JPH11299134A - ステータコア - Google Patents

ステータコア

Info

Publication number
JPH11299134A
JPH11299134A JP10104837A JP10483798A JPH11299134A JP H11299134 A JPH11299134 A JP H11299134A JP 10104837 A JP10104837 A JP 10104837A JP 10483798 A JP10483798 A JP 10483798A JP H11299134 A JPH11299134 A JP H11299134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
teeth
stator core
core
yoke
sectional area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10104837A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Murakami
俊明 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Mechatronics Corp filed Critical Shibaura Mechatronics Corp
Priority to JP10104837A priority Critical patent/JPH11299134A/ja
Publication of JPH11299134A publication Critical patent/JPH11299134A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】スロット断面積を十分に確保することでコイル
を十分に捲回して銅損を最小限に抑え、かつ、コアーバ
ック断面積を十分に確保することでコアーの飽和や鉄損
を最小限に抑えることができるステータコアを提供する
こと。 【解決手段】その一方の長辺部側から延出した複数個の
ティース22を有する帯状のバックヨーク21をティー
ス22相互間に位置する折曲部23において折り曲げる
ことで環状に変形し、円筒状のフレーム11内に収容す
るステータコア20において、バックヨーク21のティ
ース22の基端部側には、切欠部21aが形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシレスDCモ
ータを構成するステータコアに関し、特にコイルの高密
度の捲回が可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、帯状のバックヨークを環状に変
形させてステータコア12を形成した電動モータ10の
一例を示す図である。すなわち、電動モータ10は、円
筒状のフレーム11と、このフレーム11の内壁面に沿
って形成されたステータコア12と、このステータコア
12に対して同心的、かつ、回転自在に配置されたロー
タ13とを備えている。なお、ステータコア12は、帯
状のバックコア12aを備え、この一方の長辺側に延出
した複数のティース12bを備えている。ティース12
b相互間には切り込み12dが形成された折曲部12c
が形成されている。ティース12bにはコイル14が取
り付けられている。
【0003】ステータコア12は、図5に示すように板
材をプレス加工した打ち抜き部材15を複数枚積層し、
折曲部12cにおいて折り曲げ、環状に変形して形成さ
れている。これにより切り込み12dは閉じられる。ま
た、バックコア12aの他方の長辺12e側はフレーム
11の軸心線を中心点Cとする円弧状に形成されてい
る。
【0004】コイル14は、図6の(a),(b)に示
すようにティース12bにインサート形成されたエポキ
シ粉体等からなる絶縁部14aと、この絶縁部14aを
介してティース12bに捲回されたワイヤ14bとから
構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のステー
タコア12では、次のような問題があった。すなわち、
図6の(a)に示すように、ティース12bの長さL1
を長くすることで、スロット断面積を十分に確保し、コ
イルの巻数を増やそうとすると、バックコア12aのコ
アーバックの長さM1が短くなり、コアーバック断面積
が小となるため、磁束密度が高く、コアーの飽和や鉄損
の損失が増え、磁気抵抗により全磁束が低下してしま
い、モータ効率の低下を招くという問題があった。
【0006】ここで、全磁束をΦ、起磁力をF、パーミ
アンスをPとしたとき、 Φ=F・R 〜(1) の関係に有り、パーミアンスPはモータ全体における磁
路の長さをJ、磁路断面積をA、磁路の透磁率をμとし
たとき、 P=μ・A/J 〜(2) と示されるため、磁路断面積Aが大きいほどパーミアン
スPが大、すなわち磁気抵抗が小さくなり、全磁束Φが
大きくできる。
【0007】このため、コアーバックの長さM2を長く
して磁路断面積を確保しようとすると、ティース12b
の長さL2が短くなり、磁束密度が低下する。これに伴
って、スロット断面積も小さくなるため、コイルの巻数
が減り、銅量が低下し、銅損が増えてしまう。そして、
モータ効率の低下を招くという問題があった。
【0008】そこで本発明は、スロット断面積を十分に
確保することでコイルを十分に捲回して銅損を最小限に
抑え、かつ、コアーバック断面積を十分に確保すること
でコアーの飽和や鉄損を最小限に抑えることができるス
テータコアを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、その一
方の長辺部側から延出した複数個のティースを有する帯
状のバックヨークを上記ティース相互間に位置する折曲
部において折り曲げることで環状に変形し、円筒状のフ
レーム内に収容するステータコアにおいて、上記バック
ヨークの上記ティースの基端部側には、切欠部が形成さ
れていることとした。
【0010】請求項2に記載された発明は、その一方の
長辺部側から延出した複数個のティースを有する帯状の
バックヨークを上記ティース相互間に位置する折曲部に
おいて折り曲げることで環状に変形し、円筒状のフレー
ム内に収容するステータコアにおいて、上記バックヨー
クの上記折曲部の内径側には、径方向内側に向けて突起
部が形成されていることとした。
【0011】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、バ
ックヨークのティースの基端部側には、切欠部が形成さ
れているので、コアーバック断面積を減らすことなく、
スロット断面積を大きくすることができる。このため、
磁気抵抗の増加を防止しつつ、コイルの巻数を増やすこ
とができる。
【0012】請求項2に記載された発明では、バックヨ
ークの折曲部の内径側には、径方向内側に向けて突起部
が形成されているので、スロット断面積を減らすことな
く、コアーバック断面積を大きくすることができる。こ
のため、磁気抵抗の増加を防止しつつ、コイルの巻数を
増やすことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一の実施の形態に
係るステータコア20を円筒状のフレーム11内に収容
した状態を示す断面図である。ステータコア20は、環
状に形成されたバックヨーク21と、このバックヨーク
21の内周側に延出された複数のティース22と、これ
らティース22間に設けられ切り込み23aを有する折
曲部23と、ティース22に捲回されたコイル24とを
備えている。
【0014】なお、バックヨーク21のティース22の
基端部側には径方向外側に向けて切欠部21aが形成さ
れている。また、図2に示すように折曲部23の切り込
み23aの開口部付近には突起部23bが形成されてい
る。
【0015】コイル24は、ティース22及び切欠部2
1aにインサート形成されたエポキシ粉体等からなる絶
縁部24aと、この絶縁部24aを介してティース22
bに捲回されたワイヤ24bとから構成されている。
【0016】このように形成されたステータコア20で
は、図3の(b)に示すように、ステータコア20を環
状に変形させて、切り込み部23aを突き合わせ、コア
ーバックを形成する。このとき、切欠部21aにより、
ティース22の長さLを長くすることなくスロット断面
積を増やすことができ、ワイヤ24bの巻数を増やすこ
とができる。一方、突起部23bを設けることによりコ
アーバックの長さMが短くならない。すなわち、図3中
矢印Φに示すようにコアーバック断面積を十分に確保す
ることができる。このため、コアーの飽和や鉄損磁気抵
抗の増加が生じない。
【0017】上述したように本実施の形態に係るステー
タコア20によれば、スロット断面積を増加させてワイ
ヤ24の巻数を増やすとともに、コアーバック断面積を
十分に確保することができる。このため、モータ効率を
向上させることができる。したがって、従来のステータ
コアと同一の寸法に形成すれば、高出力化できる。一
方、同一の出力であればモータ全体の大きさを小型化す
ることが可能となる。なお、本発明は上記実施の形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、コ
アーバック断面積を減らすことなく、スロット断面積を
大きくすることができる。このため、磁気抵抗の増加を
防止しつつ、コイルの巻数を増やすことができる。
【0019】請求項2に記載された発明によれば、スロ
ット断面積を減らすことなく、コアーバック断面積を大
きくすることができる。このため、磁気抵抗の増加を防
止しつつ、コイルの巻数を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るステータコアが組
み込まれたブラシレスDCモータを示す断面図。
【図2】同ステータコアの要部を示す断面図。
【図3】同ステータコアの作用を示す説明図。
【図4】従来のステータコアが組み込まれたブラシレス
DCモータを示す断面図。
【図5】同ステータコアを示す平面図。
【図6】同ステータコアの要部を示す断面図。
【符号の説明】
20…ステータコア 21…バックヨーク 21a…切欠部 22…ティース 23…折曲部 23b…突起部 24…コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その一方の長辺部側から延出した複数個の
    ティースを有する帯状のバックヨークを上記ティース相
    互間に位置する折曲部において折り曲げることで環状に
    変形し、円筒状のフレーム内に収容するステータコアに
    おいて、 上記バックヨークの上記ティースの基端部側には、径方
    向外側に向けて切欠部が形成されていることを特徴とす
    るステータコア。
  2. 【請求項2】その一方の長辺部側から延出した複数個の
    ティースを有する帯状のバックヨークを上記ティース相
    互間に位置する折曲部において折り曲げることで環状に
    変形し、円筒状のフレーム内に収容するステータコアに
    おいて、 上記バックヨークの上記折曲部の内径側には、径方向内
    側に向けて突起部が形成されていることを特徴とするス
    テータコア。
JP10104837A 1998-04-15 1998-04-15 ステータコア Pending JPH11299134A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10104837A JPH11299134A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 ステータコア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10104837A JPH11299134A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 ステータコア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11299134A true JPH11299134A (ja) 1999-10-29

Family

ID=14391480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10104837A Pending JPH11299134A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 ステータコア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11299134A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004141000A (ja) * 2004-01-30 2004-05-13 Aichi Elec Co 永久磁石電動機
JP2010284021A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Fuji Electric Systems Co Ltd 回転機
JP2011024352A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Fuji Electric Systems Co Ltd 回転電機の固定子
WO2013042341A1 (en) * 2011-09-19 2013-03-28 Nidec Corporation Motor and method of manufacturing motor

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5966379U (ja) * 1982-10-27 1984-05-04 株式会社東芝 三相ブラシレス直流電動機の固定子
JPH01252141A (ja) * 1988-03-31 1989-10-06 Shibaura Eng Works Co Ltd 電動機
JPH0630536A (ja) * 1993-02-19 1994-02-04 Shibaura Eng Works Co Ltd 回転電機の固定子鉄心

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5966379U (ja) * 1982-10-27 1984-05-04 株式会社東芝 三相ブラシレス直流電動機の固定子
JPH01252141A (ja) * 1988-03-31 1989-10-06 Shibaura Eng Works Co Ltd 電動機
JPH0630536A (ja) * 1993-02-19 1994-02-04 Shibaura Eng Works Co Ltd 回転電機の固定子鉄心

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004141000A (ja) * 2004-01-30 2004-05-13 Aichi Elec Co 永久磁石電動機
JP2010284021A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Fuji Electric Systems Co Ltd 回転機
JP2011024352A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Fuji Electric Systems Co Ltd 回転電機の固定子
WO2013042341A1 (en) * 2011-09-19 2013-03-28 Nidec Corporation Motor and method of manufacturing motor
CN103023167A (zh) * 2011-09-19 2013-04-03 日本电产株式会社 电动机及电动机的制造方法
JP2013066313A (ja) * 2011-09-19 2013-04-11 Nippon Densan Corp モータおよびモータの製造方法
US9531222B2 (en) 2011-09-19 2016-12-27 Nidec Corporation Stator core having convex protruding portion coinciding with adjacent coils

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3745884B2 (ja) モータ構造及びその製造方法
JP6328319B2 (ja) 電機子および回転電機
KR100624730B1 (ko) 모터
JP2001292542A (ja) 電動機のステータコア製造方法とステータ
JPH11308790A (ja) ブラシレスdcモータ
JP4410730B2 (ja) 回転電機のステータ、回転電機、及び回転電機のステータの製造方法
JP2005348553A (ja) モータおよびモータの製造方法
JP4182129B2 (ja) 電気機械のステータ
JP2006304590A (ja) ステータユニット及びステータユニットの製造方法
JP2001025183A (ja) 電動機のステータ
JPH11122855A (ja) ステータ用コイルボビンと電動機
JP3681487B2 (ja) モールドモータ
JP2001268824A (ja) コンプレッサー
JPH10174317A (ja) モータの固定子およびモータフレーム
JPH0898440A (ja) 回転磁界型電動機の固定子
JP2004040871A (ja) ステータコア及びモータ
JPH11299134A (ja) ステータコア
JP4057406B2 (ja) ステータ用のコア、コアシートの製造方法及びステータの製造方法
JP2002315251A (ja) 電動機の固定子およびその製造方法
JP2929145B2 (ja) 電動機の固定子及び直巻式電動機の固定子の製造方法
JP2002209347A (ja) 電動機
JP4539216B2 (ja) スイッチトリラクタンスモータのステータ形状
JPH10290545A (ja) 回転電機のステータおよびステータの製造方法
JPH10145991A (ja) モータの固定子およびモータフレーム
JP4349832B2 (ja) 回転子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071120