる。なお第6図は上記ロー
ルピン12が設けられた磁極片11の斜視図であ
る。
分割すると共にこの分割面に凹部を形成し、非磁
性材よりなるロールピン12を挿入しているの
で、ロールピン12自体が保有する弾性力により
磁極片11を周方向に押圧することになり、従つ
て磁極片11の位置決め、機械的強度等の磁極片
11を分割することによつて生じる磁極片11保
持の問題点を解消できる。なお第6図は上記ロー
ルピン12が設けられた磁極片11の斜視図であ
る。
以上のようにこの考案によれば、電流−トルク
特性を改善するため、磁極片を周方向に分割した
回転子において、その分割面に各々凹部を形成す
ると共に、この凹部に非磁性材からなるロールピ
ンを挿入したので、電流−トルク特性を改善する
ため磁極片を周方向に分割することによつて生じ
る磁極片保持の問題点も簡単な構成でもつて解消
できる。
特性を改善するため、磁極片を周方向に分割した
回転子において、その分割面に各々凹部を形成す
ると共に、この凹部に非磁性材からなるロールピ
ンを挿入したので、電流−トルク特性を改善する
ため磁極片を周方向に分割することによつて生じ
る磁極片保持の問題点も簡単な構成でもつて解消
できる。
第1図〜第4図は従来の永久磁石回転型の回転
機の回転子を説明するためのもので、第1図は回
転機の構造を示す断面側面図、第2図は回転子の
正面図、第3図は回転子の部分正面図、第4図は
磁極片の斜視図、第5図・第6図はこの考案の一
実施例である永久磁石回転型の回転機の回転子を
説明するためのもので、第5図は回転子の部分正
面図、第6図は磁極片の斜視図である。 図において1は固定子、2は回転子、4はボ
ス、6は永久磁石、11は磁極片、12はロール
ピンである。なお、図同一符号は同一又は相当部
分を示す。
機の回転子を説明するためのもので、第1図は回
転機の構造を示す断面側面図、第2図は回転子の
正面図、第3図は回転子の部分正面図、第4図は
磁極片の斜視図、第5図・第6図はこの考案の一
実施例である永久磁石回転型の回転機の回転子を
説明するためのもので、第5図は回転子の部分正
面図、第6図は磁極片の斜視図である。 図において1は固定子、2は回転子、4はボ
ス、6は永久磁石、11は磁極片、12はロール
ピンである。なお、図同一符号は同一又は相当部
分を示す。
Claims (1)
- 外周面に複数条の溝が設けられた非磁性材より
なる円筒状のボスと、扇形状の柱状に形成され上
記ボスの外周の溝に一側端が嵌め込まれてボスの
外周に放射状に配設された複数個の磁極片と、こ
れらの磁極片に挟まれて設けられた複数個の四角
柱状の永久磁石とから構成される永久磁石回転型
の回転子において、上記磁極片を周方向に分割す
ると共に、この各分割面に凹部を形成し、かつこ
の凹部内に非磁性材からなるロールピンを挿入し
たことを特徴とする永久磁石回転型の回転機の回
転子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18439183U JPS6093464U (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 永久磁石回転型の回転機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18439183U JPS6093464U (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 永久磁石回転型の回転機の回転子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6093464U JPS6093464U (ja) | 1985-06-26 |
JPH0116382Y2 true JPH0116382Y2 (ja) | 1989-05-15 |
Family
ID=30398825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18439183U Granted JPS6093464U (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 永久磁石回転型の回転機の回転子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6093464U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120106984A (ko) * | 2009-12-21 | 2012-09-27 | 회가내스 아베 | 변조 극기용 회전자 |
KR20130110167A (ko) * | 2010-09-17 | 2013-10-08 | 회가내스 아베 | 모듈식 극 기계용 로터 |
JP6282795B2 (ja) * | 2011-11-10 | 2018-02-21 | 日本電産株式会社 | モータ |
JP7281674B2 (ja) * | 2020-02-20 | 2023-05-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | モータ及び電動工具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS576340A (en) * | 1980-06-13 | 1982-01-13 | Omron Tateisi Electronics Co | Detecting method for freezing of road surface |
-
1983
- 1983-11-29 JP JP18439183U patent/JPS6093464U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS576340A (en) * | 1980-06-13 | 1982-01-13 | Omron Tateisi Electronics Co | Detecting method for freezing of road surface |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6093464U (ja) | 1985-06-26 |
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