JP3096501B2 - 誘導電動機のステータ装置 - Google Patents

誘導電動機のステータ装置

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JP3096501B2 JP03251838A JP25183891A JP3096501B2 JP 3096501 B2 JP3096501 B2 JP 3096501B2 JP 03251838 A JP03251838 A JP 03251838A JP 25183891 A JP25183891 A JP 25183891A JP 3096501 B2 JP3096501 B2 JP 3096501B2
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弘明 相良
隆夫 樽谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導電動機のステータ
装置に関する。さらに詳しくは、ステータ装置が内側ス
テータと外側ステータに分割されているステータ装置の
内側ステータと外側ステータとの嵌合部を改良したステ
ータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機は中心に配置されたかご形ロ
ータの周囲に複数個の磁極からなるステータが配置さ
れ、ステータの回転磁界によりロータを回転させるもの
である。この電動機の回転出力はステータに発生する磁
界の強さに依存し、一方ステータの磁極にコイルを巻回
することは構造上複雑であり、容易な組立で強い磁界を
えられるステータ装置について従来から改良の検討がな
されている。
【0003】このような誘導電動機のステータ装置とし
ては、たとえば実公昭37-24204号公報(55A02 )、また
は実公昭60-22777号公報(H02K 1/14 )において開示さ
れているように、ステータの巻き線加工工程の容易化を
図るため、ステータを外側ステータと内側ステータの二
つに分割した構造が開示されている。
【0004】すなわち、従来の外側ステータと内側ステ
ータの二つに分割したステータ装置は、磁性体板の積層
体で形成された円筒の外周に複数の磁極が放射状に突設
された形状の内側ステータの外周に、同様に磁性体板の
積層体で形成された円筒状の外側ステータを圧入して形
成する構成となっているため、内側ステータの複数の磁
極にコイルを巻回して組立てることができ、容易に組立
てることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
外側ステータと内側ステータに分割して組立てるステー
タ装置は、内側ステータの磁極の中心軸側が磁性体の円
筒で連結されているため、磁極から中心に配置されたロ
ータへ本来向うべき磁束が磁気抵抗の小さい円筒部へ流
れ、ロータへ到達する磁束の量が減少し、電動機の効率
が低下するという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような
状況に鑑み、ステータを外側ステータと内側ステータに
分割し、非磁性体の巻枠を介して結合する構造のステー
タ装置を開発した。
【0007】すなわち、図4に分解斜視図で示すように
非磁性体で成形した巻枠10の脚部14に内側コイル21と外
側コイル22とからなるコイル20を巻回し、切欠き部31を
形成したリング状コア32と切欠き部のないリング状コア
33とを積層して形成した外側ステータ30を巻枠10の脚部
14の外周に挿入する。ついでスティック状の長いコア41
と短いコア42との積層体で形成された内側ステータ40を
巻枠10の内部から脚部14の中心部に設けた貫通孔15に挿
入し、外側ステータ30の切欠き部31に内側ステータの長
いコア41を嵌合させて挟着している。
【0008】この構成にすることにより、コイルの巻回
は外部からできて作業が容易であると共に、巻枠は非磁
性体であるため、内側ステータ40の各磁極は磁気的に分
離され、効率よく中心部のロータへ磁界を集中させるこ
とができる。
【0009】しかし、このような構成では外側ステータ
30を巻枠10に挿入するとき、径方向に回転したり、軸方
向に挿入し過ぎたり、挿入し足りないばあい(図5のB
参照)が起り、巻枠10の所定の位置に配置するのが困難
である。この外側ステータ30の位置が所定の位置に配置
されていないと、巻枠10の内周側から内側ステータ40を
嵌合させるばあいに、内側ステータ40の長いコア41が外
側ステータの切欠き部31を有するコア32に挿入できず、
組み立てることがきない。そのようなばあいには、再度
外側ステータ30の挿入をし直して、定位置に配置できる
ように組み立て直さなければならないという問題ががあ
る。
【0010】本発明はこのような状況に鑑み、内側ステ
ータと外側ステータに分割されたステータ装置におい
て、外側ステータが巻枠10の所定の位置に配置できるよ
うにし、製造工数を減少できる誘導電動機のステータ装
置を提供することを目的とする。
【0011】本発明による誘導電動機のステータ装置は
非磁性体で成形され、円筒部の外周に突設された複数個
の軸方向に延びる脚部を有し、該脚部の中心部には前記
円筒部内まで貫通した貫通孔を有する巻枠と、該巻枠の
前記脚部に巻回されたコイルと、前記脚部の外周に挿入
された外側ステータと、前記円筒部の内部から前記各貫
通孔を通して前記外側ステータに挟着された互いに磁気
的に分離された磁極を有する内側ステータとからなる誘
導電動機のステータ装置であって、前記外側ステータと
前記巻枠との位置決めをする突起部が前記外側ステータ
または前記巻枠に形成されてなる構成としたものであ
る。
【0012】
【作用】本発明によれば、外側ステータまたは巻枠に突
起部を設けているため径方向および軸方向の位置決めを
正確にでき、内側ステータの挿入挟着が容易になる。さ
らに詳細に説明すると、請求項2の発明によれば、外側
ステータの内周面に巻枠の外周に突設された脚部の間隙
に滑合する突起部が形成されているため、巻枠に外側ス
テータを挿入すると巻枠の脚部の間隙に外側ステータの
突起部が嵌合するため、外側ステータが巻枠の周方向に
回転することなく、周方向の位置決めが正確になされ
る。
【0013】また請求項3の発明によれば、巻枠の脚部
の軸方向端部に張出部が形成されているため、張出部が
形成された脚部の位置と反対側の方向から外側ステータ
を巻枠に挿入すると、外側ステータは脚部に形成された
張出部にあたり止まる。従って外側ステータを脚部に突
き当るまで挿入すれば外側ステータの巻枠に対する軸方
向の位置決めが正確になされる。
【0014】
【実施例】つぎに本発明のステータ装置を図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明のステータ装置の一実施
例である外側ステータと巻枠の分解平面図、図2は本発
明の他の実施例の外側ステータと巻枠部分の縦断面図、
図3は図2の巻枠の平面図である。
【0015】図1において、10は巻枠で14は脚部、16は
脚部14のあいだの間隙で、コイル20の巻回のための開口
部でもある。30は外側ステータでその内周面には複数の
突起部39が間隙16の幅に等しい幅で軸方向に延びるよう
に等間隔で形成されている。したがって、巻枠10に外側
ステータ30を挿入するとき突起部39を間隙16に噛み合う
ように押し下げると間隙16がガイド溝の役割を果たし、
図1に示すとおり間隙16と突起部39が嵌合し、周方向の
位置が容易かつ確実に確定される。
【0016】この外側ステータ30の内部に形成する突起
部39は、複数の脚部14のあいだに形成される複数の間隙
16すべてに嵌合するように複数の突起部を形成する必要
はない。この突起部の機能は前述のごとく、巻枠10に対
する外側ステータ30の周方向の位置決めだからである。
従って突起部39は1個だけでもよいが、中心軸に対向す
る位置で4個位形成するのが一番好ましい。
【0017】この突起部39は外側ステータのコアを形成
する際に金型に凹部を設けておけばコア形成時に一度に
成形でき、何個でも容易に形成することができる。
【0018】つぎに図2および図3にもとづき本発明の
他の実施例について説明する。この実施例では、巻枠10
に形成された複数個の脚部14のうち図2〜3に示すよう
に4個の脚部14の軸方向端部に張出部17を形成してあ
る。
【0019】すなわち、このステータ装置を組立てるば
あい、樹脂などで成形した巻枠10の脚部14にコイル(図
示してない)を巻回して、その脚部14の外周に外側ステ
ータ30を挿入する(図2の矢印A方向)のであるが、巻
枠10のその挿入側端部と反対方向の脚部14の端部に径方
向に突出した張出部17を形成することにより、外側ステ
ータ30の軸方向の挿入位置を確定するものである。
【0020】その結果巻枠10に対する外側ステータ30の
位置が確定し、また内側ステータ40も巻枠10に対し確定
できるため、内側ステータ40と外側ステータ30の挟着を
簡単に確実に行うことができる。
【0021】以上説明した実施例では、4個の脚部に張
出部17を設ける例で説明したが、張出部17を設ける脚部
14の数はとくに限定されるものではなく、1個に形成さ
れていても、全部の脚部に形成されていてもよい。
【0022】また、巻枠10でのこの張出部17の形成は、
たとえば巻枠10をこの張出部17の位置で上部と下部に切
断してつぎ合わせて構成することにより、各々を型成形
で容易に形成することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステータ装置を外側ステータと内側ステータとに分割
し、樹脂などの非磁性体で形成した巻枠を介して挟着す
るようにし、しかも外側ステータの位置を巻枠に対して
正確に配置できるため、容易にステータの組み立てがで
き、しかも内側ステータの各磁極は磁気的に分離されて
いるので、優れた特性のステータ装置を得ることができ
る。
【0024】その結果、安価で高性能、高信頼性の誘導
電動機をえられる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のステータ装置の一実施例の巻枠
と外側ステータの分解平面図である。
【図2】図2は本発明の他の実施例のステータ装置の巻
枠と外側ステータ部分の縦断面図である。
【図3】図3は図2の巻枠の平面図である。
【図4】従来の問題を解決したステータ装置の分解斜視
図である。
【図5】外側ステータが軸方向に位置ずれを生じたとき
の巻枠の断面図である。
【符号の説明】
10 巻枠 14 脚部 15 貫通孔 16 間隙 17 張出部 20 コイル 30 外側ステータ 39 突起部 40 内側ステータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−138371(JP,U) 実公 昭60−22777(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 3/30 - 3/52 H02K 1/00 - 1/34 H02K 15/00 - 15/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性体で成形され、円筒部の外周に突設
    された複数個の軸方向に延びる脚部を有し、該脚部の中
    心部には前記円筒部内まで貫通した貫通孔を有する巻枠
    と、該巻枠の前記脚部に巻回されたコイルと、前記脚部
    の外周に挿入された外側ステータと、前記円筒部の内部
    から前記貫通孔を通して前記外側ステータに挟着され
    互いに磁気的に分離された磁極を有する内側ステータ
    とからなる誘導電動機のステータ装置であって、前記外
    側ステータと前記巻枠との位置決めをする突起部が前記
    外側ステータまたは前記巻枠に形成されてなる誘導電動
    機のステータ装置。
  2. 【請求項2】 前記突起部が、前記外側ステータの内周
    部の軸方向に形成され前記巻枠の脚部の間隙に滑合され
    てなる請求項1記載のステータ装置。
  3. 【請求項3】 前記突起部が前記巻枠に突設された脚部
    の少なくとも1個の軸方向端部に形成され半径方向に張
    出した張出部である請求項1記載のステータ装置。
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