JPH0753419Y2 - 磁石発電機の固定子 - Google Patents

磁石発電機の固定子

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JPH0753419Y2
JPH0753419Y2 JP19669985U JP19669985U JPH0753419Y2 JP H0753419 Y2 JPH0753419 Y2 JP H0753419Y2 JP 19669985 U JP19669985 U JP 19669985U JP 19669985 U JP19669985 U JP 19669985U JP H0753419 Y2 JPH0753419 Y2 JP H0753419Y2
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JP
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shaped
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dovetail groove
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JP19669985U
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JPS62104564U (ja
Inventor
信晶 豊島
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日本電装株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエンジンにより駆動される磁石発電機の固定子
に関する。
〔従来の技術〕
従来、星型鉄心をエンジン側のリング状突起に印籠結合
する際に、鉄心のリング状の磁路部の中心穴にエンジン
側のリング状突起を印籠結合すると、リング状の磁路部
の外径がリング状突起のスペース分大きくなり、これを
防止するため、鉄心のエンジン側のエンドプレートの内
周側の一部を折り曲げて軸方向に突出させて複数の軸方
向突起を形成し、この軸方向突起の内周面をエンジン側
のリング状突起に印籠結合するようにしたものがある
(例えば、実公昭57-35887号)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上述した従来のものでは、鉄心のエンドプレ
ートの一部を折り曲げて形成した軸方向突起がエンジン
側のリング状突起に印篭結合するので、軸方向突起の強
度が弱く、十分な印篭結合効果が得られないのみなら
ず、エンドプレートの折曲げ加工を必要とし、加工が複
雑であるという問題があった。
また、点火用発電コイルをなすコンデンサ充電コイルは
他の負荷用発電コイルより線径が小さいことから巻きに
くく、そのため、点火用突極のみを星型鉄心と別体で構
成して点火用発電コイルを予め巻線した後、点火用突極
を星型鉄心にダブテール結合することが考えられている
が、ダブテール溝が星型鉄心の内周側に食込むことにな
るため、軸方向突起を形成するエンドプレートがダブテ
ール溝部分で分断され、上記従来のものを印篭結合とし
て使用することは強度上困難であった。
そこで本考案は、点火用突極を星型鉄心にダブテール結
合するものにおいても、ダブテール溝と干渉することな
く、十分な強度が得られて十分な印篭結合効果が得ら
れ、かつ加工も容易にできるようにするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため本考案は、 星型鉄心(10)と、負荷用発電コイル(12)と、点火用
発電コイル(15)とを有する磁石発電機の固定子であっ
て、 前記星型鉄心(10)は、そのリング状の磁路部(10d)
の外周において一部の範囲を除いて形成され放射状に突
出する複数の負荷用突極(10b)と、前記磁路部(10d)
の外周において前記一部の範囲に形成されたダブテール
溝と、ダブテール突起(13a)が根本部に形成され、こ
のダブテール突起(13a)を前記ダブテール溝(10c)に
嵌合結合した点火用突極(13)と、前記磁路部の中心部
に形成され、前記ダブテール溝に対応する円周方向の18
0°より小さい一部の範囲を小径となすとともに、その
両側の円周方向に対して180°以上の範囲のみを、エン
ジン側の円弧状突起の外周と印篭結合するべく大径とな
した中心穴(10a)とを有し、 前記負荷用発電コイル(12)は、前記負荷用突極に巻装
され、 前記点火用発電コイル(15)は、前記点火用突極に巻装
されていることを特徴とする磁石発電機の固定子という
技術的手段を採用する。
〔作用〕
以上に述べた本考案による作用を説明する。
本考案によると、中心穴のうちダブテール溝に対応する
180°以下の範囲が小径とされダブテール溝を形成する
のに十分な径方向の鉄心幅が確保され、しかもこの小径
部分の両側に広がる180°以上の範囲がエンジン側の円
弧状突起と印篭結合する大径部分とされ、鉄心の中心穴
の中心とエンジン側の円弧状突起の円弧中心とにずれが
生じにくい十分な強度の印篭結合が得られる。
〔実施例〕
以下本考案を図に示す実施例について説明する。
第1図および第2図に示す第1実施例において、1はロ
ータで、鉄椀2と、この鉄椀2の内周面に複数個固定し
た永久磁石3と、鉄椀2の中心部にリベット4によりか
しめ固定されたボス5とにより構成され、このボス5が
エンジンのクランクシャフト6に嵌着されることによ
り、ロータ1がエンジンにより回転駆動される。
7はクランクシャフト6周縁のエンジン側壁に沿ってリ
ング状に一体に突出形成された取付座部で、その先端内
周縁には円周方向に対し180°以上の範囲、ほぼ270°に
わたって突出する円弧状の突起8が2個に分割して形成
されている。この取付座部7はエンジン側壁と一体に形
成せずに別体とし、ボルト等でエンジン側壁に固定する
場合もある。
9は固定子で、中心穴10aを有するリング状の磁路部10d
の外周に一部の範囲を除いて放射状に30°の等間隔で突
出する10個の負荷用突極10bを積層板により一体に形成
した星型鉄心10と、各負荷用突極10bの外周に一体成型
した絶縁樹脂製のボビン11と、このボビン11を介して各
負荷用突極10bの外周に巻線したランプ等の負荷の電源
をなす負荷用発電コイル12と、星型鉄心10とは別体で設
けられた点火用突極13と、この点火用突極13の外周に一
体成型した絶縁樹脂製のボビン14と、このボビン14を介
して点火用突極13の外周に巻線した点火用発電コイルを
なすコンデンサ充電コイル15とにより構成される。そし
て、点火用突極13の根本部にはダブテール突起13aが一
体に形成され、かつ星型鉄心10の負荷用突極10bが形成
されていない外周にダブテール溝10cが形成されてい
て、このダブテール溝10cにダブテール突起13aが嵌合結
合されている。
また、星型鉄心10の中心穴10aはダブテール溝10cに対応
する円周方向の180°以下の一部の範囲、ほぼ90°が部
分的に小径となしてあり、その両側に広がるその他の18
0°以上の範囲、ほぼ270°が大径となしてあって、この
大径部分のみに、取付け座部7の円弧状突起8の外周が
印篭結合してある。ここで、中心穴10aの小径部分の径
は取付け座部7のクランクシャフト貫通穴7aの径とほぼ
同じにしてあって、中心穴10aの大径部分と小径部分と
の半径分の差が円弧状突起8の壁厚とほぼ等しくなるよ
うにしてあるが、ロータ1のボス5等と干渉しなけれ
ば、必ずしも壁厚と等しくなくてもよいことは勿論であ
る。
16は鉄心10を取付け座部7に締め付け固定するためのビ
スで、鉄心10に形成したビス挿入穴15dを通して取付け
座部7にねじ込み固定される。
上記構成において、星型鉄心10のダブテール溝10cに対
応する中心穴10aの円周方向の180°より狭いほぼ90°の
範囲が部分的に小径にしてあって、ダブテール溝10cと
中心穴10aとの間の星型鉄心10の幅が十分得られるた
め、ダブテール溝10cの周辺の星型鉄心10の強度が十分
得られる。また、星型鉄心10の中心穴10aにおけるダブ
テール溝10cと対応しない大径の180°より広いほぼ270
°の円周部分のみに、エンジン側の円周方向に対してほ
ぼ270°の範囲にわたって突出する2つに分割された円
弧状突起8が印篭結合されているため、この円弧状突起
8がダブテール突起13aと干渉することもなく、しか
も、印篭結合が中心穴10aに対し180°以上存在すること
によって星型鉄心10を円弧状突起8の外周に確実に位置
決めすることができ(印篭結合が180°未満であると円
弧状突起8の円弧中心と中心穴10aの中心とにずれが生
じやすい)、かつ十分な結合強度が得られる(印篭結合
が180°未満であると必然的に円弧状突起8の円弧長も
短くなって印篭結合面積も少なくなるため結合強度が弱
くなる。)さらに、中心穴10aの小径部分の径が取付け
座部7のクランクシャフト貫通穴7aの径とほぼ同じにし
てあって、円弧状突起8の内周側が中心穴10aの小径部
分の内周側にはほとんど突出しないため、中心穴10a内
にロータボス5が挿入されてもこのボス5が中心穴10a
の小径部分および円弧状突起8に干渉することもなく、
小径部分における径方向の鉄心の巾を可能なかぎり大き
くとることができる。また、中心穴10aに大径部分と小
径部分とを設け、取付け座部7に円弧状突起8を設ける
のみで対応可能であり、かつ中心穴10aの大径部分と小
径部分との形成は星型鉄心10の積層板をプレス打抜きす
るときに同時に形成でき、また、円弧状突起8も、取付
け座部の鋳造時に同時に形成できるため、加工も容易で
ある。
なお、上述した実施例においては、エンジンの側壁に取
付け座部7を形成したが、鉄椀2の開口端側を、エンジ
ン側壁と反対側に位置させてロータ1をクランクシャフ
ト6に固定する場合には、このロータ1の開口端側を覆
ってエンジン側壁に固定されるエンジンカバー側に取付
け座部7が設けられることは勿論である。
また、上述した実施例においては、取付け座部7に円弧
状の突起8を2つ分割して設けたが、180°以上にわた
って連続する1つの円弧状突起としてもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案においては、星型鉄心のダブテ
ール溝に対応する中心穴の円周方向の180°より小さい
一部分を小径にし、ダブテール溝と中心穴との間の鉄心
幅を十分大きくとることができるので、ダブテール溝周
辺の鉄心の強度が十分得られ、しかも鉄心の中心穴にお
けるダブテール溝と対応しない180°以上の範囲のみ
に、エンジン側の円弧状突起の外周と印篭結合される大
径部分が設けられるので、エンジン側の円弧状突起がダ
ブテール突起やロータボス等と干渉することもなく、か
つ鉄心の中心穴の中心とエンジン側の円弧状突起の円弧
中心とにずれが生じにくく、十分な強度で十分な印篭結
合効果が得られるという優れた効果がある。また、中心
穴に大径部分と小径部分とを設けるのみでよいため、加
工も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案固定子の一実施例を示す縦断面図、第2
図は第1図図示のA-A線に沿うロータを含む縦断面図で
ある。 1……ロータ、2……鉄椀、3……永久磁石、4……リ
ベット、5……ボス、6……クランクシャフト、7……
取付座部、7a……クランクシャフト貫通穴、8……円弧
状突起、9……固定子、10……星型鉄心、10a……中心
穴、10b……負荷用突極、10c……ダブテール溝、10d…
…磁路部、11……ボビン、12……負荷用発電コイル、13
……点火用突極、13a……ダブテール突起、14……ボビ
ン、15……点火用発電コイルをなすコンデンサ充電コイ
ル、16……ビス、15d……ビス挿入穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】星型鉄心(10)と、負荷用発電コイル(1
    2)と、点火用発電コイル(13)とを有する磁石発電機
    の固定子であって、 前記星型鉄心(10)は、そのリング状の磁路部(10d)
    の外周において一部の範囲を除いて形成され放射状に突
    出する複数の負荷用突極(10b)と、前記磁路部(10d)
    の外周において前記一部の範囲に形成されたダブテール
    溝と、ダブテール突起(13a)が根本部に形成され、こ
    のダブテール突起(13a)を前記ダブテール溝(10c)に
    嵌合結合した点火用突極(13)と、前記磁路部の中心部
    に形成され、前記ダブテール溝に対応する円周方向の18
    0°より小さい一部の範囲を小径となすとともに、その
    両側の円周方向に対して180°以上の範囲のみを、エン
    ジン側の円弧状突起の外周と印篭結合するべく大径とな
    した中心穴(10a)とを有し、 前記負荷用発電コイル(12)は、前記各負荷用突極に巻
    装され、 前記点火用発電コイル(13)は、前記点火用突極に巻装
    されていることを特徴とする磁石発電機の固定子。
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