JP2534164Y2 - 磁石発電機用固定子 - Google Patents

磁石発電機用固定子

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JP2534164Y2
JP2534164Y2 JP1990107500U JP10750090U JP2534164Y2 JP 2534164 Y2 JP2534164 Y2 JP 2534164Y2 JP 1990107500 U JP1990107500 U JP 1990107500U JP 10750090 U JP10750090 U JP 10750090U JP 2534164 Y2 JP2534164 Y2 JP 2534164Y2
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stator
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芳美 橋本
祐次 冨田
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Kokusan Denki Co Ltd
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Kokusan Denki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、環状星形鉄心を用いた磁石発電機用固定子
に関するものである。
[従来の技術] 磁石発電機は、電機子鉄心と該鉄心に巻回された電機
子コイルとから成る電機子を固定子台板に取り付けてな
る固定子と、ヨークに永久磁石からなる界磁を取付けた
磁石回転子とにより構成され、固定子台板は発電機の駆
動源、例えば内燃機関のケース等に取付けられる。
多極の磁石発電機においては、電機子鉄心として環状
星形鉄心が多く用いられるが、従来環状星形鉄心と固定
子台板との結合構造として2種類のものが知られてい
る。
その1つは環状星形鉄心の継鉄部を積層方向に貫通す
る孔を複数個設けて、該貫通孔に挿入したボルトを固定
子台板に設けたねじ孔にねじ込むことにより、鉄心と台
板とを結合するものである。
他の1つは、第6図及び第7図に示したように環状星
形鉄心1の継鉄部101の内周を固定子台板2に設けた円
筒状のボス部201と整合させた状態で、円筒状の結合部
材4により継鉄部101と台板2とを結合する構造であ
る。
結合部材4は、第8図に示したように、軸線方向に伸
びるスリット400により一部が切り離された円筒部401
と、該円筒部の軸線方向の一端に設けられた鍔部402と
から成っている。この結合部材4は、その鍔部402を台
板2と反対側に位置させた状態で鉄心の継鉄部101の内
周及びボス部201の内周に挿入され、ボス部201の内周20
1aと該ボス部の基部内周に形成された拡大径部201bとの
間の段部201cに結合部材の先端403がかしめられてい
る。
鉄心1の各突極部102には電機子コイル3が巻回され
ている。
[考案が解決しようとする課題] 環状星形鉄心の継鉄部に貫通孔を設けて、該貫通孔に
挿入したボルトにより鉄心を固定子台板に結合するよう
にした場合には、鉄心の継鉄部にボルトの頭部を配置す
るためのスペースを確保する必要があるため、鉄心の外
径及び継鉄部の内径が規定されている場合に、突極部の
長さを短くする必要がある。そのため電機子コイルの巻
線スペースが狭くなり、発電機の出力が制限されるとい
う問題があった。
また第6図及び第7図に示した構造では、結合部材4
を別個に製作することが必要になるため、部品点数が多
くなり、コストが高くなるという問題があった。
本考案の目的は、結合部材を用いることなく、かつ鉄
心の継鉄部にボルト挿入用の貫通孔を設けることなく、
環状鉄心と固定子台板とを結合することができるように
した磁石発電機用固定子を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、電機子コイルを巻回した環状星形鉄心を円
筒状のボス部を有する固定子台板に取り付けてなる磁石
発電機用固定子に係わるものである。
本考案においては、固定子台板のボス部の先端部側に
鉄心よりも軸線方向寸法が大きい薄肉部が設けられて該
薄肉部が環状星形鉄心の継鉄部内周に嵌合される。そし
て継鉄部から突出した薄肉部の先端部が継鉄部側にかし
められて鉄心と固定子台板とが結合される。
[作用] 上記のように、固定子台板のボス部に設けた薄肉部を
環状星形鉄心の継鉄部内周に嵌合させて、該薄肉部の先
端をかしめるようにすると、結合部材を用いることな
く、鉄心と固定子台板とを結合することができる。従っ
て部品点数の削減を図ってコストの低減を図ることがで
きる。また継鉄部にボルト挿入用の貫通孔を設ける必要
がないため、継鉄部の幅を小さくして突極部の長さを長
くすることができ、電機子コイルの巻線スペースを広く
とることができる。
[実施例] 以下添付図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示したもので、
環状星形鉄心10は、正八角形の輪郭形状を有する環状の
継鉄部10aから8個の突極部10b,10b,…を放射方向に突
出させたものからなっている。突極部10bには樹脂製の
ボビン11が取付けられていて、該ボビンに電機子コイル
12が巻回され、鉄心10と電機子コイル12とにより電機子
13が構成されている。
第3図に示したように、電機子13を固定する固定子台
板14は円板状に形成されていて、その中央部から軸線方
向の一方の側に突出させて円筒状のボス部14aが設けら
れている。ボス部14aはその基部側に位置する厚肉部14a
1と先端部側に位置する薄肉部14a2とからなっていて、
ボス部14aの全長は電機子13の軸線方向寸法よりも大き
く設定され、薄肉部14a2の全長は鉄心10の軸線方向寸法
よりも長く設定されている。台板14の外周寄りの部分に
は2個の取付け孔14bが180度間隔で設けられている。
ボス部14の薄肉部14a2は鉄心の継鉄部10aの内周に嵌
合され、薄肉部14a2と厚肉部14a1との間の段部14cが継
鉄部10aの積層方向の一方の端面に当接されている。そ
して継鉄部10aの他方の端面から突出した薄肉部14a2の
先端部が全周に亘って継鉄部10a側にかしめられて固定
子台板14と鉄心10とが結合されている。第1図及び第2
図において14dはかしめ部を示している。
上記電機子13及び固定子台板14により磁石発電機用固
定子が構成されている。この固定子は駆動源、例えば内
燃機関のケースに取付けられる。上記の固定子を機関の
ケースに取付ける場合には、固定子台板14の外周部14A
をインロー部(位置決め用の嵌合部)として、該インロ
ー部を内燃機関のケース側に設けられた固定子位置決め
用インロー部に嵌合させることにより、鉄心10と機関の
回転軸とを同心的に位置決めし、取付け孔14bに挿入し
たボルトにより固定子台板を機関のケース等に固定す
る。この場合機関の回転軸は鉄心の継鉄部10aの内側の
孔を緩く貫通して台板14と反対側に突出する。鉄心の各
突極部10bの先端部は円筒面状の磁極面となっており、
この磁極面は磁石回転子の磁極部に所定のギャップを介
して対向させられる。
第4図は、本考案に係わる固定子とともに磁石発電機
を構成する磁石回転子15の一例を示したもので、この磁
石回転子はカップ状に形成された鉄製のフライホイール
16の内周に永久磁石17を取付けたものからなり、フライ
ホイール16の底壁の中央部に取付けられたボス18が機関
の回転軸に取付けられる。磁石17の内周側の磁極部が鉄
心の各突極部10bの先端の磁極面に所定のギャップを介
して対向させられている。
上記の実施例では、固定子台板14の外周部14Aをイン
ロー部として固定子を位置決めするようにしたが、ボス
部14aの内周部14Bをインロー部として用いることもでき
る。ボス部14aの内周部14Bと回転軸19との間のスペース
が機関側のインロー部を挿入するために十分でない場合
には、第5図に示すようにボス部14aの基部側の内周に
拡大径部14eを形成して、この拡大径部14eをインロー部
とすれば良い。
固定子台板14は、一般にはアルミニュウム合金等の非
磁性材料を用いて鋳造により製作するが、かしめ部14d
の強度を高めるために鉄系合金を用いて鍛造や切削加工
等により固定子台板14を製作するようにしても良い。ま
たステンレス鋼や、黄銅等の非鉄系金属を用いて鍛造や
切削加工等により固定子台板14を製作するようにしても
良い。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、固定子台板のボス部
に設けた薄肉部を環状星形鉄心の継鉄部内周に嵌合させ
て、該薄肉部の先端をかしめるようにしたので、ボルト
や結合部材を用いることなく、鉄心と固定子台板とを結
合することができ、部品点数の削減を図ってコストの低
減を図ることができる。また本考案によれば継鉄部にボ
ルト挿入用の貫通孔を設ける必要がないため、継鉄部の
幅を狭くして突極部の長さを長くすることができ、電機
子コイルの巻線スペースを広くとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示した上面図、第2図は第1
図のII-II線断面図、第3図は本実施例で用いる固定子
台板の断面図、第4図は本考案に係わる固定子と磁石回
転子とにより磁石発電機を構成した例を示した断面図、
第5図は第1図の実施例で用いることができる固定子台
板の変形例を示した断面図、第6図は従来の磁石発電機
用固定子の正面図、第7図は第6図のVII-VII線断面
図、第8図は従来の磁石発電機用固定子で用いられてい
た結合部材の斜視図である。 10……環状星形鉄心、10a……継鉄部、10b……突極部、
11……ボビン、12……電機子コイル、14……固定子台
板、14a……ボス部、14a1……厚肉部、14a2……薄肉
部、14d……かしめ部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電機子コイルを巻回した環状星形鉄心を円
    筒状のボス部を有する固定子台板に取り付けてなる磁石
    発電機用固定子において、 前記ボス部の先端部側に前記鉄心よりも軸線方向寸法が
    大きい薄肉部が設けられて該薄肉部が前記環状星形鉄心
    の継鉄部内周に嵌合され、 前記継鉄部から突出した前記薄肉部の先端部が前記継鉄
    部側にかしめられて前記鉄心と固定子台板とが結合され
    ていることを特徴とする磁石発電機用固定子。
JP1990107500U 1990-10-12 1990-10-12 磁石発電機用固定子 Expired - Lifetime JP2534164Y2 (ja)

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JPH0464978U JPH0464978U (ja) 1992-06-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58139667A (ja) * 1982-02-09 1983-08-19 Yamaha Motor Co Ltd フライホイ−ルマグネトウ
DE3209864A1 (de) * 1982-03-18 1983-09-29 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Magnetgenerator fuer zuendanlagen von brennkraftmaschinen

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JPH0464978U (ja) 1992-06-04

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